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K氏が突然、意味不明な言葉を発した。これで終わりとでも思ったのかい?だって、神のうどんを食べちゃったんだよ。これ以上、何を食べろというのだ!それに、全員満腹 胃の中に物理的な空間がないのである。 これ以上、食えるハズがないのであった!それでも、車は走り続ける。そして、あるうどん屋の前で停車した。 あちゃ~! 私は思わず頭をかかえてしまった。お店の名前は長田in香の香K氏によると釜揚げのうまい店だという。私の脳裏にいやな予感が浮かんだ。釜揚げのうまい店? 長田?讃岐うどんに詳しい方ならわかると思うが、長田という店は釜揚げで有名なのである。ただし、この店とは違う。満濃町というところに、満濃トライアングルと呼ばれている3軒のうどん屋があるその一つが長田なのだが、はっきり言って、あんまりおいしくない。満濃トライアングルは金比羅さんの近くという事もあって、観光客が多い。その観光客のおかげかどうか? 正直言って最近の長田は行こうとは思わないお店なのだ。聞くと、どうやらこの店も満濃の長田の関連らしいのだ。期待度が思いっ切り下がってしまった。それに、もともと私は釜揚げをあんまりうまいと思った事がないのである。讃岐うどんは冷たいのに限ると思っている。最後に、こんな店を紹介するとは、K氏も老いたか?まぁ、愚痴ってもしょうがない、勝負を挑まれたらそれに応えるのが讃岐うどん行脚の宿命なのだ。店内に入る。案の定、お客は釜揚げばっかり食っている。しかたないので、私も釜揚げを注文する事にする。さて、ここで、ワンポイントレッスンしておこう。釜揚げとは、麺をゆでたゆで汁と麺がそのまま器に入ってでてくるのである。ところが、それに似た食べ方に「湯だめ」というのがある。こちらも、器に湯と麺が入っている。しかし、これらは全然別の物なのだ。釜揚げというのは、生の麺を湯がき、湯がきあがるとゆで汁ごと器に入れる。それに対して、湯だめというのは一度湯がいて、水で締めておいた麺をもう一度湯で温めなおして器に入れるのだ。湯だめは一度水でしめているので、麺がシャキッとしている。それにゆで汁はあまりにごっていない。それに対して、釜揚げは水でしめていないので、やわらかいのである。麺の表面も小麦粉が残っているようにぬるぬるしているのである。まとめると、釜揚げは、やわらかくて、ぬるぬるしている。注文してから出来上がるのに時間がかかる。湯だめはコシがしっかりしていて、しゃきしゃきしている。作り置きが効くので、注文したら直ぐに食べられる。大雑把にいうとこんな感じだが、讃岐以外の場所では、湯だめを釜揚げと称して売っている店も多い。そのうち天罰を与えてやろうかとも思うが、本物の讃岐うどんを知らない不幸な人たちだ。今回は見逃してやろう!さて、いよいよ釜揚げうどんが運ばれてきた。おお、見事な物だ。麺のゆで汁から麺の香りがぷんぷんする。ゆで汁のにごり具合はこれが本物の釜揚げだと物語っている。さっそく、ダシにつけて、食べてみる。うんめぇ~! なんというか、食える。これなら食える。今まで、5軒もうどん屋を巡ってきて、正直満腹でもう食えないと思っていた。ところが、ここのやわらかい麺が頑なな胃袋をやさしく包み込んでくれるのである。しかも、もちもち 濃いめのダシも絶品だ。思わず、最後の一滴までダシ汁を飲み干してしまった。私は、初めて、うまい釜揚げを食べたのだ。釜揚げってこんなにもうまかったのだ。ああ、感動! 聞いた話によると、この店では真夏でも来店客の70%は釜揚げを注文するそうである。恐るべし、長田in香の香!まさか、ワールドカップが始まる前に感動するとは思わなかった。釜揚げが好きになりそうな、今日この頃であった。 さて、長かった讃岐うどん行脚もいよいよ終わりに近づいてきた。現地ガイドのK氏と、今回同行してくれたにせエルビスさんともお別れだ。お二人さん、どうもありがとう。やっぱり地元の人たちが一緒にいてくれたからこんなに楽しい思いをさせていただきました。心からありがとう 二人に別れを告げた我々は帰路についた。