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ずっと尾を引くオリビアの災難が裁判を迎え、また別の局面を迎えました。事件だけでなく、その後の裁判で被害者が何度も傷付くというSVUの王道のエピソードですね。こういう仕事をしているからこそ、被害者の苦しみは理解しているけれど、それが自分の身に起こるのはまた別問題で、オリビアは苦しみ続ける。ゲストのパブロ・シュライバーとマリスカのガチンコ勝負ですね。重苦しいけれど、あっぱれでした。オリビアを誘拐し4日間監禁したルイスの後半を前に、オリビアの精神状態は乱れている。未だにキッチンで物音に脅え、キャシディにさえ銃を向けてしまう。SVUも証人として出廷することになっており、協力を誓う。バーバは口の重いオリビアの証言が鍵だという。弁護側はルイスの一連の犯罪で、サフォーク郡での犯行は切り離して行われることになった。しかしルイスは直前に取引を申し出て、オリビアに対するレイプ容疑で自白する事でオリビアは証言しなくて良いと言う。オリビアはレイプはされていないと言い、裁判を望む。バーバは過剰防衛でオリビアが責められるかも知れないという。大陪審で証言したことと異なる事を言うと、ルイスはまた放免となってしまう。公判を前に、ルイスは弁護士を解任し自己弁護すると言い出す。バーバはオリビアを貶めるのが目的だと主張するが、判事は前の弁護士同席の元で許可する。ルイスはSVUの刑事たちを証人席に座らせ、警察が自分に偏見を持ち証拠をねつ造しているという追及を行う。また、オリビアの取り調べ態度に問題があると認めさせようとする。弁護側はオリビアがバー版に秘密にしていたビーチハウスの家政婦ビバを証人として呼ぶ。オリビアはビバが不法滞在で警察に知られると娘を奪われる事を心配し、2人を逃がしていた。ルイスは手錠で繋がれているのに、オリビアが過度の暴行を行ったと訴える。オリビアはセラピストのリンドストロムに、ルイスの挑発に乗って手錠で繋がれたルイスを殴り続けたと話す。これを証言することは嘘を言うことになるが、リンドストロムはルイスを放免することは、嘘を付くよりも許せない事のはずだという。ルイスは証人のオリビアに、仕事ばかりで私生活がなく、そのせいでルイスに執着して犯罪に巻き込み、監禁中も自分を誘惑しようとしたと追及する。オリビアは、挑発したのは捜査の手段で、ルイスを鉄の棒で殴ったのは動きを止めるために必要だったと繰り返す。手錠をしていたというルイスに対して、オリビアは手錠を外していたと言いきる。オリビアは証言でかなり疲弊してしまうが、バーバはあと一息でルイスを追い詰める自信があるという。しかし、突然ルイスは尋問を終了し最終弁論を求める。ルイスは陪審員長の女性に取り入ろうと視線を向け、警察の決めつけとオリビアの妄想が今回の事件を引き起こしたと訴え、自分は暴行により障害が残ったが、本当の被害者はどちらだと問う。評決では、オリビアに対するレイプ、殺人未遂は無罪となり、サフォーク郡の警官殺害、オリビアの誘拐については有罪となった。これでルイスは長期間刑務所に入る事になる。しかし、その4ヶ月後、ルイスは心臓発作を起こして病院に運ばれる。ルイスは女性に取り入るのが上手いのですね。刑務所の医師や弁護士があんな若いきれいな人ばかりなのが不思議ですが(爆)、最後の心臓発作も詐病のようですよね。プロも騙されるのか。また脱獄してオリビアの前に現れるのかなあ。その時は今度こそオリビアはルイスを射殺する?いずれにせよ、あの時にオリビアを挑発して殺されるかも知れなかったのに、ルイスの目的は何だったのでしょうね。オリビアに同じ性質をかぎ取り、思い通りにしようとしてなかなか思い通りにならなかった。最後の最後にオリビアが殺気だった時、その先に何があろうとルイスは満足だということでしょうか。とにかく、裁判でも過剰な自己演出のオンパレードでオリビアをいたぶり続けるルイス、最悪です。2度と出て来るな!ところで、冒頭の妄想シーンでオリビアがリンドストロムとキスしていましたが、あれは一体何を意味するのか。キャシディがいるというのに、セラピストに性的な欲求を求めているとか?何せハスキルですから、心配になります。(笑)また結婚していない、子供がいないとしても、キャシディと暮らしている事は幸せじゃないのでしょうか。キャシディも辛いなあ。
June 30, 2014
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『女性将校の試練』先日のSVUで軍関係のレイプ事件がありましたが、こちらが本家本元なんでしょう。しかし、誰が被害者で犯人か、すぐに展開が読めてしまって、軍規粛正のキャンペーンみたいな意味のエピソードだったのかな、と思いながら見ていました。邦題も何か変です。試練というのは目的のために必要だから乗り越えるものであって、レイプは試練ではないと思うけど。Bストーリーというか、トニーとマクギーのデトックスの話題がなければ、ホント、NCISじゃないみたい。ところで、ケリー・ウィリアムズ演じるキャボット捜査官て、今回初登場ですよね。新しい部署も出来ていたりして。(笑)空母ソテリアに乗船し、ノーフォークに帰港したばかりのテイト少尉が、道路に倒れて死亡してるのが見つかる。殴り合いをした形跡があり、NCISが上官のウェクスラー副長に伝えると同僚で親しいバーク少尉の安否を尋ねられる。2人は街で部屋を借りており、今朝は無断欠勤しているという。NCISが部屋に踏み込むと、バークは「俺はやっていない」と叫ぶ。動揺した様子で、昨夜水兵たちが多くたむろするバーでテイトと酒を飲んでいたが、自分は先に帰ったという。バーの店主は、テイトが午前2時ごろに女性をめぐって水兵らしい男と殴り合いをしていたので、店から追い出したという。ダッキーは被害者がかなり酒を飲み、頭を何度も舗道に打ち付けられていたようだという。パーマーが傷の中にアスファルトを採取し、分析に回す。テイトの携帯を調べたところ、2日前にNCISの「家族性的暴力」班に何度も連絡を入れていた事が判る。担当のキャボット特別捜査官によると、テイトは友人の代わりに性的被害を報告していた。ただし、被害者本人は事件を認めていないという。テイトは仲間の様子がおかしいので話を聞いた。寄港中に仲間と飲みに出かけて薬を盛られたらしく、意識を失ったという。彼女は一旦は被害を認めたが、軍には秘密にしておいて欲しいと求めた。バークは性的暴行を否定し、テイトがNCISに報告していたのは知っているという。その女性士官はソテリアのファレル少尉で、ギブスとキャボットの前で口は堅かった。キャボットの粘り強い説得で、先月キーウェストに寄航したときに6名でバーに行き、途中で酷く酔った気がしたので一人で船に戻ったと話始める。意識を失っていたため犯人が判らず、なかったことにしようと思ったが、テイトに知られてしまった。ファレルは軍内部で被害のことを知られることを恐れており、捜査への協力にも消極的だった。証拠がないなかでの捜査だが、ヴァンスは娘が将来海軍士官になりたいと言っていることから、こういう被害はあってはならないと言う。アビーはファレルの気持ちを想い、ギブスは信用できると、ファレルの心を開いていく。ファレルは実は被害にあった後、基地の医務室に行きレイプ検査を受けていた事を明かす。しかし、秘密が守られないのではないかと思い、被害届を出していなかった。アビーはすぐに報告書を取り寄せる。再びバーでテイトのもめた相手を探していたところ、前科のあるエディがそうだというので逮捕する。しかし、エディは単に女性の取り合いでもめただけだと言い、店主に追い出された後はすぐにテイトと別れたという。ファレルのレイプ検査では、犯人のDNAは検出されなかったが、ファレルにはケタミンが盛られていた事がわかった。NCISはソテリアの艦長に船内の持ち物検査と、バークを含み、ファレルと一緒に飲みに出た4名の聴取を依頼する。聴取では男性士官たちの言い分はほぼ確かめられた。船内からケタミンは見つからず、ダッキーはテイトの死因が硬膜外血腫を起こして倒れたと特定する。傷口のアスファルトからは食用油が検出され、テイトがバーの裏口のゴミ箱に頭をぶつけた可能性が出てきた。店主は追い出すときにテイトを押したことを認め、事故だったことが判る。結局犯人が見つからず、ファレルは仲間を疑った事を後悔する。みんなの目が気になり、もう、船には戻れないかも知れない。しかし、ケタミン使用で調べると、3年前に空母パンサーに乗艦していたキング大尉が民間クリニックで肩の脱臼で治療を受けていた事が判る。すでに除隊しているため話を聞くと、やはりサンディエゴに入港した時に同僚や仲間と一緒に将校クラブに飲みに行き、ファレルと同じように具合が悪くなって帰宅して意識を失ったという。誰かにレイプされたようだが、犯人は判らない。キングは副長だったランディに話したのが間違いだったという。NCISはパンサーとソテリア双方に乗船していた乗員を調べ、ウェクスラー副長がかつて所属した7つの部隊で9名の女性士官が被害に遭っている事実を掴む。ウェクスラーは犯行を否定するが、キャボットは厳しく追及し逮捕する。今後は軍事法廷が開かれ、ファレルが証言することになるだろう。ファレルは自信を取り戻し、きっかけを作ったアビーとギブスに感謝する。バーの店主のおじさん、過失致死にしても気の毒ですよね。ゴミ箱の置き場所が悪かったということか。テイトの遺族から損害賠償を訴えられる事はないのでしょうか。ファレル少尉の動揺した様子は、これまでSVUでたくさん見てきた被害者たちの様子からも納得できるものでした。声高に被害を訴えると、昇進とか軍内部でのいじめだとか、いろいろあって、泣き寝入りしなければならないと思ったのでしょうね。軍も女性兵士が増えて、やはりこういった性的暴力の問題は正面から取り上げざるを得なくなったということでしょうか。もっとも男性ばかりの時から性的被害はあったと思いますが。キャボット捜査官にはこれからも頑張って欲しいです。ケリー・ウィリアムズは「Lie to Me」では優しいイメージでしたが、今回は久しぶりに「プラクティス」のリンジーの凛々しさだなあと思いました。それにしても、レイプ事件は起訴が難しいというのに状況証拠ばかりでウェクスラー副長の犯行をきちんと証明できるのでしょうか。その点は軍事法廷だから良いのかな。SVUじゃ無罪評決が出そうです。トニーとマクギーが水分とサラダで体内浄化をしているのに、無神経なビショップがギトギトしたものを食べるというのはどうだかなあ。ありがちな展開ですが、彼女がスリムな理由を説明して欲しいです。ファレルがバークの頭をぺし、と叩くのをアビーが喜んでいましたけど、そういうのこそ、ビショップに言わせたいですね。でもアビーの熱意があってこその犯人逮捕でした。ギブスやヴァンスの熱意よりは、女性陣のがんばりがふさわしいですよね。
June 27, 2014
