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ブログをリンクさせていただいている海豚亭通信の マツモトヨーコさんの個展が大 阪の阪急デパートで開かれているのに出かけた。ちょうど御両親が会場にいらっしゃっ た。おきれいなお母さんだ。ヨーコさんと私は同世代。 美術家にとってまわりの人々の応援ほど心強いものはないけれど、最終的には自分の 作品をどこでどのように見せるかはセルフプロデュースの世界だ。仕事する画廊を決 めるむずかしさについてなど話した。ヨーコさんの透明感のある風景や静物にはたく さんの日々の工夫が隠されているにちがいない。作品や本人が努力や苦労を感じさせ ないところが心地よい。 そのあと、地下鉄をのりついで、私がいつも個展をしている直観ギャラリー(勝手に 仮称)まで出かけた。移転後、いつも車かタクシーでのりつけていたので、公的交通 機関でのアクセスの確認。 展覧会は若い風景画家の個展。偶然、パーティーの日でたくさんの人に会うことがで きた。料理は、お好み焼きに、がしらの煮付け。 直観ギャラリーでは、7月24日から8月5日まで、常設スペースでの企画展示を開催し ていただくことになっている。昨年の個展からの選抜の再展示と未発表の近作に新作 を加える予定だ。
2007年06月30日
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清滝トンネルを抜けて、清滝川の渓谷をゆったりと舞うゲンジボタルを見た。
2007年06月28日
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昔、突然、思いついて、前日に電話で人を集め、次の日に泊まりで美術館ツアーに出かけたことがあった。今では、友だちも大人になって、そんな無計画な行動パターンがむずかしくなった。ひらめきを共有できる友人と予定表のない旅に出たいなと思った。アトリエから帰ったら、肋間と肩から背中、胃のあたりが苦しくなって、冷や汗が出はじめた。無理に吐いて、胃薬を飲んだ。知らないうちにストレスを溜め込んだかなと考えたけれど、昼と夜に食べ過ぎたせいかもしれない。人はストレスを溜めると食べ過ぎて太る。なんとなく気持ちと行動がチグハグして、野生の動物的なしなやかさが失われる。野生にもどりたい。
2007年06月27日
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自転車で画材を調達して帰宅した。べっとりと汗をかいて、ラッピングされたように疲れていたので、そのまま眠った。目覚めると風の音が聴こえて、暗くなりはじめた暖色の空に雨が降っていた。ゆっくりとシャワーを浴びて、アトリエに向った。子どもの頃、田舎のたんぼのまん中で凧上げをした。遠い記憶。作品を描く感覚が、ほんの一瞬、子どもの頃の凧上げの記憶に重なった。凧をあげるときには糸を引いたりゆるめたりしながら風を読んだ。風はチャンスにもなれば、ピンチにもなる。風の変化を乗り切るには技術が必要だった。軽い凧は弱い風でも舞い上がる。凧が大きくなると風の影響をもろに被る。風は、突然、強く吹いたり、急に途切れたりする。
2007年06月26日
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ある仕事で予想した通りの問題が起りつつあって、対応はあなたにお願いしたいという電話で起こされた。午前中は自宅で仕事の電話に追われた。昼前に車の点検完了の連絡が入ったので、受け取りに出た。修理の確認をした後で、営業の担当のアイさんにお薦めのランチをたずねたら上賀茂神社近くの 今井食堂を教えてくれた。すぐに出かけてサバ煮チキンカツ定食を注文。3日かけてつくるというサバ煮は絶品だった。味噌汁もうまいし、レトロな店の風情も心地よい。上賀茂神社の特別公開があったので国宝の権殿と本殿も見ることにした。夜にはホタルがまだ飛んでいるようだ。神主さんにホタルのことを尋ねたけれど、ホタルよりもちゃんとお参りしなさいと思われたかもしれない。500円の観覧料で神社の由緒の説明と御払いもしてもらえた。車は、点検のおかげで快調。夕方まで、アトリエで集中して制作。メールをいくつか送信した。雨で育った草を抜いてから、プールに出かけて泳いだ。水泳後、再び、集中して制作。日もかわってアトリエからの帰り、ラーメンが食べたくなった。一人で夜にラーメンを食べることについて考えていたら、夕食を食べていなかったことに気がついた。前後を考えずに瞬間に集中してしまう子どもの時間感覚に近いかもしれない。
2007年06月25日
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朝からときおり強く雨が降った。車を定期検査に出して、代車で帰宅。今日は机まわりを片付けることにした。油断すると机に郵便物の山ができる。整理半ばの年賀状が埋もれていた。たまった名刺も必要そうなのだけ入力して、思い出せないのは捨てた。ノートに住所録を手書きしていた頃は、一冊がいっぱいになると新しいのにかえたものだ。住所録があたらしくなると交友範囲もかわっていた気がする。要らない名刺や郵便物を捨てたら、ずいぶん若返ったような気がした。
2007年06月24日
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4月に始まった美術館での研究会の2回目の集まりに参加した。今回は心理学の立場から子どもの描画の発達段階や発達検査についての発表があった。絵を描く子どもの行為は、環境に対する実用的な適応行為ではなく、あたらしい動作が要求される体験である。適応行為ではない動作が子どもの表現を生み出す。子どもは言葉を獲得するまえの時期に、喃語(なんご)という声を出す。喃語は子どもの生存にかかわる叫び声や泣き声ではない。声を出すことが子どもにとってリラックスして気持ちの良い体験になっている。そこから言葉と表現が生まれる。
2007年06月23日
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追いかけられるとかたくなな宝石になる人。 抱きしめると世界まで砕けてしまうかもしれない。 あなたの夢の実現のために 花の名前を思い出せない魔法にかけられた。 あなたがここにいた気配、 そして、あなたの不在を感じながら、 たくさんの色彩が秘められた白い花を描いた。