さらばうどんの国よ。誰かが、言った。また来るぞ! 私も、無言でうなずいた。それにしても、まさか6軒も回るとは思わなかった。これだけうどんを食っても実質1500円ほどしかかかっていない。讃岐うどんは驚異的に安いのである。一時期、讃岐うどんブームとかで、全国に讃岐づどん店が竹の子のように生えていた。しかし、所詮は偽物。あっというまに淘汰されて、ほとんどが死滅している。やはり讃岐うどんは香川を離れて存在する事はできない。この快感を味わう為には香川へ行くしかないのである。今後もそうであろう。これをお読みの皆様、香川へ行きましょう。想像を絶する死ぬほどうまいうどんがあなたを待っています。 さて、帰路についた我々だったが、ある人がこういった。「小泉さん、○○サービスエリアで止まってくれない?」なんで? と、聞いたら。「だって、あそこにおいしいプリンアイスが売っているだもん!」どういう胃袋しているんだあなたは・・・・・まいりました。m(_ _)m讃岐うどん行脚 -完-
2006.05.30
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飛びざるを発見してしまった、我々取材班の心は明るかった。こんな店が埋もれているとは、香川の奥の深さをまざまざと見せつけられた思いであった。しかし、ここで気を許してはいけない・・・・・次はついにあの店に行くのである。自然と襟を正す自分に気がついた・・・・あの店とは???うどん通の間では神のうどん とよばれているお店なのである。その名はおか泉 ここへ来る前にインターバルを入れたので、午後2時を回っている。それでも、お店の前は長蛇の列。ゴールデンウィークは午前11時に始まった行列が午後7時になってもそのまんまだったとう話も聞く。おか泉の事を簡単に説明する。うどんとは本来、庶民の食べ物である。早い、安い、うまいがモットーの香川が誇るファーストフードである。ところが、おか泉はこれを変えた。なんと、早い、安い、うまいのうどんを懐石料理のレベルにまで高めたのである。妥協は一切ない。香川に存在するうまいうどん店は製麺所を兼ねているところも多くうどんがうまければそれでいい。という感じのところも多い。ところが、おか泉には妥協がない。店舗、内装、接客、器、・・・そして、うどん。すべてが完璧なのである。さらに、この完璧なうどんをいつ行っても同じ味で楽しめるのである。不思議に思うかもしれないが、うどんとは生き物である。塩分濃度一つをとってもその日の気温や湿度で微妙に変えなければならない。それはすべて店主の勘によるところが大きい。当然、出来不出来があり、一日の中でも味に差がある。ところが、おか泉は最高レベルの味がいつでも同じに楽しめるのである。例えば、数億円の契約がかかった相手と商談しているとしよう。どこの店に連れていくか?香川に住んでいる人は迷わずおか泉に行くだろう。それほどスゴイお店なのである。もう一度言おう、神のうどんなのである。さて、行列に並んだ我々はほどなくお店に入る事に成功した。ここの一番おすすめは冷や天おろし冷たいうどんにダイコンおろしと天ぷらがのってダシがぶっかけているのである。 はっきり言って、驚愕のうまさである。 死ぬまでに一度は味わっておかないといけないうどんである。 まぁ、おか泉知らない人はそれはそれで幸せかもしれない。さっそく食べる・・・・・ 今回のうどん行脚に参加した方は全員言葉を失った。うまい などという言葉は陳腐に思えて表現できなかったのである。ただ、ひたすら麺を味わう事しかできないのであった。お店を出て、車に集合した参加者達は一言つぶやいた・・・すげー! 長かったうどん行脚の旅・・・・・ついに我々は神のうどんにたどりついたのである。うどんアドバイザーKさん、本当にありがとう。君の事は忘れない・・・・しかし、その時K氏がひとことつぶやいた。甘いな! これで終わりとでも思ったのかい? ・・・・続く
2006.05.30