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ちっともクリスマスらしくない、というのを自分たちも言っていましたが、ベニスビーチにクリスマスツリーというのは、本当に不釣り合い。(笑)お楽しみ、フリン&プロベンザのおっさんエピソードかと思いましたが、趣が違いましたね。事件でどんどん重い気分になっていくバズが、彼だけ張り切ってクリスマスのセーターを着ているのもツボ。彼はサンタが大好きでしたものね。非番のフリンとプロベンザがベニスビーチでクリスマスプレゼントの買い物中、駐車中のキャンピングカーに忍び込む少年を見かけ、車の中を調べる。所有者のヴィンス・マシーは車内で殺されており、携帯やパソコン、カードなどが奪われていた。死後12時間と思われる。ただ、不法侵入の形跡はなく、被害者と犯人は知り合いであった可能性がある。フリンは窓ガラスが割れている状況を見て、殺害現場は別の場所だという。マシーのカードが使われたので容疑者を逮捕すると、レストランのゴミ箱から袋に入ったビデオカメラや携帯、財布などを見つけたという。容疑者はそのレストランを首になっていて、子供のためにクリスマスプレゼントを買いたいと思い、使ったと認める。マシーの携帯にハントという人物から「空港に着いた」というメールがあったため、サンチェスとサイクスが迎えに行く。ハントはマシーの息子で、サンノゼに住んでいる。重大犯罪課はハントが父親を殺した可能性もあると見て、マシーの死を伏せハントのアリバイ確認を急ぐ。マシーはセントルイス・カージナルスのスカウトマンで、ハントはスポーツ専門の理学療法士だった。ハントのアリバイは確認され、重大犯罪課はマシーの死を伝えて捜査への協力を求める。見つかったビデオカメラにはデータがなかったが、ハントが父親にネットにアップロードする方法を教えており、最新の動画に少年野球の選手の映像が映っていた。その中で、マシーに楯を突いている選手の父親の姿があったため出頭を求めることにする。映像にはマシーのキャンピングカーが映っており、そこが殺害現場だったことが確認された。選手の父親はマシーについて、息子に興味があるというので撮影を許したが、途中で両手利きのリード・ダウニーという投手の事ばかり撮影するので話が違うと言い合いになったという。そのリードになぜマシーが関心をもったのか、はっきりした理由が判らない。しかも、リードの出生証明書は偽物で、映像を見ていたハントはこの子を見たことがあるという。重大犯罪課はリードに出頭してもらい、隠れて指紋を採取すると、なんと9年前に父親と失踪したミズーリのローリー・ブルックスであることが判る。ローリーはマシー家と同じ教会に通っていて、マシーは捜索のために教会で資金集めをしていたという。重大犯罪課はリードの父親を呼ぶが、それは実の父親マーク・ブルックスではなかった。レイダーはラスティの評価のためにたまたま訪れていたDr.ジョーのアドバイスを仰ぎ、リードに本名で呼びかけ、実の母親が今も探していると告げる。リードは両親に捨てられ、今の父親に育てられたと主張する。どうやら、ダウニーに洗脳されているようだ。なかなか事実を認めようとしないリード(ローリー)に失踪当日の事を聞くと、6歳のある日、父と一緒に夜出かける事になり、車の中で眠り込んでいると突然銃声がして目が覚めたという。父親が車に乗り込んできたと思うと、知り合いのルーク・ダルトンが乗ってきたので驚いたという。ダルトンはオクラホマで捜索願が出されていて、重大犯罪課はダウニー(ダルトン)にローリーの父親を殺して幼いローリーを誘拐したのではないかと追及する。弁護士はマッシーの殺人容疑しか受け入れないとするが、ホッブス検事補はマシー殺害を認めれば終身刑で手を打つと持ちかける。いずれローリーの母親キャシーが来れば、全てが明らかになる。ダルトンはローリーの父親マークがイラクに行っているあいだに、キャシーと不倫をしていて、マークが帰国したので別れたが、マークが家族に暴力を振るう男で、キャシーが怯えていたので何とかしようとマークを呼び出したという。家族に手を挙げるなと話すつもりがマークを殺す事になってしまい、車にローリーが乗っているのを知ってローリーを連れて逃げるか、殺すか迷ったという。結果的にローリーを選び、メキシコ国境近くで車を捨てて、名前を変えて親子として暮らしたという。ローリーには両親に捨てられたと教え込み、自分を信じさせた。マシーはリードを見て、ミズーリの子に似ていると言いだし、キャンピングカーに招き入れてその子の写真を見せると言った。絶対に通報されると思い、マシーを殺したという。ハンクは、これで父親殺害の捜査は終わりかというが、ホッブスはミズーリでマーク殺害の裁判をしても何年もかかるし、ローリーも何度も証言台に立たなければならないと話す。キャシーがローリーを迎えに現れ、母子は奇跡の再会をする。ジョーはカウンセリングでラスティが実の母親のことにこだわりを持っている事に注目する。ラスティは自分を苦しめた母親の事を話すのは怒りを伴うので話したくないという。また、レイダーの家でも、豪華なクリスマスツリーを飾るのは何だか母親に罪悪感を感じると話していた。ジョーは、脅迫状を送られて感じる恐怖は、母親にないがしろにされた過去の恐怖と無意識に混同されているのではないかと指摘し、不安の一部を母親の姿に投影しているのだろうという。最後の質問として、今、目の前に実の母親がラスティを迎えに来たら、一緒にお母さんと帰るか、あるいはシャロンと残るのかと尋ねられ、ラスティは「判らない」と応える。ジョーはシャロンにラスティの評価は終わったと話す。クリスマス休暇なのにかり出されるのか、とみんな不満ブツブツで始まりましたが、最後はクリスマスらしい終わり方でしたね。上手くラスティのカウンセリングが重なって、今の幸せが決して安定した物ではないという事がよく判りました。確かに、彼はママが迎えに来るかも知れないと時々口にしていましたが、それは不安の表れでもあったのですね。どんなにシャロンが大切に接しても、やっぱりママが良いのねと思っていましたが、カウンセリングで母親に対する激しい怒りを初めて見せて、これまでにため込んだ複雑な思いが爆発しました。シャロンの前ではこういうことはできなかったでしょうし、大切なステップだったのだなと思いました。これまで散々嫌っていたセラピストをこれからは必要な時に頼る事ができそうですね。事件の方も興味深い展開で、優秀な子は高校を早期卒業をして、半年早く大学に入る事ができるとか、ほーと思いました。仮契約をしておくと、卒業後にカージナルスに入団できるというのは、マイナー契約の事なのでしょうね。ハントが全国を飛び回る父親と疎遠になっていたのに、久しぶりにクリスマスを一緒に過ごす事になっていて、ヴィンスはプレゼントを用意していたとか、泣かせました。このハント役の役者さん、見覚えがあるなと思ったら「ニキータ」に出ていましたか。フリンはシャロンとデートしたのでしょうか。娘の結婚相手の息子にプレゼントを買うなんて、これまでにはない展開ですね。プロベンザが自腹で容疑者に息子たちへのプレゼントを買ってやってくれというのも良かった。その割には、コピーする度にみんなしっかりプロベンザにお金を払っていますね。あのお金、後でオチがあるんだろうか。
June 26, 2014
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シーズンフィナーレ。始めはレッドの背後の関係など判りにくい面が多くて、ひたすらリストの悪人退治でしのいできましたが、最後になってやっと筋が通りました。アクションなど、派手な演出も見応えがありましたし、全体として力強いシリーズでしたね。伏線も残りましたので、次シーズンへの興味も続きます。NYのイーストリバーに不明機が不時着、炎上する。生存者の話では乗客の一人でフードの男がパイロットを撃ったという。レディントンはクーパーのチームからNYのマーティン特別捜査官のグループに引き渡され、厳しく取り調べられることになった。クーパーの特別チームは解散することになるが、リズは今回の飛行機事故が「ベルリン」に絡んでいるとクーパーに訴え、レッドに情報を求めるように言う。不明機には正式な乗員名簿がなく、南米からチャーターされ、レーダーをかいくぐりNYCに近づいていた。現場から車を奪って逃げた男2名を捕らえ尋問すると、飛行機は囚人を運んでいたと言い、彼らはチェチェンのギャングと南米のドラッグディーラーで、「ベルリン」という男の事は知らないという。ただ、フードを被った長身の男が護送官と手錠で繋がれていて、その男の手を切り落としたという。乗客にはロシア人がするようなタトゥをしている男もいた。レッドの元にフィッチが現れ、飛行機についての情報はないと告げる。まだベルリンの関わった証拠はないが、レッドを狙うベルリンは、クーパーのチームも狙っているようだ。フィッチはレッドを移送する約束し、レッドはマーティン捜査官に頼み、移送中の車内で襲って逃亡する計画を実行する。すぐさまレッドはリズに危険を知らせるが、そのころロシア・タトゥの男を追ったマリクとレスラーに危険が迫っていた。マリクは聞き込みをしていたクラブで何者かに首を切られて殺される。レスラーはタトゥの男を捕らえる。リズはレッドを訪ね、ベルリンにチームの命が狙われたのは、レッドがFBIに投降しベルリンの事をチームが調べ始めたからかと問う。相変わらずレッドはリズの父の関わりについては言葉を濁し、同乗していた他の囚人について調べ、敵を見極めろという。レスラーが捕らえたタトゥの男によると、彼らは逃亡中のロシア人で、拉致され秘密裏にロシアに連れ帰られるところだったという。それを聞いたレッドは、自らロシア大使に搭乗者リストを渡すように迫る。運んでいたのは10名の囚人で、現在3名が逃亡している事が判った。手を切り落とされ入院中の護衛官にベルリンが3名のうちの一人かと尋ねると、はっきりとした答えはなく、その代わり元KGBの関係者で伝説の男の話をする。男は囚人たちをシベリア送りにしていたが、娘が反乱分子の男と恋に落ち、刑務所に入ってしまったため、その地位を使って娘を脱獄させた。それがクレムリンに知られ、男は自分が送り込んでいたシベリアの刑務所に入れられる事となってしまった。ところが、娘の身体を切り取り一つずつ入れた箱が届くようになった。男は自分を恨む敵が娘を使って復讐したと考え、ある日脱獄したという。それ以来、男は娘を殺した相手を捜し回り、殺しているという。マーティンは、レッドの逃亡が機密扱いとなり、リズの気持ち次第でチームを存続できるようになったとクーパーに告げる。マーティンは「レッドを逃がしたのは彼らだ」という。クーパーは乗り込んだ車の中で何者かに首を絞められ、瀕死の重傷を負う。レスラーはクーパーを襲った男を逮捕して拷問し、雇い主を吐かせる。ベルリンこと、ミロシュ・パヴェル・キンスキーは、元KGBの特殊作戦部隊にいた男で、レッドはなぜベルリンに自分が追われるのか判らないという。レッドはフィッチに人工衛星を使ってベルリンの居所を探して欲しいと頼む。リズの度重なる質問にレッドがついに応え、サムのところに火事で父親を亡くした女の子を連れた男がやってきて、サムにその子を預けたと話す。男は危険なので街を去り、サムはその子に実の父親の名前を告げずに育て上げた。レッドはサムの苦しみを救うために殺したと認め、リズの父親の事を知ればリズに危険が及ぶと判断したという。サムを殺すのは辛い事だが、それでも真実を知らせる事はできなかったという。レッドにベルリンの居場所がもたらされ、レッドは「なぜ俺を狙うのか」とベルリンを拷問する。ベルリンはずっとレッドを探していたが、リズの存在を知り、チャンスを待っていたという。きっかけは2010年のベイルートの事件だという。逃亡していたトムがリズを捕らえ、レッドとベルリンの前に連れて行く。ベルリンは女を殺せと叫ぶが、もみ合いになり、レッドはベルリンを殺し、リズはトムの銃を奪ってトムを撃つ。トムは何かをリズに耳打ちして倒れてしまう。一件落着かと思われたが、生き残りの護衛官が病院から姿を消し、彼こそがベルリンだったことが判明する。タトゥの手を自ら切り落としたのだった。レッドはベルリン本人ではないと知りながら、油断させるため話を合わせていたという。本物のベルリンは逃亡し、これから探す事になる。リズは今後のレッドの協力は必要ないと告げるが、トムが最後に「君の父親は生きている」と耳打ち事をレッドに話す。レッドは「彼はあの火事の夜に死んだ」と繰り返す。そんな、シャツを脱いで見せなくてもレッドが父親だということは、みんな知っていますって。リズの安全を思う気持ちは判りますが、あそこまで言われて、リズだって察しろよと言いたくなりますよね。これまでにトムが2人のDNA鑑定をするチャンスもあったでしょうし。マリクは気の毒でしたね。ママさん捜査官だったとは。ただ、まあキャラクターとしてはあまり上手く生かされている感じではなかったので、しかたないかな。そもそもCIAですしね。クーパーについては、死んだかと思いましたが、どうやらこの雰囲気ならシーズン2にも出て来るのでしょうね。あそこで死ななくても現役から引いたとしても、名誉の退職になるとは思うのですが。今回、レスラーはひたすら力仕事でしたが、指揮官としても十分な力量があると思いました。上司が復帰するまで、代理を務めて見るのも良いかも知れません。ベルリンが初めて顔を出し、情け容赦ない殺し屋であると同時に、娘を愛する一人の男だという感じがしました。そういう意味ではちょうど、レッドと同じですね。evilなレッドが絶好調で、わんこはかわいがるが相手にしゃべらせるためにはマフィア以上の怖さです。それでも、リズに父親の事を話すときには声が裏返るほどの純真さ。このギャップがレディントンの魅力なんでしょうね。新シーズン、さらに魅力的なキャラを投入して、ベルリンvs.レディントンを描いて欲しいです。ちなみに、トムの死体がなかったというのは、まだ彼が生きているという事なのでしょうか。リズとの元サヤはないと思いますが、リズへの贖罪の気持ちが湧いて、ベルリンを裏切り陰で彼女を見守るトムというのも有りかも知れません。
June 25, 2014
