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「増税前にやってほしいことがある。」というのが、国民の声であるというのは、一昔前の論議である。これは、また課題解決の先送りと国民の一人として見えてしまう。大きな問題が山積していて、順番論議をするより、大きな問題は一つでも着実に解決してゆけばよい。消費税という国民が犠牲を払ったのだったら、当然議員にも定数削減、歳費削減を求めてくる。これは主張どおりに政党を作って民意を訊けば当然結果はわかるはずである。もう順序を云々する暇はない。大きな問題はどんどん改革を進めてゆくべきである。会期延長というのは議員の手当の増収になるので、あまり好ましいことではない。空理空論で国会を空転させないことである。
2012.05.31
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仕事が人間をつくる。現役時代は組織に支えられて、指示命令が身についてしまってしまう。情報も都合の良いものだけが集まり、都合の悪いものは耳に入らない。年をとると、「裸の王様」にならないように、余程心していないといけないし、心しているようでも社会生活の基本を外してしまう。「講義やコンサルティングできる機会を作れ。」「社会貢献の協力をしてほしい。」などの話が横行する。しかし、その人を見ると組織の下にある人は懸命に支えてその人の発想を補って仕事を完成させていたに過ぎない。過去の業績、実績を述べる場合でも、裸の実績・業績というのはほんのわずかだと思う。しかし、その発想の一端だけで大きな事業をリードしたと思っている人には、人脈で発想が実現できると思っている人が多いのにはウンザリする。また、これを支える活動は部下だった人間の仕事だと当然のごとく思う錯覚している。その活動については全く顧みられることもない。団塊の世代のOBが大量に生まれる中で、この種の錯覚人間が増殖しないように心したいものである。
2012.05.30
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菅首相の原発事故の発言は非常に興味深かった。原発事故の際に、「誰も大変だ。想定外の事故なので対応を考えましょう。」と申し出るものがなかった。それで首相が現場に飛ぶことになった。成功して、甘い汁を吸うときには我も我もと群がってくるのに、問題が起きたときには誰も出てこないというのは世の常だと思うが、これだけ大きな事故でも誰も自分が責任があると言って申し出てくることはなく、リスクを知っているだけに避難するべきかどうかを考えていたというから、原子力村に痛切な反省を求めると言われてもしようがないと思う。また、このような他人事の話が日本に充満しているのではないかと心配するし、海外からも見られていることを強く感じなければならない。「もう一回原発事故が起これば日本経済はもたない。」という評論家の意見があったが、国際社会での日本人に対する信頼がなくなるということの方を恐れる。それでなくても国際社会での発言に説得力がなく、金づるというときだけ存在感を発揮するのだが、思想や手腕には一向に信頼感は生まれてこないし、もう一発起これば国内外ともに立ち上がれないノックダウンになってしまうだろう。国民的議論というが、どのくらいの確率で事故は起こりそうなのか、自分自身の計算(国からは出てきそうにないから)に基づき、ヒヤヒヤの意思決定をすることを心したいと思う。
2012.05.29
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年輩者の男声合唱団の共演を聴いてきた。聴衆はお年寄りで頑張ってコーラスをしている元気な姿を聴きに来るツレアイ、友達、お子さん、お孫さんなどである。一回は聞きに行っても、毎年毎年お付き合いするのは続かない。ところが、この演奏会は毎年、立ち見が出るほどになってきている。そして、来年のスケジュールまで発表して拍手を得ている。それぞれの地域の代表的な合唱団であり、年寄りの冷や水にならないように工夫を重ねていて、その工夫がなるほどと思わせ、琴線に触れるものだから長続きしているように思う。長い経験があるからこその渋い演奏。発足したときの大学OBの枠を超えて地域の中年層をうまく巻き込んで若さのある演奏。大学OBにこだわっても、地域だけにこだわらず首都圏のOB合唱団の若手の助っ人を取る。などなどである。演目でも、ダークダックスが委嘱して作った「お母さんのばか」などの震災後の励みになるようなものを取り入れたりして、会場の共感を広げていたのだ。ミサ曲の定番は素人には共感しにくいものがあるが、このような身近な作品は聴衆の涙を誘っていた。年よりは年寄りなりに工夫を重ねて味わい深い演奏ができるというのは大いにいただきである。今後の生き方に参考にさせてもらおうと思う。