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午前9時から始まったうどん行脚だったが、その多くは移動時間に費やされる。香川に点在するうどんの名店達、そこをカーナビを使って最短距離で走ればいいじゃないかと思うのは素人の浅はかさである。はっきり言おう、カーナビではうまいうどんにはありつけない。そのうどん店の定休日や営業時間、玉切れの推定時間、客の少ない時間帯、麺のコンディションの良い時間帯。店主の性格・・・・すべて熟知した上でスケジューリングをしなければならないのである。そして、それらを会得し、なおかつ案内できる人たちには「讃岐うどんアドバイザー」という資格が与えられる。今回同行してくださったK氏は「讃岐うどんアドバイザー2級」の資格を持っているのであった。(ギャグですよ、念のため)さて、時間は12時を回ってしまった。K氏がひとりつぶやいた。12時かぁ、お昼はうどんにするか!全員、コケたのはいうまでもない。さて、4軒目のお店は飛びざる変な名前だが、決して「飛び猿」ではない。聞いた話によると「飛ぶようにざる(うどん)が売れるように」という願いが込められているという。こちらのお店も新しい。オープンしてまだ2年ほどらしい。お店の店主も若いがなかなかのやり手のようだ。さっそく店内に入り、おすすめは何ですか? と聞くと「温泉たまごぶっかけ」を教えてくれた。温泉たまごぶっかけそれは、ぶっかけに温泉たまごが乗っかっているのである。たまごをつぶすとうどんの麺の上に、たまごの黄身がでろれーんと広がる。こ、これわっ!釜玉のようだ。釜玉というのは釜揚げした麺にたまごを入れる和風カルボナーラと呼ばれている食べ方である。なんとも言えない絶妙の味わいに中毒にハマル人が後をたたない。この味わいを知らない方は本当に不幸だと思う。温泉たまごぶっかけは釜玉と、私の大好きなぶっかけを同時に食べ流ような感じ。これはヤバイ! うますぎる。これわ。さらに、麺が素晴らしい。柔らかめの麺なのだが、柔らかいだけではない。どういえばいいのか、艶めかしいとでもいうのか?つかもうとすると、ぬるっと、逃げてしまうような。女性の肢体を想像するような感じなのだ。それでいて素晴らしいコシがある麺なのである。はっきり言って、これだけの麺を出す店はそうはない。また、恐るべき店を見つけてしまった。当然、このお店もほとんど知られていない聖地である。しかし、地元の人たちでお店は大繁盛であった。いいよなぁ、こんなお店が近くにある人達って。ここはまた来たい。真剣に思った。続く・・・
2006.05.30
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讃岐うどん行脚をしていると、無性にある物が食べたくなる。それは、甘いモノ。うどんの塩分、そして、ダシの塩分。どうも口の中が辛くなってしまうのだ。そこで、私はうどん行脚の途中にインターバルとして甘いモノを食べるのである。その辺は、K氏も充分理解している。そこで、次はうどん店ではなく、ある道の駅に寄り道する事になった。ここの名物は、なんと、うどんアイス 受け狙いのおちゃらけ食品かと思ったらどうやらその通りらしい。我が師匠、K氏はこのうどんアイスが発売された時にまっさきに食べたそうである。そして、あまりの不味さに絶句したそうな。ところが、そのあと段々改良されてきて、今では普通のアイスだという。と、いうわけで、少々嫌な予感がしつつもうどんアイスに挑戦してみる事にした。うどんアイスといっても種類があるらしい初級者向け中級者向け上級者向け生醤油アイスなんてのもある。個人的には初心者向けを食べたかったのだが讃岐うどん行脚の主催者という立場上、上級者向けに挑戦する事にした。出てきたアイスは見たところ普通のアイスクリームに見える。よく見ると黒いぶつぶつがある、何かをまぶしているようだ。さっそくアイスをなめてみる。甘い。(当たり前だが・・・)別に、普通のバニラのアイスだ。全然問題ない。なめているうちにうどんが出てきた。アイスの中にうどんの麺を練り込んでいるらしい。アイスの温度なので、カチカチになっているちょうど、アイスの中にゼリーをちりばめたみたいだ。