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最後まで何だか、嫌な気持ちになるエピソードでしたね。この間まで、オリビアが被害者にのめりこんでしまうのをアマンダが「だから言ったじゃないの」という対応をしていたのが、いきなり立場逆転ですか。この先、しばらく憂鬱なアマンダが続きそうですね。アマンダが参加している断酒、依存症更生グループで、スポンサーをしているレナ・オルソンが同じグループのジーン・フィアースタインにレイプされたと訴えてくる。その夜、アマンダは自分のスポンサーでありバーのオーナー、ネイト・デイヴィスと共に、レナとジーンと食事をしていた。レナによると、ジーンが部屋に来たので中に入れ、成り行きでセックスしたが、途中から乱暴になり嫌だと訴えても辞めてもらえなかったという。さらに、良く聞くと、最初に部屋まで送ってもらった時に玄関先で合意の上でセックスしていたことも判る。アマンダは深夜にレナを病院に連れて行きレイプされたと信じる。翌朝弁護士をしているジーンに話を聞くと、乱暴なセックスはレナの要求で、それを証明するメールもあるという。バーバはレナの発言が途中から変化したり、ドラッグや酒に依存した経歴などから、ジーンをレイプで起訴するには、難しいケースと考え、ジーンにプレッシャーをかけ接近禁止命令を取ると脅すことくらいしかできないという。ジーンには海外に婚約者がいて、相手にレナとのトラブルを告白済みだという。アマンダは起訴はできなかったが、今後はジーンと会うのを避け、何かあったら知らせて欲しいとレナに告げる。ところが、レナのアパートの屋上からジーンが転落死したという知らせが入る。ワーナー検死医はジーンが屋上で誰かとオーラルセックスをしていたと断定する。レナはジーンが部屋を訪ねてきたかという質問に、ジーンにもう来ないで欲しいと電話をかけたら来てしまったので、玄関先で少し話して、屋上に行ったという。彼の好きにさせれば関係が終わると思っていたが、途中からジーンが乱暴になっていったので、怖くなってジーンを突き落としたかもしれないという。レナはアマンダがレイプだと信じてくれなかったので、事実を正直に話さなかったという。バーバは他に証人を探すようにいう。アマンダはフィンとニックからネイトと親しい事に懸念を持たれる。アマンダ自身も、ネイトがレナのスポンサーだったことから、彼女と寝ているのかと問う。ネイトはあいまいに答え、レナが父親から虐待を受けて苦しんだので、ジーンのような相手に特別な対応をするのだと説明する。ジーンの婚約者メリッサが帰国し、ジーンからレナに何をされるのかわからないというメールを受け取っていた事を明かす。ジーンはレナと話を付けに行くつもりだったと言い、自分に何かあったら警察に通報するよう伝えていた。レナのアパートの管理人は、事件の2日前にレナから屋上ドアの開け方を尋ねられていて、当日は警報装置が壊されていたという。SVUはレナをジーンの殺害容疑で逮捕する。裁判でオリビアは検察側の証人となるが、アマンダはまだレナに同情的で、バーバにネイトと交際していることは告げなかった。メリッサはレナから「ジーンは私の物」だというメールや、2人の仲を裂こうとするような画像を送られていた事を証言する。ジーンは別れたいというと、レナにレイプされたと通報すると脅されていたという。ニックはアマンダに秘密で更生グループの会合に出て、ネイトが女性と見れば手を出している事を目撃する。そのことをアマンダに伝えるが、アマンダは「私をスパイしていたのか」と逆ギレして、ニックだけでなくSVU全員を遠ざける態度を見せる。そのアマンダが弁護側の証言を行うが、ネイトも弁護側の証人を頼まれていた事を知らされ驚く。そもそも、レナがレイプのことを伝えたのは、アマンダが刑事だからというが、そのことをしゃべったのはネイトしかいないはずだ。バーバはレナに厳しい質問を浴びせると、涙を流したり、過去のPTSDが現れる様子を見せる事に別の手が必要だという。オリビアはレナに感情移入するアマンダに、更生グループではなく、資格のあるセラピストに話すべきだと諭す。アマンダはまた拒絶してしまう。バーバはネイトの証人尋問で、レナと肉体関係があるのではと尋ねる。アマンダの妹がDVを受けていた話やそういう女性には同情しやすい事などをレナに話し、アマンダを更生グループの会合に呼んで欲しいと頼まれたかと尋ねると、ネイトは肯定する。ネイトはレナの殺人に共謀したことは否定するが、結果的に利用された事は否定できなかった。アマンダはボーイフレンドの証言にショックを受け、愛想を尽かす。評決でレナは有罪となる。SVUはアマンダの立ち直りに気を配るが、アマンダはこれからも更生グループに通うと強気を装う。アマンダはまたギャンブル依存に戻ってしまう。虐待を受けた事を装い、発言を二転三転させる被疑者にイライラさせられましたが、これも立場を変えると被害者特有の言動だということもあるのでしょうね。SVUとしては一方的な決めつけはできませんが、そこはプロですから、しっかりしないと。アマンダは妹のことで災難続きでしたし、更生グループに通う気持ちも判りますが、スポンサーと寝たらダメでしょう。しかも、このネイトという男は「お前はセラピストか」という上から目線の男で、参加者の弱みにつけ込んでやりたい放題。アマンダもこの男しかいないのかな。表で強がる分、アマンダは仲間には助けを求める気はない。というか、できないんですね。しかし、ニックに対する暴言は許せません。同僚でしょう。この段階で赤信号でしょう。オリビアに対するジェラシーはアマンダ本人では?そう、オリビアはNYPDで8000人中48番の成績で巡査部長に昇格しました。祝!同居するキャシディも刑事に復帰(ただし、内部捜査だけど)なので、こちらはとにかくめでたい。仲間を呼んでのお披露目パーティをするようになるとは、昔のオリビアからは想像できませんね。この2人、すっかり年季の入った夫婦に見えます。寂しかったクレイゲンもアイリーンという彼女ができたらしい。そういう仲間と距離を置くアマンダの力になるのは誰なのでしょうね。もうマンチもいませんしね。何はともあれ、憂鬱さが涙を流しているようなケリー・ギディッシュの演技は大したものだと思いました。
June 23, 2014
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『闇サイト管理人』良いお話でしたね。全員に出番があって、持ち味が生かされていると思いました。テーマは技術的で判りにくかったですが、それでも上手く盛り込んでユーモアがあって温かみがありましたね。デライラは元の職場に復帰して1週間になる。マクギーはデライラと一緒に住むという決意を固めていた。2週間前にブダペストで海軍大尉ジョーンズがホテルで爆死して手がかりが何もなく、現地NCISの捜査が行き詰まっていたが、暗号化された匿名のメールにバージニアで潜伏できる場所があるという内容があり、デライラは国内で合同捜査ができると上司に報告する。しかし、上司はこの件については見なかったことにして関わるなと命じる。デライラはマクギーを巻き込むのを恐れ、トニー経由でギブスに知らせてくる。ジョーンズ大尉はどんな違法な物でも売買できる、闇サイトを捜査していた。知りすぎたジョーンズが殺され、その犯人の手がかりが掴めたというデライラにギブスは秘密裏に捜査することにする。トニーとマクギーが動物管理局の職員を装い、該当のアパートを訪れると、管理人のトラウトマンは、部屋を借りた人物は1週間で出ていってしまったという。部屋は漂白剤で掃除されていて、部分指紋と使用済みのティッシュが見つかっただけだった。しかし、その指紋はジョーンズ大尉のもので、ブダペストで死亡したというのは嘘だった可能性がでてきた。実際、爆破現場にNCIS捜査官が入った時は証拠は全て持ち去られ、遺体も見つかっていない。ジョーンズはPXという闇サイトのサーバーを止めようとし、管理人を見つけたという。現在その管理人は未決囚として刑務所にいて、PXサーバーの管理人にジョーンズを据えたのではないか。一方、ジョーンズには間近に結婚を控えた婚約者メロディがいた。メロディは爆発事件の前日にジョーンズから電話があり、ベールを着けて待っていてくれと言われたと悲しむ。元管理人のパートリッジに面会したトニーとマクギーに、パートリッジは今朝、取引があったので協力できないと応える。2人は刑務所の外でCIAのジム・ブリスコ捜査官と遭遇し話を聞く。ブリスコはCIAで追っていたマネーロンダリングの捜査でジョーンズを知り、合同捜査本部から引き抜いて今は別の潜入捜査に入れたという。そのため、CIAが爆破事件を装ってジョーンズの存在を消し、1週間前にアメリカに戻ったという。ブリスコから手を引けと言われ、ギブスはメロディにやはり犯人は見つからなかったと告げる。ただ、ヴァンスは密かに捜査を続けるよう命じ、チームは闇サイトの出品者にコンタクトすることにする。実はデライラの元彼サンプソンが闇サイトで違法ではないドラッグの売買をしていたという。サンプソンを捕らえ、ログインさせる事に成功すると、仕事を仮病で休んだデライラがPXサーバーの深部に入り込み、国防総省のセキュリティコードがPXで形を変えて使われているのを突き止める。なぜ彼らはそのコードを手に入れる事ができたのか。管理人となったジョーンズが二重スパイとなって、コードを渡したのか。アビーは収集されたティッシュからジョーンズのDNAを検出するが、どうやらジョーンズはオキシコドンで抑制され、栄養失調状態だったことが判る。つまり、ジョーンズは1週間バージニアのアパートで監禁、拷問されていたのではないか。CIAの長官とヴァンスとの間で捜査の進捗状況について協議があり、CIA長官はブリスコの捜査の遅れを叱り、今後の対応はFBIにしてくれと逃げにかかる。デライラとアビーはPXサーバーの現管理の手がかりを探り、民間病院のプロバイダーが使われている事を掴む。その管理者はトラウトマンで、例のアパートの大家だった。現在、トラウトマンは膝の手術で入院中で、NCISはトラウトマンからノートPCのハードディスクをすり替える作戦に出る。デライラはトニーに、ドバイで上級アナリストの仕事のオファーがあると告げる。トニーはメロディの携帯電話の履歴を調べ、ジョーンズとメロディが披露宴をするはずのレストランから6回も短いコールがあることに気付く。現場に向かうと、そこには怯えるジョーンズの姿があった。ジョーンズはブリスコにアパートで薬漬けにされて監禁され、セキュリティコードを吐けと拷問されたという。潜入捜査の話はワナで、ブダペストのホテルを爆破したのもブリスコだった。ブリスコは闇サイトで情報を売っているらしい。ジョーンズは必死の思いでアパートから脱出したという。ただ、このままでは証拠がない。マクギーがすり替えたハードドライブは空で、敵は先手を打っていたことが判る。ギブスはトラウトマンの病室に行き、ブリスコの居場所をしゃべらそうとする。しかしトラウトマンはITにはまるで知識がなく、ノートPCは娘の物だった。NCISは医学部に進学するトラウトマンの娘にブリスコを呼び出させ、違法な売買をする現場を逮捕する。何と娘がPXサーバーの管理人で、医学部に進むのに金が要ったという。司法取引でデライラはPXサーバーの引き渡しに成功する。ジョーンズは今ならまだ間に合うと教会に急ぐ。マクギーはデライラにドバイ行きを強く勧める。デライラは仕事に復帰しても、日常そのものが変わってしまい新しい仕事が必要だったという。2人は遠距離恋愛を続けることを誓い、ジョーンズとメロディの結婚式の立会人となる。珍しくラストはロマンチックでしたね。気丈なデライラが「ドバイで」と言い出したところで、あちゃーと思いましたが、どうやら上手く退場しつつ関係は続くらしい。軍の関係者は世界中で活躍しているのだし、転勤や昇進は前向きで良い事です。それによって壊れてしまう関係ならそれまでのことと言う意味でしょうね。多分2人なら大丈夫。近くに魅力的なキャラクターを置いておくのも良いかも知れませんが、どういう結果であれ、レギュラー陣の出番を失わせないように、人気ゲストを外に出すのは必要なのだろうなと思いました。でも、残念ですね。今週は「主治医」ダッキーと「看護師」ジミーのコンビの活躍があって、各キャラの組み合わせシーンなど、とても良かったですね。ビショップは今のところギブスの鞄持ちみたいになっていますが、キャラを生かせるチャンスを探っているのでしょう。CIA長官の人は初出場でしたね。国内の事件はFBIと組むけれど、国外となるとCIAが絡んでくる。あのコルトの件で仲が悪かったようですが、この先絡みが出て来るかも知れませんね。デライラが中東にいるというのも、新しい展開が生まれそうで楽しみです。それにしても、デライラ格好いいなあ。元彼を見ると、それもまた「勲章」のように見えてくるから不思議です。(笑)
