全27件 (27件中 1-27件目)
1
アトリエの壁は、鉄骨スレート、床はコンクリート。 冬のアトリエの最大の悩みは、寒くて昼寝ができないことだった。 ある来客はアトリエの中は外より寒いと凍り付いたものだ。 防寒のアイデアをひとつ思いついた。床のホットカーペットの上にテントを張って床 暖房キャンプというのはどうかな。室内の温度が零度に近付いたら、一度試してみよ う。
2007年01月28日
コメント(3)
画材の買い出しに大阪に出た帰りに新しい直観ギャラリーに寄った。 新しい直観ギャラリーには大きなキッチンがある。 オーナーがちょうどスパゲティーをゆであげたところで、一緒にいただいた。 今年の展覧会の予定が夏は暑いからと7月から、12月に変更になった。 準備期間には余裕ができたはずなのに、よい展覧会にしようと身が引き締まった。 春も夏も秋もこの展覧会のために作品をつくり続けよう。
2007年01月24日
コメント(1)
考えてばかりではダメだ。 アトリエの床が、描きかけの作品でいっぱいになった。
2007年01月23日
コメント(0)
あこがれ世界で一番ちいさなクマさんと世界でいちばん大きなクマさんが山のふもとの池のほとりで会う約束をした。世界で一番ちいさなクマさんは、砂のなかから砂金を見つけてそれをよいしょとかかえてプレゼントにした。世界で一番大きなクマさんは、夜空で輝く星を手のひらにかくしてプレゼントにした。世界で一番ちいさなクマさんと世界で一番大きなクマさんは、池をめざして歩いた。世界で一番ちいさなクマさんと世界で一番大きなクマさんは、めざす池のほとりにたどりついた。しかし、世界で一番ちいさなクマさんには世界で一番大きなクマさんが大きすぎて見つけられない。世界で一番大きなクマさんには、世界で一番ちいさなクマさんが、ちいさすぎて見つけられない。世界で一番ちいさなクマさんと世界で一番大きなクマさんは、いつまでも、ならんで、相手が来るのを待ちつづけた。
2007年01月23日
コメント(0)
暖かな絶望命くんが歩いていると、絶望君に出会った。絶望君はうずくまって、ブルブルとふるえている。絶望君の手は氷のように冷たかった。命くんは絶望君の手を暖めた。絶望君の頬は氷のように冷たかった。命くんは絶望君の頬を暖めた。絶望君のからだは氷のように冷たかった。命くんは絶望君のからだを暖めた。絶望君の手と頬とからだは少しだけ暖かくなった。
2007年01月22日
コメント(3)
昼前から休日の職場に出て、8時間かけて約200人の作文集の初校を一気に仕上げた。夜の8時過ぎに帰宅し、着古した服を作業着用に紙袋に詰め込んで、9時過ぎにアトリエに出かけた。1時前まで、集中して制作。突然、頭のなかの憂鬱な感じや人恋しさが消えた。人は調子の悪いときには自分のことしか考えられなくなる。調子の良すぎるときにも自分のことしか考えられなくなるかもしれない。入浴の後、鏡を見たら、黒と赤のうさぎの目。Macの電源を落として、3時前に眠った。
2007年01月20日
コメント(5)
「あやしいふるほんや日記」のはるるさんと京都国立博物館の「京都御所障壁画」展を見た。はるるさんは待ち合わせの博物館前に自転車で登場。近くにお住まいかと錯覚させるほどの自然体。
2007年01月19日
コメント(1)
ドラマにはまるとこの先がどうなるのかもっと知りたくなってしまう。物語に迷い込むとなかなか抜け出せない。
2007年01月18日
コメント(6)
毎晩、アトリエに通って絵を描いている。いろんなことを考えて、そんな言葉を振り落とす。結晶のような色とかたちを探している。
2007年01月18日
コメント(2)
ある人がある人に素っ気無く振る舞うようになる。本当は前よりも親しくなっていたりする。気持ちを確認しなくても安心できる。相手の行動を拘束しない。親しい人とはお互い自由でいられる関係をつくりたい。
2007年01月17日
コメント(4)
2袋目のセントジョーンズワートがなくなったら、飲むのは止めよう。仕事を終えて、アトリエのホットカーペットの上にごろりと寝転んだら、身体がブルブル震えた。漠然とした恐怖感。それは、とても子どもっぽい感情だと気付いた。コーヒー豆を買ってきた。明日はコーヒーを入れる時間をつくろう。