2012.05.28
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高校の同期会が開催された。47年ぶりに集まれば、名前と顔が一致せず、前回の参加者だけがギャップが小さい。故郷の研究、母校の研究を教えてくれくれながらの故郷確認の後、懇親会に入る。むかし話をする中で、だんだん若いころの体力・魅力の絶頂期の姿が重なってきて、姿がすり替わる。当時、彼は彼女にぞっこんだったなあとか、ふつふつと思い出されてくる。このスリルを味わいたいがために集まってきて、つかの間の極楽を味わうのだ。今回、AFSという高校生留学交流でボランティアホストを7人受け入れたことと、支部員として日本語指導をやっていることが、AFSの評議員をやっている同窓生に伝わり、思わぬ意見交換に発展したことである。話を弾ませるのも、日頃からの活動である。ゴルフ、健康が共通話題の中心となり、ゴルフ談義になると男女で話の輪が割れてしまう。しかし、このような実際に取り組んでいることで話題が広がるのも同窓会のだいご味だろう。
2012.05.27
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昨日は、後輩の仕事の新分野をお手伝いする懇親会があった。現役としては取り組みたいが手が足りない。OBのボランティア的な活動なら経費だけ出すので遊びだと思ってやってほしいというものだ。報酬の欲しいところだが、そこまでは言わずにお役にたてる場があると思い、喜んでお引き受けした。現役時代も惜しいなあと思いながら泣く泣く切り捨てる事態を多く目にしてきたが、逆の内容なので何かのご縁だろうと思うし、後輩も自身の将来の目標にしたそうな雰囲気も感じ取れた。よい目標になれるよう全力を尽くしたい。今日は、これから高校の同窓会に行くが、友人から孫文の神戸での講演会に神戸市側から祖父が参加していた記録が出てきたとの情報だ。たまたまボランティア的に支援しているのも大アジア主義からの転向で影響されたベトナム・グエン王朝の末裔に関わって始めた業務であり、不思議な縁を感じる。大アジア主義と祖父の関わりを今日の話をきっかけに少し勉強してみよう。最終的には大政翼賛会の関係に関わることになったので、どう変遷して行ったのか。いずれにせよ、自身の生き方は後世が見守っているのだろう。その意味でもよい目標にならねばと思う。
2012.05.26
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スマホのアプリから個人情報が吸い取られてしまうという。Facebookの熱狂から、会社上場してみれば果たしてその価値は?技術は発展してゆく中でどんどん利用されてゆく。国会決議を待つまでもなく、開発者と利用者の価値判断で進められ、その勢いの中では、犠牲に会う人にはわずかにしか配慮がなされにくい。自己責任原則である。来週末に、高校留学生の広島平和ツアーの準備会を行うのに、核開発と環境や人体への影響を下調べしているが、科学技術の発展というのは悩ましい。一人の良識というものが中々世界の抑制につながらず、どんどん研究は進み、研究成果は実用に供したい強い願望が湧く。かくて利用推進が始まると拡大して安全神話が生まれてしまう。日本こそ核被害の先進国であり、原子力発電にふさわしくない地形にあることは世界の知るところとなっている。研究開発までは論議できないが、実用は、ふさわしい場所で行うという判断が欲しい。また、今ほど我々一般市民にこの分野での良識が問われている時はない。
2012.05.25
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昨日は、京大公開講座で、河合俊雄先生の臨床心理学のお話をきいた。登校拒否や引きこもり、震災や事故の後の精神後遺症などの臨床で、心の立ち直りの現場にあっての所感であった。心は捉えどころがないから心であり、その中で何か共通項を見出す努力を重ねて社会活動に復帰できるように取り組んでおられるようだ。この心の奥底にある心象が時代により変遷しているということだった。70年代は「対人恐怖症」。80年代は「待てない、我慢ができない」。90年代は「解離性障害=バラバラ」。2000年代は「発達障害=お一人様」。というふうに私は理解した。この2000年代の心象を表す典型例が村上春樹であり、このお一人様への共感からスタートし、夫婦の関係の成立、家庭生活の成立、普通の社会人生活への参加というような過程を描いたところに共感を呼んでいるようだ。