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モロッコ MOROCCO☆☆☆☆DVD古い古い映画。ゲーリー・クーパーは、「昼下がりの情事」しか知らなかった。優等生のおじさんのイメージだったが、この映画ではワルっぽくてステキ。とにかく、べたな恋愛もの。何故、トムがアミーの元を去ったのか、始め、私には理解できなかった。つまり、身を引いたのね。金持ち男が、献身するのも不可解。それなのに、最後に裸足で砂漠を追いかけて行くマレーネの姿はすごいリアリティがあった。何で???何で何だろう??これからずっとこの人の不思議さに振り回されそうな気がする。とにかく、地の果て、これ以上、落ちぶれる事ができない状況。それが、外人部隊の兵士と歌姫。彼女は、圧倒的な魅力で歌う。リンゴを売ると、割戻がある。いい稼ぎになる。だから売れ。と言われる。そんな仕事は、どうやったってカッコ悪い筈だ。どうする、マレーネ。。と私はドキドキする。彼女は、リンゴを売るという、最低の仕事を最高のエンタメに料理してみせる。場末の女の誇り高い姿に、女として共感する。ベタなメロドラマだからおばさんとして感動するんじゃなくて、そういう所もあるかも知れないけど、女として、このマレーネの役のあばずれな、ツンデレな、寂しくて、投げやりな、そういうどうしようもない部分に、深く共感する。製作年 1930年解説(あらすじ)・ストーリー 外人部隊の名うての色事師トム・ブラウンは、モロッコで酒場の歌手アミー・ジョリーと恋に落ちる。彼には副官夫人の情人があったが、彼女は嫉妬し、トムの命を狙わせて失敗。この騒ぎでトムは営倉入りとなるが、夫人の名誉のため真実は洩らさなかった。感謝した副官の好意で軍法会議は免れたものの、サハラの前線に送られるトム。アミーは孤独に、船で一緒だったフランスの富豪ベシス氏の求婚を一旦は承諾するが、宴席にトム重傷の報が届くとたまらず彼のもとへ駆けつける……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ゲイリー・クーパー、アドルフ・マンジュー、マレーネ・ディートリッヒ、ウルリッヒ・ハウプト、ジュリエット・コンプトン 監督 : ジョセフ・フォン・スタンバーグ映画「モロッコ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 28, 2013
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舞台恐怖症 STAGE FRIGHT☆☆☆DVDヒッチコックをもう一本。ただし、こちらは劇場未公開。どの辺が未公開の所以かと言うと、どう考えても、アイドルっぽい女の子の活躍する、あり得ないドタバタだからでしょうねえ。しかし、ここにマレーネ・デートリッヒが出ている。一人だけ、シリアス。一人だけ、ドラマティック。彼女が見たくてこの映画を借りました。やっぱり圧倒的。こんな女優さん、今、いるかなあ。日本人だったら、誰でしょうね。。。他のことは何も目に入らない映画。製作年 1950年 劇場未公開・ビデオ発売解説(あらすじ)・ストーリー J・ワイマン扮する演劇学院生のイヴは車を運転しながら、友人のジョナサンの告白を聞く。彼は愛人の女優シャーロット(ディートリッヒ)の殺人の後始末をしようとして女中に目撃されて逃げてきたところだという。当然のように犯人扱いされた彼をイヴは海辺の別宅に住む父に匿うよう頼む。そして、シャーロットの女中を買収し、その従妹ドリスとして女優の身辺を探るイヴだったが、偶然知り合った刑事スミスが彼女に興味を持ち付きまとうので、せっかくの一人二役もバレそうになる……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : マレーネ・ディートリッヒ、ジェーン・ワイマン、リチャード・トッド、アラステア・シム、ケイ・ウォルシュ 監督 : アルフレッド・ヒッチコック映画「舞台恐怖症」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 28, 2013
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見知らぬ乗客 STRANGERS ON A TRAIN☆☆☆DVDヒッチコックの絶頂期の傑作ということだったが、もっと面白い映画があるよね。でも、何と言っても「太陽がいっぱい」のP・ハイスミスの原作で、しかも何と脚本がレイモンド・チャンドラーというから凄い。ヒッチコックの娘、パトリシア・ヒッチコックも出演。ということは、もしかしたら、少々サービスしすぎたのだろうか。もし、見知らぬ乗客がもっと普通の男だったら、、もっと恐ろしいのではないか。もし、恋人が上院議員の娘で超セレブではなくて、ふつうの女性だったらもっと怖いんじゃないか。つまり、昔の映画にリアリティが感じられない時は、大抵舞台がセレブすぎて異常な場合なんだな。きっと。セレブだからこそ、怖いのならいいんだけど、動機は日常的で設定だけがセレブだと、古く感じるっていうか。。普通こそ一番怖いよ。圧巻は、メリーゴーランド。数年前に嵐の二宮君が舞台をやったそうな。もし、ガイがもっと悪い奴だったら、もっと面白いね。ガイの妻が殺害されるところは、スリリング。製作年 1951年作品情報 監督 アルフレッド・ヒッチコック 原作 パトリシア・ハイスミス 脚本 レイモンド・チャンドラー 音楽 ディミトリ・ティオムキン 解説(あらすじ)・ストーリー 列車の中で、テニス選手のガイは見知らぬ男に声をかけられる。その男ブルーノは、ガイが悪妻ミリアムと別れたがって果たせないでいるのを知っていて、一方的に、口うるさい自分の父との交換殺人を持ちかけ、勝手に計画を実行に移してしまう。ガイは国会議員モートンの娘アンと一緒になりたいと思っていた。確かに動機は存在するのだ。そして、ブルーノは列車内でくすねた彼のライターを“物証”として握っている。アリバイも怪しげで、ブルーノの脅迫にビクついていたガイはいよいよ警察に不信の目でみられるが……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ファーリー・グレンジャー、ロバート・ウォーカー、ルース・ローマン、レオ・G・キャロル、パトリシア・ヒッチコック 監督 : アルフレッド・ヒッチコック映画「見知らぬ乗客」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 28, 2013
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妹の友人の紹介で行ってきました。明るく力強い演奏。ショパンには向かないんじゃないかな。???素人がごめんなさい。リストかベートーベンを聞きたいなあ。幻想即興曲は素敵でした。白寿ホール。初めて行きましたが、素晴らしいです。曲目・演目: プログラム フレデリック・ショパン 24の前奏曲 Op.28 ピアノソナタ第2番 変ロ短調「葬送」Op.35 バラード第2番 ヘ長調 Op.38 バラード第4番 ヘ短調 Op.52 1973年西宮生まれ大社小学校・大社中学校・県立甲山高校卒1999年東京藝術大学大学院修士課程終了これまでに清水英子、堀江孝子、辛島輝治の各氏に師事イタリアではアルフレッド・コルトーやアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟のアニタ・ポリーニ女史にしじする傍ら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいてスカラ座フィルハーモニーの首席奏者たちに室内楽を学ぶ。現在ではミラノを拠点に、ヨーロッパ、アメリカ、日本においてソロ・室内楽で活躍中。
May 27, 2013
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リンカーン/秘密の書 ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER☆DVDゾンビを斧で殺しまくりたい人にお勧め。ストーリーも、必然性もなし。リンカーンである必要もなし。美男美女も出て来ない。昔のゾンビ映画って感じ。 製作年 2012年解説(あらすじ)・ストーリー “あのリンカーン大統領はヴァンパイア・ハンターだった”という奇想天外な設定の下、その知られざる活躍を有名な逸話や史実を巧みに織り交ぜて描き出した痛快エンタテインメント冒険活劇。監督は「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。貧しい開拓農民の家に生まれたリンカーンは、幼い頃に最愛の母を失う。その後、母の命を奪った復讐の相手が闇の勢力=ヴァンパイアと知るリンカーン。彼はヴァンパイアの生態をよく知るヘンリーのもとで、ヴァンパイア・ハンターとしての修行を重ねていく。やがて使い慣れた斧を手にハンターとしての活動を始めたリンカーンだったが…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ルーファス・シーウェル 監督 : ティムール・ベクマンベトフ(C)2011 Twentieth Century Fox映画「リンカーン/秘密の書」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 27, 2013