June 20, 2014
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放送されたのはクリスマス前なんですね。LAなので、季節感は全くありません。(笑)タイトルはヒントになっているのでしょうが、私は映像を見てすぐに判りましたよ。ゲストのジョー・フラニガンは「スターゲイト・アトランティス」のシェパード中佐役で知られていますが、彼はそれ以外ではジゴロ的な役が多かった様に思います。あちらこちらで、クスクス笑いを誘うシーンが多かったですね。ゴルフ場の池から、近所に住むデニス・ディーツが沈められているのが見つかる。現場には凶器と思われるゴルフクラブがあり、ロストボールを拾いに来ていた発見者によると木曜日には死体はなかったという。実はデニスの妻オーブリーから金曜日に失踪届が出されていたのだが、警察はまだ動いていなかった。デニスは身内による200万ドルの投資信託を管理していたが、その半額を失ってしまい、訴えを起こしていた。実はアプリの開発者ジェフ・クラインの新作アプリが発売に至らず、資金が取り戻せなくなっていた。皆の反対をよそに、デニスは父が残した信託金50万ドルを手に、一発逆転を狙いベガスにギャンブルに行ったという。しかし、携帯が通じなくなりホテルにも到着していないので、オーブリーが道中のカジノもチェックしつつ、ベガスのカジノを全て探し回ったという。オーブリーの兄で医師のチャールス・メイソンも空港の駐車場をチェックしていた。重大犯罪課はデニスの死亡を伝えずに、家宅捜索するが自宅に50万ドルはなかった。ただデニスが乗っていったというベンツや9番アイアンがなくなっていた。レイダーはベガスまでのデニスの足取りとカジノの内部映像を確認するよう命じる。問題の投資信託には、クライン、オーブリー、メイソンの他、デニスの旧友リック・マーロウ、デニスの息子のジェイソン、建設業のバリー・ローレンスが加わっていた。バリーは足を骨折しており、遺体を池に捨てるのは難しそうだ。ジェイソンは当てにしていた学資が消えてしまった。重大犯罪課は各人のアリバイを確認する。リオス検事はラスティが精神科医の評価を受けたことを知り、ストロー側の弁護士から証人の信頼性を追求されると怒鳴り込んでくる。また、自分の許可なくラスティをおとり捜査に使うのは危険すぎるとまくし立てるので、ラスティは始めからストローと上手い取引を結んでおけば良かったのにと激怒する。シャロンは法的にもラスティの母親と同じなのだから、いちいちリオスに許可を求める必要は無いと答える。フリンはプロベンザに、娘の結婚式にシャロンを連れて行った事から誤解されて、元妻の義理の息子のバレエの公演にシャロンを連れて来てくれと頼まれたという。プロベンザはシャロンを巻き込んではいけないと強く反対し、代わりに自分が着いていくという。重大犯罪課にリックが現れ、内緒の情報があるという。配当が滞った後、みんなは焦ってしまった。デニスが50万ドルを持っていったのでデニスを探したが、バリーの家に行くとデニスのベンツが止まっていたのを見た、しかも、車内には血痕があったという。重大犯罪課がバリーの家に踏み込むと、ベッドの下にバリーが隠れており、銃を向けられて「俺が全部やった」と叫ぶ。しかしすぐに弁護士を要求し、重暴行罪から軽暴行罪に取引を求めるという。バリーは商売で金を必要としていたが、デニスの死亡を知らず、クラインを訴える必要もないという。実は金曜日にバリーがクラインのオフィスを訪ね「金を返せ」と殴ると、間もなく金持ちになれるからとドアから押し出された。その時に足を怪我したという。クラインはバリーの暴行を認め、その後アプリが2000万ドルで売れたと明かす。ということは、その半額が出資者に渡ることになり、50万ドルどころの話ではない。そもそも、彼らは投資はギャンブルだと知るべきだという。その話を聞いたレイダーは、家宅捜索をしたときにポーカーチップの箱があったことを思い出す。アリバイのある2人とリックを外し、オーブリーの家族の前でチップの入った箱を暖炉に投げ入れるとオーブリーが慌て出す。チップはベガスの有名カジノで監禁され、ちょうど50万ドル分ある。オーブリーは夫の人の良さと見込みのなさに愛想をつかし、殺して金を奪うと探す振りをしてカジノで換金していたのだった。リオスによると、情状酌量が認められ、第2級殺人となるという。フリンはプロベンザの止めるのも聞かず、娘がプロのバレエダンサーであるレイダーの率直な意見が聞きたいと、バレエに誘う。レイダーは同意する。リオスはラスティに発言を謝罪し、危険な目にあってほしくないのだと重ねて告げる。なるほどね、今シーズンはフリンのプライベートを探るのですね。そのためのシャロンの夫の登場でもあったわけだ。プロベンザから「シャロン、シャロンと気安く呼ぶな」と言われていましたが、これって完全にフリンが惚れちゃっているということではないでしょうか。シャロンは別居しているとはいえ、夫婦の誓いは守る人だと思うので、これは完全にフリンの片思いだな。もう止められないのでしょう。ただ、年齢的にも釣り合っていてカップルとしてお似合いです。プロベンザとのブロマンスもあるし、このストーリーラインは楽しみですね。(笑)痩せようとしてみたり、家族のことでセラピーにかかっているなど、話題が多くなりましたよね。ジョー・フラニガンは犯人でなくて良かった。(爆)CSIマイアミの時はDVで犯人でしたよね。どれだけイメージ悪いのかと思いますが、今回はリオスの足に目を奪われる普通の人でした。ちなみに、彼のゴルフの腕はかなりのはず。アトランティスでもそういうシーンがありましたし、今回もそれを匂わせていたのでは?
June 20, 2014
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いよいよ、クライマックスですね。レッドが殺されると誰が得をして、誰が損をするのかという発想がないのが不思議ですが、FBIの中でレディントンの奪い合いがあるとすると、面白いですね。一方、レッドの住む闇の世界ではレッドと彼と敵対する存在との間に勢力争いがあるようだ。気になるのは、彼らの忠誠がどこにあるのかということ。レッドに着く人間が、レッドにどういう恩があるのか、単に金だけの繋がりなのか、そこが知りたいですね。リズが「レッドとは一緒に働けません、私辞めます」というと、タスクフォースそのものが解散となってしまうので、何かとクーパーが引き留めるというが、いかにも。(笑)リズはレスラーにトムの正体について打ち明け、ついにFBIに全てを話す事にする。トムはレッドがリズに近づく事を知って、あえて恋愛関係となり、リズが仕事の事を家庭で話さないので、わざと逮捕させ、FBIの秘密基地に侵入しようとした。あのおびただしい数のパスポートも、リズに見つけさせようと置いたものだろう。ジョリーンについては、トムが殺したと思われる。そのころ、逃亡しているトムはレッドが差し向けた尾行を捕らえ、逆にレッドにメッセージを送り返したという。レッドはついに戦争が始まり、「敵」の攻撃で無関係の人が死ぬことになると訴える。リズは父を殺された恨みから、転属を願い出て、レッドとの関わりを絶つつもりだったが、今回だけという事で協力することにする。現金輸送車の運転手がカレン・ウィルスに感染した疑いがあり、レッドは2日前に生化学兵器の情報を得ていた。これはレッドを襲うための、氷山の一角だという。CDCの担当者によると、カレン・ウィルスは危険すぎて世界中で研究することさえ凍結されており、ウィルスは隔離されているという。幸い空気感染ではないので、今回運転手から感染した被害者はいないが、逆に、特定のターゲットに感染させることはできる。運転手は液体が入った注射器を携帯していた。レッドは陸軍の伝染病研究所で第一人者だったサンダース博士に話を聞くという。レッドはリズに、トムが通信用に使っていた本の暗号を分析した結果を手渡す。トムはリズの事や、ブラックリストの事件について雇い主に報告していたようだった。ウィルスに感染した運転手が持っていた液体は、ウィルス本体ではなく、特効薬であることが判る。また、運転手のメールには、30日に仕事をすれば次の薬を渡すというメッセージがあった。運転手は治療薬よりも、死を選んだと見られる。ということは、彼の代わりに「仕事」を引き受ける人物がいるのか。サンダース博士は、精神病院に入院している患者だった。レッドと「スペースレンジャー」の話で盛り上がり、カレン・ウィルスについて質問するとそれはアポカリプスに導き、5人の死の騎士がやってくるという。リズが黙示録なら4人だと尋ねると、サンダースは5人だと言い張り、スペースレンジャーの「UD4126」がウィルスの実験データを持ってやってきたと言い張る。リズはサンダースの話が支離滅裂だと判断するが、資料によるとサンダースは特効薬を開発し誰かに実験させていたと思われる。再度サンダースに聴取したリズは、「UD4126」が誰かのIDだと気付く。調べると、CDCのヴォーゲルという職員であることが判る。自宅を調べると、そこにはラボがあり、特効薬の注射器も多数見つかった。ヴォーゲルを逮捕して聴取するが、ヴォーゲルは「彼がやってくる」とだけ言う。リズはクーパーにこのままタスクフォースを辞めると、レッドは箱の中に監禁されたまま、裁判も受けることはないと言われ、ヴォーゲルの聴取に臨む。カレン・ウィルスが入った水を飲ませ、5人の感染者の名前を言えば解毒薬を渡すと迫ると、ヴォーゲルは渋々答える。リズはレッドから受け取った資料を見直し、ブラックリストの犯罪者をFBIに伝える度に、レッドは次のリスト者を見つけていた事に気付く。敵を倒すのにFBIを利用していたかに思われたが、そうではなく生き延びるためにレッドはFBIに守ってもらっていたのだった。そして、全てに通じる「ベルリン」とは、人の名前だと気付く。「彼が来る」の彼こそ、「ベルリン」の意味だ。ヴォーゲルが感染させた5名は、いずれも空港の職員など関係者で、共通するのはニュージャージー州のラングストン空港と判る。5名は無許可で航空機を着陸させようとしていた。FBIが空港へ向かう中、リズはレッドを呼び出し、間もなくレッドは契約終了でFBIに逮捕されると告げる。自分と一緒に逃げて欲しいというリズに、レッドは自ら逮捕される道を選ぶ。航空機はFBIが待ち受けていると察知し、着陸せずにまた飛び上がるが、空母からスクランブル発進した爆撃機に攻撃され、NYに不時着するという。ついにベルリンが到着したのだ。単にレッドを殺すにしては、仕込みが大げさだなと思いました。(爆)「ベルリン」はウィルスに感染させた人物に密入国の手助けをさせた訳ですね。治療薬を打てば命が助かると理解するのに、時間がかかるはずで、まず病院に行かれるとばれますよね。普通に家族を誘拐した方が早かったのではないか。サンダース博士はジョン・グローバーでしたね。病んでいるキャラクターを演じるとさすがに上手い。リズは最後にやっとプロファイラーらしい仕事をしましたね。クーパーのリズの評価が高くて、特別扱いしているのが面白い。上層部は疑っている人もいるが、それでもリズの優秀さや価値を買っている人もいるらしい。レッドも自分の命よりもリズを大切に考えている。でも、リズは父親を殺したレッドを許せない。レディントンが主役のドラマなのですが、リズの存在感の大きさが際立ちます。いよいよ、次週は最終回ですね。レスラーの活躍する場面も見てみたいものです。
June 18, 2014