これは日本だけでなく、世界に愛読者を作っているのだから、現代人の悩みと癒しの過程に深くかかわっているのだろう。文学というものを、深く考えることがなかったが、このような観点で周囲の人々を見直すというのには大きな示唆を与えられた。社会とかかわるということは大変なんだ。純粋で頭の良い人は悩んでいるんだ。ただ、「お一人様」「オタク」「ひきこもり」は唐突に暴力やセックスという形で急に社会に飛び込んだりすることまで描かれているというから始末に悪い。最近の奇妙な事件の裏側を解き明かしているようであった。このような人の凶暴な行動に出会わないように交通事故予防と同じような視線で日々を過ごす必要がありそうだ。
2012.05.24
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消費税問題で揺れる民主党。ゆさぶりの大本が小沢氏であることにうんざりする。自身の立ち位置が政治状況でアクセルになったりブレーキ、ときにバックになるのでは、政治屋不信に陥ってもしようがない。ギリシャにしてもEUに残留しながら、貸付の条件には応じられないと揺さぶる厚かましさに似た政治屋の顔を見る思いである。お祭り騒ぎに借金や粉飾を行った後で、悪くはなかったとケツを撒くるAIJの社長に変わりはない。人間の心底に流れる不誠実を見せつけられるとうんざりするとともに、庶民の心の健康にも良くないと思うのである。これによりとばっちりを受ける世界の人民も大迷惑である。庶民としては消費税の引き上げが解っていることだと思う。政治改革・行政改革も必要で、それを担保しないと上げてはならないなどと時間を空費するのはやめにしてほしい。政治屋にその気がないのだったら、まず庶民が消費税上げに応じてから、その決断をよそに政治改革・行政改革に不熱心な政党をつぶしてしまう投票行動を行うべきだと思う。もう、方向性をきっちりと示しながら、良いことは次々に成案を得たものから実施してゆくことが大事だと思うのだが。
2012.05.23
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公家社会の行き詰まりを打開した武士の位置づけで登場したのだと思う。ところが、公家社会の課題がシンプルに浮き上がってきていないのが、解りにくさの原因だろう。公家社会というのは天皇家・朝廷とそれを支える公家社会の調和安定を最優先し、民政に目が行き届かないのが課題であったはずだ。そこを武家が力で守ろうとしたのが革新だったという位置づけのはずだ。民政が暗いので、そのリアル感を画面で出したかったのだろうが、多くの細部にこだわるあまり、盛りだくさんの論点の中で、視聴者は主要の論点を見失ってしまっている。公家の筆頭家系で陽明文庫を建設した近衛文麿氏が戦前に首相として太平洋戦争にまで突き進む流れの中で解りにくい采配で、和平に持ち込めず、最後に匙を投げたのに近い動きを感じる。このようなわかりにくさは、武家社会の後で訪れた民主社会であるはずの今日の日本の政治にも引き継がれて、永田町・霞が関の延々と続く議論に似たように思えてならない。竜馬のようなシンプルな筋書きができなかったのだろうか。自身も、骨太な毎日を送ることを心がけたいものと思う。
2012.05.22
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日の出の時間に町内を歩くのは久しぶりだった。陽光のあたる場所を探し求めて歩いたのだが、お向かいさんの2階にも当たっている。顔を合わすとさりげない。「観察グラスをお貸ししましょうか?」と声をかけると持ってますと言われた。少し離れたご近所さんも金環食で話題がある。よく見れば、我が家の物干しの端っこでも観察できることがわかり、早速部分日食から観察を始めた。家内は娘の家に電話して、日食グラスが足りないと聞き、大急ぎで来るまで駆けつけていた。ダンナと観測するより孫と観測する方が明日につながる夢があるのだろう。いそいそと出かけてしまった。さすがに太陽、宇宙であり、その雄大さは人々に分け隔てはしないチャンスを与えてくれる。そのおかげで、いろんな背景を持った人がなんだか同じ出来事に心躍らせることで、距離感を縮めてくれたような感じだ。こんな屈託もない出来事が時々訪れてくれればよいとの思いを強くした。
2012.05.21