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サンセット大通り SUNSET BOULEVARD/SUNSET BLVD.☆☆☆DVD 同じ年、1950年に「イヴの総て」「舞台恐怖症」など、似たようなハリウッドスキャンダルものが制作されたところが面白い。ちなみに、黒沢監督の「羅生門」もこの年だったそうな。傑作といわれるこの映画、今、私の年齢で見ると、この女優の憐れさばかりが目についていたたまれない感じ。若い頃は、スリラーに近いものを感じていたが、あれは、「おばさん」に対する嫌悪感だったのかも。主人公のノーマの何と、純粋なことか。無声映画が終わりを告げた時代、取り残された俳優たちの鎮魂歌のような映画。製作年 1950年 解説(あらすじ)・ストーリー 豪邸で隠遁生活を送るサイレント映画時代の伝説的女優と、彼女が自身のために書いたシナリオの修正をまかされた売れない脚本家。ジゴロ気取りで邸宅での日々を過ごしていた脚本家が、仕事だけでなく私生活すら束縛される事に怒りを感じ始めた時、物語は悲劇を迎える……。ハリウッドの光と影をB・ワイルダーが見事に活写した傑作。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ナンシー・オルソン、フレッド・クラーク 監督 : ビリー・ワイルダー映画「サンセット大通り」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 21, 2013
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アガサ・クリスティー 謎の失踪 失われた記憶Agatha Christie: A Life in Pictures☆DVDダスティン・ホフマンとバネッサ・レッドグレーブ(?)の「アガサ、愛の失踪事件」には遠く及ばない作品。ちょっと残念。アガサが、夫のどこに魅かれたか、その一言が知りたくて借りたようなもの。作品内容 クリスティーが遺した最大の謎である事件を映像化したミステリードラマ。突然の失踪後、記憶喪失となって発見された彼女の空白の11日間の真実を、催眠術により蘇った記憶を語る36歳のアガサと、インタビューに応える72歳のアガサの姿を通して解明する。 作品情報 演出・脚本 リチャード・カーソン・スミス 製作 コレット・フライト 撮影 ジェフ・ベインズ 音楽 アンドリュー・フィリップス 出演 オリビア・ウィリアムズ/アンナ・マッシー/スティーブン・ボクサー/レイモンド・クルサード 製作年 2004年 製作国 イギリス 収録時間 90分 楽天レンタルで「アガサ・クリスティー 謎の失踪 失われた記憶」を借りよう
May 21, 2013
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失われた週末 THE LOST WEEKEND☆☆DVDビリー・ワイルダーだし、アカデミー作品、脚本、主演と賞を取った映画なので、大変興味深く見たのですが、ひたすら、ある中の男の姿を追う、何ともシリアスでリアルで、救いがなくて、いわゆる、起承転結はあったのかなあ。わからないけど、いつか、ドラマが進行すると期待しつつ、遂に、最後まで同じ状態の、よくわからない作品でした。アルコールは怖い。ということはわかった。 初公開日 1947年12月30日解説(あらすじ)・ストーリー ひとりのアル中の苦悩を真っ向から描き、アカデミー作品・脚本・主演男優賞に輝いた力作。売れない作家ドン・バーナムは重度のアルコール依存症。兄や恋人の懸命な努力も効を奏せず、目を離した隙に一杯あおる始末だった。馴染みの酒場でも彼の病気は知られていたが、いよいよ酒代がなくなったドンは、街をさすらう内に気を失ってしまう……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン、フィリップ・テリー、ドリス・ダウリング、ハワード・ダ・シルヴァ 監督 : ビリー・ワイルダー映画「失われた週末」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 21, 2013
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私は告白する I CONFESS☆☆☆+DVDドラマとは、葛藤を描くことだそうな。だとしたら、この映画はまさに、ドラマ。言いたいけど、言えない。真実は別にある。でも言えない。言ったら、困る人がいる。聖職者は、告解を人に漏らしてはいけない。守秘義務があり、その義務を守る限り、自分が不利になる。どうしよう、見たいる私は、映画なんだから最後まで義務を全うするだろうとは思っていたけど、それだけでは勿論結論が出ない。どう折り合うか、そこが見どころでした。なるほど、そう来たか。。。裁判所から出て来たモンティを囲む群衆のシーンはすごいリアリティがあります。彼は、最後に言われます。「・・・の方がよかったんだ」ワ~オ・・これって、凄いセリフですよ。さらに、主人公以外の人々も、皆、言いたいけど言えない。という状況なわけで、、、とってもイライラする映画。イライラしつつ、最後は妙に納得しました。でも、彼女はどうなんだろう?初公開日 1954年4月15日解説(あらすじ)・ストーリー カナダのある教会で働く男が、神父に、強盗殺人をしてしまったと告解。やがて、その事件の容疑者として神父に嫌疑がかかる。だが、懺悔中に聴いたことは他言してはならない、というカトリックの戒律のため、神父は真犯人の名を明かすことが出来なかった……。特異なシチュエーションが産むサスペンス劇。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : モンゴメリー・クリフト、アン・バクスター、カール・マルデン、O・E・ハッセ、ドリー・ハス 監督 : アルフレッド・ヒッチコック映画「私は告白する」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 19, 2013
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情婦 WITNESS FOR THE PROSECUTION☆☆☆☆☆+DVDこれ、映画が好きなら必見です。ラストシーンは勿論現代風に書き変えることができる。でも、そういうことではなくて、映画ってこうだよね。サスペンスってこうだよね。って感じ。何と言ってもマレーネ・デートリッヒ。実は初めて見ました。こんな女優だったのか。有名過ぎて知らなかったし、時代も古いし、大御所?興味なし。という感じでした。しかし、この存在感。この人がいなかったら、この映画は成立しないよね。そういう女優。代役が効かない感じ。アガサ・クリスティが彼女を念頭に書いたとは思えないけど、・・・・やっぱり、書いたのかな。年代的なことはわからないけど、凄い映画。見てよかった。初公開日 1958年3月1日解説(あらすじ)・ストーリー アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : タイロン・パワー、マレーネ・ディートリッヒ、チャールズ・ロートン、エルザ・ランチェスター、トリン・サッチャー 監督 : ビリー・ワイルダー映画「情婦」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 17, 2013
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偶然の旅行者 THE ACCIDENTAL TOURIST☆☆☆TV「白いドレスの女」は懐かしい。大柄骨太、さらに肉厚なアメリカン美女うキャサリン・ターナーの姿に憧れてしまったものだ。これは見ていなかったので、今になってテレビでやってくれて嬉しかった。しかも、彼女はアカデミー助演賞を取ったらしい。内容は、・・・・ちょっと無理があるような、でも、動き出してしまえば確かに人の心理としてはありうるような、とにかく、ウィリアム・ハートがどう思うか、それだけがドラマ進行の鍵で、必然性はあんまりないのである。ということは、日常的に起こり得る話なのか。というと、やっぱり映画っぽい。何故なら、登場人物がステキ過ぎて、今さらそんな恋のチャンスが巡って来る筈がない状況でありながら恋をしちゃうわけで。。。では、どこが足りなかったのか。。。これは出だしわずか2‐3分でかたずけちゃった、キャサリンの別居に到る心理描写の物足りなさ。確かに最悪の事故で息子を失った悲しみはわかるけど、それがどうして夫との別居につながるのか。ここが本当は一番見たい部分なんだけど。。それが彼の、我関せずと言った態度に原因していると彼女は言うんだけど、具体的なエピソードがないので、ウィリアム・ハートの憐れさばかりが目につく。しかも、私は彼が大好きなのだ。犬屋の彼女は、上手。嫌な女。原作はベストセラーだそうで、たぶん、かなりはしょって作ったんだろうなあ。甘く切ない、若い頃のビル・ブルマンが儲け役。初公開日 1989年10月28日解説(あらすじ)・ストーリー 「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」や「レイダース/失われたアーク」の脚本家として知られ、「白いドレスの女」で監督デビューも果し高い評価を得ているローレンス・カスダンが「白い~」のW・ハート、K・ターナーと共に再びトリオを組み、A・タイラーの同名ベストセラー小説を映画化した作品。子供の死のショックから立ち直れずにいる旅行ガイドブックのライターをする主人公が、妻との別居などを経て、やがて出会うペットショップの訓練師との恋に落ちていく姿を描く。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ウィリアム・ハート、ジーナ・デイヴィス、キャスリーン・ターナー、エイミー・ライト、ビル・プルマン 監督 : ローレンス・カスダン映画「偶然の旅行者」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 17, 2013
