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2007年05月28日
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A「白いご飯は食べないの?」

A「そうじゃなくて、このハクハンは食べないのかということ」
B「質問の意味がわからない」
A「このご飯、いらないんだったら食べてもいい?」
B「どうぞ」

発話の状況:
夕飯を作っていたAは、盛り付けようと炊飯器を開けたとき、ごはんが一膳分しかないことに気づいた。夕飯は2人分、他のおかずはできた、もう夕飯の時間である、残量を確認する責任は自分にあると思ったAは、その一膳を黙ってBの分にすることにした。
BはAの分の白飯がないことに気づいているかいないかわからないが、おかずだけ食べてごちそうさまといって食卓を離れる。

「もし今日Bがこの茶碗のご飯を食べないなら、自分が食べたい」
と考え、
「ご飯を食べないの?」
だと、ご飯=食事という意味と解釈された場合、「いま食ったの見てたのに何で?」と言われるだろうと思い、コメとか白飯という言葉が浮かんだのだが、コメは調理前のものだし、ハクハンは音で聞く言葉としては馴染みがないので説明的に言おうと思い、
「(他のものは食べたが)白いごはんは食べないの?」
と聞いたら、Bに質問の意図が伝わらず、何のためにそんなことを聞くのかと訝しがられた。
Bの意向など伺わず、
「これもらうよ」
でよかったのだ。

だが、こうした齟齬がおきた理由を、いちいち説明すると、Bにとっては、
・あらかじめ炊飯器の中身を確認してから調理し始めるべきであるのに、毎度毎度のことを何度も何度も間違えるのは、相当な粗忽者である。

・Aの分の白飯がないことには気づかなかったが、気づくべきだといいたいのか、白飯をすべて譲ってくれたことを恩着せがましく恨みがましく言っているのか。
・Aの分の白飯がないことは気づいていたが、食べたくないからだと思っていたが、あとになって食べたくなるのは食い意地がはっていやしく、だから太るのに、一向に気にせず食ってばかりで、ぶくぶく太ってどんどん醜くなっていって、好かれるような体系にしようとしないということでも、嫌われるためにわざと醜くなろうとしているということであっても、本当に心底嫌だ。
というようなことになり、どのみち「Aの人間性は非常に低レベル、品性下劣である」ということになる。

おおもとの「最初から確認していなかったAが悪い」ということが、実はBが夕飯の直前におやつとして白飯を食べていたせいであることは、昼食後の段階で炊飯器を確認したAは推測できるのだが、だったらなおさら、はじめから、
「白飯はもう食べたみたいだから、夕飯はおかずだけでいいよね?」


しかし、Aは気を使っているようにみえて、Bに対してはまーったく気を使っていない。
Bのためを思って考えて行動している部分がゼロである。
本当に気を使っていれば、最後までその飯を食べないし、気を使っているんだけど食い意地のほうが勝ってしまったというような場合には、黙って飯を食べてしまうのだ。
そして新しく炊き足しておく。B自身もAのことなんかどうでもいいので、お互い様であるが、Aが無駄に意味不明な行動をとるぶん、Bにとって不可解で気分が悪いし、Aも勝手に気分が悪くなっている。

ああ満腹で気分が悪い。
まったく気分が悪い。





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Last updated  2007年06月03日 22時59分00秒


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