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ちょっと前からとても話題になっている綿矢りさの『インストール』を読んでみた(文庫化されてようやく読む不届き者)。実はこのブログの日付にあっという間に読んでしまったのだが、その後、モヤモヤと気分の悪さが続いていて、しかも個人的にも忙しく、これを記す現在は水曜日、おっと日を越えて木曜日の深夜となった。 ちょうどこの月・火曜日に読売新聞では現役バリバリの作家の対談というものがあって、そこでも最近の若い作家のことが触れられていて、興味深く読んだ。 それはさておき、週番には『インストール』の面白さがわからなかった。 瑣末なことをまず書けば、会話のスピードと句読点の関係が曖昧。主人公の高校3年生の少女は「二日酔いの気分で起き上がり」と語るそのすぐ後で、「まだお酒も飲めない車も乗れない、ついでにセックスも体験していない処女の一七歳の心に巣食う、(下略)」と語ってしまう現実感のなさ。ところどころ出てくる、妙に古臭い言葉遣いとか。 内容では、母親が泣いて言い放ったことばに対する「私」の心とか、小学生の少年との結びつきとか、突き詰めていかない部分が多く、結局何?という感じで終わってしまった。 不満ついでに言うと、「子供」という表記(『インストール』)、大学生を「生徒」「学生」と混用(『You can keep it.』)のような、編集者レヴェルで直すべきものも直されていない。こういう作品を読むと、若くて繊細な感じの女性、というだけで注目させたが、編集者側が育てようという気のないことに気付く。こういう作家をもっと編集者が育てなければ、良い作家にはなっていかないよ、ホント。初々しさだけではやっていけないのだから。
2005/10/17
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また雨だよ……と思いながら遠路立川(駅前ではない)まで。関東ソフトテニス秋季リーグの入れ替え戦だ。1部6位の本学と当たるのは、2部1位の東京経済大学。このところ、1部と2部を行ったり来たりのチームなので油断はできない。しかも、雨雨雨。1部2部の試合は9時スタート。最初のダブルスが3-1までいったあと、3-3まで並ばれてヒヤッとしたが、インカレベスト32ペアはその後は持ち直して5-3で勝利。続くシングルスは、インカレこそエントリーしなかったものの関東で32に入る学生。アップの段階では素人眼には普通に打ち合っていたが、試合に入ると俄然集中力が違い、4-0で勝利。3試合目を待たずに1部残留となった。今日の試合の3人はいずれも2年生。3年4年がいる中できついことではあるが、次の春にはこの3人も居ない。1部残留の意地を見せた2年生の意思を受け継ぎ、今の1年生には春に暴れてもらいたいものである。 さくさくっと試合が終わって、週番は目黒の能楽堂へ。大鼓方の大倉三忠さんのところの会である。今年のシテは金春流の本田光洋さんで「卒都婆小町」。途中で地震がこようとも、老醜を恥じる型の瞬間に携帯電話が鳴ろうとも、舞台後方で気になる動きが幾つあろうとも、老醜の向こうに美と狂を描き出す本田さんの小町が冴えた。自分はシテ至上主義を良いとは思わないけれども、本当に驚くようなことがあっても揺るぎないシテというのはすごいんだな、と思った。
2005/10/16
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超能力ユニット、“ユニット”ねぇ……副題が「4人の愛 4つのパワー 1つの使命」んー、それもなんだかイマイチ。と瑣末なことにこだわってなかなか行けなかったファンタスティック4を観た。1時間40分ほどの上演時間になんとか収めたという感じで、もう少し長くても良かったような。最近のF4のコミックスは見ていないけれども、かつてのF4の感じをよく掴んでいて、4人の描き方が面白い。宇宙での実験に巻き込まれた人たちが勝手に暴れて勝手に収めたという印象はぬぐえないが、荒唐無稽さがかつてのアメコムっぽくて結構楽しめる。 今日行った有楽町スバル座はアスベスト問題で、この映画の後改修が始まる。昔ながらの映画館で、座席の傾斜なんかは最近の映画館に慣れてしまうとイマイチに感じられる反面、こういう雰囲気の場所が残っているというのもいいものだ。 ところで、アスベスト問題のせいか、バリアフリー改修のせいか、東京の地下鉄は工事だらけで、今、とても黴臭い。長年の澱というか、なんとも言えない鼻がムズムズする空気に包まれている。特に古くからある路線は、アレルギー持ちには非常に辛い環境である。