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ギリシャの国民はユーロに留まるか、脱退を選ぶか。世界の一大関心事である。浜のり子女史は、さすがに欧州駐在経験が長く、ユーロから離脱を示唆された。ユーロをハードルの高い経済国家を前提としているので、これを実現できるのは余程条件が整っていないとクリアできない。日本でも加盟できない水準であることを日本人は知るべきである。日本なら、国民の金融資産を相当部分を国債返還にあてることが求められる。ギリシャはそんな優等生国家ではないと宣言して、身の程の国家経済運営に戻すことになるだろうということだ。これには他のラテン民族の国も追随する可能性も高い。欧州の平和共存という理念とユーロが目指した経済運営は両立が難しい。ユーロと言われたら、スマホも欲しいし、欧州並みの生活水準も欲しいとなるが、離脱すれば2等国の生活水準であると地味に暮らすこともできる。しかし、地味に暮らせるぐらいなら離脱もしていないだろう。国家が他国に借金をするというのは恐ろしいことで、日本も肝に銘じていないと国債を買われてしまうといつの間にか国際的な借金国に陥りかねない。借金に十分意を用いた生活水準を心がけねばならない。
2012.05.19
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藤原家の筆頭家系、近衛家に伝わる国宝級の書物、書画、茶器、香道具、玩具などを展覧会で見た。まずは世界遺産に推奨されている1,000年前の日記であろう。藤原の道長が関白という天皇を補佐するトップの座にあり、その日々を日記にとどめていたものだ。中身は、天候から沐浴に始まり、行事が淡々と述べられているが、とりわけ娘を天皇の中宮に挙げて、男子を出産する日の親の心遣いと神仏に安産を祈らせる記述が生々しい記録として紹介されている。親心の共感を受けつつも、国政に関する想いなどは伝わってこないのは残念である。その後代は、王朝文化を守るために、戦火の中で、これらの日記や歌集などを命がけで守っている姿が延べられている。この教養は、有職故実として結実し、その見識を背負って天皇の判断を補佐する近衛文麿に至ったのだ。当時は貴重な紙に日記を残せるのは特権階級に限られており、このハイソの中での共感を得られるような文芸に限られていた。今日では、ブログやフェイスブックなどでおびただしい日記が記載されている。共感という点では、質量ともに豊かな時代になってきた。この質量をどこまで残してゆけるのか。1,000年後に残っているのは何なんだろうと思わせていただいた。1,000年前の日記より中身の濃いものが洗練されて残っていくことと確信しているのだが。
2012.05.18
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今、京都にいる。株価を見てびっくり。大幅な株価ダウンで、なけなしの資産が大きく目減りする。これも欧州の財務危機の影響で、とんだトバッチリであるが、地球の上で起こっていることは地球上に生きるものとして甘受せざるを得ないだろう。財務問題・雇用問題とグローバル化の影響は身近に迫ってくる。そこで、何が自分たちに残される価値だろうかと京都を訪れながら考えると、自分オリジナルなんだ。日本の独特なオリジナりティーなのだと思い知らされる。いろいろあっても、生活しながらこれが快適だ、お相手にも喜んでいただけるはずだ、と思えるものに身をゆだねて訴えかけるしかないだろう。内向きではない。世界への発信を大切にしてゆこう。さて、いろいろ異論もあるが陽明文庫展をのぞいてみよう。
2012.05.18
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ギリシャでもスペインでもフランスでさえも失業問題に解決策が見いだせないでいる。緊縮財政の自覚があるからで、失業を解消するためには財政を緩和することが求められる。彼らから見れば、いくら財政がひっ迫しているからと言っても、復興という大義で緩和を余儀なくされている日本がうらやましくてならないだろう。GDP成長が年率4%というのだから。それでも財政状況は悪化の一途をたどっているのが日本である。この時期に、将来のビジョンを明確にして、対策が必要なのはいうまでもない。欧米各国も日本を責めるほどの内政の余裕がないから、日本にとっては今がチャンスである。さて、失業問題は、グローバル経済の余波を被っているわけで、多くの仕事が新興国に移行しているなかで、給与の高い国々では新しい雇用を生み出さない限り失業問題は解決しない。これは大変難しい挑戦で、かなりの創造力が要求される。ニッチ技術の展開・新規事業・農林水産牧畜・福祉・介護・子育て支援など社会のニーズに素直に対応してゆくことが雇用につながってゆくが、これには従来の感覚で行けば「つらい」労働が待っている。それでも失業を目の前に見せられた人々や学生たちは少しずつ理解をし始めているのではないだろうか。従来の価値観から脱却するのは非常に難しい。欧米諸国の人々でさえ、このつらい現実に気づかず政治だけに責任を求めているのは、逃避にしかならない。いや、政治家が自らの率先垂範で身を切る政治改革を進めつつ、落選議員がこのようなつらい局面に身をなげうつことで、新たな支持層を開拓できるようになると思うのだが。
