今週もHoratioの人情節が光って、だんだん「鬼平犯科帳」みたいになってきたなあ、と思ったりして。(爆) 知的障害者のEugeneに対する接し方がとてもprotectiveで良かった。まるで兄か父親のようでしたね。法的には彼が証人として成り立つのかどうかを突いて、容疑者は司法取引でもしようとするのでしょうが、日頃役に立って認めてもらいたいと思っているEugeneの気持を汲んで、Horatioは立ち上がります。多分、父親からは認められなかったのでしょう、上手く行かないと「俺にがっかりしたかい?」というEugene。「そんなことはない、君は良くやっているよ。」と声をかけたHoratioは、Eugeneが何者かに襲われては、これは許せない。枕元に駆けつけて彼を励ます。「俺たちは相棒(parters)だよな。相棒は時々お互いにカバーし合うんだ。だから今度は俺が君の分をカバーするよ。」"Sometimes partners cover each other. So I'll cover you."もう、このときのCarusoの表情がたまりません。怒りといたわりと、心からの同情をささやくように表現しています。 弱い立場の人に対するときのHoratioは徹底的に守ろうとしますね。犯人を挙げるために自ら証拠を捜しますが、その時はかなり入れ込んでます。釈放されるダギーの所持品を取り上げるときの形相はものすごくて、周囲も思わず引いてしまうほど。(爆)「俺が誰だって?いまにわかるさ。(You're about to find out.)」と脅すところなんか、コワイ~。でも、それがHoratioの人柄なんですね。 最後には容疑者に「あいつは遅れているから。」と言われたのに対して、「だが彼は人生最後の日に、お前の命を終わらせたのさ。(He put you away from life.)」と言い返す。その目の厳しいこと!そして、息せき切らして走っていって、身よりのないEugeneに、相棒として殉職警官に対するように葬式を出してやる。もう泣かせるじゃありませんか。「君をお父さんも誇りに思うだろう。」(大泣) コメンタリーを聞いていたら、このエピソードでCarusoは、Horatioとユージーンの関係を弟のレイモンドと置き換えてまるで自分のことのように演じた、と言っていました。だから余計にHoratioもemotionalになったのでしょうね。 Bプロットの方は、本当に救いようのない事件でした。ラスト、家族の中から被害者と犯人を出してしまった母親が、「もう家と呼べるものはない」と言ったのが印象的です。 Alexxは大忙しの回でしたが、少しずつ彼女にもスポットライトが当たってきたのかな、という感じです。Ericも頼もしくなってきたし、Calleighは相変わらずしっかりと活躍。もっとSpeedに注目したエピが欲しいですね。ついでに今回はAlexxとの会話が良い感じでした。 気になるYelinaとは、少しでしたがアイコンタクト、2ショットもあって結構良い感じでした。また緊急事態を告げに来たYelinaの表情を見ただけで、事情を察するHoratio、これもGoodです。