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安倍総理大臣が,女性の社会進出を積極的に支援する構想を打ち出しています。 従前から,ポジティブアクション,クオータ制等々,女性のための施策がありますが,どれも決め手に欠けるような気がしています。 20年以上社会人をやってきた印象では,能力や人柄に性差はないと思っています。ただ,男性にできて女性にできないこと,女性にできて男性にできないことは存在するのであって,(程度の差こそあれ)役割分担がまったくなるなることはないと思います。そうでないと,地球上に女性と男性がいる意味はないわけですから。 とはいえ,「保育園のお迎えが・・・」と残業ができず,「子どもが熱を出して・・・」と急に休暇を取る。組織が要員を補充してくれれば良いのですが,なかなか難しいのが現実ですから,「アンタの仕事をフォローする身にもなってくれ」という人もいます。 正直,私もそう思うときがあります。特に「権利の行使は当たり前」という態度が滲み出る方には,ネコパンチを食らわせたい衝動に駆られます。 女性の社会進出を促進するためには,3つの環境整備が必要だと思っています。1:社会保障政策2:住宅政策3:労働政策 1は育児や介護による離職者を少なくするために必要となってきます。 2は長い通勤時間の問題です。ヨーロッパの先進国では,通勤時間が30分程度という労働者が多いそうです。「通勤時間1時間以上が当たり前」では,仕事の前後に保育所に行くことが困難になります。 3は長い労働時間です。育児休業や育児短時間勤務という制度がある会社もありますが,そもそも,育児のために休業や時間短縮勤務をしなければならないということが問題なのです。乱暴な言い方ですが,子どもの有無にかかわらず,16:00に仕事が終われば,不公平感も緩和されます。 上述したことは,現実を無視した理想論というご意見もあるでしょうし,それは私も認識しています。 ただ,女性の社会進出(家事,仕事,育児の両立)が「一女性の超人的な頑張り」の上に成り立っているようでは,遠からず破綻するに違いないと思うのです。
2015.12.30
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最近の葬儀では,近隣のコミュニティではなく,お金を払って葬儀屋さんに料理や接遇をお願いすることが多くなりました。 それでも,葬儀屋さんにお任せすることができないのが,出棺の際の喪主あいさつです。 ネットで調べると,「葬儀に参列いただいたことの御礼」と「生前の故人に対するご厚誼の御礼」は最低限押さえておく必要がありそうです。 非常に悩みましたが,告別式前夜になんとかひねり出しました。 それがこちら(↓)。 本日は,お忙しい中あるいは遠路,故○山○子の葬儀にご参列いただきまして誠に有り難うございました。故人に代わりまして,深く御礼申し上げます。 母は平成○○年○月に体調不良を訴え,精密検査の結果,膵臓がんとの診断を受けました。爾来,抗がん剤治療を続けて参りましたが,薬石効なく,○月○日に他界致しました。 生前のご厚誼に感謝申し上げるとともに,今後とも故人と変わらぬお付き合いとご指導をお願い申し上げまして,ご挨拶に代えさせて頂きます。 本日は有り難うございました。 暗記する自信がなかったので,カンペを見ながら行いました(カンペを見ても,失礼にはならないようです)。 極めて簡潔(かつ,お粗末)ですが,キーワードは「薬石効なく」でしょうか。このような古い言い回しを使うと,なんとなく「立派なあいさつ」に聞こえるような気がしませんか? 喪主を務めるにあたって,用意周到な人はあまりいません。葬儀で長話をするのもどうかと思いますし,あまりかっこよく見せようと思わず,「感謝の意」が伝わればよいのではないでしょうか。
2015.12.28
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用事があって,2カ所の役所の戸籍係に行きました。 若い窓口の職員は愛想も良くさわやかな対応で,手続きはスムースに終わったのですが,領収証を見て気づきました。 銀行や病院と同じように,窓口業務は大手人材派遣会社にアウトソーシングされているのです。 「官から民へ」という流れは今に始まったことではなく,古くは国鉄や電電公社,最近では郵便局から図書館,公営バスまで,幅広い分野に渡っています。 これがいいことなのかどうか,私は疑問に思っています。 国鉄を例にとると,国鉄が累積赤字を抱えていたことは事実かもしれませんが(国鉄の所有していた不動産の資産価値を考慮すると赤字ではなかったという指摘もあります),分割民営化されたことによって,安全に関する要員が減らされ,小さな事故は増えたとするジャーナリストも存在します。 また,JR発足後の職員の仕事ぶりを,「接客態度向上,業務知識低下」と評した評論家もいます。 民間企業では採算が取れない分野だからこそ,第一セクター(国,地方公共団体)が担当するのだと思うのですが,「官業による民業の圧迫だ」と言って,逆に民間に委託してしまう。その結果,受託した民間企業は,採算を取るために,極端な合理化,言い換えれば,労働密度の向上,人件費の削減をすることになり,末端の労働者は安い賃金で使われることになります。 政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンが指摘するように,公務員の業務やコストの拡大(官僚制)については問題も多々ありますし,第一セクターだからといって,採算をまったく度外視して良いわけではありませんが,サービスを提供する側と利用する側の双方にメリットがある落としどころはないものかと思っています。