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ろくでなし啄木 ☆☆☆☆☆動画、WOWOW以前WOWOWで見た時も、すごいと感動したけど、2度見たらますますよかった。井上ひさしも「泣き虫なまいき石川啄木」という作品があり、本当の啄木はどんな人だったのか、興味の源は同じ。アプローチが違うけど。。。三谷幸喜は、出演者に当て書きすると言うことで、今回はまさに二人の俳優のキャラそのまま。喜劇タッチだけど、後半はもうジャンルを超えている。啄木を通して、「認められない全ての青年」の焦りや憤り、悲しみや絶望が伝わって来る。それでも彼は清らかな歌を詠んでしまう。残って行くのは、爽やかな朝の光のような歌だけ。啄木の歌は好きだ。本編には出て来なかったけど、私のベストはこれかな。・・・うすみどり. 飲めば身体が水のごと透きとほるてふ. 薬はなきかあらすじ才能がありながら文壇に認められず赤貧洗うがごとくの不遇をかこつ木。文学には縁もゆかりもない香具師のテツ。仕事のかたわら親分のいいつけで借金とりを手伝うテツが、木の借金をとりたてに行ったことから二人は知り合う。何の接点もない二人はなぜか意気投合。夜な夜ないきつけのカフェーで飲み明かすまでに。いつしかカフェーの女給のトミも楽しい仲間に加わる。そこには微妙な三角関係が生じるが、妻子ある木がトミと結ばれ、トミに恋するテツは涙をのんだ。ある日、例によって金に困った木は、小金を貯めこんでいるらしいテツにお金を出させる一計を案じ、トミも巻き込んでの大作戦を展開する。しかしこの事件について言うことは三人ともばらばらで、まさに”真実はやぶの中”。 一体その時三人には何か起きたのか、何が真実で、何がうそなのか? 。脚本・演出 三谷幸喜 出演藤原竜也、中村勘太郎 with 吹石一恵 [DVD] ろくでなし啄木
May 16, 2013
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鈍獣 舞台☆☆☆☆動画舞台で見たかったなあ。残念。男3人の演技も凄いが、女も凄かった。キャラ的に損な役回りの西田尚美、もし、声がもう少し強ければ良かったんだけど、ちょっと弱かった。圧巻は、乙葉。初舞台だそうだが、彼女を持ってきた男達のスケベ心?は大成功だったんじゃないかな。小悪魔は、こんな感じ。と堂々の役者っぷりだった。冒頭のキオスクのシーン。大爆笑。それから、知っていた展開になる。つまり、ほんとに強いのは鈍い奴なんじゃないか。これ、男社会だけじゃなくて、女の社会にも当てはまる公式なんだよね。何にも言わない女の子、黙ってる主婦、PTAで、意見を言わない母親。誰からも非難されない。そうこうするうちに、発言した者はだんだん自分の言葉や行動にがんじがらめになって、墓穴を掘り自滅して行く。しかし、おとなしい彼女は生き残る。変化なし。うすら笑い。「私、難しいことわからないんです」なんちゃって。クドカンの面白さ満開の作品でした。作:宮藤官九郎 演出:河原雅彦出演:生瀬勝久・池田成志・古田新太/西田尚美、乙葉、野波麻帆演劇界三人のリーダーが結集! 美女と野獣がこぞって出演の異種格闘技的ステージ! 戯曲賞選評は下記http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/review49.php井上ひさしは、このように言っている。舞台の上に、ほかの形式ではとても表現できないような特別な時空間を創り出すこと。その特別な時空間に貫禄負けしないような強靭で生き生きした言葉を紡ぎ出すこと。そして、この二つがうねりながら一つになって、ふだんでは、「見ていても見えず、聞いているのに聞こえない」人間の真実を観客の前に提示すること。しかもその観客は一人や二人ではなく何百何千にも及ぶので、よほど強力なプロット進行を仕掛けないと、それらの人たちは一匹の巨大で生きた観劇共同体にはならないだろうということ……劇を書くということは、以上の難問を乗り越えるための苦役にほかなりません。これが自分で作品を書くときも、ほかの作品を読むときも、評者が頭のどこかにおいている物差しです。 『鈍獣』(宮藤官九郎)は、基本になる時「現在」へ、回想による「過去」がぐいぐいと接近してくるという時間の扱いに力感が溢れていました。対話の積み重ねに速度があって、ギャグにも切れ味があり、ここには疑いもなく一つの言語世界が成立していました。そしてその世界の中から、人間の哀れなほどのおかしさが吹き出し、それでいて人間という存在への無限の讃歌も浮かびあがってくるという、近ごろ出色の作品です。生瀬勝久、池田成志、古田新太による演劇ユニット「ねずみの三銃士」が企画する演劇作品用に書き下ろされた戯曲で、翌年には第49回岸田國士戯曲賞を受賞した。 あらすじ ある日、週刊誌編集者の静がとある田舎町に降り立った。失踪した作家・凸やんを捜しに来たのだ。そこで彼女を待ち受けていたのは、凸やんの同級生・江田っち、同じく警官・岡本、江田の愛人・順子ママに、ホステスのノラという怪しい面々であった。 登場人物 凸川(でこかわ) 小説家。江田、岡本とは幼馴染み。中学までは彼らとの間で一番劣るほど勉強も運動も苦手だった。 ひたすら温厚でどこまでも鈍いが、不死身の肉体を持つ。 江田 ホストクラブ「スーパーヘビー」の店長で他に幾つかの飲食店を持つ経営者。三人の中ではリーダー的存在。 愛人を増やすことがステイタスで、あくどいことなら何でも思いつくがツメが甘い。 岡本 「スーパーヘビー」の常連客。完全に江田に牛耳られているが、その恩恵もあって地元でそこそこ顔が利く。 江田の言うことなら何でも実行する。 静 凸川を担当していた女性編集者。凸川の連載が終了して左遷されるが、その後凸川の行方不明に疑問を持ち、特集記事を書く。 中途半端な正義感とジャーナリスト根性を持つ。 順子 江田の愛人。江田に牛耳られているが、心のどこかで江田のことを大したこと無い人間だとも思い始めている。 ノラ 「スーパーヘビー」のホステス。江田に惚れていて、事ある毎に順子より従順であることを誇示する。【送料無料】DVD>鈍獣 [ 宮藤官九郎 ]
May 15, 2013
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鈍獣 ☆DVD残念ながら、舞台の方がよかったですねえ。これは何と言うか、失敗作?何でこんなシナリオ書いちゃったのかしら。南野と佐津川のシチュエーションをはしょったために、ストーリーも構成もガタガタに崩れちゃったんですね。この映画を見て初めて、舞台の緻密さがわかったと言うか、凄さが実感できたと言うか、浅野忠信の凸やんは、無理でしょう。鈍い役に挑戦かもしれないけど、スタイルがよすぎる。いくらメークしても、目が鋭いよ。だから、この人ホントは鈍くないんじゃないかって思えちゃう。期待してたので、残念。初公開日 2009年5月16日解説(あらすじ)・ストーリー 2004年に岸田國士戯曲賞を受賞した同名戯曲を基に宮藤官九郎自ら映画用に書き上げた脚本を、CM界で活躍する細野ひで晃が映画初監督で撮り上げた奇想天外ブラック・コメディ。主演の浅野忠信をはじめ個性派キャスト陣が一癖も二癖もある登場人物たちを怪演。週刊誌に連載された小説『鈍獣』の作者・凸川が突然失踪し、その謎を追う担当編集者の静は、なぜかすべてが相撲中心というおかしな田舎町にやって来た。そして、町のホストクラブ“スーパーヘビー”で凸川の同級生だったホストの江田と警官の岡本、さらに江田の愛人一筋20年の順子にぶりっ子ホステスのノラといった怪しげな面々と遭遇し、取材を開始するが…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 浅野忠信 (凸やん(凸川)) 北村一輝 (江田っち) 真木よう子 (静) 佐津川愛美 (ノラ) ジェロ (明) 監督 : 細野ひで晃(C) 2009『鈍獣』製作委員会映画「鈍獣」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 15, 2013
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コールド マウンテン COLD MOUNTAIN☆☆☆☆DVDオーソドックス、王道、クラッシック。そして、感動。。。ジュード・ロウは、この手の映画では絶対だね。2000年の「スターリングラード」でも似たような役なんだけど、もっと見たい。と思っちゃう。何故か、生き残る。ハンサムだから?と、この辺がイージーなんだけど、ま、いいか。二コール・キッドマンは、「私、主役」という感じで堂々たるものだけど、儲け役は、レニー・ゼルウィガー。ブリジッド・ジョーンズと180度違う、頼れる女を演じている。そして、印象的なナタリー・ポートマン。長い映画なのに、この二人のエピソードのおかげで最後まで眠くならずに見ていらる。初公開日 2004年4月24日解説(あらすじ)・ストーリー 南北戦争末期の1864年。ヴァージニア州の戦場で戦っていた南軍の兵士インマンは、瀕死の重傷を負い、病院へ収容された。従軍して3年になるインマンにとって、故郷コールドマウンテンと、彼の帰りを待ち続ける恋人エイダだけが心の支えだった。そして、病院でエイダからの手紙を受け取ったインマンは、ついに死罪を覚悟で脱走を図り故郷へ向かって歩み出す。一方その頃、エイダは愛する父の急死という悲劇に見舞われる。一人では何も出来ない彼女は途方に暮れるばかりだったが、流れ者の女ルビーに助けられ、2人は次第に友情を育んでいった…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、ドナルド・サザーランド、ナタリー・ポートマン 監督 : アンソニー・ミンゲラ映画「コールド マウンテン」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 13, 2013