なかなかおつな味かもしれない。やるじゃないか、うどんアイス!そうして、あっというまにうどんアイスを食べてしまった私であった。しかし、その後悲劇が私を襲った!アイスにちりばめられた黒い粉その正体はイリコであった。アイスを食べている時は甘みで隠されていたイリコの味がアイスを食べ終わる事に甦ってくる。気がつけば口の中はイリコの味でいっぱいになった。はっきり言って、なんか生臭い!うえ~!!!!さすがは、上級者用だあ。素直に、初心者用にすればよかった。(;_;) ちなみに、生醤油アイスを食べた方も涙を流していました。訳は聞きませんでした。ああ、合掌!続く・・・・ 追伸・・・続きを書こうと思いましたが、下記のような警告文がでて書き込みできませんでした。続きは明日の予定です。皆さん、お楽しみに・・・・・ 申し訳ございません。 現在楽天広場では、1日の日付に対し、投稿できる記事は5件を上限とさせていただいております。 お手数ですが、別の日付にご投稿いただけますようお願いいたします。
2006.05.29
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さて、宮武で満足してしまった私であった。次なるお店は「はゆか」だという。はゆか・・・羽床・・・あれ?羽床といえば、あの店の近くではないか・・・・・あの店とは、山越の事である。日本一客の来るうどん店である。多い日などは、一日千人を超えるお客が来店し行列ははるか山の向こうまで達し、近くの交番のお巡りさんは、違法駐車を見て見ぬ振りをして交通整理にあけくれ近くの小学校のグランドは臨時駐車場として開放されるといううどん店1軒のために・・・・ところが、山越は日曜日は定休日のはず。とりあえず、山越の前だけ通る事にした。今回のうどん行脚の旅に同行した方は山越のすごさを知らない方も多い、上記のような説明をして、どれだけスゴイ店かと期待したいたようだが実際の山越はただの製麺所。ただの民家のとなりのプレハブが製麺所で、民家の庭に置いている縁台が客席である。これが、日本一のうどん店とは・・・・皆さん、相当に驚かれたようです。もちろん、ここのうどんはすばらしくうまい。これだ流行っていてもクオリティーが落ちないのは世界の七不思議である。さて、車はいよいよはゆかに到着した。最近できたお店らしく、お店はきれい。駐車場も完備。いわゆる一般店である。聞いたところによるとここの店主もいろんなところで修行した猛者らしい。ちなみに、このお店はほとんど知られていない。ガイドブックにも出ていないので、観光客や他県ナンバーの車もない。地元の人たちに愛されている、いわば、汚れていない聖地なのであった。さっそく店内に入り、ぶっかけを注文した。出てきた麺をみて仰天した。 ふ、太い!箸で麺を持ち上げる。お、重い! なんだ、この麺は。さっそく食べてみる。麺がよく締まっていて堅い!まるで、鉄板を噛みちぎるな感じだ。ちょっと、子どもには食べにくいかもしれない。ところが、この重く太い麺を噛みちぎるとそのあと、口中に麺のうまみがじわ~と広がるのであった。こ、これは、スゴい。 なんというか、ヘビー級だ。例えていうならば、戦車のような麺だ。麺が太い分、噛みきった時の旨味の量が半端ではない。誰にでもすすめられる麺ではないが讃岐うどんを知り尽くした地元民だからこそわかる麺なのかもしれない。こんな店が知られずに埋もれているとは、讃岐うどんは奥が深い。恐るべき讃岐うどんである!続く・・・・
2006.05.29