2012.05.17
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今はやりの「キッザニア」、「スーパー銭湯」。少し前に同じ発想でお荷物になった「京阪奈・仕事館」、「グリーンピア」。片や時流を反映した優秀事業。片や官制天下りと税金の無駄遣いの象徴。同じ事業目的だが、民で実施すると場所・協力企業の集め方・内容の企画・スタッフの動機づけなどが異なり、質素な中にも光のある運営で、たぶん発展途上国からも導入のための視察もくるだろうと思われる。官僚や公務員はこの事例をしっかりと見据えて、これからの行政の在り方を探ってほしいと思う。そして今の税金の7-80%で民営化すれば、もっと活性化した事業が生まれるのではないかと思う。もちろん、民のほうでも使命感と「やれそうだ」という強いひらめきを感じるビジネスの経験者に主体になってもらわないといけないのは当然だ。発想は結構でも、運営の在り方が少しずれるだけでヒット事業とお荷物の分かれ目がある。その差は紙一重である。いくつかのお荷物になりそうな施設は売却して、統合した民営化施設で身軽な活動を展開してほしいものである。
2012.05.16
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国際交流の分野では、ボランティアで仕事をする人が多い。最初は、採算ベースでは成り立たないからだ。その中でも、採算を合わせるのは、パートナーとなる相手国の人々であり、この方々の採算があわないと活動が成り立たないからである。実際に役立つ仕事なら、現地のパートナーの仕事が立ち上がってくる。しかし、日本側で立ち上げにかかわった人の報酬まで儲かるような甘い事業はない。しかし、事業が立ち上がればやりがいは大きい。中々、ボランティアで打ち込んでくれる人は少ないが、65歳を過ぎたらこのような仕事に共感を感じる人々を集めたいものである。そして、日本を取り巻く海外の人々の輪を作り上げてゆきたいものである。
2012.05.15
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65歳も過ぎたら、若者の雇用の邪魔をするような仕事をしてはならない。私の場合は、ボランティアの日本語教師に前職の延長線の仕事である。延長線とは、普通には手が回らないが、やりようによってはうまく行くかもしれないという市場開拓の仕事である。もちろん現役の社員にとってはリスクが大きいので、失敗するとリストラされかねないという領域である。経験があればこそ高度な挑戦ができるが、成功の確率も低いというものである。給与は低いが、当たれば出来高で報われる。ただし、出来高が大きな所ならば社員でもできるわけで、出来高が小さいがゆえに手つかずになっているという領域になる。それでも将来大化けすれば、元の会社にとってみたら大きいと思われる。どうせ、高齢者ゆえに長い期間のしがらみがあるわけではないし、少額の投資でいつでも手を引くこともできるわけだ。私としても、悪い遊びをすれば支出も多いが、多少の支出なら道楽として考えられる。そこそこいけば経費は負担されるので、かけた経費は戻ってくる。あわよくば出来高給の還元も期待できる。65歳からの雇用では、このような働き方が適切ではないかと思って、進めている。
2012.05.14
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昨日は、中央公園で初夏のフェスティバルが行われた。公園のリニューアルも成り、市の本年度の最初を飾るフェスティバルの位置づけももらって順風満帆のように思えた。実際に集まりには市長や市議長も参加されているのに、なんだか出店などが減っていて、留学生を案内しても昼の食事に飲み物も販売されていなくて、すぐ近くのコンビニに行ったぐらいである。初めての留学生は喜んでいたが、これまでのフェスティバルの参加したものとしては、物足りないものを感じた。出店の一つに参加している家内によると、会長のリーダーシップのあやふやさに諸団体が嫌気をさして出店をとりやめているそうだ。65歳、70歳を過ぎると自分の弱点を認めたくない気持ちが強くなり、老害が出てきて、周囲の敬老会さえも動かせなくなるようだ。たかが地方都市のフェスティバルのことだが、なんだか日本の政治・経済の縮図のような感じがして、他人ごとではないと思い返された。リーダーの立場にあるものは、謙虚に自身を振り返って、夢とロマンだけに追われるのではなく、しっかりとしたビジョンを描き、同調者を引き付け、次代にバトンをついでゆく取り組みを行うように心がけたいものである。