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「ア・フュー・グッドメン」を思い起こしながら見ていました。多分、SVUが軍人のレイプ被害者を扱うことはないのでしょうが、見応えはありました。Shiri Applebyは「ロズウェル」以来、「ER」でも姿を見ましたが、久しぶりですね。若く見えますが、もう30代半ばなんだなあ。沿岸警備隊のアメリア・アルバース少尉が泥酔して車を運転し逮捕されるが、服は破れ傷だらけてレイプされた疑いが持たれ、SVUが事情を聞く。レイプ検査では確かに襲われた証拠が確認されたが、アメリアは記憶がはっきりしないと言い、基地の仲間にはこのことを言わないで欲しいと繰り返す。オリビアが粘り強く聞き出すと、アメリアは仲間と共に軍の新人募集のために街に繰り出し、終わってから憂さ晴らしにバーで酒を飲んだと話す。仲間たちは門限があるので先に帰ったが、自分はバーのコックたちと踊ったようだという。アメリアの父親は沿岸警備隊の大将で、3代続きの軍人一家。父親には弱い自分を知られたくないという。しかし、クレイゲンは軍に出向いて同僚の証言を得ると言い、一緒に行動した3人、リピット、ウットン、グレーバーの話を聞く。彼らはアメリアが酷く酔って手が着けられず、帰れと命令されたなら帰るしかなかったという。そして、帰り際にメキシコ人のコックと身体を密着させて踊っていたという。彼らはまた、アメリアの父親が大物であるだけでなく、アメリア本人の上官が父親に仕えていた事から娘の素行の悪さは報告しにくいと指摘した。SVUはバーのコックに事情を聞くことにする。すると、先に帰ったのは自分たちの方で、アメリアは仲間と一緒に踊っていたという。アメリアに繰り返し聴取を続け、やっとリピットとウットンから酒を飲まされ襲われたと話す。グレーバーは腕を押さえていたという。隠していたのは軍規を破って門限を破り、不名誉除隊になると父親が悲しむためだからという。SVUは容疑者3名を聴取しようと決めるが、上官のタバーツ少佐は3名とも訓練のため海外に派遣されたと答える。バーバは3名のDNAの提出を求める令状と大陪審の召喚状を得て、呼び戻すことにする。アメリアから検出されたDNAは2人分で、リピットとウットンは合意の上のセックスだったと認める。グレーバーは後ろからアメリアを押さえていたというが、それでもレイプを証明する事は難しい。逆に沿岸警備隊の方から、アメリアに門限を守らないなど軍規定違反などで逮捕状が出される。アメリアは軍で32条審問を受け、その後軍法会議にかけられる予定だ。上官のタバーツはアメリアの父親の部下だったので、SVUはアメリアが逮捕された背景について疑問に思う。クレイゲンは逮捕でレイプ事件の捜査が遅れることを心配し、起訴を取り下げるようタバーツ少佐に頼む。アマンダはペンタゴンにいるニックの元妻マリアに、今回の事件について情報を手に入れてくれと頼む。DNA検査の結果、検出されたのはウットンと身元不明の第4の男であることが判った。それが誰なのか3名に聞くが、リピットとウットンはそんな者はいないと否定し、グレーバーは何かを知っているような態度を示す。アメリアは第4の男性について、何があっても絶対に話す事はないという。父親のアルバース大将が娘の前に現れて、アメリアはついにタバーツ少佐にレイプされたと認める。タバーツは女性と見て、赴任当初から自分に言い寄っていたが、上官の命令は絶対であるところをみせるために、部下に命じてレイプさせていたという。大陪審では酔って部下たちと踊るなど、軍人にあるまじき行動をした事を指摘されるが、アメリアはレイプされた時には抵抗するよりは従うべきだという軍の方針に従ったと証言する。しかし、レイプ裁判としてはアメリアは不利な状況にあった。ニックはマリアから手に入れた情報をバーバに渡そうとするが、バーバは軍での証言を使うと審理無効となると拒む。資料を頼んだのはニックだが、これは手の込んだ陰謀でニックははめられたという。SVUは一人だけ様子が違うグレーバーなら話すのではないかと考え、面会する。すると、グレーバーはゲイであることを告白し、自分もバーで男たちに襲われたという。それをタバーツ少佐に報告すると、軍ではゲイであることは隠すべきだと言われ、今回もレイプに荷担しなければゲイであることをばらすと脅されたという。グレーバーは裁判で証言することに同意するが、タバーツはアルバース大将にグレーバーの証言は嘘で、アメリアは軍人として資質がないと言い訳する。評決はタバーツ、リピット、ウットンについて有罪となった。軍はアメリアに対する起訴を取り下げ、アメリアも普通除隊を受け入れる事にした。大将は娘は勇気があると認める。ニックはマリアに情報が裁判の無効を狙うものだったと告げる。マリアはそんなことは知らなかったというが、ニックはマリアに足を引っ張られないよう気をつけろと言う。最後のはめられた、というのは思わせぶりですね。アマンダがたまたま頼んだ事が、どうしてニックをはめることになるのか。彼の家庭事情に詳しい人物がいて、ニックに恨みでもあるのでしょうか。ちなみに、元妻は新しいデート相手がいるらしい。仕事を選んでDCに行ったはずですが、子供を急に「預かって」と押しつけて何だか、嫌な女ですよね。事件の方は、伝説の大将が娘を愛する普通の父親であって良かったです。そもそも、辱められてそれはお前が弱いんだ、という親がいるだろうか。タバーツにしても、尊敬する元上官の娘をレイプするというのが信じられない。ということは、大将を辱めることになりますよね。本当は恨んでいたとか?上官の命令なのでアメリアが黙っていると思ったんでしょうか。それなら、逆に軍人として合格ラインだったということになりますが、レイプした動機が意味不明。軍の教えではレイプされたら抵抗せずに従うのが賢明というのも信じられない。軍の中では意味不明な事が重要とされるという、そういうことが言いたかったのかな。フィンがレンジャーにいた、というのは事務職として働いていたということですよね。クレイゲンは今回は良く働きました。さすがに、軍に話をするときは警部が行くのですね。(笑)
June 16, 2014
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『ニューオーリンズ支局(後編)』スピンオフということでいうと、CSIからCSIマイアミが生まれたときに、マイアミの風景が映った瞬間に見事に新ドラマの違いが描かれていたのを思い出します。やはり背景となる場所というのは大きいですね。そういう意味で、今回のニューオーリンズも土地の魅力、風景を意識して演出していたなと感じました。登場人物(の組み合わせ)はそれほど違いはありませんから、ニューオーリーンズの魅力で見せていくのでしょうね。特権キラーの模倣犯と思われる犯行がまた起こった。湿地で見つかったのはヘンリー・ウェインズガードという人物で手口は特権キラーと同じだ。しかし、今回の被害者は軍人でも公務員でもない。被害者の爪の間には線維が見つかり、現場にはタイヤ痕があった。ニューオーリンズの鑑識のホッブスが調べ、古い軍服の線維だという。目撃者の通報で、ドイルの車からは白い上着の男が降りた事が判る。DCでは、刑務所で無実を訴え続けたヴィクター・ロータが外部の支援者と交わした手紙を分析する。すると、殺されたマクレーン議員の有力な後援者、ジョセフ・ハンロンの名前があがった。ハンロンは警備チームを送ってマクレーンを警護した中に、要注意人物としてエミール・タイタスという男がいたという。タイタスは祖父が海軍大将で、航空会社を経営し、長年特権キラーを追及した後、ロータは無実だとマクレーンに訴えていた。ダッキーはロータの手紙の中で、マクレーンが証拠を隠滅ねつ造して、自分に罪を押しつけたと訴えている事に注目する。フォーネルもヴァンスもその説に同調し、当時新人だったプライドやギブスには恩師のマクレーンが犯人に買収されていたことは判らなかったのではないかという。ギブスはフェド5と呼ばれた元NIS捜査課のベッツから話を聞く事にする。南部で隠退生活を送るベッツは、マクレーンの汚れた過去について口をつぐむ。湿地で見つかったタイヤ痕からはジェット燃料が検出され、FBI捜査官のドイルの車から見つかったものと同じ成分だという。ギブスとプライドはタイタスが特権キラーの真犯人と見て、自宅に踏み込む。しかし、タイタスは頭を銃で撃たれ死亡していた。自殺のように見えるが、ウェイド検死医は自殺ではなく他殺だという。タイタスは日頃から祖父の白い軍服を着ており、爪の間の繊維もタイタスをはめるため犯人があえて仕込んだのではないか。マクレーンが買収された可能性を調べていたNCISは、海外口座などにマクレーンが大金を持っていた事を突き止める。娘がガンで義母も病気がちだったという。やはりマクレーンは買収されていたのかと、プライドはショックを受ける。マクレーンは下院議員に再選を目指すにあたり、そのことを自白しようとして、発覚を恐れた真犯人が大金を口止め料として政治献金していたと思われる。最大の資金提供者はジョセフ・ハンロンで、ハンロン本人はDCにいるが、息子のスペンサーがニューオーリンズに工場を持ち、社用ジェットであちこち仕事に出かけていた。ハンロンにマクレーンの資金集めの資料を提出して欲しいと訪問したマクギーは、ハンロンに殴られて意識を失う。トニーとフォーネルがハンロンの家に到着した時には、ハンロンは息子に電話をした後、自殺していた。ハンロンは息子が特権キラーとして犯行を重ねるのをマクレーンに見逃してもらっていたのだった。ニューオーリンズ組はスペンサーの行方を追い、軍人バーから女性兵士を連れ出したスペンサーを射殺する。事件が解決し、ブロディはプライドにチームに残るよう要望される。スペンサーが20年前から犯行を重ねていたとすると、かなり若い頃から始めたという事でしょうか。栄光のマクレーン捜査官がダーティな事に手を染めていたというのは残念ですね。フランクスやベッツもそれを知っていて見逃していたんでしょうか。それならば、ロータは無実を訴えながら無念のまま死亡したことになり、そんな酷い事はありません。今回、特権キラーは死亡したけれど、ロータの名誉は回復されるのでしょうか。マクレーンを尊敬していたプライドは辛いですよね。でも、彼の無念はニューオーリンズの街や文化、自然が癒すのでしょうね。エバーグレイズのような湿地帯があったり、フランス語が飛び交い、料理も旨い。ブロディの過去の躓きも過去は過去、クイズ番組のボタンを押しても、上手く動かないときがある、正解は知っている、とかばう。良い上司ですね。レゴが趣味?「愛人」はシャーメイン。(笑)銃に女性の名前をつけるネタはありますね。検死官は高尚なウンチク語りではなく、熱いハートを持ちニューオーリンズに魅入られた人。一方、ラボは音楽漬けのやはり変わった人、とメンバーが揃ったところで第2のスピンオフ始動ですね。ちょっとしたトニーのブードゥー人形ネタが笑わせてくれました。本当なら、アビーが絡みそうな話題ですが。
June 15, 2014
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ラスティはこれまでの酷い出来事の中で無理して心に鎧をまとってきたのでしょう。だから生き延びてこれたけれど、いくら本人が強がっていても、心の傷を見て見ぬ振りをしていてはいけない。今の内にきちんと癒しておかなければ、いつか後で苦しむことになる。信頼擦る人たちに囲まれて、やっと、やっとラスティのガードが緩んでいくようでしたね。事件の方も、ラスティのストーリーとシンクロして考えさせられる内容だったと思います。15歳の時に6件のレイプや暴行など重罪で逮捕され、取引で8年服役して仮釈放されたエリック・ライリーが、保護観察官との面会に現れない。セラピストからエリックは再び犯行に走る可能性が高いという指摘があり、保護観察官の要請で重大犯罪課が自宅を訪れる。しかし、踏み込んだところエリックはおらず、家族によると2日前にいなくなったという。エリックのベッドの下には、メールに添付されていた若い女の子の写真があり、エリックの父親は、その子が部屋にいるのを見たという。再犯のおそれのある危険人物が逃亡したため、緊急配備する。ライリー家の母親の車がなくなっていることから手配すると、違法駐車で押収されていたことが判った。車があった橋の近くを探すと、エリックが橋の下で死亡しているのが見つかった。未使用のコンドームを所持していて全身に骨折の痕があり、自ら飛び降りたか落とされたかと思われたが、モラレス検死医は転落したときはすでに死亡していたという。ライリー家のPCを調べていたタオは、エリックが足首モニターを外す方法をネットで検索していた他、逆にエリックの事を検索している人物がいることが判る。それはディアス保安官代理で、サンチェスの知り合いだという。ディアスは娘がエリックにレイプされ、その後自殺していた。レイダーらは、ディアスが復讐のために殺したと考えるが、話を聞くにしても相手が相手だけに慎重に対応すべきという。エリックが行方不明になったので捜査に協力してほしいと呼び出し、ディアスがエリックの自宅に接近していたかどうか裏を取る。タオとサイクスは、他の被害者宅を回り、アリバイを確認する。ディアスは重大犯罪課の質問に、娘が受けた苦しみやその後の家族の悲しみなどを語る。防犯カメラにエリックの自宅前を何度も通っている事実については、虚偽の発言をした。やっと事情を理解したディアスに同意を得て家宅捜索を行うが、そこでエリックの部屋で見つかったのと同じ女性の写真と、メールのプリントアウトしたものが見つかった。