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November 20, 2011
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『制御不能』


シーズンフィナーレ。
ほっこりしたクリスマスエピソードの後に、厳しい話でした。
本当に「クローザー」は最後まで手を緩めませんね。



麻薬依存者たちが多く集まるスキッドロウ地区で麻薬を吸っていたトーマス・ギャビン(トレイ)が騎馬警官に逮捕される。
犯罪歴はなかったが、元々金融ブローカーで裕福だったのが事業で失敗して財産をなくし、その後ドラッグにのめりこんだらしい。
ただ、偽名を使ったり血の付いたシャツを着ていることなどから、テイラー警視正は重大犯罪課で扱うべきだという。
トレイは自分こそ強盗にあって身ぐるみ剥がれたというが、少量のコカインと車のキーを持っていた。ところが、車のキーを逮捕される時に現場に捨てていた事が判る。
車はベンツで早速プロベンザが捜索する。

また、施設の人間も酷い詐欺師だと被害妄想的な話を続ける。
ブレンダは家族に会わせると約束しながら話を聞くが、車のキーに話が及ぶと自分のではないと話があいまいになる。
ガブリエルらがトレイの話の裏を取り、次第に事情が判ってくるが、トレイはストリートで「軍曹」という男にナイフで脅され強奪されたと言い始める。
車のキーも軍曹の物で、彼に命を狙われているので警察で保護して欲しいという。
「軍曹」こと、エドワード・ケインは陸軍を不名誉除隊になっており、薬物依存者で強盗では9回逮捕されている。
当該のベンツが昨夜盗難届が出されていることが判ったが、その持ち主の娘、キンバリー・アダムスがベンツに乗って帰宅していないという。
昨夜ハリウッドのATMで100ドルを引き出していることは判っているが、もはや車両盗難の話ではなくなった。
キンバリーの父親は大人の失踪の場合、72時間たたないと捜査して貰えないので車両盗難届をだしたという。クレジットカードの履歴から、キンバリーはハリウッドのクラブで飲み物を8杯注文していた。
ガブリエルはトレイが犯人だと見て、厳しく取り調べるべきだと主張する。
「軍曹」ことケインを逮捕したが、体に傷はなく、両刃の飛び出しナイフを持っていた。ケインは珍しくトレイがそのナイフで襲ってきて奪ったという。車のキーについては知らないという。
一つ一つ証拠を積み上げようというブレンダに対し、ガブリエルは直接ポープを呼び出し、大事になっていると訴える。ガブリエルによると、麻薬依存者はみな嘘つきで、キンバリーの救出を急ぐべきだという。

しかし、被害者はキンバリーではなく、友人のミシェル・ランデールと判る。
キンバリーはミシェルと出かけたらしい。
やがて、フリッツもポープに呼ばれてやってくる。フリッツもトレイが犯人だと言い、自分もアルコール依存者だった頃、どれだけ危険な状態だったかを話す。
ミシェルのカードでスキッドロウ地区のATMから100ドルが引き出されていたことが判る。
監視ビデオにはナイフで脅され暴行されるミシェルの姿が映っていた。犯人はフード姿で顔は見えない。

ブレンダはトレイに対して、リハビリ施設で治療が終わって12時間以内に起こしたことは罪に問われないと嘘を言い、正直に話せば困ったことから助けてあげると迫る。
シャツの血液はミシェルの物だったと言い、遺体が見つかったというと、トレイは動揺してキンバリーの居場所を吐く。
キンバリーはコンテナ置き場に監禁されており、無事だった。
トレイはキンバリーに金を無心したところ、キンバリーは金を渡したがミシェルは断ったのでナイフで脅した。
2人とも、1日に金を下ろせる限度額が決まっていて、明日の金のためにキンバリーを殺さなかったのだった。ミシェルに関しては、逃げようとしたから殺したという。
全てはコカインが自分の正気を失わせ、リハビリ施設がちゃんとしていないから事件が起こると、責任転嫁を言い始めたため、ブレンダはトレイを第一級殺人で逮捕する。
ブレンダはガブリエルに対して、自分の頭越しにポープに話をするべきではないと諫める。ガブリエルはいつも自分はチーフの味方だという。
ブレンダはフリッツに、酒を断つ前の酷い状態について詳しく教えて欲しいと頼む。




この1話で、依存症であることがどれほど恐ろしいか、周囲の人間がどれほど苦しめられるかがよく判りました。
トレイ役の役者さんも上手かった。
とにかく、最初はブレンダじゃないけれど、どうしてもトレイが気の毒に見えて同情してしまうのですね。
薬物に依存するのは本人の責任とはいえ、そこから抜け出せないのはしかたない、抜け出そうとして努力しているのに家族は自分を見捨てる、施設に人間も酷い奴らばっかりだ、などと聞かされれば始めは信じてしまいます。
結局、元は良い人でも薬物によって人格を壊されてしまうのでしょうね。
トレイの家族も何度も裏切られ、何度も更生を願い、助ける努力をしたのでしょう。
それでも、最後には無力感に苛まれる。
一方、依存者は薬が欲しければ何だってやる。
殺すつもりはなかったというけれど、ミシェルのあの悲惨な状況を見れば、自分の行動をコントロールすることはできないのでしょうね。
フリッツが悲惨な状態を初めて明らかにしていましたが、見境が付かなくなってしまうのですね。
実はモンスターの部分があった、ということを隠していたわけではないが、ブレンダは今まで見て見ぬ振りをしていたのかもしれません。
トレイに対して騙してでも自供させて逮捕したブレンダは、改めてフリッツの人生を受け入れなければならないと思ったのでしょうか。
これによって夫婦の絆が深まると良いですね。
ガブリエルはやってはいけないことをしたのかも知れません。
でも、上司が間違っていたら身を挺してそれを正すというのは、副官の役目。彼はそういう自覚を持ち行動するようになったのですね。
来シーズンが最後ということもあり、若い世代の成長を感じました。
後、少し笑えたのが力業でケインを捕まえたサンチェスの上着がボロボロでした。本当に気の毒。(爆)


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Last updated  November 20, 2011 10:14:30 PM
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