2012.05.13
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若者の鬱が話題に上る。5月病は今に始まったことではない。ただ、若者が希少な存在になってきただけに、是非、上手に乗り切って欲しい。若者に社会生活・ビジネス生活の負担としわ寄せが向かっていることは想像に難くない。また、親の世代も育成という面で成熟しているわけではない。この狭間での葛藤が5月病を生み続けている。若いころを振り返れば、常に劣等感にさいなまされ、昇格委員会など組織のもつスタンダードに恐れを覚えていた。個人という名ではでてこない匿名の圧力というものを感じていたのだ。これは、サラリーマン生活のほぼ最終段階まで付きまとわれ、もう首だ、リストラされるという潜在的な恐怖心が存在した。社外に出向してほぼ定年という終着駅が見えてきたころになって、何も恐れることはなかったと気づくことになる。自分をもう少し客観的に見れば、大よそのラインは読めて、無用の恐怖心は抱くことはなかったと。生まれてきたからには、チャンスを見つけ、一定期間そのチャンスに自身の創意をぶつける権利があるという流れである。世の中を見れば、この流れをしぶとく生かしている政治家や官僚が多いのと比べると、5月病にかかる若者は実にナイーブな愛するべき存在だと思う。しぶとい方には変な癖になる前に別の身の振り方を考えてほしいし、ナイーブな若者には早くこの流れをつかんでほしいものだ。
2012.05.11
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事実は小説より奇なりという。インターネットの画面が文字化けする。わけのわからない難しい漢字が溢れる。インターネットバンキングで残高照会や利用明細が開かない。すわっ。中国からのサーバー攻撃か?ドキドキしながら、文字化けをインターネットで検索して調べる。やっとのことで、エンコードでユニコードにしてみて日本語表示に治った。インターネットバンキングでログインできても利用明細が開かないのは窓口に電話して、インターネットオプションの設定を担当者の指示に従ってチェックしてゆき、プライバシーの設定で保護されていたものを修正するのと履歴のクリア、バンキングのHPを履歴からでなく、改めてアクセスすることで立ち直った。こちらがいろいろなセキュリティープログラムでスキャンする中で設定が変わったのか、銀行側がアクセスに関するセキュリティー強化を最近行ったのかはわからないが、たぶん前者であろう。というのも多くの顧客を抱える銀行側がトラブルを作りこむようなことはないと思われるからである。いずれにせよ、中国からにハッカーではなかったので一安心である。しかし、グーグルの検索ページなどに縦のファスナーが現れたりして、薄気味悪いことはこの上ない。我々の知らないところで凄まじい攻防が繰り広げられているのではないかと想像をたくましくする。まったく、三文小説より身につまされるミステリーである。
2012.05.10
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フランス、ギリシャは財政再建よりも雇用を選んだ。日本でも同様の論議が出そうだが、日本は今までずっと雇用を選んできて、欧州からは信じられないほどの財政赤字を積み上げてきた。日本の雇用重視は目に余ると考えてきたが、欧州も日本に追随してきたわけだ。だが、欧州のように自省してきた後での雇用重視とは次元が異なることを理解しなければならないのだが、どうも議員さんは人気取りで安きに流れるような気がしてならない。すでに失われた20年は雇用重視で取り組んで、カードを切った結果が今日の財政赤字である。このばらまきは、かなり幅広く金融資産として蓄積されているのだが、これを大切に使ってゆかねばならない。グローバル化と言いながら、TPPなどの良い面は反対しておきながら、雇用尊重はグローバルな流れであるなどと悪い面はしっかりと組み込むのでは、次の時代を担う若者はたまったものではない。付和雷同せずに自らの状況はしっかりと自覚して、勇気をもって明るい明日に責任を持って進めるようにしたいものだ。
2012.05.09