メールでは若い女の子がエリックを誘い出そうとしていて、ディアスが女の子を装ってメールを送ったのではないかと考える。しかし、自宅に実際女の子がいたという事からディアスには共犯者がいると思われる。ラスティの要望通り、チェスをするセラピストのジョー・バウマンが面談をすることになった。ジョーを単なるチェス相手程度にしか接しないラスティだが、ジョーはゲームを通じて少しずつラスティを観察していく。レイダーは裁判の過程で何度も心が傷付くことになるからと、セラピーの必要性を説明する。タオとサイクスは、エリックの被害者の家族の中に、例の写真の女性を見つける。それは姉がレイプされたヘザー・ショアで、エリック宛のメールもヘザーの家から出されていた事が判る。ヘザーを聴取すると、エリックが殺された事は知らないと言い、ディアスとの関係では、ディアスからエリックにメールを送ってくれと頼まれただけだという。ディアスはヘザーの名前を出されて、彼女をエリックに近づけるような事は決してしないと反論する。ただし、殺したいと思った事は本当で狙ってはいたが、誰かに先を越されたようだという。重大犯罪課はヘザーがエリックを訪れていたという事実を確かめるため、ライリー一家を呼び、容疑者としてヘザーを拘束していると告げる。自宅から遺体発見現場までの道路の監視カメラをチェックすれば、遺体を乗せて運ぶ犯人の顔が映っているはずだというと、父親は息子が女性に会おうとしているのを知って、また犯罪を始めると思い止めようとしたと自白する。そういう場合は保護観察官に相談するべきだと言われて、父親はそれでは今にも犯罪を犯そうとするのに間に合わないと答える。息子のせいで家族は崩壊してしまった。刑務所は息子を釈放すべきではなかったのだという。ディアスについては、保安官事務所で聴聞会が開かれることになった。本来なら殺人未遂で起訴もできるが、寛大な処置があるかもしれない。ディアスは遺族の悲しみは永遠に終わらないと言い、去っていく。自分は大丈夫だからというラスティは、ジョーから自己憐憫と共感は違うと諭される。生活のために身体を売っていたことは本人がどう思おうとレイプであり、母親がボーイフレンドと去りラスティを捨てていった事も、自分で選んだ結果ではない。同じような経験をした子に君はどういう言葉をかけるのかと言われ、ラスティは涙を浮かべながらその子に共感できると答える。それを聞いたジョーは、セラピーはもう打ち切ると告げ、2人は純粋にチェスを楽しむ事にする。ディアスを演じるのがエサイ・モラレスなので、絶対に犯人じゃないと思いました。(爆)サンチェスの言うように、LAのラテン系はみんな知り合いというのは都合が良すぎますね。娘の初デート相手が父親が医者というのは、もしかしたら判断材料になっていたかもしれません。裁判で何度も同じ事を聞かれ、レイプ被害がなおも続くというのはSVUでも良く取り上げられており、娘を守る事ができなかったディアスはさぞ苦しんだでしょう。でも、いくらメールだけとしても、知り合いの女の子の写真を使ったのは杜撰でしたね。彼女だって被害者の家族なのだし、関わる事もいやだったでしょうに。エリックの母親が父親に殴りかかったのはちょっと驚きました。父親と母親では、愛情の深さというか繋がりが違うのかなあ。さて、ジョー先生、良い感じでしたね。チェスができるどころか、アマチュアのチャンピオンクラスで、ちゃんと手加減しながらラスティの様子を観察していたのですね。始めはラスティのペースでしたが、ここぞ、というところで彼の心を捕らえた。レイダーを始め、重大犯罪課の人々の中でラスティがしっかり守られていると納得したので、後はチェス友達になれたということですね。ラスティの力になってくれる人が一人でも増えていくのは良い事だと思います。それにしても、ラスティがチラチラとのぞき見る不安そうな表情が本当に上手いですね。どうやったらあんな演技ができるんだろう。
June 12, 2014
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毎回迷走するリズの事は置いておいて、全体像は大分見えてきましたね。ところで、ゲストにはちょっと驚かされました。まさかね~本家Law & Orderのカッター検事だったとは。しゃきっとして、弁舌爽やかで好きだったLinus Roacheがイギリス人だったのを知りませんでした。(汗)カッター検事にイギリスアクセントは感じられなかったし、さすが俳優さんだなあ。全く気がつきませんでした。また、もう一人チャンドラー議員役の人、見覚えがあるなあと思っていたら、SVUのオハロランじゃありませんか。こちらはちょっとうれしい再会でした。チェコで国会議員のドゥーセクがスキャンダルに巻き込まれた。ドゥーセクはレッドと利益を共通する人物で、レッドは顔の見えない敵が「キングメーカー」を雇ってレッドを追い込もうとしているという。このキングメーカーは政治家を意のままに陥れたり、殺したり、また気に入った人物を政治家に育てるという、危険な犯罪者だという。キングメーカーがアメリカ国内に入ったという情報があり、FBIが消息を追う。レッドはフィッチに、彼らの「連盟」に窮地を救って欲しいと頼む。フィッチとレッドは利益を共有していて、レッドは「証拠」を握っているという。州議会議員のチャンドラーが、対向車を避けようとして橋から車ごと転落した。議員と娘は助かったが、妻が死亡した。チャンドラーは最年少で州議会議員になるなど、評判が高く、今回の悲劇もチャンドラーにとっては同情を買い、選挙に有利だ。彼もキングメーカーの「作品」なのか。トムはリズに父親が死んだ日にレッドが病院を訪れていた写真を残していた。リズはレスラーに、レッドがサムの死に関係しているのではないかと話す。裏付けを取っていたアラムは、レッドが病院を出て1時間後にサムが死亡しているという。チャンドラーの事故を調べていたFBIは、チャンドラーも対向車もブレーキを引いた跡がない事を不審に思い、逃亡そた対向車を見つけ出す。しかし、運転手はすでに死亡していた。事故を悔いて自殺したように見えるが、疑わしい。その男に3日前に公衆電話から通話があり、公衆電話の場所からレッドは秘密クラブにリズを伴う。リズはレッドにサムの事を質問攻めにするが、レッドはサムとは海軍時代からの友人でサヨナラをいうために行ったと答える。キングメーカーがDCを訪れている事がわかり、宿泊しているホテルが判明したのでレスラーとリズが踏み込む。そこには、多くの監視装置があり、キングメーカーは誰かの家に侵入しようとしているようだった。その家はミッチェル上院議員の自宅で、彼が死ぬと空席ができて、今ならチャンドラーが立候補すれば必ず当選する。クーパーは議員を保護するように命じるが、キングメーカーはそのころ忍び込んでミッチェルを殺そうとしていた。遅れて到着したレスラーとリズは、隠れていたキングメーカーに襲われ、レスラーがキングメーカーを撃ち殺した。チャンドラーは殺人共謀容疑で逮捕される。フィッチは「連盟」にレッドの要望を伝え、全体の意見でレッドを助けるのを拒否することにしたと伝える。レッドは何が何でも自分の大切なもののために自分は闘い、その時はフィッチらの事は顧みないと宣言する。アラムはサムの死亡時刻について、やはりレッドが見舞いに来た頃と重なるという。リズはレッドに口封じのために「父を殺したのか」と問い詰める。レッドは死期が迫ったサムが、本来口にすべきでない事をリズに話すと言い出したのだと説明する。苦しむ旧友を死なせたのだというと、リズはもうこれで終わりだと立ち去る。トムがなんたるかを言わないにしても、レッドの事についてはレスラーに報告して、レスラーは夫婦仲が上手く行っていないと言うことでリズを心配する。レッドともサヨナラして行き場所がなくなったリズがレスラーの部屋を訪ねるのは、期待してはいませんが、シッパー的にはgoodです。(笑)レスラーがパートナーのリズのピンチを救うところもよろしい。彼はリズを裏切らないし、認めている。しかし、いつものことですが危険なところにバックアップなしでよく2人だけで突入しますね。キングメーカーのように、リストに載る人は変な人が多い。(爆)政治家を思うままに育てるというのは、妄想なんだろうな。さて、レッドはフィッチら、世界各国の利益を共にするお仲間を脅す「証拠」をもっているようだ。そもそもそれははったりじゃないの?と見る向きもあって、レッドとフィッチの同盟関係は消滅した。ということになると、チェコの議員のようにレッドと友好関係にある人たちとフィッチとは違う繋がりがあるんでしょうね。トムを送り込んだのはどちら側かというと、どちらでもなさそうですね。レッドを危険と見る側、キングメーカーなどの犯罪者を雇ってレッドを陥れようとする側。それも残り2話で明らかになりそうです。捕捉久しぶりに録り溜めたERの最終シーズンをたまたま見ていたら、レスラー役のディエゴを見つけました。さすがに若いですが、困った父親を巡り物静かな青年という役柄で結構出番は多かったです。こういうところでしっかり仕事をしていたんですね。ちなみに、この時マリク役のパーミンダーとは共演していた訳だ。(笑)
June 11, 2014
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何だかなあ。リアリティショーのそっくりさんかと思ったら、本人じゃありませんか。一応番組名は架空ですが、それでもわざわざこれを使った意図が感じられないなあ。何が言いたかったのかという点でも、別にやらなくて良かったのではという感じです。(爆)4歳のジョナ・アレンが人気リアリティショー「アメリカン・ディーヴァ」に出演したヴォーカル・コーチのジャッキー・ウォーカーを見て、幼稚園でお医者さんごっこをさせられるので嫌だと言い、SVUに通報があった。ジョナの通っている幼稚園では幼児の音楽教育でジャッキーが教えており、ジョナはその生徒だった。ジャッキーはフリーランスのヴォーカル・コーチとしても著名で、今回は有力なショー参加者グレースを指導していた。オリビアがジョナに注意深く聞くと、ジャッキーはトイレの中まで着いてくると言う。年の離れた姉のブルックは、2週間前にジョナがジャッキーに触られたと聞いていたと認める。ブルックはジョナが作り話をすることが多いので、信じなかったというが、ジョナはジャッキーが「魔法の卵」で股間をくすぐるという。アマンダはジョナの言葉を信じ結論を急ぐオリビアに懸念を示す。アマンダとフィンがジャッキーの立ち会いの下、幼稚園の音楽室を調べると、楽器を入れた箱の仲から紫色のバイブレーターが見つかった。現場は誰もが自由に出入りできる場所で、ジャッキーは事件との関わりを否定する。バーバは4歳の子供には証言能力がないと言い、他にも被害を訴える子供がいるかどうか調べるようにいう。すると、ジャッキーの授業に出たくないというクーパー・バーンズがジョナと同じような被害を訴えている事が判る。クーパーの母親は幼稚園から下着なしで帰ってきた事もあったと言い、クーパーが幼稚園のトイレを描写する内容も似通っていた。ただ、勘違いしたのか「バスタブ」があったという。鑑識で調べていた証拠品の「卵」からジョナの唾液が検出され、2人目のDNAも見つかった。しかし、それはジャッキーとは一致しないという。SVUは起訴する証拠が揃ったと見るが、ジャッキーは突きつけられた証拠に、無実だと主張する。セレブな幼稚園で教える有名人の逮捕に、マスコミは大騒ぎとなった。オリビアはアマンダから捜査が強引だと指摘され、久しぶりにセラピーに行く。セラピストはオリビアが両親について話をしていないことを指摘する。ジャッキーの起訴以降、幼稚園の生徒らから、続々と同じ容疑が報告される。ジャッキーはゲイだが、女子から報告もあった。しかし、同じ4歳ばかりで、SVUはジョナの姉ブルックが最近までジャッキーに音楽の指導を受けていた事から話を聞く。ブルックは急に歌に興味がなくなったのでジャッキーの指導を辞めたという。ジョナの話を信じてやらなかったことを後悔している様子だったのでその点さらに聞くと、幼い頃にジャッキーに触られたという。そのことをクーパーの姉レイチェルに話したというので、クーパーの家に行くとアマンダは微妙に食い違っていたトイレの描写が、自宅のバスルームの事だった事に気付く。クーパーにジャッキーが自宅に来ることがあるかと尋ねると、来た事はないと言い、やがて姉たちに作り話を言わされていた事が判明する。実はジャッキーが才能がないとして、ブルックとレイチェルが番組オーディションを受けるためのレッスンを辞めさせたため、逆恨みしてジャッキーを陥れようとしたのだった。SVUはジャッキーに対する起訴を取り下げ、謝罪する。ジャッキーは謝罪を受けたところで、失った名声と信頼は戻らないと怒りを露わにする。両親の離婚で母親の影響を受けたブルックの関与が大きく、アマンダはそもそも起訴はやらなくてよかったと言う。4歳の訴える「被害」をどう捕らえるか、客観的証拠がなければ犯罪そのものが成立しないのか、などというLaw & Orderらしい追及はなく、とにかく、オリビアがまだ本調子ではないという事が言いたかったみたいですね。冒頭に引っ越し披露パーティをしようと、明るい話題がありましたが、オリビアは被害者の訴えを丸ごと受け取って、前のめりになってしまうというところが、まだ完全に元に戻っていないという事を示しているようです。オリビアの心が癒えるのに、まだ長い時間がかかるという事なのでしょうね。セラピーで両親の話が出ていないという事は、オリビアもまだ心を開いて話をしていないということになりますよね。どうせなら、もうちょっと事件とシンクロするようなセラピーの会話があると良いのに。これまで知られていないオリビアの子供の頃の話とか、家族のその後などが扱われると良いですね。事件については、ティーンズの考える事は空恐ろしい、嘘つきの母親は娘にとって悪いお手本、みんなアメアイ大好き、という事でしょうか。(笑)普通、いきなりジャッキーを疑うのではなく、園長先生に評判を聞くとか、泳がせて監視を続けるとかしますよね。これではずさんな捜査だとして、ジャッキー氏に訴えられそうです。4歳で一対一の音楽の「授業」というのも驚きました。日本なら遊びを取り入れたグループレッスンですよね。幼稚園でおもらしをして、パンツお持ち帰り、なんてざらにあるのに、向こうはそういう身の回りのチェックはしないのでしょうか。
