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ハクモクレンの蕾がゆるみはじめ、 窓ガラスを通る日差しも 少し力を増してきた。 まだグレーの景色に同化しているけれど、 桜の木の下で信号待ちをしていると、 木の中からなんとなく ざわざわとした気配が漂ってくる。 気配はそこらじゅうに 転がっているのに 私はおいてけぼり 今朝も怖い夢を二つもみて 心の弱りを感じているのに 相変わらず 苦境を笑い飛ばして なんでもあることを伝えることの苦手 誰になら弱音を吐けるだろう 何処でなら素直に泣けるだろう 鮮やかな季節を目の前にして。
February 28, 2017
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7日前に買った蕾が 毎日少しずつ心許して 花びらを開く朝が 支えの1週間だった。 いろんなことが あわただしく動いた7日間でもあり そのなかで、 辛いと感じたことや なんで自分だけ と思った その気持ちがそのものが 負への導きの入口なのかもしれない そう気付かせてくれたのは 春の気配。 脳を騙すように、 こちらから仕掛けていこう。 描きたい自分をイメージして 芽吹きの力を 季節にもらいにいこう 力強く。
February 26, 2017
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窓に結露がない今夜は 夜の明るさが透けて伝わるから 夜が柔らかい。 月ももうすぐ 寝床から見えるところに やってくる。 もうそれだけで今夜は幸せで 疲れた身体と心が 優しく横たわれる。 急いで眠りたい常を 何処かにしまって 今日は溶けよう。
February 17, 2017
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今日は右手だけが冷たい。 凍えた手をポケットに入れて 同行者の早い歩幅に合わせる 華やかなビルから光る廊下を渡る 今日得た情報を共有しながら 次の策を練る。 歩きながら話を終えて 別れを告げたら、 私は空っぽになる 今、ほんとは何にもない。 明るめのスーツと 12センチの底上げは ただの鎧 中身は何にもない。 いや、無くなってしまった。 ここのところの色々で消費して。 タイミングよく乗れた電車は 昼間の人身事故を繰り返し詫びている そう、急いで振り替えた往路。 右手は冷たくても ちゃんと動くよ この手から生み出すものを この手で掴みとって 空っぽな私に足すことができる 生きていれば
February 15, 2017
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行き着いたら袋小路だった。 逃がしどころが無くて 座り込んで泣いた。 忍ばせていた防腐剤が効かない 思い出そう。 大きな命を宿した頃を 自分の身すら支えきれなくて どんなに頼り処がなくても 立ち上がった毎日を あの時も今も私。 同じ私。 無理にも顔を上げよう。 救いの音は空から来る。 目線の先は行き止まりでも 空が見えれば大丈夫。 きっと
February 14, 2017
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本当にそんなことは起こるのだ。 無念というしかない そんな出来事が。 大半の意見が そうでないとしても、 たったそれだけのポジションが 動かせる道理 社会とはこんなちっぽけなのか 憤りは後ろ向きにしかはたらかない 変換しよう、 前に進む起動力として。 腐ってもしょうがない。 悲しいことは起こるのだ。 それを肯定したら いいことを探しに行こう。 信じないとみつからない 幸せの未来。 ここで終わりたくない。
February 12, 2017
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バランスを欠いたココロは 小さなことに ホロホロと零れて 弱り果てる。 積もり重なり 耐えたことは 強くなれるときと そうでない時もあることを知った。 ある種それは特技でもあり 悲しき強みである どんなときも笑える。 震えているときだって。 どんなに雪が降っても。
February 11, 2017
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あの人の分まで生きる。 そんな言葉を聞き流していた 何処か遠くのことだと。 彼女の急逝と あまりに簡素なセレモニーに 涙も出なかった。 顔も拝見できずに いつまでも実感がなくて。 帰り道、 嵐電に乗ってから 帰宅の連絡を娘に入れて 普段と変わりない会話をしたら 涙が溢れた。 変わらぬ日常は こうしてあるのに、 もう彼女はいないなんて もう会えないなんて。 棺に入れて貰おうと手紙を持参した けれども渡せなくて持ち帰った。 桜のシールを貼ったその手紙を 生ゴミと一緒に捨てた それが現実。 明日、彼女は物理的にも存在を無くす 命なんて なんてちっぽけなんだろう。 なんで死んだんだよ 改めて繋がりを遺して。 死んだらおしまい。
February 8, 2017
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逃避したくて、 録っておいた恋愛ドラマを観た。 終えて戻って来たけれど、 其処に頼りどころはないと 気付いた現実 此処はどこなんだろう。 費やして温めたものの 裏側から操られ 浴びた毒に 痛める心を持たぬよう 出来るだけ意識を遠ざけるのは 生きる知恵。 無くしたツキを探して。 私の目にはちゃんと見えていました。
February 6, 2017
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血や肉を分けた分身の唸るその時にすがられる事に一身の愛を注げることが至福の時であると聞いた事を思いだして焦れる時間を過ごした年明けの二度目。物理的にも叶わぬ愛は空回りに宙に舞いその声が届けられた事実のみを抱きしめて目の前にある果たすべき役割に身体を傾け成長を遂げてゆく彼らを想う。命をかけて守り抜いたことに誇りを持って
February 5, 2017
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凍えた朝、 モノトーンの町だけど 山の白さが景色を明るくする。 年が明けてからの寒い朝は 厳しいほどに 春に近づく気配がする。 切り取られた私の一部のようで とどまらない厳しさは、 桜を見るための冬 なら、 方向を重ねて 佳き季節に向けて足を進めよう。 希望をもって。
February 3, 2017
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泣きながらご飯を食べたことのある人は 生きていける。 ドラマの台詞に涙が溢れた。 明日も生きていこう。
February 2, 2017
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