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情熱大陸 宮藤官九郎☆☆☆☆動画■もう一度観たい「情熱大陸」のゲストランキングで、堂々の3位。1. EXILE (ヴォーカル&ダンス・ユニット)2. 飯島愛 (タレント)3. 宮藤官九郎 (脚本家)4. 草なぎ剛 (SMAP/タレント)5. SHIHO (モデル)クドカンの脚本は、独特の言い回しで始めは苦手だった。と思っていたら、「GO」「ピンポン」もクドカンだったのか。じゃあ、大丈夫だったのね。「タイガー&ドラゴン」あたりから中毒的に体に入って来るようになり、「舞子は~~~ん」は、楽しくて、「大江戸リビングデッド」はもちろん、最近はクドカンの作品を探して見るくらい。ただ、まじめなのもあるんだよね。「11人いる!」とか、「流星のきずな」とか。そういうのは、基本的にパスしている。情熱大陸は、だいぶ前の放送。初めて見た時、3人目のアンガールズかと思ったけど、やはりそんな雰囲気。不思議な優しさに満ちた人。天才???らしくない天才。。。「チューボーですよ」のゲストでも出ていたね。面白かった。ネタ満載。母は、九官鳥みたいな名前の人でしょ。と言っている。何か、笑える。。でも、特別すっきり笑えるわけじゃない。笑うだけなら、三谷の方が笑える。じゃあ、この笑いは何?下手な笑いだったりする。見てる方は、クドカンに迎合して笑っているような所もあるんじゃない?わかる、わかるって。これ、わかんないとヤバイでしょ。みたいな。テレビドラマ「タイガー&ドラゴン」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 13, 2013
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DEAR WENDY ディア・ウェンディ DEAR WENDY☆☆DVD何故、これを借りたのか、すっかり理由を忘れてしまったけど、青春というか、若者というか、青少年というか、相当、青いお話で、たぶん、年齢的に無理だったかも。ウェンディは誰だ。と、問いかけながら見るべし。初公開日 2005年12月10日解説(あらすじ)・ストーリー 鬼才ラース・フォン・トリアー監督が脚本を手掛け、同じ“ドグマ95”のトマス・ヴィンターベアが監督した社会派青春ドラマ。アメリカの架空の町を舞台に、偶然本物の銃を手にした若者たちが辿る皮肉な運命をリアルなタッチで描く。アメリカの小さな炭鉱町に暮らす青年ディックは、炭鉱で働けず劣等感を抱いていた。そんなある日、たまたま買ったおもちゃの銃が、実は本物だったことを知る。以来、初めて自信を持てるようになった彼は、自分と同じ“負け犬”の若者を集め、銃による平和主義を標榜する“ダンディーズ”を結成するのだったが…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジェイミー・ベル、ビル・プルマン、マイケル・アンガラノ、クリス・オーウェン、アリソン・ピル 監督 : トマス・ヴィンターベア映画「DEAR WENDY ディア・ウェンディ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 13, 2013
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交友録も面白い。シェークスピアやギリシャ悲劇を和風の舞台美術で味付けし、言葉や文化が違っても人の心の闇は同じだと、主張している。この本が書かれた頃は、まだ藤原竜也は生まれてなかったんじゃないかな。その後、イケメンを使ったりコメディも手掛けたり、いろいろ多方面に活躍してるけど、「蛇にピアス」もそうだった。やはり初期の作品は強烈だったんだなあ。評判になったのは知っているけど、見てはいない。見たら、どうだったのかしら。彼が恐ろしさでワナワナ震えながら開演を待つ様子が目に浮かぶ。特に、ギリシャの古代劇場では気絶しそうだったことだろう。あの舞台は、昼間見ても圧倒的だから。。【内容情報】(「BOOK」データベースより) 本書は、自伝的エッセイと自身の演劇に対する姿勢を書きつづった短編とから成る。タイトルは「客席に千人の青年がいるとしたら、彼らは千のナイフを持っているのだ」という本文から取られている。七十七歳になった今でもその言葉の呪縛から逃れられないと語る蜷川の、若き日の決意と情熱がほとばしりでるエッセイ集。本音を語る魅力あるエピソードは、時を経ても古びない。 【目次】(「BOOK」データベースより) 1章 演劇をめぐる自伝(役者から演出家へ(一九五五~一九六五)/騒乱の新宿時代(一九六六~一九七三)/千のナイフ(一九七四~一九八三) ほか)/2章 演劇という病(深夜の話ー演出とは何か/砕けた鏡/風ももうすぐやむだろう ほか)/3章 千のまなざし(コミュニケーションの訓練/懐しく甘美な修羅場/ぼくは臆病なんだ ほか)千のナイフ、千の目著者:蜷川幸雄価格:840円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
May 12, 2013
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善き人のためのソナタ DAS LEBEN DER ANDEREN/THE LIVES OF OTHERS☆☆☆☆☆DVD疑惑と監視。冒頭の取り調べのシーンは、本編の静かな描写に比べて、強烈。本当はこういう激しいものを秘めながら、疑惑をはぐらかすために息を潜めて暮らしている人間の予兆が描かれる。ドイツの女優さんの綺麗なこと。そして憐れなこと。男も恐怖と闘いながら生きているわけだが、彼女は身を守るすべもない。祖国を信用できず、祖国に頼れないというのはこんなに孤立無援で、恐ろしいことなんだと思える一品。子供がエレベーターの中で「おじさんはシュタージ?」と尋ねるシーンがある。胃がキリキリするようなシーンだった。劇中のソナタはベートーベンのものではなく、ガブリエル・ヤレドの作曲だそうだ。初公開日 2007年2月10日解説(あらすじ)・ストーリー 旧東ドイツで反体制派への監視を大規模に行っていた秘密警察“シュタージ”の実態に焦点を当てたヒューマン・ドラマ。芸術家の監視を命じられた主人公が図らずも監視対象に影響されていく姿を静謐なタッチでリアルに描き出す。監督はこれが長編デビューのフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。1984年、壁崩壊前の東ベルリン。シュタージの局員ヴィースラー大尉はある日、反体制的疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視し、反体制の証拠を掴むよう命じられるのだったが…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール、トマス・ティーマ 監督 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク詳細解説は下記のサイトで、http://www.jicl.jp/now/cinema/backnumber/20070226_03.html映画「善き人のためのソナタ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 12, 2013
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ラ・マンチャの男 MAN OF LA MANCHA/L' UOMO DELLA MANCHA☆☆☆☆DVDもう一本、ソフィア・ローレンが見たくなって借りました。「ラ・マンチャの男」は、松本幸四郎のライフワーク。何人ものアルドンサが現れ、現在は娘の松たか子が、このソフィア・ローレンの役を演じています。無理よね。はっきり言って。最下級の娼婦で、輪姦される役です。それでも、ドン・キホーテは彼女を気高い姫だと言い続ける。否定するアルドンサ。傷つき、自分はそんな女ではない。目を開けて私を見て。現実の私を見て。ボロボロの私を見て。しかし、彼は優しく歌う。見果てぬ夢を。親子でやるような芝居じゃありません。たとえ、松たか子が上手だったとしても。。で、映画ですが、これはやはり狭い空間で濃密に演じられてこそのドラマだと思う。外に出ただけで、何か拡散してしまう。それでも、字幕を頼りにこの人々のセリフを辿ると涙が止まらない。ソフィア・ローレンは、本当に素晴らしい。何とかして、松たか子をやめて欲しいな。ちゃんとした大人の女優を使って欲しい。もう一度、幸四郎の「ラ・マンチャの男」を見たい。初公開日 1972年12月16日解説(あらすじ)・ストーリー セルバンテスの『ドン・キホーテ』を基にした、D・ワッサーマンの舞台劇を映画化。初老の騎士ドン・キホーテが、従者サンチョを引き連れて、美しい貴婦人のために大活躍。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ピーター・オトゥール、ソフィア・ローレン、ジェームズ・ココ、ハリー・アンドリュース、ブライアン・ブレッスド 監督 : アーサー・ヒラー映画「ラ・マンチャの男」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 11, 2013