2015.12.27
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大学時代,労働法のゼミに所属していました。 労働法のゼミに所属するくらいですから,労働問題(過労死やサービス残業)に関心を持っていました。 社会に出るようになってから,すぐに労働組合に誘われ,決して嫌いではありませんでしたので,どさくさに紛れて肩書きもいただきました。 その後連合会の職場担当,支部委員長,書記長等を務めましたが,仕事で出世していないこともあり,未だに足抜けできていません。 労働組合というものは,基本的に,余裕のある人が余裕のない人を助ける,いわば互助会的組織であると思っています。したがって,自分よりも他人を思いやる精神が重要です。 15年ほど前,春闘での同業他社の統一交渉から各社交渉に移行しました。 他社と共闘するメリットは,待遇の高い水準の組織が,低い水準の組織を引っ張り上げることにあります。そのために,いわゆる対角線交渉等も行われていました。そこには,他社や他人を思いやる精神があったわけです。 しかし,各社交渉に移行した頃から,他人・他社を思いやる余裕がなくなってきました。労働組合の役員は公平無私が求められる立場ですが,あちこちから自分の権利を主張され,調整に苦労が絶えません。 あちらをたてれば,こちらがたたず,しかも,委員長という立場ですと,我田引水を疑われるような活動は控えなければなりません。 苦しい状況ですが,精神的に潔癖性な私は,我田引水を疑われるような活動を避けていました。一緒に活動した仲間には,そのあたり無頓着な人もいたようですが・・・。 最近では,給与への業務評価反映が色濃くなり,組合員間でも考え方に差が出るようになりました。 年功序列がパーフェクトとは言いませんが,給与の業務評価比率が高くなってから,組合員の団結力が急速に弱まったような気がしてなりません。 少し前の話ですが,連合会で組合費の内部留保が多額になっていることから,組合費の値下げについて議論されたことがありました。 私は,組合費を値下げせず,慶弔金の給付を手厚くすべきと主張しました。高負担高福祉(福祉ではないかもしれませんが)という発想です。 これに対して,他の執行委員から,「公平性の観点から値下げした方がいい」との意見が出ました。一部の組合員だけ,利益を享受すべきではない,と。 私はそうは思いません。一部の組合員だけが利益を享受することに何の問題もないのです。 例えば,不当な解雇通告を受けた組合員の解雇を撤回させたとしたら,利益を受けるのは解雇を通告された組合員だけです。 「公平性」という言葉は,一見説得力のあるように見えますが,裏では自分のことだけを考えていることが透けて見えます。 かつての日本で,組合活動が盛んだったころ,組合の力を弱らせるため,使用者は組合内部での分断を目論み,組合員の切り崩しをするのが常套手段でした。そして,労働組合は徐々に力を失っていったという歴史があります。 近年は労働者の考え方が多様化しており,組合役員は難しい舵取りを強いられる現状です。先日,春闘の準備会議に出席しましたが,役員のなり手も含めて,組合がどのように進んでいくのか,若干の心配をしながら見ています。
2015.12.26
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勤務先は中小企業並みの規模なので,定期採用を行っていません。ときたま入ってくる新入社員は第二新卒がほとんどです。 偉そうに訓示を垂れることはしませんが,新入職員には必ずこう言います。 「生命保険に入りなさいよ」 生活情報誌等では,「独身のうちは医療保障を中心にして,結婚したら生命保険(死亡保障)の見直し」すればいいと書かれていることが多いのですが,個人的には賛成できません。 結婚前に病気をしてしまったら,どうなるでしょうか? 持病があると生命保険への新規加入はかなり難しくなります。 生活の保障の意味だけではありません。生命保険の新規加入が難しいということは,住宅ローンを組む際に必要条件となる団体生命保険の審査に通らない,つまり,住宅ローンが組めないということになるのです(例外的に団体生命保険がなくても組めるローンもありますが,それ以外の収入や購入物件の条件が厳しいです)。 私がローンを組んだ当時は,心療内科に通いつつも,そこそこ安定した時期だったのですが,団体生命保険は1社は否決され,辛うじて1社だけ審査をパスしました。 家を建てる前に生命保険(死亡保障)に入っておけば,それに質権を設定して,団体生命保険に加入しなくても,ローンが組めるのです。 大事なことなので,もう1回書きます。 「生命保険に入りなさいよ」 そして,お節介を承知で続けます。 「2,000万円のローンが組めれば,頭金を頑張って貯めて,マンションを買えるでしょう。だから,健康なうちに死亡保障2,000万円だよ」と。
2015.12.20