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中村を出た私たちは車を急いで走らせた。なぜなら時間がないからである。午前9時過ぎにうどん店を回っているのも変だがこの時間で時間がないというのも普通は変だ。しかし、その常識は讃岐うどんには当てはまらない。うどんというのは仕込んだ量以上は出せない。午前9時に開店して、午前10時には売り切れという事もあるのだ。これを玉切れと呼ぶ。愛媛から遙々名店までやってきたのに、玉切れで食べられなかった事もなんども経験している私にとって、玉切れほど屈辱的な事はない。そこで、今回のうどん行脚は玉切れしそうなお店を最初にもってきている。今は急ぐしかないのだ。ほどなく2軒目のお店についた。店の名前は宮武讃岐うどんに関わると必ずでてくるこの二文字。「宮武」うどんというのは職人の世界で、流派があり、そこには親戚関係や師弟関係が必ずからんでくる。宮武で修行をした人がその後独立して、多くの店が名店と呼ばれるようになっている。そういう店をひっくるめて、宮武ファミリーと呼ぶ。そして、この店こそ、宮武ファミリーの総帥の店なのである。 実は、私は宮武に行った事がない。と、いうのも以前の私のお店は水曜が定休日であった。ところが、宮武も水曜が定休日。今まで、涙を流しながら宮武の前を何度も素通りしているのだ。まさに伝説の店なのだ。そして、定休日が日曜日になったので、ついにこのお店に来る日が来たのであった。(宮武に来るために定休日を変更したという噂もある)さて、能書きはいいだろう。ほどなく、うどんが運ばれてきた。こ、これが、夢にまで見た、宮武のうどんなのか・・・・さっそく食べてみると・・・・う、うまいぃ!!!!!! なんと、いうか・・・まるで日本刀のような感じだ。重さ硬さの中に、絶妙のしなやかさがある。麺を噛むというよりも、麺に歯が吸い付けられるような感じだ。これが、宮武なのか・・・恐るべし! 宮武! 宮武ファミリーの店は何軒も行っているのだが、さすがは総帥の店。ある意味究極を行っているかもしれない。個人的に最高に好きな味だ。ああ、もう、最高に満足した。今、家に帰っても悔いはない。まだ2軒目だけど・・・・でも、讃岐うどん行脚の旅はそんな甘いものではなかった。続く・・・・
2006.05.29
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私の秘策とは・・・・それは、現地ガイドである。実は、私にはK氏という友人がいる。ぶっちゃけた話、私のうどんの師匠である。もともと、当店のお客だったのだが讃岐うどんに魅了され、うどん職人になるべくうどんの国へ行ってしまったのだ。そのK氏にガイドをお願いする事にした。報酬は純米吟醸酒1本。K氏は快く承知してくれた。それでは、うどん行脚の始まりである。私の胸は高まった。最初にK氏が案内してくれたところは有名な中村だった。中村というのは、あまりにも有名すぎるお店だ。讃岐うどんをこの世に知らしめたお店の一つでもある。うどんに入れるネギを自分で畑にいってちぎってきて自分で切って自分で入れるという究極のセルフのお店だ。(現在はそこまでしなくてもいい)なんと、午前9時にして、長蛇の列。同行したお客さんはかなり驚いていたようだ。しかも、うどん屋と言っても、店舗といれるようなものはなくただの小屋だ。私はこのお店はすでに何回も来ている。いぜんと変わらずそうとうに流行っている。うどん屋はお店が流行ると味が落ちる事が多いのだがK氏が連れてくる事をみると味は落ちていないのか?複雑な思いで行列に並んだ。これだけ流行っているお店なのに、お客の導線がどう見てもおかしい。効率という言葉はここには存在しない。うどんはもともとそういうものかもしれない。効率でうどんはつくれない。さて、いよいよ私の番がきた。注文したのはつめたいかけうどん。具はネギのみ。普通で言うところの店舗がないので、道ばたで立って食べる。こ、これっわぁ!!!!!!もちもちだぁ味が落ちているのではないかと心配したのだが思い過ごしであった。K氏によると、お客が多いので、ちょっと締めが足りないようだが柔らかい麺の中にグミのような弾力があり、歯茎にからまってくる。そうそう、これが讃岐うどんなのだぁ恥ずかしい話なのだが、讃岐うどんの味を脳が忘れても身体が忘れない。これだ、これが、讃岐うどんだったのだぁ・・・・ああ、幸せ!久しぶりに讃岐うどんの洗礼をあびた私は脳内エンドロフィンが出まくって、しばらく恍惚の表情をしていたに違いない。しかし、スケジュールがつまっている、後ろ髪をひかれながら私は中村をあとにした。車を止める場所がなかったので、歩道に車を放置していたら、他の車がマネをして歩道は車だらけであった。さっさと逃げたのは言うまでもない・・・・続く・・・・