June 9, 2014
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『ニューオーリンズ支局(前編)』NCISからの第3のスピンオフ「NCIS: New Orleans」いよいよ始動ですね。LAの方のスピンオフ計画は残念ながらピックアップされませんでしたが、こちらは本家返りというのか、ギブスの繋がりでしっかりと準備されている感じがします。いろいろな地方支局が舞台となりますが、ニューオーリンズというのは、やはりハリケーン・カトリーナとの関連が描かれるのでしょうね。政治の街ワシントンDCや、おなじみの大都市LAとは違い、独特の文化や街の雰囲気なども楽しみです。元NIS捜査官で、ギブスの先輩だったダニエル・マクレーン下院議員がニューオーリンズで水死体で発見された。喉を切られており、ニューオーリンズ支局のプライド特別捜査官はFBIに捜査権を奪われたくないという。プライドは旧知のギブスをDCに訪ねる。マクレーンは再選を目指し選挙活動中で、海軍長官はNCISとFBIとの合同捜査を命じる。ヴァンス局長は、部下のラサール特別捜査官と2人で、自分流でやりたいというプライドに、取り調べの応援を派遣するという。しかし、ジェファーソン郡の検死医ウェイドはマクレーンの遺体がFBIに持って行かれたという。現地のFBIは何を隠そうとしているのか、ギブスはフォーネルと連携し捜査を進めることにする。マクレーンが殺される前の夜、バーで女性を酒を飲んでいるのが確認された。プライドがその女性を知っているので、身柄を拘束し話を聞くが、見知らぬ依頼主から3000ドルでマクレーンと話をしてくれと頼まれたという。ただし、議員だということは知らず、1週間ほど街を離れろと指示されており、ギブスらは何者かが彼女を犯人に見せかけたと考える。ギブスはマクレーンに敵対する人物を捜せと命じる。DCにマクレーンの遺体が到着するが、ダッキーはまともに検視したのかどうか疑わしいという。果たしてFBIは何を隠そうとしていたのか。ニューオーリンズのFBI支局は連続殺人犯のヴィクター・ロータの捜査資料を集めていたことが判る。ロータは特権キラーと呼ばれ、軍人や公務員が特別な立場にいると考えて殺したという。マクレーンがロータを逮捕し、ロータは無実を訴え続け死刑になっている。一方、マクレーンを敵視しているロビイスト、スピークマンの名前が挙がる。スピークマンの甥ライセックは、空母ユリシーズに乗船しており、問題のある水兵だという。ギブスとプライドがスピークマンを拘束し取り調べるが、スピークマンにもライセックにもアリバイがあった。ダッキーはマクレーンの腹部に刺し傷が2カ所あったという。これはロータの手口と同じで、模倣犯罪ではないか。ニューオーリンズのFBI捜査官、ドイルが殺された。やはり喉を切られ、腹に刺し傷があった。ギブスはビショップと共に、ニューオーリンズに戻るプライドに同行することにする。志願してニューオーリンズにやってきたブロディ特別捜査官は、過去の事件を調べて、2001年から5つの州にわたり、同じ手口の犯行があったという。ビショップが5件の繋がりを分析する。アビーはドイルが殺された車のフロアマットを分析し、犯人の手がかりがニューオーリンズの広場にあるという。現場に向かったギブスらは、逆に犯人に誘き出されたと感じる。To be continued...さて、新シリーズの主人公ドゥウェイン「キング」プライド役のスコット・バクラはJAG/NCISのプロデューサー、ドナルド・ペリサリオとは、「タイムマシーンにお願い」以来の繋がりだし、「スタートレック・エンタープライズ」のアーチャー船長でもあるし、ベテランで手堅い人選だったなと思います。(笑)もっと、ギブスとはイメージの違う主役を選ぶと思っていましたが、プライドはギブスとは同じ頃にプロビーとして、伝説のNIS5人衆の一人だったという。ちなみに、ギブスはフランクスに鍛えられ、プライドはマクレーンが恩師だった。始めから2人は肝胆相照らす仲。そこにはフォーネルも入ってくるので、3人ならぶとどれだけおじさんがメインのドラマなのかと思ってしまいます。(笑)クロスオーバーもやりやすそうですね。気になるので調べてみると、年齢的には意外にもマーク・ハーモンの方が若干年上の様ですね。口数の少ないギブスよりも、プライドは熱くなるタイプのようで、部下のラサールを見出し救ったり、地域から麻薬を一掃したことで、尊敬の念を込めて「キング」と呼ばれている。さすがに大物だけに、最初からキャラが立っています。ブロディ特別捜査官役のゾーイ・マクレランは、JAGではコーツ下士官として準レギュラーでしたね。その辺でギブスが知り合いだというのもなるほど、という演出でした。ベリーショートの女性捜査官というと、ちょっと珍しい。「何かから逃げてきた」というところは、いずれ語られるのかな。検死官がCCHパウンダーというのがまた、すごいですね。迫力あるわ~スピンオフの開始が楽しみです。
June 6, 2014
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このタイトルが興味深いですね。poisonはアルコールの事で、飲み続けるといずれ長い間に身体に害が出るけど、それでも飲むのだったら「何を選ぶ?」という意味になるようです。転じて、どちらも選びたくないような、酷い選択肢から選ばなくてはならない状況のことになるらしい。ということは、ラスティにまつわる選択の事を現している事になりますが、一方で、事件の事も匂わせている。しゃれたタイトルですね。86歳のイリーナ・プシュキンの家で、高校生の孫のコンスタンティンとアレクサンダーが死亡しているのが見つかる。2人はロシア人で学生ビザで入国しており、側には麻薬を吸った痕跡があった。モラレス検死医は、現場にあった白い粉は「モーリー」と呼ばれる合成麻薬で、そこに有害物が混ざっていたのではないかという。調べたところ毒は青酸カリと判り、高校生たちの間で毒入りの麻薬が出回っていないか、潜入捜査官の「Buy Guy」に連絡することになった。プシュキン兄弟の通う高校のBuy Guyは売人として8名の名を挙げる。ラスティが29通の脅迫状を受け取っていることが判り、レイダー自身も受け取ったため、テイラーは今後のラスティの境遇について2つの選択肢を提示する。一つ目は名前を変えてポートランドかどこか、遠くの寄宿学校に行き、LAの人間とは接触が禁じられる。裁判が終了するには2年はかかるという。二つ目は現状維持だが、24時間の警備が続き、ラスティは監視される事に強いストレスを感じていた。プロベンザは三つ目の選択肢があると口に出すが、テイラーはそれはレイダーが納得していないと制する。プシュキン兄弟の通う高校では大がかりな麻薬の捜索が行われ、8名のロッカーを調べて生徒たちから持っている麻薬を提出させた。クリス・ハリス教頭の妻で英語教師のロビンは、兄のコンスタンティンと親しく、良く知っているという。兄弟は良い子で、両親が反政府の活動をしていたために、子供たちをアメリカに送ったという。ロビンは先週、弟のアレックスが食堂で誰かと喧嘩しているのを見たという。喧嘩の相手は、売人として名前が出ていたイアン・ヨリタで、自分は売人ではないと言い逃れをする。問い詰めるとモーリーは安全で、アレックスには売っていないし、「得意客」のコンスタンティンを殺す訳がないという。ただ、コンスタンティンの家は、若者のたまり場になっていて、アレックスが自分のガールフレンドを口説こうとしたので、それでもめただけだという。イアンが協力的ではないため逮捕するが、モーリーで死亡したのは今のところ兄弟だけだという。ラスティはレイダーに、三つ目の選択肢は脅迫状を送った犯人を突き止めることだろうと問う。そのためには元の生活に戻る事もいとわないというと、レイダーは危険だと反対する。タオが調べていたプシュキン家のコンスタンティンの部屋からロビンの指紋が検出されたという。しかも、ベッドや麻薬の袋からも検出されており、ロビンが法定レイプの罪を犯している疑いが出てきた。レイダーはプシュキン家の家宅捜索を命じる。取り調べでロビンは、交際も殺害も否定していたが、コンスタンティンと親密なメールをしており、さらにPCには、青酸カリについて検索した履歴が残っていた。「本当に私の指紋が毒の袋から出たのか」という様子にレイダーは疑問を感じる。プシュキン家にはロビンの趣味である陶芸用のゲストハウスがあり、その奥の部屋からは青酸カリが見つかった。弁護士を要求しないロビンに、レイダーはハリス教頭の兄で立ち会っている弁護士のマイケル・ハリスを弁護人につけるようにいう。ロビンと接見したハリス弁護士は、弟に対して、ロビンを弁護するともう、クリスの弁護はできないという。2人は弁護士と依頼人の関係ではないので、その会話を監視していると、妻の浮気を知ったクリスが陶芸用のビニール袋に青酸カリを入れて、コンスタンティンのロッカーの麻薬とすり替えていた事が判った。クリスが当然のことをしたと認めたため、ロビンに夫の罪を証言させて減刑する取引を持ちかける事にした。ロビンは夫から相手にされず寂しかったと言い、コンスタンティンとは本当に愛し合っていたので、有罪を認めたくないというが、裁判になれば性犯罪者としての烙印を押されることになる。プロベンザとテイラーは、レイダーに三つ目の選択肢を考えるべきだと勧める。レイダーは後見人としてラスティに精神科医のカウンセリングを受けるという条件を呑むなら、ストリートに立つ事を認めるという。ラスティは何よりもチェスができる精神科医であることを認めてくれという。何をしてもレイダーに勝つことはできないが、条件を呑むのはあなたを愛しているからだということは判って欲しいという。三つ目については、私は想像が付きませんでした。脅迫状を送った犯人を手紙から突き止めるには、かなりのマンパワーがいるだろうし、正直犯人に繋がるとは思えない。ラスティを囮に使うとはまさか、考えませんでした。しかし、確かにラスティは遠くに行くのも、今のままの厳しい監視状況のいるのも選びたくないでしょう。犯罪者にも容疑者にも権利はあるのに、証人にはないのか、僕には交渉の余地はないのか、もっともな意見ですね。それでもレイダーに従うのは愛しているから、というのは判ってね、というのは、レイダーとしても嬉しい言葉でしょう。つい「母親として」という言葉を口にしてしまったシャロン、気持ちはもうそうなのですね。自分の目の届くところに置いておけば安心ではあるけれど、テイラーたちの言うように、親といえども完全には守る事は不可能だ。親としてラスティを守るなら、ラスティの気持ちを汲んでやらなければならない。ということで、カウンセリングを受けろと言うことになりましたが、シャロンが気にしているのは彼が子供の頃から受けてきたネグレクトや悲しい記憶が彼の人格に影響を与えるのじゃないかという事だったのでしょうか。ラスティとしては、チェスさえできれば良い、というか、チェスがしたくてたまらないという素直な願望を満たして欲しいのですね。ここはしっかりしているラスティも、子供らしいなと思うところでした。クリスのことは怒っているみたいですね。でも、彼女に感謝する日はいつか来るでしょうね。事件ですが、未成年の教え子と関係を持って「愛していたの」というロビンには、サイクスのように気分が悪かったですね。でも笑う場面は少なかったですが、「チャーリーズ・エンジェルズ」は良かったなあ。(笑)「クローザー」では女性が少なかったし、「Major Crimes」ではそういう目で見たことはなかったので、楽しいシーンでした。高校に潜入している若く見える警官というのは、他のドラマでも見たことがあります。そういうことまでして取り締まるというのは、麻薬が蔓延しているアメリカならではなのでしょうね。日本では考えられない捜査手法ですね。