2005/10/13
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新宿のタイムズスクエア側(南口)の紀伊国屋書店に立ち寄る。駅からズンズン歩いて、ようやく到着。遠い……ふと気付いたのだが、もしかしたら代々木のほうが近いかも? と思ったらやはり断然近かった。う~、これまで無駄な歩きをしていたということか。 昔々、『ダイナー』という映画が日本で公開されて親しい友人と新宿に観に行った。「体育の日だから歩くぞっ!」というソヤツ(←体力バカ)のことばにはめられて、新宿から代々木・原宿・渋谷、そしてついに代官山まで到着。明治通り沿いに歩けばいいのだが、そこはほれ、ウォーキングのみではなく雑貨屋とかにフラフラ入ったりするので、純粋には進んでいかない。東横線に乗った時にはもう自失状態に近かった気がする。代々木まで歩いてちょっと思い出した話。20年以上も前のことなんだなぁ。 さて、今日が富士山初冠雪であることを帰宅後の夕刊で知った。生憎河口湖は曇天で、富士山を見ることはかなわなかった。次に見られるのは再来週なので、白さも増すことだろう。
2005/10/11
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雨の中でもソフトテニス部秋季リーグは行われた。おそるべし体育会。早稲田に勝ったものの、日本女子体育大学に負けて、6位。来週入れ替え戦に臨む。2部の上位3校はここ数年の間に1部を体験した大学なので、どこも復帰に向けて狙っていることだろう。 さて、夜は日本語のテスト番組があり、それをぼんやり見ていた。送り仮名とか音読み・訓読み・慣用表現など、なかなか面白い。送り仮名については司会者が「ずっと同じ」とぽろっと言ってしまったが、これまで内閣の改定発表があって現在に至ることを知らないらしい。それはともかく、送り仮名は微妙である。一応、内閣訓令で原則を示しているけれども、中には2つの表記を認めているものもある。 例えば「おこなった」は、活用語尾<う>の部分を送り仮名にする原則(通則)を用いると「行った」であるが、偶然にも「行った(いった)」と同じ表記になるため「行なった」と書いても良い。 こういうあたりの説明があるとわかりやすいと思うが、イマイチ説明が少ないようだ。 驚いたのは音読みの例題で「御芳名」と出ていたこと。元々「芳名」が<お名前>と敬意を含んでいるので、「御芳名」は敬語の重複にあたる。ただ「御住所」と文字数が同じで綺麗に揃うためか、最近の招待通知などで「御芳名」と書く例が増えている。かたや正しい表現を質問していながら、広まりつつある誤用を使うのはどうなのだろう。
2005/10/09
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中途半端な陽気だが、今日明日と秋季リーグ。3年ぶりの1部復帰で学生も頑張ってくれるはず。 さて、最近ライブドアのブログから怪しいトラックバックが続いている。皆さんのところには被害はないのだろうか。怪しいのはマメに消しているけれども、特定のところからの書き込み制限はできないのだろうか(と問い合わせをしてみた)。
2005/10/08
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気分的にはようやく落ち着いてきたのであるが、ここにはアップしていない家族と写っているなつめの写真を見ると、やはり涙がこぼれる。うちは庭に埋めているので、夜の11時過ぎに、墓標のところに行ってしばし酒を飲む。 どうせ家の中で飼っていたのだし、避妊の手術をしなくてもよかったのでは、とか、(もし心臓が悪かったのなら)毎日負担をかけていたのではないかとか。確かに、この1ヶ月、ちょっと痩せたとか、前足を立てて座ることがほとんどなかったとか。あれこれ話しては、酒がどんどん減っていく(←結局それかい!?)。 親族の死去や友人の亡くなった時でも受けなかった衝撃を受けたのだな、とこれは家族で一致した感想。
2005/10/06
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