2006.05.29
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午前6時、まだ人通りもまばらな時間に 我々は出発した。目的は、讃岐うどん。そう、うどんを食うだけに、今から香川に旅立つのである。高速道路を走る事3時間。うどんに魅了されて血走った走りをしている私の車に他車は次々と道を空ける。あのセルシオすら、我々に道をゆずった。(ホントです)そして、ついに・・・・・・ 我々はうどんの国に到着した。あたりを見回すと、うどん、うどん、うどんの文字。そう、ここは間違いなくうどんの国なのである。手近なうどん屋に入りそうになる衝動を抑えるのは大変だ。うどんの国にはうどん店が800軒あると言われているがその中でもうまい店は200軒足らずしかないその200軒の中でも、名店と言われるお店はさらに少ない。つまり、うどんの国と言っても適当な店に入るとほぼ間違いなく大したことがない平凡な店や拳を振り上げたくなるようなマズイ店に当たる可能性が高いのである。では、うまいうどんを食べるにはどうすればいいのか?ガイドブックを見るのも一つの手だ。しかし、問題もある。ガイドブックに出ているお店は確かに最初はうまかったかもしれない。ところが、観光客が押し寄せる為に味がどんどん落ちていく例が後をたたないのだ。観光客は本当のうどんの味を知らないから、味が落ちたうどんでも何も気づかない。そして、地元の人たちは静かにその店を去っていくのだ。後には、観光客が行列をつくるマズイうどん店が後に残る。 ああ合掌!では、どうすれば、うまいうどんが食べられるのかと言うと地元の人に聞くのが一番良い。ガイドブックやマスコミに踊らされず、純粋に判断できるのは地元に住んでいる人たちだからだ。しかも、普段から半端でないうどんの量をたべているので、口が相当に肥えているのだ。ちなみにそういう人たちに囲まれて、マスコミに頼らず、口コミだけで繁盛しているうどん店は本当にレベルが高いお店が多いのだ。 さて、うどんの国に来たのはいいが、どうすればいいのか?私にはある秘策があった。続く・・・・・
2006.05.29
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いよいよ明日は讃岐うどん行脚の日です。朝6時出発で、この世の物とは思えない死ぬほどうまいうどん店を5件ほど回ってきます。噛めば噛むほど、口の中に旨味のひろがる究極のうどんを堪能してきます。お楽しみに・・・
2006.05.27
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最近、ちょっと気になる事がある。それは・・・お腹。なんか、ベルトがきついし、食後何かにもたれないと苦しいのだ。それに、久しぶりに出会う人は口をそろえてこう言います。「最近、太った?」(°◇°)~ガーン実は、今年に入ってから、子供が産まれたり、バタバタしたりお仕事の事とか、なんやかんやで「自分の事を考える暇がなかったのである」昔は、まめに体重をチェックしていたのだが、最近は体重計など見たことがない。と、いうわけで、久しぶりに体重計と体脂肪計でチェックしてみました。なんと、体重67.5Kg体脂肪率 24%肥満という文字が点滅している。まぁ、人によれば、それがどうしたと、いうかもしれないが私の理想体重は60Kgなので7.5Kgもオーバーしている。全部脂肪。ちなみに、高校生の時は53Kgだったぞ!と、いうわけで、緊急事態宣言!ダイエットに突入します。!前にダイエットした時は「低炭水化物ダイエット」だったのですが夕方になると血糖が不足して頭がふらふらになるというおまけつきでした。できれば、今回はお仕事に支障をきたしたくないので別なダイエットに挑戦します。現在、検討中なのは「寒天ダイエット」誰か、いい方法知ってませんか?