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フランス・ギリシャの選挙結果は日本人に衝撃を与えた。これでEUの団結に亀裂が愛るのではないか。すわ、欧州債務危機の再来と。しかし、欧州の株式市場などをみると、すぐに反応の出るパニックには至らないで、むしろ冷静である。やはり当事者としてはこのような結果は織り込み済みだったのだろう。数百年にわたってこのような駆け引きを続けており、すぐに国民性が変わったりしないし、EUそのものもジタバタする問題ではなく、静かに流れてゆくのだろう。私は単細胞なので理解が難しいが、当事者には一筋縄ではいかないタフさがあるのだろう。このタフさがなければ欧州で政治も外交もできないのだろう。このような人々や市場を相手にしてゆこうとしたら相当の懐の深さが要求されるのだろう。これからの若い人々は大変だと思う。
2012.05.08
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ギリシャ、スペインの失業が著しい問題になっている。これは、発展途上国に標準品の製造が移っていて、雇用が回復しなくなってきたことによる。この流れは産業革命が起こってから継続して起こっていることである。企業レベルでハングリーな労働力を求めて工場が移動することにより産業空洞化が起こっている。ギリシャ、スペインより前には、英国病と言われて繊維・重工業などで見られた現象であり、70年代から米国が貿易摩擦と言って大騒ぎしたものと同根だと思う。地球に生まれたからには、地球上の人類の規模で考えて産業の位置づけを考えると、このような流れになると運命づけられていいるとしか言いようがない。神様の節理のようなものである。この克服策は、デモで解決できるわけではなく、社会の課題を解決する技術革新を、小さなことでも地道に行うことしかない。しかし、大きな報酬が得られる保証はない。しかしながら、多かれ少なかれ、この流れの中で人類は働いてきたといえよう。つらいけれども先進国と言われる国に生まれた人々の宿命として、高い給料に見合う広い視野で社会に貢献する使命感で貢献できる仕事を生み出してゆくしかないのだと思う。
2012.05.07
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IT時代になって、だんだん顕著になってきたのは、留学生が家族の日本研究の拠点ということだ。アジアの子供は日本のことを幅広く研究している。自分の専門分野だけでなく、国家財政・福祉年金制度・選挙制度・高齢化対策・少子化対策などなど。何を勉強しているかは、ほとんど毎晩のように母親や祖母などと電話やSkypeで話し合っている。こうなったら、家族そろって日本研究しているような感じである。我々夫婦も是非訪問してほしい。現地をじっくりと案内するからと大変である。この点、欧米・中南米の留学生との違いは著しい。アジアの留学生は諜報機関のような感じもしないではないが、外から見られて恥ずかしいような状況なら、我々が治してゆくのが正論だから、このことは云々するべきではなかろう。一方で、娘や孫、ママ友・孫友たちが彼らと国籍を超えて仲良く遊んだり、学び合ったりしているのは大きなプラスになると信じている。
2012.05.06
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高齢者はいろいろ今日の若者に対する批判をする。しかし、自身の現役時代の決断を振り返ってみると、今日起こっていることをどれだけ予見できたかどうかという点では、「したり」と思うことと、「なんと驚くような変化である」と思うことがないまぜになる。高齢者は批判はさておき、これらの経験を謙虚に受け止めて、若者の判断に支援してゆくことが必要である。とりわけ「なんと驚くような変化であることよ」と思うような分野に関しては、とりわけ謙虚である必要がある。老人力とは、単なる老人の空威張りではなく、このような謙虚な自省を経た先見性であるべきだと心得ていこうと思う。
2012.05.05