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特別な一日原題: UNA GIORNATA PARTICOLARE/A SPECIAL DAY☆☆☆☆WOWOW後で見るつもりで録画していたが、結局最後まで見てしまった。日常を淡々と撮った映画は苦手だなんて、どうしてそんなこと言える?ソフィア・ローレンが化粧っ気もなくアッパッパを着て家族を式典に送りだす、朝の風景から既に目が離せない。そして、向かいの窓に男の後姿。主人公はこうやって登場する。さりげなく。彼のセリフが泣かせる。「僕だって女性と出来ないことはない」ではソフィア・ローレンは、勝手に燃え上がって不倫して、片思いの果てに元の家庭に戻ったのか。しかし、そうではない。でも、説明できない。「マディソン郡の橋」と似たような状況なんだけど、どういうわけか、マディソンには怒りが込み上げ、この映画には迫るものがあり、、、この違いは何だ?誰か教えて下さい。作品限定された状況をきわめて映画的なドラマに作り替える名人、E・スコラの、鮮やかな手並みが鑑賞できる作品である。ムッソリーニ支配下のローマで、アパートの住人全てがファシスト集会に出向いた後に残された主婦と、官憲に追われそこに忍んでいた反ファシストの男の、一日だけの恋を描く。ほとんど密室劇に近い内容だが、アパートの外観の取り入れ方が、ヒッチコックの「裏窓」を思わせて見事である。 . . . 製作年度: 1977年 監督: エットレ・スコーラ 上映時間: 106分 キャスト・スタッフ マルチェロ・マストロヤンニ ソフィア・ローレン ジョン・ヴァーノン よその方のブログに詳しく載っていました。http://plaza.rakuten.co.jp/mizumizu4329/diary/200809250000/映画「特別な一日」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 9, 2013
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『ら抜きの殺意』(らぬきのさつい)☆☆☆☆戯曲面白かった。どこかの劇団で上演した記録がyou tubeにあって見たが、それはそれ。戯曲はホントに痛快。こだわる人、いるよね。ら抜きか。着眼点に脱帽。ただ、堀田八重子と遠部その子。二人の中盤の会話がちょっと。だって、知的過ぎないか?特に遠部その子は、一番感情移入してただけにずっこけたって言うかあ・・・・シリアスな女だったんだって、はずされたって言うかあ・・・ずっと、おバカでいて欲しかったって言うかあ・・・ああいう生真面目さって、永井愛の資質なんですかね。気になってもう一冊注文しました。気になるって言うかあ・・・1997年に永井愛が発表した戯曲。1997年12月、テアトル・エコーで初演。1998年、第一回鶴屋南北戯作賞を受賞した。あらすじ 通販会社"ウェルネス堀田"にバイトで入った「ら抜き言葉」を嫌う男・海老名とそこの社員で「ら抜き言葉」を使う男・伴。二人の間には次第に殺意に似たものが漂い始める。 登場人物 海老名 俊彦 「ら抜き言葉」を嫌う男。 伴 篤男 「ら抜き言葉」を使う男。 堀田 与平 ウェルネス堀田社長。 堀田 八重子 与平の妻で掃除婦兼経理兼副社長。 遠部 その子 健康食品を扱う会社の社員で伴の彼女。 宇藤 樹里 ウェルネス堀田社員。 雨宮 尚人 ウェルネス堀田配送係。 日下 勉 日系三世。 殿村 金弥 ウェルネス堀田早朝部バイト。【100円クーポン配布中】ら抜きの殺意/永井愛【RCP】
May 8, 2013
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三谷幸喜の「巌流島」☆☆動画三谷作品には、二種類あるんですね。ギャグ系とストーリー系。これは、ギャグ系。苦手な役所浩司と苦手な鈴木京香。面白くないなあ。コメディ、やめてよ。モっくんの巌流島、見てみようかなあ。平成8年(1996)パルコ劇場公演。主な登場人物宮本武蔵 ・・・・ 役所広司 佐々木小次郎 ・・・・ 益岡徹 武蔵の妻、お鶴 ・・・・ 鈴木京香 あらすじ巌流島の決闘。刻限に現れない武蔵に業を煮やした小次郎は、「待たされた者より動揺するのは迎えに来られた者だ」(!)という奇天烈な論法により、武蔵が宿泊している船宿に迎えに行く。ところが色々な事件が次々と発生して、なかなか決闘の場に向かうことが出来ない。しかしその状況は実は武蔵にとって都合の良い事だった。誰かのコメント閉鎖された空間(2時間15分近くの舞台が、船宿を舞台にした1幕1場である)・目的があるのに次々と障害が発生して先に進まないというプロット・随所にちりばめられた細かいギャグ。これらは三谷コメディの典型的なパターンである。
May 8, 2013
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第三の男 THE THIRD MAN ☆☆☆☆DVDDVDの始めに淀川 長治の解説が入っている。1966年(昭和41年)から始まったテレビ朝日系長寿番組『日曜洋画劇場』(当初は『土曜洋画劇場』)の解説者として、番組開始から1998年の死の前日までの32年間、いったい何本ぐらい解説してくれたんだろう。1966年といえば、私は10才でまだ番組の終わる11時まで起きていてはいけない時期だった。だが、この洋画劇場は別格で毎週楽しみにしていた。映画大好きはこの頃に培われていたんだなあ。サイナラおじさんの解説には尊敬と深い共感を持って見たものだ。その後、映画解説で凄いと思ったのは、おスギとピーコくらいで、生意気になり,いい映画を見逃した。さて、「第三の男」「三番目の男」という邦題だったら、こんなに印象に残らないよね。さらに、有名な音楽。たぶん、見たことがあるのだがまったく記憶になく、今回初見と一緒だった。古いか新しいかと言えば、古い。演出が多過ぎて、わざとらしい。それでもオーソン・ウェルズの話し方は、他の役者と違って自然。一線を画してるね。オーソン・ウェルズをずっと俳優だと思っていたのもこの作品のせいだよね。名作だ!私もハリーと一緒に、下水こうの下から、埃だらけの汚い鉄格子の向こうの光に向かって喘いだ。初公開日 1952年9月16日解説(あらすじ)・ストーリー 第二次大戦後のウィーン。親友のハリー・ライムの招きでこの街を訪れた作家のマーチンは、到着早々、ハリーが死亡したことを知らされる。ハリーの死には三人の男が立ち会っていたと言うのだが、その三番目の男の正体を追って、マーチンは独自の調査を開始する。陰影や構図を凝らしたサスペンス・スリラー。同名のTVシリーズ(主演マイケル・レニー)も製作されている。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード、バーナード・リー 監督 : キャロル・リード映画「第三の男」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 8, 2013
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5月5日の日曜美術館は「フランシス・ベーコン」でした。再放送は12日の夜。フランシス・ベーコンって、昔の哲学者じゃなかったでしたっけ。「知は力なり」教科書で習いました。ところが、このフランシス・ベーコンは現代芸術家。恐ろしくて、見たくない!!!ゾンビのような絵です。「イレイザーヘッド」や「ブルーベルベッド」のデヴィッド・リンチや、大江健三郎が敬愛してやまない画家なんだそうです。しかし、番組その者は久しぶりに見ごたえがありました。去年は今一だったなあ。何故か。今年は大好きなアラタが司会なので、余計にしっかり見てる訳です。で、ベーコン。私には美しさはわからないけど、本物を見ていないので、何とも言えないけど、グチャグチャ感はわかる。S・キングを知ってから、実は残酷なものも嫌いではないと気づいてはいるのですが、ゾンビは苦手。やっぱり本物を見る気はしないです。ホラーを馬鹿にする人が、芸術だと残酷を受け入れたりもするんだよね。悪夢みたいです。マジで。20世紀を代表する画家フランシス・ベーコン(1909~2002)。ゆがんだ顔や、歯をむき出しにした口、ひしゃげた体など、絵の題材は一見“恐ろしい”。しかし、構図は巧みで、色彩は鮮やか、とても“美しい”。この不思議な絵が、文化や世代を超えて、多くの人を魅了している。ベーコンが創作の拠点にしたロンドン。第二次大戦中に暮らした建物や、足しげく通った繁華街SOHOなど、ゆかりの場所や人々を訪ね、作品誕生の背景をたどる。また、ベーコンが、亡くなるまでの30年間を過ごしたアトリエは、死後、生まれ故郷アイルランドの美術館に移築されている。ときに実験的な手法を取り入れながら、ベーコンは、みずからが生きる20世紀という時代にふさわしい、“現代の人間像”を作り上げようとしていた。番組では、ベーコンを最も好きな画家の一人に挙げる作家の大江健三郎さんや、映画監督デビッド・リンチさんが、“人間の本質”を表現しつづけた作品の魅力を読み解いていく。 (NHK日曜美術館より)アイルランドのダブリンに生まれたフランシス・ベーコン(1909-1992)は、ロンドンを拠点にして世界的に活躍した画家です。その人生が20世紀とほぼ重なるベーコンは、ピカソと並んで、20世紀を代表する画家と評されており、生誕100年となる2008年から2009年には、テート・ブリテン(英国)、プラド美術館(スペイン)、メトロポリタン美術館(アメリカ)という世界でも主要な美術館を回顧展が巡回しました。主要作品の多くが美術館に収蔵されており、個人蔵の作品はオークションで非常に高値をつけているため、ベーコンは、展覧会を開催するのが最も難しいアーティストのひとりだと言われています。そうしたこともあってか、日本では、生前の1983年に東京国立近代美術館をはじめとする3館で回顧展が開催されて以来、30年間にわたり個展が開催されてきませんでした。今回、没後20年となる時期に開催する本展は、ベーコンの「世界」を、代表作、大作を多く含むベーコン作品33点により紹介するものです。そのうち、ベーコンを象徴する作品のフォーマットである三幅対(トリプティック)も、大きなサイズが4点、小さなサイズが2点と多数含まれているので、実際にはもっと多く感じられることでしょう。(開催中の美術館HPより)絵は怖くて貼りたくないので、アトリエだけ。
May 7, 2013