2007年01月16日
コメント(0)
国立国際美術館で開催される「夢の美術館 大阪コレクションズ」展のプレビュウに出かけた。この企画展では国立国際美術館、大阪市立近代美術館設立準備室、サントリーミュージアムから20世紀の欧米の名品が中心に展示される。レセプションの挨拶を聞いていると計画が凍結されている大阪市立近代美術館を応援する意図もあるのかもしれない。カタログにあった「今日は何もすることがないな」という日に つい美術館に足が向いてしまう病気にかかっていただきたいという意味の文章が面白い。たくさんの人が美術を見ることの楽しさを感じるようになればよいなと思った。美術がなければ切なく苦しい気持ちになるようなら、たぶん、その人は美術に恋している。
2007年01月15日
コメント(0)
京都は女子の駅伝。街頭に応援の旗を持った人がならぶ。駅伝に巻き込まれないコー スを選んでアトリエにむかった。途中、ホームセンターを偵察。アトリエ用にコーヒー ドリッパーと硝子の耐熱ポットを買った。コーヒー豆がないので、紅茶をいれた。レ トルトカレーを食べて、夜まで制作。寒い夜の星は遠い。
2007年01月14日
コメント(0)
突然の別れや無神経な行動で人を傷つけた過去の場面が思い出された。少しでもポジティブな日記を書こうと思って、ちぐはぐな言葉を並べた。
2007年01月13日
コメント(0)
憂鬱という壁がある。その壁のなかにいたのでは作品はつくれない。孤独感という壁もあれば、憂愁という壁もある。困惑するほどの快感もときには大きな壁になる。寂寞とした気持ちで、アトリエに入ったが、仕事をはじめたら、もやが晴れた。油絵の具の匂いが心地よく感じられた。ぎりぎりのところで作品と戦う気持ちを思い出した。しっかりと自分を見つめて仕事しよう。そして、いつか、ゆっくりと会いたい人に会う。
2007年01月12日
コメント(4)
今日は会えるかなと思っていた日にこんなメールをもらった。「今年は勉強がんばるので、あまり会えません。また、ゆっくり会いましょう。自分のことをがんばってみます」私が、先に送りたかったような男前なメールだと思った。
2007年01月11日
コメント(0)
セントジョーンズワートはうつ状態やストレスに効き目があると言われているサプリ。飲み始めて、50日が経過した。飲み始めた頃は効き目を自覚したけれど、この頃は効いているのかどうかわからなくなった。ある人に話したら、飲んでなかったらもっと大変だったのではないかと言われた。なるほど、そうかもしれない。
2007年01月10日
コメント(1)
つる子さんの作品には「なまえ」がある。「アン・タイトル」というタイトルが流行った時代に「タイトル」というタイトルを発明したつる子さんは、匿名が流行った時代でもしっかりと「なまえ」は失わない。「なまえ」はあるけれど、名字は必要ない。評論家やどんな男性が用意する名字にも、つる子さんは見向きもしない。40年前も今も、そして、未来も作品が「なまえ」。
2007年01月09日
コメント(0)
今日は、特に何か困ったことが起ったわけではないのに、足下の小さな障害物につまずいたような気持ちがざわざわした一日だった。気持ちがざわざわすると、人間がどんどん小さくなる。人間が小さくなるとつまらないことで我がままになってしまう。午後は、ひさしぶりにアトリエに近くのプールに出かけて、ゆっくりと1000メートル泳いだ。
2007年01月08日
コメント(0)
「直観ギャラリー」の移転お披露目パーティーに出かけた。宴もたけなわ、オーナーの親友のおけいさんが東京から駆け付けた。おけいさんは、昔は「六文銭」、今は「まるで六文銭のように」 というユニットで活動している。司会者にうながされて、アカペラで一曲、しっとりと歌った。フォーク世代の輪ができて、夏のYTさんの嬬恋のコンサートの話などで盛り上がった。YTさんの歌のなかには女性に冷たくする男の心情を歌った先駆的な歌がある。「しかし、女性に冷たくしている自分に酔っていますね」と言うと、おけいさんが「そうよね」と言って笑った。