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日本のブランド力は「品質」であることに間違いはない。戦後、「安かろう悪かろう」では貿易立国になれないと危機感を民間・行政・教育・労組が共有して日本の厳しい品質管理を作り上げた。第2次世界大戦の敗戦のくやしさを、ほぼ同じ全体主義的なアプローチで作り上げたモデルである。これは、戦後の典型的な教育システムであるマスプロ教育を生み出し、いまだに階段教室の与える教育スタイルから中々抜け出せないでいる。世界からはこの品質を生み出す教育システムに乗せようとする留学生が集まる一方、もう一つの窮屈なシステム社会への反発として生まれたサブカルチャーへの共感から集まった人たちも多い。この両者の間に次に進む社会の道があるように思える。品質を大事にしつつも、世界の個々の人々の心に触れる働きを、日本の一般の若者にもマスターしてほしいと願うばかりである。海外留学生は、しなやかに留学制度や奨学金などを活用して、ブランド大学・大学院をうまく渡り歩きながらこのような方向性を模索しているように見える。日本の男性はこの品質管理的な思考で成功体験を追随しようという意識が強く苦戦しているのに比べて、意外に日本の女性が海外で実践的に取り組む人が多いのは、日本の進むべき道を示唆しているように思う。どちらかといえば、日本の若者男子にも女性のような実践経験を積んでほしいと思うとともに、男女分け隔てなく実践的な取り組みを支援してゆきたいと考えている。
2012.05.04
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政治の世界でガラガラポンが必要だと言っても、なかなか庶民の思うようには動かない。民主主義というのは2000年の歴史を経ても、民衆からリーダーを生み出すのに苦労をしている。一方で、お金の世界は市場や税と負う形で集められたものが、倒産・デフォルトなどという形で消化されてしまう。このような動きを悪用したのがAIJ問題なんだろう。この面でも怒りが向けられているのは格差問題を糾弾するアメリカの若者のデモだろう。お金は民主主義より歴史は古く、もっと巧妙にできあがっていて、どうにもならなくなった問題に小出しに対応されるようである。理性で対応されるのがガラガラポンでも、悪意でそれによりかかるのには限界がある。ドイツは東ドイツとの統合で、なんだかんだ言いながらも大変な負担をかけながら国家を破綻させることなく難局を乗り切った。したがってガラガラポンでも上手に導けば大きな困難を克服する手段であるはずだ。しかしながら悪意でガラガラポンを使う輩には、しっかりとした対応が必要である。この辺りは、人柄によるという面もあり、偏見を持ちたくないが、国民性で言えば、欧州諸国の中でもドイツ人に信頼感があると思うのは私だけだろうか。
2012.05.03
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だんだんアジアの諸国も少子化が進み、子供の教育にコストをかけるようになってきている。昨日は、留学生が特別価格で手に入れたスマホで、両親をSkypeで紹介を受けた。親御さんは大喜びで、是非ベトナムに来てほしい。歓待する。この秋には夫婦で日本を訪問したいということである。子供が足掛かりで日本を勉強したい。こどもには中国や韓国に負けないような教育をしたいということらしい。日本人学生は内向きだというが、アジアでは親も子もグローバル化教育に力が入っている。このような地道な活動の積み重ねが大きな差につながるのだと思う。一族の優秀者に海外体験を積まそうという動きは欧米・中国だが、韓国は幅広く皆グローバル化しようとする。KARAや少女時代に表れているが、普通の女子学生が山野愛子の泥んこ美容を学びたいなどという。日本もエリートだけでなく、幅広い育成に目を向けていないと、韓国の攻勢に反撃できないという危機意識をもつが。
2012.05.02
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高校留学生3人の日本語指導の担当になった。フランス、オーストラリア、タイからの留学生である。3人集まると個人ごとではないパワーが生まれてくる。特に、3人おうちで元気なのがフランス人の女子高校生である。日本びいきで、日本語もどんどん上達するようである。フランス料理よりも日本料理が好きで、フランスにいる時から日本料理を研究していたという。彼女の迫力に押されて、他の二人の男子高校生の話の解りも早い。高校生活は、どの高校も受験準備で学生とのふれあいは深くないみたいだが、今年の3人は何かやってくれそうな予感がする。6月には、広島ツアーが組まれているようだが、日本語担当としては事前勉強会を担当することになった。「広島と言えば」ときくと「ボン」とジェスチャーで回答があった。ツアーの前に勉強しようというと積極的にうなずかれた。研究者・軍事専門家・被曝者の3者の立場を分担して研究してきて、原子力問題を討議することにした。彼らがどんな討議をしてくれるのか。つたない日本語と共通で通じそうな英語でどう意見を開陳してくれるだろうか。楽しみである。
2012.05.01
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