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2006年05月07日
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「1ヶ月に3kg以上落とすと、ぜったいにリバウンドするよ。ぜったいにね」という呪いの言葉をかけられていたので、1ヶ月が過ぎて、呪詛がリセットされてから1kg落とした。残り23日で2kgまで落とせる。といっても、必ずそうできるわけではないし、3kg以内だからといってぜったいにリバウンドしないという意味でもない。


マイクロダイエットという宣伝広告費にお金をかけている会社の商品がある。
カロリーが少なくて栄養バランスはいいとかいう、ものすごおーくまずそうなどろどろの粉末ジュースが確か1杯1200円くらいの値段になるような設定になっているやつだ。
この会社は自社製品によって成果があがった人たちを載せる「やせ組」とかいう無料雑誌をあちこちに置いている。

今回の雑誌は、女性だけでなく男性も載っていて、全体の印象として、美容より健康が重視されているようだった。
大賞の人は、去年のJR脱線事故の車輌に乗っていたという人で、PTSDを乗り越えようとこの商品でダイエットした人で、痩せっぷりがどうとかいうより、スピーチコンテストのようでもある。なんつーか、広告誌だというのに、健全すぎて商売っぽくない。

よくある「何も努力しないでこんなに楽しく痩せていいのかしら」とか「たったの2ヶ月であっというまにこの変化」とか「苦しかったときは太っていることでいじめにあったことを思い出して悔しさをばねに乗り越えた」とか「かつてひとのことを豚呼ばわりしてくれた主人にシャネルのスーツを買わせました」とか「スリムになったおかげで恋人までできました」とかいうようなことは書いていなかった。

食事以外にも運動も気をつけてやっていると書いてあったし、期間も半年とか1年とか長期だった。


商業としてのダイエットには、どこか新興宗教系のおどろおどろしい怪しさをもった仕掛けが必要だ。「うわーっ、そんなまずそうなものしか食べられない生活に、よく耐えられたね」といった修行僧のような精神力の高さが評価されることも必要なのに、食べ飽きないための工夫なんて邪道にみえる。

体重が減ったこと以外何も変わっていないのに、自信がついて、仕事も恋もカネもバランスのよいスタイルも何でも手に入るようになり、周囲からは賞賛や嫉妬で注目を浴びるという、NHKの朝ドラのような、平凡な女の子のストーリーがあるから、原価50円くらいのもので、お布施の1200円を出して御利益を期待できるっていうもんだ。

ということで、そんな1000円以上もするようなやつじゃなくても、普通に市販の寒天ゼリー食べて、カップスープ飲んで、それにサプリメント飲んでおけば、同じことでもっと安くあがるんじゃないの?と思った。





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Last updated  2006年05月09日 02時34分48秒


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