2007年01月07日
コメント(0)
3年前の秋、「恐い夢」をたくさん見た。 9月 夕方の雲の間から流れ落ちる光の滝。 とても美しかった。しかし、それは、最終兵器だった。 街は光にのみ込まれて消滅する。人々はすべてを失って逃げた。 車中での殺人を目撃した。犯人に見つかった。 犯人に強要されて人の肉片を食う。 皮膚の裏の質感がリアルだった。殺された人の味。 脂肪を避けて、肉を噛むがのどを通らない。 10月 豪雨だ。溢れ出した水で道路のアスファルトが剥がされた。 露出した地面のいたるところに丸い穴が見えた。 背後から私の身体をかすめて、長さ1メートルくらいのミミズが地面の上を跳ね回り、 穴のなかに消えた。 大きく呼吸するつかのま、別の穴から直径20センチほどの3匹のミミズが飛び出して 人間の顔で私をにらむ。3匹のミミズは全身をしならせて飛び上がるとそれぞれ別の 穴にもぐりこんで消えた。
2007年01月06日
コメント(2)
これが初夢だったのかな。 昔、通っていた 小学校あたりにひなびた温泉を見つける。細い通学路に車を止めて 温泉に入った。お湯からあがると車がレッカー移動されたようだ。その場所から南に ある荒れた広場に車があるらしい。そのあたりには、たしか車のもぎり屋があって古 い車が山のように積み上げられていた筈だ。あそこに警察署があったのかなと不安に なる。 こんな夢も見た。 雨の音で目がさめた。夢のなかで。私はアトリエで泊まっていた。 全身がびっしょりと濡れて冷たい。作品が水で濡れて水滴が激しく流れ落ちている。 雨は降り続ける。アトリエの屋根に大きな穴が空いていることに気がつく。 夢見るバイオリズムは低調のようだ。
2007年01月05日
コメント(0)
会えないときのあなたが、私にメールを送るのも、送らないのも私のことが好きだか らと考えてみた。 可笑しい人だと笑われそうだ。 アトリエからの帰り、雨が降り出して寒さが少しだけゆるんだ。 フロントガラスを曇らせる霧のような雨をワイパーが拭って、前方の光をくっきりと 見せた。
2007年01月05日
コメント(0)
プールで泳いでからアトリエに行こうかと思ったら、アトリエの近くの市民プールは 明日まで新年の休業だったので、アトリエに直行した。 まず、アトリエの庭仕事。沈丁花とびわの枝を払い、夾竹桃も思いっきり切り詰めた。 切り落とした枝が山のようになった。 手と顔を冷たい水で洗って、次は、アトリエの掃除。床の埃を掃除機で吸い取って、 ホットカーペットをアトリエを見渡せる位置に変えた。その上でドローイング。 去年くらいから、ときどきドローイングの裏にそのとき思っていることやその日の出 来事をメモするようになった。 そんな言葉から描いたときの気持ちやイメージがよみがえることもある。
2007年01月04日
コメント(0)
お墓参りに出かけたり、テレビを見たり、時間がさわさわと流れてゆく。朝刊に、退職後の夫婦関係についての記事があった。仕事に行かなくなった主人が妻の家事にいちいちケチをつける。奥様は部屋に居続ける夫のストレスで、高血圧、胃潰瘍、うつ状態、ガンになるケースがあるという。男というのはやっかいな生き物のようだ。そのうち倒れて介護の必要な身体になる。今年はプールにでも通って身体も鍛えておこう。幸い外出は大好き。料理も洗濯も掃除も嫌いではない。アトリエでも暮らせるくらいだ。そんなことを考えていたら、どこかに出かけたくなってきた。
2007年01月03日
コメント(0)
弟が、やせた。昨年より10キロは軽くなっている。弟のダイエットはひどく簡単。料理を食べるときの順番を変えるだけ。まず、野菜を食べてから他の料理を食べる。できれば御飯などの炭水化物はひかえる。あとは好きなだけ食べてもよいという。弟は、年越しそばの前にはサラダを食べた。私も真似してやってみたけれど、気がつくと野菜は後まわし。
2007年01月02日
コメント(0)
あけましておめでとうございます。 穏やかな光りが 静かに いろいろな願いを 照らす。
2007年01月01日
コメント(2)
全27件 (27件中 1-27件目)
1