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アパートの鍵貸します THE APARTMENT☆☆☆☆☆-DVDジャック・レモンの映画で一番好き。何回か見ているけど、今回は三谷幸喜とビリー・ワイルダーのインタヴュー・ドキュメントを見た後なので、ちょっと緊張して見てみました。やっぱり面白い。完璧。しかも、邦題が原題を凌駕していると思う。バンザイ!平田オリザは、テーマより場所だ!と言っていたが、まさにその通りなんじゃないかな。どのシーンも必要不可欠。と思いながらみたが、ふと、フランの義理の兄っていらないんじゃないかと思った。いらないよね。あの人。浮いてる!最後にフランが超ステキなコートを着て出て来る。同居の義兄があんなブルーカラーなのに。私だったら、、、、買い物から帰って来たジャックレモン。口笛を吹きながらフランを呼ぶ。いない。書き置き。。。昨日、ティlム・バートンの「エド」を見て欲求不満だったので考えた繰り言です。初公開日 1960年10月8日解説(あらすじ)・ストーリー ビリー・ワイルダー監督・脚本による都会派コメディの代表作。出世の足掛かりにと、上役の情事のためにせっせと自分のアパートを貸している会社員バド(レモン)。だが、人事部長のシェルドレイク(マクマレイ)が連れ込んで来たエレベーターガールのフラン(マクレーン)は、バドの意中の人だった……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ、レイ・ウォルストン、デヴィッド・ルイス[俳優] 監督 : ビリー・ワイルダー映画「アパートの鍵貸します」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 7, 2013
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エド・ウッド ED WOOD☆☆DVD何となくティム・バートン監督作品には感情移入出来ない。面白そうなのに、乗り切れない。今回、特に残念だったのは、エドが女装趣味だったことがわかるシーン、本気なのか、冗談なのか、史実なのか、そこがもどかしい。はっきりしてほしい。大切な所じゃないか。私だったらこうする。と思わず言いたくなるのがミソかも。そういう撮り方なのかも。 初公開日 1995年9月2日解説(あらすじ)・ストーリー 実在の映画監督で、“史上最低の監督”と謳われた、エドワード・D・ウッド・ジュニア--通称エド・ウッドの伝記的作品。50年代のハリウッド。スタジオの片隅で使い走りをしながら、映画監督になる日を夢見て働いていた映画青年エドは、ある日業界誌に載った性転換をした男性の物語の映画化を知り、本物の服装倒錯者だったエドは、シナリオを3日間で書き上げ、ふとしたきっかけで知り合った往年のドラキュラ俳優、ベラ・ルゴシの出演を条件に資金を得て、監督デビューを飾るが……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ジェフリー・ジョーンズ 監督 : ティム・バートン第67回(1994年)アカデミー賞助演男優(マーティン・ランドー)、メイクアップ賞受賞。チープなセット、ちゃちな特殊効果、変な台詞、エキセントリックなキャスト、突飛なストーリー展開...。この条件をすべて満たした作品を量産し、「史上最低の映画監督」として今もその名をとどめているエド・ウッドごとエドワード・D・ウッド・Jr(Edward Davis Wood, Junior)。マニアの間では既に有名でしたが、エドの名を広く知らしめた映画が、ティム・バートン監督の『エド・ウッド』。エド(ジョニー・デップ)が、ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)と出会い、「プラン9・フロム・アウター・スペース」のワールドプレミアを終えて、キャシーに求婚するまでの比較的ハッピーな時期を描いた作品です。映画「エド・ウッド」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 7, 2013
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オケピ!☆☆☆+youtube何と言っても、第45回岸田國士戯曲賞選評(2001年)受賞作。選評は下記のサイト。http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/review45.php布施明の声がなかったら成立しなかったんじゃないかな。この舞台は。まずは、オケピ!というシチュエーションに脱帽。しかし、内容はそれほど濃くない。歌も今一、曲も印象に残るほどではないんじゃないかな。相棒の亀さんが、あんまりかっこいいので驚いたし、どの人も皆達者です。たぶん、生で見たら、もっといいと思う。youtubeでただで見ようなんて、そんな不届きなやつには、面白さが伝わらないんだな。きっと。物語の舞台はオーケストラ・ピット(業界用語で「オケピ」)。本来は舞台の下にあるべき世界が、舞台上で描かれるという三谷幸喜らしいひねりで、ミュージカルの魅力をミュージカルの裏側から見るという仕組みになっている。 舞台上の「オケピ」の下では、本物の「オケピ」がオーケストラ伴奏しており、その二重構造が不思議な感覚をかもし出す。 舞台上のオケピは、架空の翻訳ミュージカル "BOY MEETS GIRL" 本番中の舞台下である。「ボーイがガールにミーツする」というあまり面白くない話で客席はガラガラ、そのためオケピ内の奏者が減らされ、たった13人でオーケストラの音を出しているという設定。キャスト(2000年版/2003年版) キャラクター概略は2003年版に基づく。 コンダクター (真田広之/白井晃) 奥さんはヴァイオリン奏者のハチコ。出会って10年、結婚して5年、別居して1ヶ月。奥さんが家を出て行ってから、キッチンの換気扇の止め方とリビングの床暖房の消し方がわからずに困っている。ハープの如月さん(2000年版は東雲さん)のことが気になっていて(本人は付き合っているつもり)、本番中に浮気の約束をする。曲のアレンジを変えて女性の気を引くのが得意技。 [弦楽器] ヴァイオリン (戸田恵子/戸田恵子) コンサートマスター。サバの缶詰が好物。計算が苦手で、計算していると頭がしびれてくる。ある日、「もし彼(コンダクター)と結婚していなかったら」とふと思い、気が付いたら家を出ていた。家を出てしばらくは付き合っていたトランペットの東郷君の家にいたが、その後は彼と別れて、今はチェロの十勝さんの家にいる。 チェロ (宮地雅子/瀬戸カトリーヌ) 主婦の十勝さん。持って帰るのを忘れると翌日の子どものお弁当に支障が出る、という理由で買い物袋をオケピに持ち込む。さらに何かを買い忘れた気がして、ずっと気にしている。口の動きを見ているとイライラするため、ウサギが苦手。クリスチャン。 ヴィオラ (小林隆/小林隆) 名前を誰にも思い出してもらえなくて、「ヴィオラの彼」「ヴィオラの人」「もしもし」などと呼ばれている。プログラムで名前を確認しようと思えば、ミスプリントで名前が印刷されていない。本人も誰も名前で呼んでくれないことを気にしている。名前のヒントは、漢字で2文字、かなでも2文字。彼の名前は物語の最後の最後で判明する。 ギター (川平慈英/川平慈英) ハープの如月さん(東雲さん)と仲が良く、一緒にコンサートに行ったり、食事をしたり、温泉旅行に行ったりしているうちに、自分は如月さんと付き合っている、と勘違いしてしまう。如月さんに「あなたに恋愛感情は持っていない」などと言われても、ポジティプに考えてしまい埒が明かないため、ついには如月さんに「愛すべきお馬鹿さん」と呆れられてしまう。 ピアノ (小日向文世/小日向文世) 「鼻の頭がかゆい」などと言ってミスを連発するが、実はマイ・フェア・レディの初演の時(日本におけるブロードウェイミュージカルの初演でもある)からオケピにいる芸歴の長さの持ち主。複雑な譜面の時は、弾いている振りして鍵盤に触らなかったり、1音おきに弾いたりしている。具合の悪いウサギの「ショパン」をオケピに連れてくる。そのウサギが終盤に産気づいてしまい…。「誉さん」とみんなに呼ばれている。 ハープ (松たか子/天海祐希) ハーピストと言うと、家が金持ちのお嬢様だと思われてしまうが、実は実家は貧乏。なんとトイレは未だに共同。上に兄が2人いるため、男友達といるほうが気が楽。そのため、男の友達が多く、友情と愛情を誤解されやすい。今回のオケピのメンバーの中ではピアノ→サックス→コンダクター→ギター→トランペットと相手をその気にさせてきた。役名は、2000年版が「東雲(しののめ)さん」、2003年版が「如月(きさらぎ)さん」。 [管楽器] オーボエ (布施明/布施明) いつも時間通りにやって来ては時間通りに帰って行く几帳面な性格。彼の席の周囲1メートルは彼のテリトリーなので他の人が入ってくることを嫌う。現在は独身だが、学生時代に一度結婚している。半年ほど前に20年ぶりに娘と再開した。彼女はこの日ミュージカルを見に来ていて、それを知ったみんなが気を利かせて第2幕のM16でオーボエの見せ場を作ったが、彼女は第2幕があることに気付かずに、第1幕の後の休憩で帰ってしまっていた。 トランペット (伊原剛志/寺脇康文) 本業はジャズミュージシャン。しかし、不況のためミュージカルに出稼ぎに来ている。ミュージカルは急に踊ったり、急に歌ったりするので苦手。コンダクターの妻を寝取り、今は如月さんと付き合っている。悪ぶっているが、みんなの輪の中に入り損ねると、何とかして輪に加わろうとする。 サックス (白井晃/相島一之) アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、etc.を担当する一文字さん。さらにM17ではトランペット、ギター、ハープ、ピアノも演奏し大活躍する。ブラックホールによる宇宙の崩壊が気になっている。本番中に競馬新聞を読み、単勝でグラスハープに賭ける。 ファゴット (北川潤/岡田誠) 脂肪肝の持ち主で、食べることを控えている。そのため、口寂しくガムを噛んでいる。ファゴットを演奏する時はガムを口から出し、譜面台にはりつけて、演奏が終わるとまた口に戻す。本番中にものを食べると、仮死状態になるほど眠ってしまう。ちなみにラ・マンチャの初演の時は、翌日のマチネが終わるまで眠り続けた。 [打楽器] ドラム (菊池均也/温水洋一) 本番中、脂肪肝に効く漢方薬『善滋盆(ぜんじぼん)』の契約を取り付けるのに必死。ドラムの仕事は50歳まで、と決めている。 パーカッション (山本耕史/小橋賢児) エキストラとしてやって来た学生の西尾君。1幕ラストの曲の最後のシンバルのタイミングで悩んでいるが誰にも相手にしてもらえない。ミュージカルの現場に夢を持っていたが、現実を見て幻滅してしまう。