2006.05.26
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昨日は、高知県が誇る日本酒の酒造メーカー司牡丹の竹村社長がご来店されました。司牡丹って創業400年を越えている、徳川幕府も真っ青の由緒正しい酒蔵です。それほどの酒蔵だったら保守的になりそうなのですがどっこい司牡丹はそんな枠に縛られず弾けまくっています。4月に新聞TV等で大ブレークした「宇宙酒」を仕掛けたのも司牡丹の竹村社長でした。酵母菌をロケットに搭載して宇宙へ打ち上げるなんて普通の酒蔵は考えませんよね。現在は日本の食文化を守る事を真剣に考えていてそのための仕掛けを全国展開する事を本気で計画しています。とにかく、竹村社長は考える事がデカイ!(さすがは高知の漢です。)私を含めた酒販店は目先の事しか考えていないのだけどもっと地域をからめて、全国規模で物事を考えないといけないなぁと、考えさせられた一日でした。竹村社長、遠いところありがとうございました。m(_ _)m社長のブログはこちらです↓http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan/
2006.05.25
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日本全国似たようなものだと思うけど私の地元もゴミの分別収集がなされています。分別表に従って10種類ほどに分別して指定の日に家の前に出しておきます。と、いうわけで、今日は空き缶の日でした。燃やすゴミや、紙類などは放火の危険性もあるので当日の朝に出すのですが空き缶などはめんどくさいので前の夜に家の前に出します。ところが、この空き缶に異変が起こっているのです。朝、新聞を取りに行く時に確認すると前の夜に出した時と中身が変わっているのです。具体的には、缶ビールとかのアルミ缶が姿を消し代わりにカレー粉の空き缶とか蚊取り線香の空き缶とか我が家で発生しない空き缶が増えているのです。スチール缶はそのまんま。でも、空き缶はアルミ缶の比率が多いので総じて、ゴミの量は減っています。もともとゴミとして出した物なので中身がどう変化しても実害はないのですが夜中から朝にかけて、こいずみ酒店の前でどんなドラマが繰り広げられているのか一度ビデオでもセットして見てみたい今日この頃であった。
2006.05.24
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うちの近所にはこんなポストがまだあります。皆さんのところはどうですか?ちなみに、ポストの後はある商店なのですがいまだに健在で商売を続けています。「どういうビジネスモデルなんだ?」って気になるかもしれませんがそれは深読みのしすぎです。
2006.05.23
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今朝の午前3時頃、突然目が覚めた。かゆみで目が覚めたのだ。電気をつけて確認すると、足に2カ所、手に1カ所 「蚊」にさされた後があるではないか・・・・ちくしょう! ついに出やがった。かゆみ止めの薬を塗ってふとんに入ったのだが耳元を「ぶぅ~~~~~~~ん、ぶぅ~~~~~~~ん、」と、蚊が飛びまくっているのが聞こえる。これでは眠れない。どこかに蚊取り機があったはずだ。ほどなく蚊取り機は見つかった。が、カートリッジがない。どこだ、どこだ、どこだ。午前3時にあっちこっちを探し回る私であった。そして、ついに、カートリッジを探し出す事に成功した。備えあれば憂いなし・・・・やっとの事、安眠できた私であった。それにしても、夏は好きだが蚊は嫌い。家族でいても、なぜか自分だけ刺される私であった。
2006.05.22
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なんだか最近、妙に香川に帰りたくなった。(行きたくなったじゃないよ)と、いうわけで、久しぶりに香川へ帰る事にした。(別に香川出身じゃないよ)目的はもちろん讃岐うどん。 讃岐うどんと呼ばれるモノは日本全国各地にあるが私に言わせると全部偽物! なぜ、そう言い切れるかというと讃岐うどんは香川を離れて存在できないからなのである。例えば、香川の名うどん店が東京に出店したとしよう。そのとたんに味が落ちる。とても食べられないレベルになってしまうのだ。理由は簡単。ライバルがいないから。香川でうどん店を続けるには、強豪うどん店を相手にひたすら切磋琢磨しなければならないもし、少しでも手を抜こうものならあのうどん屋は味が落ちたとあっという間に客がいなくなって、悪い噂が広がるのである。はっきり言おう。本物の讃岐うどんは香川へ行かないと食べられない。ひょっとして勘違いしている人がいるといけないので簡単に説明しておくが・・・・いわゆる世間一般に「うどん」と呼ばれている食べ物と「讃岐うどん」はまったくの別の食べ物である。色や形状が似ているので、混同するかもしれないがまったくの別の食べ物なのである。例えて言うならば「超新鮮なイカの刺身」のような感じ。麺が重く、堅く締まっている。美しいエッジが立っている。麺を噛むと、麺の弾力が歯を押し返してくる。さらに噛むと、もう一度抵抗しながら、すっと切れる。その瞬間、麺の旨味が口中にじわ~っと、広がるのである。さらに、切れた麺が歯茎の横をうねうねと暴れまくるのだ。 このうまさは食べた者でしかわからない。 と、いうわけでNL5月号で「讃岐うどんツアー」を企画したら、意に反して申し込みが殺到しました。あまり大人数だとコントロールができないので12名で締め切らせていただきました。来週の日曜日はうどん行脚の旅にでます。ああ、楽しみだなぁ・・・o(^o^)o
