学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

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くまたろう@ Re:受験勉強を終えて(02/25) >なぜかといえば・・・・ この後をお…
shchan_3 @ Re:千の風(11/09)  しょうです。こんばんは  ウロコ先…
y.hiro@ 会いに来てください 待ってます 先生、今何してますか? すっかり元気に…
Mr. Hot Cake @ Re:賛同します(02/24) アトリエトトロさん ありがとうござい…
2010.10.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
miyajuku塾長先生 “ノートはムダに使え!” と書かれている。


曰く、

“ノートというのは、自分の思考過程そのものなのだ!”


これはそれへの賛同記事であるとともに、こちらの多くの学校教師への苦言になります。


ノートというのはそもそも“誰のため?” という点から問い直してみれば、誰もが
“自分のためさ” と答えるでしょう。そう、本来はそうでなければならないはず。

問題を解くことをノートに記述するとなれば、その問題を読んでから完成された
「解答…いわゆる答案(他人に見せる用)」に至るまでの、 時間軸に沿ったすべて
の過程 が、その人にとって頭脳内では処理しきれなかったこと、すなわち書く必要
自然なノート 」で
あるはず。ノートは日記にほかならない。

(1) 問題文分析 (図・書き出しの段階)から始まり、 (2) 解答に向かって思考する段階
(補助線とか、書きだしたことから更にわかる二次的発見事項の書き入れ)、そして
(3)解答を得た解決段階 、更に (4) 他人に見せるためにそれまでの過程の必要事項だけ
を拾い集めた 「答案用記述」段階

(4)に行き着くまでに、じつに多くの過程を経ることになります

そこに至るまでには、難問・良問なら多くの試行錯誤を経ているはず。試行錯誤を
図の段階でするには、図が大きく、また二次的・三次的発見事項の書き入れに必要な

埋められるか必要なかったかは、(3)に至ってみなければわからない。

また、(2)の段階では図を何度も書き直さなければならないことの方が普通。書き直
しているうちに前の図に新発見をして戻ることだって多々。だから一旦ダメだと思っ
た図だって消さずに残しておく必要がある。


結局、真面目に、真摯に問題に取り組む生徒なら、そのためのノートというのは




ところで、こちらの中学だけなのかもしれないが、ほとんどの中学では生徒に
「1Pノート」とか「提出ノート」とかいう宿題が課されている。毎日ノート
1ページの勉強をし、それを係が集めて教科担任に提出するというものだ。

数学では 非常にこまめなノートの書き方 を要求し、それに反した場合にはその旨の
コメントを付してくる先生が多い。


極端な例 ではある数学女性教師などは
“大学ノートは1ページを縦に三つ折りしなさい。計算はそこ(三つ折りした
  一つ分の幅)に納まるようにぴっちり書きなさい。
  文章題も無駄なくそこに納まるようにきちんと書きなさい。”


ここで間違えて計算したのを残したり、図形で失敗図を残したりしたものなら、
“間違えたものや失敗した図は消しゴムできれいに消しなさい” というコメント
が入る。

少しでも多めの余白が残っていようものなら、
“ノートに無駄が多い。ノートのとり方をもっと研究すること!” と朱書きされた。


ここまで極端ではないけれど、ほとんどは 1ページ二つ折り が主流である。ノート
1ページを1つの図で大らかに(余白たっぷりに)書こうものなら間違いなくその
ノート使いには苦情コメントが入る。

生徒は私のノート使い要求と学校教師のノート使いの要求(指導)との狭間で要らぬ悩み
を抱えることになる。

教科会で取り決めがあるのかどうか知らないが、何を言おうが学校教師は変わらない。
だから私は学校教師に何か言ったり苦情を呈するのはとうにあきらめ、別法を用いて
いる。

“1Pノートはガッコの先生が言うとおりに書きなさい。でもそれでは思考が
   できないから、考えるのは教室(塾)に備え付けてある紙を使って大らかに書
   きなさい。”


教室には自由に使っていいB4とA4,B5のコピー用紙を大量に備えてある。

塾生のほとんどは、考える段階では“先生、紙ください”と言って、たいていB4の
紙を持っていき、じつに堂々とした図や大きな字で描いたり書き出したりして考えて
いる。そしてわかったら1Pノートに最終の図と答案用の部分だけをかいて学校に
提出する。

思考過程は大きな紙に残されており、ノートには残されていない。

これが正常なノートとは思えないが、学校の指導がそうである以上は仕方がないのだ。


私が中学生だった頃は1Pノートなんてなかったし、また余白だらけのノート(私の
ノートがそうだった。でないとそのノートに後々何かを書き込むとか、ノートを自分
の宝物参考書にすることなどはできないではないか!)でも学校の先生がクレームを
つけるなんて干渉はされたことがない。だから、ノートは自分の宝物に仕立てていく
楽しみがあった(特に理科ノート)。

今子どもたちがガッコの先生から要求されているノートを、言われるままに書いてい
たら、それは自分の宝物に仕立てることなど不可能である。これはガッコの先生の
プライドを満たすためだけのノート要求であるとしか思えない。

賢い子を見ていると、提出用ノートと自分用ノートを別に二本立てで作っている。
そうなると提出用ノートはそういう子にとっては「 勉強妨害 」でしかない。

いわゆるいい子ちゃんはガッコの先生の言うことに何の疑問も抱かずに、それで
良いものと思い、 無思考の道 をひたすら歩んでいる。



学習管理は必要なのかもしれないが、こんな画一的学習管理と非科学的・非実用的
要求にガッコの先生内部からなぜ疑問の声が出ないのか?・・・いや、疑問に思って
いる先生がいることは知っているが、そんな声はかき消されるのが実態だ。



miyajuku塾長先生に今更こんな事を言うのは申し訳ないが、miyajuku塾長先生には
」学校教師の匂いが全くない。

是々非々の実戦的な指導をされていて、私も常に良い刺激をいただいている。感謝!









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Last updated  2010.10.21 16:20:57


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