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消費税の軽減税率をどの範囲まで適用するか,議論がなされています。 消費税(間接税)は,もともと逆進性が強い性質がありますので,食料品等の生活必需品の税率を下げることは,収入が低い世帯への配慮となります。 低所得層への配慮については賛成なのですが,軽減されるのはわずかに2%。これでは複数税率を取り扱う販売店のコストに吸収されてしまうような気がします。今後,消費税率がもっと引き上げられれば,その他の税率との差が大きくなってくるのでしょうが・・・。 そもそも,私は消費税には反対です。逆進性の問題がどうしてもクリアできないからです。 ただし,間接税に反対しているわけではありません。かつて,日本には物品税という間接税がありました。 これは,宝石や毛皮製品,ゴルフクラブ等,いわゆる贅沢品に税金がかかるという制度で,富裕層だけが負担する仕組みになっていました。 物品税の場合,課税対象範囲の線引きが困難という問題がありましたが,消費税の軽減税率だって,問題の本質は同じことです。 日本の財政が苦しい状況は誰もが承知していることです。高負担高福祉政策が実現できるのであれば,増税もやむを得ませんが,低所得層(社会的弱者)に十分配慮した税制を実現していただきたいものです。
2015.12.13
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現在はトラック,バスの専業メーカーとなってしまった,いすゞ自動車。 年配の方ならご存じでしょうが,かつては,ジェミニやアスカ,フローリアン,117クーペ,ピアッツァ,ビッグホーンなど,個性的な乗用車を製造・販売していました。 いすゞオリジナル最終形のジェミニに乗っていた時期があります。オリジナル最終形と書いたのは,その後ホンダからのOEMモデルが販売されていたからです。事情があって手放してしまいましたが,もう少し乗りたかった車です。マイナー指向の私にとっては,希少なハッチバックというもの密かな誇りでした。6年間所有しましたが,同じ形式の車とすれ違ったことは3回くらいしかありませんでしたから。 乗用車の生産を撤退してから,仕事でいすゞの広報担当の方とお目にかかる機会があったので,「ぜひ乗用車の再生産を」と申し上げましたが,「いや,なかなか・・・」と苦笑されていたことを思い出します。 写真は,JT-151の外観と運転席。ステアリングがモモになっている以外はノーマルです。今となっては,なかなか貴重ではないでしょうか。
2015.12.07
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「今度,食事に行きましょう」とか何人かで「あいつに出産祝い贈らないとね」というシチュエーションがありますが,具体化しないまま流れてしまうのも多いこと。 食事に行くのは少し遅れてもいいのですが,出産祝いとか開業祝いは時機を失すると,ちょっと格好悪いものです。 こういうことは誰かがとりまとめの労をとらなくてはいけないのですが,皆さんそれなりにお忙しいので,私が引き受けることがよくあります。 もともと人が喜ぶことが好きですし,プレゼントやお店を選ぶのも楽しいという性分なので,さほど苦にはなりません。 それでも嫌な思いをすることもあります。 集金です。 食事や飲み会はその場で精算しますので問題はあまりないのですが,出産祝いを私が手配して,代金を負担する5人が,それぞれ住んでいるのがバラバラというようなケースだと,いつまで経っても回収できないことがあります。 振込手数料がかからないように「電子マネーを買ってIDを送って」とお願いしても,いっこうにメールは来ません。 電子マネーを買う手間より,インターネットバンキングの方が手数が少ないのか,と思って「この口座に振り込んで」とお願いしても,なしのつぶて。 取り立てに行くのは面倒だし,かといって放っておくのも癪です。 もちろん気持ちよく払ってくれる友人の方が多いのですが,払うべき方は忘れていても,払ってもらう方は結構根に持っていたりします。 みなさまも,払い忘れにはご注意を。
2015.12.06
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数年前に父を亡くし,今年に入って母を見送りました。 最近は家族葬も多くなりましたが,50年以上も同じ所に住んでいると,ご近所の顔見知りも多く,家族葬のあとに来られても対応が大変,ということで普通の葬儀を行いました。 父の葬儀の時は,亡くなったショックと初めて喪主を務めたこともあり,かなり取り乱していたと思います。 母が亡くなったときは,約2年前から抗がん剤治療を受けていたので,覚悟ができていたのでしょう。自分でも不思議なほど落ち着いて喪主を務めることができました。 ここで葬儀にかかった費用を記録として掲載しておきたいと思います。 1:お布施:100万円 2:葬儀社:120万円 3:会場料:30万円 4:料理代:35万円 お布施は菩提寺の言い値ですが,やや高いと思います。お寺としての格が高いらしいのですが,正直,こちらにはあまりメリットはありません(いわゆる,院号ではありません)。 葬儀社への支払は,火葬場利用料金,霊柩車,マイクロバス,人件費,写真等々ですが,当日返し(一般的には49日後に手配する香典返しを,葬儀の際に渡してしまうやり方)費用80名分が含まれています。 会場料は都内某所の民間の施設(2日分),料理代はお通夜と告別式の合計額です。 わずか2日で250万円以上動かしたわけですが,経済的にも精神的にも,もう喪主は頼まれてもやりたくないというのが本音です。
2015.12.02
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