June 5, 2014
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来たぞ、来たぞ、ついに「夫婦」対決か。私用で職場放棄のリズに突っ込みどころ満載ですが、まるで人ごとのようなクーパーにも、「あなたはペーパーウェイトか何かか」と言いたくなりますね。仕事をしているのはレスラーとマリクとアラムだけという、不思議な組織です。(笑)中国の刑務所から、免疫学者のシャオピン・リーが誘拐された。実はリーは、中国が開発している危険な生物兵器についてCIAに情報を提供しようとして投獄され、CIAが脱獄させたのだった。ただ、レッドのところには国際的な誘拐犯のパヴロヴィッチ兄弟がDCに入ったという情報が入っており、CIAの輸送ルートが漏れている恐れがあるという。FBIはリーがDCに到着したという情報を得て、輸送ルートを変更して自分たちが担当すると申し出る。しかし、そこにパヴロヴィッチらが現れ、ヘリコプターでリーを誘拐してしまう。リズはトムがジョリーンを殺した事をレッドから知り、なぜ黙っていたのかと問う。レッドは事実を知ると、リズの態度が変化してトムに知られるのを恐れたという。同じ組織のジョリーンを殺したということは、トムも切羽詰まっているとも考えられ、観察していたらボロを出すかもしれないというレッドの言葉に、リズは従う。レッドとリズはトムを監視して、国立公文書館に入っていくのを目撃する。リズはレッドが止めるのを振り切って、トムを追い、見知らぬ男に荷物を手渡すのを見る。帰宅すると、トムは公文書館でリズを見かけたような気がすると言い、犬の散歩に行くと行ったきり、姿を消してしまう。リズはレッドに事態を報告して、2年間の結婚生活は何だったのかと嘆く。そして、レッドの助けを借りずに自分の力でトムを探し出し、問い詰めると席を立つ。リーの行方を捜すFBIは、レッドの意見で、逃走に使った盗難ヘリコプターから行き先のヒントとなる物質を探る。すると、タバコ農家やトウモロコシ畑で使う農薬を届けている業者が浮かび上がった。アラムはリーの監禁場所がハリファックス社の建物だという。一方、レッドはトムと接触した男を突き止め、「荷物」の本をチェックする。接触した男は、単なる運び屋でこれまでにも数回違う相手に荷物を手渡したという。レッドはそのまま配達させると、FBIよりも先にパヴロヴィッチ一味と接触する。レスラーらが現場に踏み込んだ時には、アジトはもぬけの殻だった。ただ、リーは壁にメッセージのような記号を書き残していた。FBIは、始めからリーを奪うために、レッドがパヴロヴィッチの情報を流したのではないかと疑う。レッドはトムが荷物の届け先に潜伏しているのを掴み、パヴロヴィッチ兄弟にトムを誘拐するよう頼む。レッドと連絡が取れなくなって、リズが自宅に戻ると、何と拘束されたトムとパヴロヴィッチ一味がいた。リズはついに、これまで本性を隠して自分を騙し続けてきた「夫」に怒りをぶつける。トムは仕事だったと弁明するが、次第にリズを愛するようになっていったと答える。逆にトムはリズとレッドの関係を謎だという。ついにリズはトムの雇い主の名前を聞き出すため、拷問を始める。FBIは、壁のメッセージが「船」を意味すると解明し、レッドの情報で港へと向かう。レッドはリーを奪還するためパヴロヴィッチ兄弟に交渉を持ちかけたが、譲って貰えず、その代わりトムを確保するように頼んでいたという。港でリーが入ったコンテナが荷積みされるところだったが、FBIが武力でパヴロヴィッチ一味を制圧する。リズは隙を見て逃げようとするトムと戦うが、逆に銃を向けられてしまう。トムは、ランプの下に隠した鍵で、銀行の貸金庫を調べてくれという。「レッドは君の思っているような奴ではない」というと、トムは本当に姿を消した。レッドは今後もトムを監視していると告げ、落ち込むリズに「新しい人生が始まったばかりだ」と慰める。リズは金庫を開けるが…冒頭の中国の刑務所で、W.H.O.のプロジェクトとは言え、何やら人体実験ぽい事をしていることやら、中国がきわめて危険な生物兵器の開発をしているなど、大丈夫なのかと思ってしまいました。(笑)少し前までは、アメリカのドラマでは北朝鮮が悪の国家のように描かれていたのですけどね。そういえば、日本というとヤクザというのが定番となっていますね。さて、リズはFBIのプロファラーなのに明らかに権限を超越していますね。ちょっとレッドの関係で出て来るわー、というと誰も止めることはできないし、レスラーがパートナーとしてクーパーからリズを守っている感じで、影の薄いクーパーはさらに存在感をなくしています。ちなみに、レッドの鶴の一声でチームの捜査方針が決まるという。リーダー不在。(爆)アラムはITだけでなく、科学捜査全般を担当するようになりましたので、いずれシーズン2ではその分野の専門家が必要かも知れません。トムに騙されている事をついに知り、怒りに燃えるリズがトムを拷問するのは、怖かった~そこまでするか。工作員なら当然かも知れないけれど、直前までは夫婦ですからね。ただ、プロファイラーならそれらしく、聞きたいことを引き出せば良いのに、完全に「私の2年間を返して!」と感情爆発してしまった。これはFBIとは無関係なのか。報告しないのかな。肉弾戦では当然トムの方が強いはずですが、トムはリズを絶対に傷つけないという。それが仕事の内だというのですが、それだけでなく、2年間の夫婦生活で多少の情が湧いたのかな。「私と結婚する事が仕事なの?」て、これまでのスパイドラマでは男女逆転した感じで新鮮でした。貸金庫の中に入っていたのは、次週予告で判ってしまいました。レッドは世界中に協力者のネットワークをもっているようですね。それだけ、レッドの世話になっている、助けられている人も多いという事でしょうか。レッドは無敵だなあ。レスラーのお姫様だっこ、ステキでした。
June 4, 2014
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ついに、オープニングからマンチの姿が消えましたね。長寿シリーズなので、去る人有り、留まる人あり。その中で視聴率をキープし続けるのは大変な事だと思います。新しいキャラクターの物語はどんどんやってもらいたいですね。NY市長選挙候補アレックス・ムニョスの選挙スタッフ、エディ・ガルシアが女性からレイプされそうになったという訴えられた。検事補のバーバは同じ地元のアレックスとエディとは幼なじみで、アレックスはエディの件をなんとかしてくれとバーバに頼みにくる。取り調べで、エディは交際していたリンジーから、自分の子を妊娠して中絶すると言われ、だめだと反対したが、はさみを振り回されたので止めようとしただけだという。ライカーズ刑務所の刑務官としては不釣り合いな2000ドルの金を持っていたことに、疑いの目が向けられる。バーバはオリビアにエディを起訴する前に、言いがかりかも知れないのでよく調べて欲しいと頼む。SVUの聞き込みにリンジーは、妊娠していないと言い、エディへの起訴も取り下げようかと言い出す。リンジーの話がエディの状況と食い違い、嘘を付いている可能性が出てきた。あるいは、取り下げるよう脅されたのか。リンジーのSNSでの関係先を調べると、ネットで知り合い交際した後に、不倫をばらすと脅され、結局金を奪われ評判を落とした教育関係者がいた。リンジーはそのようなやり方で、多くの男性から接近禁止命令を受けていることが判る。エディも同じような被害にあったのか。しかしニックは、エディ以外の男性は社会的立場が高く、エディは隠れ蓑ではないかという。つまり、交際していたのはアレックスで、エディは別れ話のために金を持っていったのではないか。それを聞いたバーバは親友のアレックスがそんなことをするとは信じられないというが、リンジーは荷物をまとめて夜逃げしていることが判る。SVUはアレックスに直接リンジーの事を尋ねるが、アレックスはまるで相手にしない。SNSへの投稿から、リンジーはイスラエルの政治コンサルタントとして国を出ているという。アレックスのメディア・コンサルタントのハンクに話を聞くと、ハンクの部下がリンジーとトラブルを起こし、その男はテルアビブの事務所に異動させたという。これは偶然の一致なのか。説明を受けたバーバは、本来自分が担当すべきではないが、検察上層部から本件を押しつけられたという。選挙まであと10日しかなく、バーバはSVUに解決を急がせる。SVUは、アレックスがリンジーとSNSでコンタクトを取っていたと考え、アレックスのサイトに女性を装った書き込みを行う。するとすぐに別の出会い系サイトで話をしようと誘導され、そこで自撮り写真を送ったところ、「エンリケ」と名乗る相手が自分の下半身の写真を送ってきた。顔は映っていないので断定はできないが、アレックス本人が書き込みしていると思われ、バーバはアレックスに写真の件を問いただす。しかし、他の候補の妨害工作だと決めつける。しつこく食い下がるバーバにアレックスは、幼なじみの友情を裏切って、対立候補を勝たせたいのかと居直られた。板挟み状態のバーバに、ニックはSNSを監視する令状を取って欲しいと要求する。バーバは断るが、ニックは「あなたが守りたいのは自分自身では?」という。「エンリケ」氏を追跡していたアマンダは、彼に声をかけた人物の一人がNYの賭博規制委員であることに気付く。その人物は元ポルノ女優で、SVUの質問に事実を認め、金が必要になって交際をマスコミに流すと脅して、結局公的な仕事を与えられたという。その時、金は現金でエディが運んだという。バーバは改めてエディに、真実を話すように説得し、司法取引でアレックスが関係を持った女性を2人公務員にした事実を引き出す。エディはもう一人、ジョディという女性がいたが会った事はないというので調べると、15歳の高校生だったことが判る。ジョディの裸の写真を持っている事自体、アレックスは犯罪を犯していることになり、ついにバーバはアレックスを起訴する。アレックスは、地元の期待を背負ったアレックスを逮捕したことで、バーバは地元から閉め出され、政治生命も絶たれることになると言い返す。裁判でも、アレックスはNYPDを相手に徹底的に戦う意思を見せる。バーバは地元を離れてハーバードへ行った自分は、コミュニティに根付いたアレックスに嫉妬していたと思われているという。これは続きがあるんでしょうか。確かに地方検事というのは、選挙で選ばれるのですね。そのためには、市長の後押しが必要だし、票を取りまとめてもらう有力者と上手く折り合っていかなければならない。さて、バーバはどう戦うのか。ところで、アレックスの妻、イリーナとバーバには何かありそうですね。若い頃に付き合っていただけなら、問題にはならないでしょうが、不倫ならどちらに転んでも困りますよね。今回は序盤戦で、この決着はいつ着くのでしょうか。ニックは身内でも誰であっても、言いたい事を言いますね。群れない一匹狼タイプかな。みんなが騒いでいる時に、ポチポチとインターネットから情報を探り出すのがアマンダで、実質彼女の手柄みたいなものでしたね。そういえば、SVUにも科学捜査やテクニカル担当の人がいたと思うのですが、最近は見ませんね。エディ役のKirk Acevedoはそういえば、フリンジに出ていたんですね。後、同じLaw & Orderシリーズのスピンオフ「Law & Order: Trial by Jury」のレギュラーで、おなじみの顔だった訳です。しかし、どこかでオリビアと会っていたという事になっていないかな?(笑)
June 3, 2014
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