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2008年03月08日
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少額為替を買った。

「450円」
とある。
これが、郵政省時代は手数料が1枚につき10円だったのが、民営化されてから1枚100円になった。
つーことは、550円だろう。
と思っていたら、どっこい。
1枚で450円というものはなく、400円のと50円のと2枚買わなくてはならず、
(400+100)+(50+100)=650円払った。


50円無駄だ。不思議だ。

戸籍抄本が必要になる人は、既婚者が多いと思う。
これは役所で統計をとれば、明らかになるはずだ。
住民票は200円だし、歩いてとりにいくことができるが、本籍地は遠いという人は多いだろう。
しかし、本籍地のある役場まで歩いていける人でも、450円かかるのだ。
たかが紙1枚、印字する手間も人件費も同じであるはずなのに、住民票と250円も差がある。

姓のせいで、これまで10回くらいとっていると思うのだが、10年余で計数千円程度の手数料でいちいちガタガタいうのはみっともないかもしれないが、お金だけでなく手間が問題である。
銀行口座やら何やら、本当にめんどうくさい。
戸籍抄本は提出しなくても見せればいいだけ、というところも増えたのだが、「3か月以内」とかの条件がある。
昔に出してもらった戸籍じゃあ、その後変更もあるかもしれないからだと。

しかし、そんなら結婚した時点で全部やっとけよ、というものでもない。

旧姓だったころの卒業証明書が必要な場合とか、同一人物であることを証明するために、いちいち提出しなければならん。

学校だけなら、新姓で証明を出してくれるように登録し直す手続きをとっておけば、何度もそんなことをしなくてもいいのだが、当時の名前をさかのぼって改姓しなければならんというのも、なんだか変な感じがする。
旧姓の名前は、学友や先生に呼ばれていた名前であり、学費を払ってくれた親の名前であるので、過去の事実を変えるのはおかしいと思う。
と感情のレベルで考えるのはわがままでおかしいという人もいるかもしれないが。

別姓に関する法律改正は望まない。


要するに、身分証明が問題なので、何らかの身分証明書に旧姓が表記されれば済む問題なのだ。

パスポートは名前を併記できるようになっている。
ただし、戸籍名ではなくてもいいので、
「渡辺(榊原)郁恵(郁恵)」
という旧姓が載るケースと、
「神田(松田)法子(聖子)」
と、芸名が載るケースがある。
(松田聖子の場合、歯医者のハタノさんとの再婚しているので、もしかするとハタノかもしれないが、いずれにしろ再婚前に旧姓の蒲池に戻っていないので、松田聖子の名前が載せてある場合は未婚時代のほうの旧姓が載ることはない。)

ということで、パスポートでは通称の証明はできても、過去の戸籍の証明はできない。

ならば、運転免許証に、裏面にでも希望者には旧姓を載せ続けることができる、としたらいいんではないだろうか。
かつて、改姓した時点では運転免許証の更新まで年数があったので、運転免許センターではなく警察署に戸籍抄本を持って行って、裏面にボールペンで改住所と改名と載っていた。

このかんは銀行でも使えたので、便利だった。
というか、旧姓のまま本人確認できてしまったので、改姓手続きはとらずにすませてしまった。
手数料を1000円+消費税かかるといわれたので、じゃあいらない、と断ってしまったからだ。

で、結局どうなったかというと、数年後、通帳が満杯になって、いまは自動で新しいのが出る機械があるのだが当時はなかったので(あるいは不審者と思われて言われたのかもしれん)、身分証明書を出せといわれ、旧姓が載っていないもんだから、新姓の手続きをしろと言われ、やはり1050円だとか言うので、その場で解約して新しく通帳を作り直した。
手数料ゼロ。

これも変な話だ。
印字して新規通帳を作っても無料なのは、その銀行の業績になるからだろう。
しかし、長くお世話になっているはずの顧客が、銀行に断りもなく自己都合で勝手に結婚して改姓した場合は、顧客が通帳を紛失したときの手続きと同じで、迷惑料として1000円と消費税をとってやりたいという意味ではないか。

とかいろいろ、改姓に関する問題は戸籍抄本以外にもあるのだが、そんなことを知るのも考えるのも必要のない人は一生しなくてもいい問題である、と思うと、負担である。
といっても、どうせすぐに忘れるレベルのつまらないことだが。

だから、運転免許証の裏面に希望者のみ旧姓を表記し続けられる、ということにしたらいいではないか。
やっとの思いで離婚した人とか、国籍変更したことを知られたくない人とか、実父や養父などの虐待が激しかったりで旧姓に悪い思い出ばかりがある人とか、希望しない人もいるだろうから、希望しない人は載せなくてもよい。

しかし、世の中で身分証明書の代表格となっている運転免許証は、有効期限が3年~5年もある。
そんなに時間があったら、離婚、再婚どころか、再再婚だってする人はする。
一応、「姓や住所、あるいはメガネ等のただしがきなど、記載内容と違う事実が発生した場合、更新前でもすぐに警察に行け」ということになっているらしいが、していない人は大勢いると思うし、詳しくは知らないけど、手続きしていなかったからといって、罰金とかは発生しなくて注意だけなんじゃなかったかなぁ。

極論をいえば、戸籍なんぞ廃止していいと思う。
が、それは夫婦別姓の立法以上に反発があるだろうから無理だ。
運転免許証が無理なら、別のものでもいい。
住基ネットも賛成しかねる立場なのだが、住基カードが旧姓や旧住所も証明できるような、日常に役立つ便利なものになるのなら、携帯してもいい。

そういえば、最近、旧住所のことで気味の悪いことが1件あった。
郵便局で通帳が満杯になったので、窓口で新しく出してもらったのだが、
「同一人物の別口座があるようなので、今度そちらは解約してくれ」
と言われた。
そのとき曖昧に言われた旧住所は実家のものでなく、一人暮らし時代のもの。
曖昧な言い方も気になるが、どうやって同定しているのだろう?
電話帳に何ページも同姓同名がいるような、ごくごく平凡な名前なのに。

ということは、実は「戸籍抄本等を持ってこい」といちいちいうのは、「そちらの情報は知りません」と、わからないふりをしてみせているだけで、本当は調べなくてもわかっていることを隠すためのポースなのではないか。
となると、戸籍抄本の提示は、嘘をついていないかどうかのチェックでしかない。
だいたい戸籍抄本等の「等」ってなんだよ。他に何があるのか。

銀行も民営化された郵便局も役場も学校も、知り得る人はどのくらいいて、どのくらい知っているのか。
「おまえら実際はこっちの情報全部わかってるんだろう、ならいちいち手間かけさせるなよ」
と思ってしまう。





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Last updated  2008年03月08日 09時39分19秒


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