May 6, 2013
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王様のレストラン ☆☆☆you tube伝説の名作。確か、何度も再放送されて、そのたびに見ようかなと思いながら、1話目で断念。だって、つまんなかったから。。。ごめんなさいね。しかし、今回、初めて気合いを入れて見ました。第5話が面白かった。。。ダントツ。後は、☆二つ。理由は、う~ん。。。山口智子が苦手。。。古畑のゲストで華道家になった時の方がずっとよかった。みんなウソっぽい。でも、今やってるドラマの方がさらにウソっぽいから、この作品をけなすのは理不尽かも。よくわかんないなあ。放送期間 1995年4月19日~1995年7月5日放送日時 水曜日(21:00~21:54)放送局 フジテレビ 父の死でフランス料理店のオーナーになった青年が伝説のギャルソンや個性的な従業員たちの手を借りて店を一流店にしようと奮闘。キャスト(出演)・スタッフ 松本幸四郎[9代目] (千石武) 筒井道隆 (原田禄郎) 山口智子 (磯野しずか) 鈴木京香 (三条政子) 西村雅彦 (水原範朝)テレビドラマ「王様のレストラン」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 6, 2013
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バッド・ニュース☆グッド・タイミング☆☆☆☆you tube三谷幸喜の舞台。コメディというより、長編コントって感じかなあ。何と言っても、芸達者なお父さん二人が、劇中で漫才をやる。それが面白い。前半、丁寧なシチュエーション説明が、長過ぎて、このまま終わっちゃうんじゃないかと心配したが、お父さんたちが出てきてからはテンポも上がり、大爆笑だった。役者の力の凄さ。半端じゃない。まずは、どれだけ二人が頑固か、頑固オヤジが、こんなに愛しい存在か、そこがおかしい。内容はあってないような話。それでこれだけ笑える。って、王道だよね。でも、二度は見ないだろう。その潔さもいいんじゃない?(2001年、パルコ劇場) 伊東四朗、角野卓造、沢口靖子、生瀬勝久、久野綾希子、八嶋智人、伊藤正之ストーリー。つきあってるのも内緒なら、もちろん結婚式も内緒・・・なぜなら、お互いの父親がとある事情で犬猿の仲。そう、2人はまるでロミオとジュリエット、味方は花嫁の母(久野)ただ1人。「でも・・・やっぱりお父さんに祝ってほしいの」という訳で、お互いの父親を勝手に呼んじゃった花嫁(沢口)。そして新郎(生瀬)がその事実を知ったのは、なんと披露宴2時間前!2人の(というより主に新郎の)心配と裏工作をよそに、結局顔を合わせてしまう双方の父親(伊東・角野)。この2人、かつて人気急上昇中に喧嘩別れした漫才コンビ。片や売れない芸人片や市会議員の先生とくれば、久々の再会に喧嘩の始まらない訳が無い。ところがあにはからんや、説得工作で周囲が右往左往するうちにこの2人、全てのてんやわんやは自分たちのコンビ復活を皆が望んでいるためだと勘違い。衣装合わせにネタ合わせ、いそいそと練習始めるオヤヂコンビの姿に、ウエディングカップルだけでなく居合わせた喫茶室のウエイター(八嶋)までがやきもきする羽目に。そして、何も知らずに巻き込まれたウエディングコーディネーター(伊藤)の運命や如何に・・・。
May 5, 2013
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おかしな二人☆☆☆☆you tubeハヤカワ文庫二ール・サイモンの古典的名作が、youtubeで、見られます。http://www.youtube.com/watch?v=xDW04VPX6OA出演は、〔作〕ニール・サイモン〔出演〕杉浦直樹・谷啓・川平慈英・仲恭司・菅生隆之・峰さを理・春風ひとみ・江守徹 1995年・銀座セゾン劇場戯曲で読んだ時には、スピード感がつかめなくて、面白いのかどうか、わからなかったというのが本音ですが、さすが芸達者な人たちの舞台を見たら、面白かった。映画も見会いけど、これは現在借りられないのよね。でも、やはり、舞台がいいのかな。杉浦直樹おじさんは熱演。ちょっと年です。たまにカツ舌が微妙。でも、この人、知らなかったけど、とてもダンディな俳優さんだったんですね。男の友情っていいなあ。と、しみじみ。ハヤカワ演劇文庫 2【100円クーポン配布中】ニール・サイモン 1 おかしな二人/ニール・サイモン/酒井洋子【RCP】
May 4, 2013
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卒業 THE GRADUATE☆☆☆☆DVDこのあまりにも有名な映画、初めて見ました。こういう話だったのか。と言うか、話は知っていたけど、思っていたのと違っていました。まず、一番最初に出て来るキャストはアン・バンクロフト。今だったら、ダスティン・ホフマンの映画だと思うよね。誰でも。しかし、この時のスターはアン・バンクロフト。そして、彼女の表情の変化が凄い。青春映画としては、少し古いけど、中年女性の映画として見たら、全く古くない。大体、こういう能天気な青年が古いよね。しかも、女の子も突然結婚しちゃったり。でも、娘に嫉妬する母親の凄みや、その夫のムカつき方は、あまりにもリアル。私の年齢のせいかしら。いや、本来はそういう映画だったのかも。突然だけど、和泉式部の有名な歌に、「暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ 山の端の月」というのがある。アンバンクロフトの心境としては、こんな感じかも。ただし、和泉式部、思春期の作だそうです。サイモン&ガーファンクルの歌は最高。。初公開日 1968年6月8日解説(あらすじ)・ストーリー 大学を卒業し前途洋々のベンジャミン。彼は、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人と逢瀬を重ねることに。だが彼女の娘エレインが現れた事で、その関係は崩れていく。親の勧めで不承不承エレインと付き合うことになるベンジャミンは、彼女に惹かれていったのだ。一方、そんな若い2人に嫉妬するロビンソン夫人。やがて、彼女とベンジャミンの関係がエレインの知るところとなるのだが……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バンクロフト、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ 監督 : マイク・ニコルズ映画「卒業」この作品情報を楽天エンタメナビで見る "The Sound of Silence" 「サウンド・オブ・サイレンス」 Hello darkness, my old friendこんにちわ暗闇くん。君は僕の古くからの友人だI've come to talk with you againまた君と話しに来てしまったよBecause a vision softly creepingその訳は、ひとつの幻想がやさしく忍び寄ってきてLeft its seeds while I was sleeping 僕が眠っている隙に一粒の種残していったからさAnd the vision that was planted in my brain そしたらその種が僕の脳の中で大きく成長し始めたんだStill remains within the sound of silenceだけど幻想はまだ沈黙の音の中でじっとして動かないままでいるけど・・・In restless dreams I walked alone 落ち着かない夢の中で、僕は独りで歩いていたNarrow streets of cobblestone 敷石の狭い通りに差し掛かりNeath the halo of a street lamp 街灯の円い光に近づいた時、I turned my collar to the cold and damp思わず寒気がして僕はコートの襟を立てたんだWhen my eyes were stabbed by the flash of a neon light その時に 僕の目はネオンのフラッシュに射抜かれ、That split the night夜は、引き裂かれてしまったAnd touched the sound of silenceそして、僕は沈黙の音に触れたんだAnd in the naked light I saw 僕は裸電球の下で見てしまった。Ten thousand people, maybe more 一万か、いやもっと多くの人がPeople talking without speaking口を動かすこともなく語っている姿や People hearing without listening 耳をそばだてることもなく聞いている姿やPeople writing songs that voices never share けっして歌われることもない歌を書いている姿をAnd no one dare Disturb the sound of silence. だけど、誰も沈黙の音というものを遮ろうとするものはいない・・・。"Fools" said I, "You do not know「馬鹿」って言うよ。君たちは何も分かっちゃいないんだSilence like a cancer grows沈黙っていう奴が癌のように僕ら自身をむしばんでいるのをHear my words that I might teach you僕がの忠告を聞いた方がいいよTake my arms that I might reach you僕が差し伸べる腕をしっかり取るんだBut my words like silent raindrops fellだけど、僕の言葉は沈黙のままで滴り落ちる雨粒のようなもの And echoed In the wells of silence沈黙の井戸に、落ちて、ポチャンと、こだまするだけ・・・。And the people bowed and prayed 人びとは、ぬかずきお祈りを捧げていたTo the neon god they made 彼らは自分たちが勝手につくり出したネオンという神に。And the sign flashed out its warning すると、ネオンの掲示板に、ふいに警告の言葉が現れたんだIn the words that it was forming光が織りなすその言葉And the sign said ネオンの掲示板はこんな風に語る"The words of the prophets are written on the subway walls「予言者の言葉は地下鉄の壁にも」And tenement halls.「そして安アパートの廊下にも書かれてある」と。And whispered in the sound of silence それでも沈黙の音の中で 人々のささやきは続いていた・・・。 (日本語訳:佐藤弘弥)