2006.05.20
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昨夜の食事前に、ちょっくら倉庫へ行って来た。つまり、晩酌のお酒を調達に行ったのだが、帰ってくると同時に部屋の中に巨大なハエが出現したのだ。おそらく倉庫からついてきたのだろう。それにしても、デカイ! ハエというよりは何かの塊が飛んでいるような感じだ。娘はビビって逃げまくっていた。よしっ、今こそ、父親の威厳を示す時だ。新聞紙を丸めて戦闘態勢に入った私であった。が・・・・そこに「待った」が入った。食事前なので、ほこりを立てるなという妻の指令が出たのだ。しかし、どうやって、ほこりを立てずに戦闘しろと言うのだ。ガキの遊びじゃあるまいし! ←(ガキの遊びです)仕方がないので、部屋の電気を消してハエを2階へ誘導する作戦に切り替えた。私の頭脳作戦にまんまとだまされたハエは何も知らずに2階へ誘導されたのであった。はっはっはっは・・・所詮ハエだ。人間の頭脳には勝てまい!いよいよ戦闘開始!丸めた新聞紙を持った私と巨大ハエとの間で絶な戦いが繰り広げられた。が・・・敵もなかなかすばしっこい。こちらの新聞紙攻撃の風圧を利用して攻撃をひらりひらりとかわしていったのであった。そして、しばらく降着状態が続いた。その時、私は気づいた。そうか、力一杯叩くから、風圧でハエが飛ばされて当たらないだ。作戦変更、そーっと、叩いてみる事にした。ぱん! 私の会心の一撃は見事にヒットし、ハエはその場に崩れたのであった。勝った! 私の頭の上では天使がラッパを吹きながら回転していたのは言うまでもない。その後、父親の威厳を娘にみせてやろうとおもってハエを新聞紙に乗せて1階の居間に戻ったのである。興味津々で、新聞紙をのぞき込む娘。その時、信じられない事が起こった。 倒したと思っていたハエが再び動き出し、どこかに飛び立って行ったのであった。あの野郎! 死んだフリしていやがったな!父親の威厳はこの瞬間に崩れ落ちていったのであった。(完)
2006.05.19
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今日は大阪のある会社から取材を受けました。取材というからには、自分のやっている事を説明するんだけど「例えば、ここにこういうワインがあるとしますよね。これだと欲しくなりませんよね。」でも、「ここにこういうPOPがあって、こういう事言われたら・・・どう、欲しくなったでしょ」なんて話をしてしまうので、取材に来た方皆さんお酒を買っていただきました。なんか、取材を受けているのか、酒を売り込んでいるのかわかりませんがまあいいか・・・・まいどありぃ・・・・やっぱ、人と話をするのは楽しいなぁ!!!
2006.05.17
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娘が持っていました・・・・さてこれは何でしょう?正解者には何かプレゼントがあるかも。
2006.05.12
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確かに似てる (^-^;) 自分ではそうは思わないんだけどね
2006.05.09
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今朝の新聞にでていました。ウルトラマンAショー ゴールデンウイークなので日本各地でいろんなイベントが行われています。これも、近くのショッピングセンターで行われるキャラクターショーなのですが・・・なぜ、ウルトラマンAなんだ??? ウルトラマンAというのはウルトラマンの兄弟の中でもかなりマイナーな存在!どちらかというとマニア受けするウルトラマンなのです。今の子供は知らんだろ!そこまでわかってて、あえてマニア好みのお父さん(+子供)を集客しようとしているのか?それとも、何も考えていなくて、これしか借りられなかったのか・・・どちらにしても、ウルトラマンAだけのショーなんてそうそう見られるものではありません。好きな方は今すぐ申し込みするべし!
2006.05.05
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パソコンがいきなり破損・・・まったく動かなくなった・・・・どうやらパソコンもGWのお休みが欲しいようです。でも、そんな事言ってる暇はないのだ。と、いうわけで、本日は復活の儀式です。いつまでたってもNLのできない私であった。(T.T)
2006.05.04
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