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2005年05月03日
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だから日本国憲法を読もう。


日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
  ↓
主語と述部動詞だけにすれば、要は「日本国民はこの憲法を確定する」という文。

同前文の“のであって”の使い方は、ちょっと今ではあまりしない言い方じゃないかと思う。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」
「ので」でもなく、「のであり」でもない。



前文の全文を、主部(~は)・目的語(~を)・述部(動詞)だけ切り取ると以下のようになる。

・日本国民は、この憲法を確定する。
・われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
・日本国民は、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
・われらは、国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
・われらは、確認する。
・われらは、信ずる。
・日本国民は、この崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

「われらは」の部分は、省略可能というか「日本国民は」以下を説明的にしているようだ。ちょうど、代名詞のweを直訳したような感じ。やっぱりどう考えても生粋の日本人が考えた文じゃあないわな。





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Last updated  2005年05月06日 13時23分30秒


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