May 3, 2013
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クロコダイルの涙 THE WISDOM OF CROCODILES ☆☆☆+DVDこのドラキュラは、ただ血を吸うだけじゃない。心も欲しがる。そこが、とっても官能的。もしくは、女性の敵。絶対許せない奴である。しかし、ジュード・ロウなので、女は皆引っ掛かってしまう。ということは、イケメンでなければ、生きていけない。という単純なお話なのだ。ホンの少し目新しいのは、人の脳は二重だか三重だかの構造になっていて、真中に行くほど原始的。すなわち、本能はクロコダイルだよ。って所です。しかし、クロコダイルって血を吸ったかなあ。普通に肉食だったような気がする。それでも、女優さんも美しく、好きな映画でした。初公開日 2000年11月18日解説(あらすじ)・ストーリー 美貌の青年医師スティーヴンは、自分を愛してくれる女性の血を吸わなければ死んでしまう男だった。次々と女を誘惑してはその首筋に食らいつき完全犯罪を重ねていた。新たな獲物アンと付き合い始めたスティーヴンであったが、彼女を本気で愛してしまい、彼女の血を吸うことにためらいを感じ始めていた。一方、警察ではスティーヴンの恋人たちが不慮の死を遂げていたことから、彼に疑いを抱いていた。アンの血を吸いかねているうち、彼の身体には限界が迫っていた……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジュード・ロウ、エリナ・レーヴェンソン、ティモシー・スポール、ケリー・フォックス、ジャック・ダヴェンポート 監督 : レオン・ポーチ映画「クロコダイルの涙」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 3, 2013
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キンキーブーツ KINKY BOOTS☆☆☆☆+音楽がいい。歌がいい。そして、ストーリーもいい。狙いもいい。何か、得した気持ちになった映画。どんな逆境でも、目指すはニッチな分野。忘れてはいけないマーケティングの基本ですね。最後のチャーリーの、モンローウォークをしたかった姿、ぐっときた。初公開日 2006年8月26日解説(あらすじ)・ストーリー 父親の急死で倒産目前の靴工場を相続した優柔不断な男が、ひょんなことからドラッグクイーンと二人三脚で工場の再生に奮闘する姿を描いた英国産ハートフル・コメディ。田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライス。優柔不断な彼は、婚約者のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。あまりにも突然に工場を引き継ぐこととなったチャーリーだったが、工場の実情は倒産寸前と判明、嫌々ながらも従業員の首切りを開始するのだったが…。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ、ジェミマ・ルーパー、リンダ・バセット 監督 : ジュリアン・ジャロルド映画「キンキーブーツ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 3, 2013
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恋ひとすじに CHRISTINE☆☆DVDこの頃のアラン・ドロンの圧倒的な美しさは、もうどうしようもないね。映画の内容より、見るだけって感じ。と思ったら、最後にドキ。。初公開日 1959年10月18日アラン・ドロンとロミー・シュナイダーの2大スター共演によるラブストーリー。 キャスト(出演)・スタッフ 出演 : アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ジャン=クロード・ブリアリ、ミシュリーヌ・プレール 監督 : ピエール・ガスパール=ユイ映画「恋ひとすじに」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 3, 2013
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親孝行プレイ☆☆☆+DVDイケメン二人と優しいお兄ちゃんの3人が、シットコムで共演。これが意外に面白い。演技力はともかく、脚本がいいのかな。笑える。 親孝行とは、プレイだって、割り切る所がいいね。放送期間 2008年10月作品内容 サブカルの先駆者・みうらじゅんの教えの下、親不孝者の3兄弟が親孝行に挑むシチュエーションコメディ第1巻。各々複雑な理由で一緒に家を借りて暮らす3兄弟。ある日、3人の携帯が同時に鳴り出す。それは母親からの一斉送信メールだった。第1話を収録。キャスト(出演)・スタッフ 安田顕 (長男シンイチ) 要潤 (次男ケンジ) 斎藤工 (三男ユウゾー) 監督 : マギー、小池伊織テレビドラマ「親孝行プレイ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 3, 2013
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ある日どこかで SOMEWHERE IN TIME☆☆☆DVD若きクリストファー・リーヴを見ると、胸が痛む。こんなラブリーな映画にも出ていたのね。この人は、見た目だけじゃなくて、きっと心も真っ直ぐなんじゃないか。そう思えて来る。それでもスーパーマンでは、悪の心に蝕まれる,シリーズ3番目だったかな? あれが一番面白かった。物語って不思議です。このストーリーは、タイムトラベルもの。キアヌ・リーブスのイルマーレをちょっと思い出す。こっちの方が、巡り合い方に手が混んでいる。せっかく新調したスーツが、流行おくれと言われる、その辺がユーモアです。初公開日 1981年1月解説(あらすじ)・ストーリー 母校で初演を迎えていた新進の劇作家リチャードのもとへ現れた老婦人は、金時計を手渡すと“帰ってきて”という言葉を残し去っていく。数年後、再び母校を訪れたリチャードはその町のホテルで一枚の肖像画に心を奪われる。そこに描かれた美女エリーズは、かつての老婦人の若き日の姿だった。日増しに膨れ上がる“彼女”への想いに苦しむリチャードは、ついに時間の壁を越えエリーズと出会う……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア、テレサ・ライト、スーザン・フレンチ、クリストファー・プラマー 監督 : ジュノー・シュウォーク映画「ある日どこかで」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 2, 2013
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幽霊と未亡人 THE GHOST AND MRS. MUIR☆☆☆☆DVDこれは楽しかった。レックス・ハリソンがいい男。「マイフェアレディ」の時よりだいぶ若い。たれ目の男性は好みだわ。この頃、幽霊ものが映画が随分出たようで、みんなそこそこヒットしたそうだ。だが、この映画が中ではピカイチだったらしい。ラブコメはこうでなきゃいけない。どんなに辛くても、ヒロインは幸せになる。たとえ、この映画のような氷河期を経験しても。初公開日 1949年4月26日解説(あらすじ)・ストーリー 今世紀初め、若く美しい未亡人ルーシーは姑や小姑との同居を嫌って、幼い娘(N・ウッド)と永年のつき合いの家政婦を伴い、幽霊の出るという海岸沿いの邸を格安で借りる。するとやはり幽霊が出てしまう。だが、そこの以前の持ち主ダニエル船長の幽霊に、気丈なルーシーは驚かず居住権を確保。しかし、亡き夫の資産運営に姑らが失敗し仕送りが断たれ、生活は苦しい。そこで船長は自分の武勇伝を小説に書かせ、彼女名義で発表するよう助言する……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ジーン・ティアニー、レックス・ハリソン、ジョージ・サンダース、ナタリー・ウッド、エドナ・ベスト 監督 : ジョセフ・L・マンキウィッツ映画「幽霊と未亡人」この作品情報を楽天エンタメナビで見る
May 2, 2013
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