2007年06月22日
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左の人さし指にささっていたトゲを抜いた。何週間か前にベニヤ板を買いに行ったと きに刺さったのが少しづつ押し出されたのだと思っている。 抜いたトゲ、これは7ミリはあるなと計ってみたら4ミリしかなかった。傷口から血が 出て、触るとまだチクチクするので、まだ、別のトゲが残っているのかもしれない。 トゲは体のなかをめぐって、心臓に刺さるよと職場の女性に言われた。 心に刺さったトゲをイメージした。しかし、この痛みは心に刺さったトゲの痛みでは なく、指先のトゲの痛みだ。
2007年06月21日
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米原で仕事があった。3時過ぎに仕事が終わって、車で国道をゆっくりと帰った。ふだんは行かない店に入ろうと国道沿いの怪しい本屋さんをのぞいてみた。エッチな本やビデオやオブジェが並べられていた。とてもかわいいデザインのものや使用法も想像できないようなかたちのものもあった。いろんなものが商品化されているのだと感心した。ここは、とても人工的な世界だ。本屋の外は、夏のように暑かった。ビールの好きな女性と海に出かけて、冗談か何か言いながら、七輪で肉でも焼いて食べたいと思った。
2007年06月20日
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いやな仕事のストレスはネガティブなストレス。ここでストレスはためたくない。しかし、好きな仕事にもストレスはあるし、人を好きになってもストレスはある。ポジティブなストレスはバネになる。こちらのストレスは大歓迎。亡くなった父親もお世話になっていたタイヤ屋さんでタイヤを交換した。新しいタイヤは良い。遠くに行きたくなる。父親が、肝硬変でなくなった歳まで、あと13年。人生、あと13年と考えるのも悪くない。3年集中すれば、いい仕事ができる。
2007年06月18日
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がまんするのは体に毒だ。ちょっとかっこよく生きたいなと思っていたら、お腹のあ たりにじんましんが出た。 欲しいものは欲しいし、会いたい人には会いたい。欲しいものをがまんするのに、あ れはつまらないものだと変な理由をつけるのはバカだ。好きな人の小さな欠点を見つ けてあれこれ言うのもバカだ。 欲しいもの、いいなと思うものに正直でないと生きて行けない。自分をごまかしてい ると感覚が鈍ってしまう。 夜、制作のあとで、ローズヒップティーを飲みながら、会いたい人やほしいものにつ いて考えた。
2007年06月17日
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花の終わったルピナスに種ができた。玄関の植木鉢にこぼれ種ではえた松葉牡丹がピ ンクの花をつけた。気がつくとゴーヤのまわりにおいしそうなシソの葉がいっぱい育っ ていた。アリストロメディアの花が咲いていたので切って、花瓶に飾った。 私の荒っぽい手入れでも生き残った植物だけが花を咲かせて種を落とす。
2007年06月14日
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米原市でホタルを見た。三島池につながるホタル川の川べりに、折り畳みの小さな椅 子を持って座った。日が暮れるとたくさんのゲンジボタルが森を背景にして光り始め た。そして、ホタルの光と同じくらいの数の人がどっと押し寄せた。バスツアーの観 客が流れ込んだようだ。 ホタルの光が空間を舞いはじめると私の後ろのおばさまたちがホタルを追ううちわが 頭の上でおどった。そして、私の頭を叩く。おばさまたちは、誰かのカメラのフラッ シュやケータイが光る度に、「非常識、光はあかんわ」と叫ぶ。そして、「このあた りのホタルが逃げたやんか」とまわりをにらみ付ける。 ホタルが逃げたのは、おばさまたちのうちわと大きな声のせいではないのかと思った。 その場所をはなれると水面を懐中電灯で照らしながら、「ホタルおらへん」と繰り返 して言うおじさんがいた。
2007年06月11日
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車でいろんなところを走り回る営業職になったような一週間が終わった。少し疲れた のか、気がつくと居眠りしてしまう。 思いきって、大阪で開催中のS先生の個展に出かけた。先生は、樹木や紋章や力の象 徴としての椅子を構成して描くが、椅子が力の象徴であるのと同時に、安らぎの場で あるところが面白い。今回の、展覧会にはヨーロッパ旅行に取材した風景の水彩もあ わせて出品されていた。 先生が、以前、高等学校の美術の教師をされていた頃に、私は週1回の非常勤講師の 仕事をいただいた。授業はそこそこに準備室で、先生の版画のプリントのお手伝いを したり、自分の版画を刷らせてもらった。私は、結局、週に何度もそこに通うように なっていた。授業は、ほとんど自習状態。一学期かけて、油絵を一点仕上げるような 課題だった。生徒が制作している近くで、S先生と私は自分の作品をつくりつづけた。 生徒がすまなそうに質問に来るのを作業が一段落するまで待たせ、仕事の合間に、教 室をまわり、生徒の作品のよいところをみつけて誉めた。 「今の学校では、無理だろうな」と先生が言う。学校自体が管理主義的になり、教師 の仕事も増えた。昔なじみの出入りの業者が大阪の高校でも、作品を本気でつくって いる教員がほとんど思いつかないくらいになったとなげいているらしい。 S先生は、定年前に教師をやめて、市内にアトリエを構えた。 「一度、搬出のない展覧会をしてみたい」と言うのが先生のくちぐせ。搬出がないと は、作品完売と言うことだ。「いつも、何点かは残ってしまう」らしい。先生と話し ていると作品を売ることに対するへんなこだわりが払拭されて、気持ちがよい。そし て、それ以上に、歳を重ねる度に作品がよくなってくることにも刺激される。 「抽象は売りにくいやろ」と先生が言う。「現代美術をやると美術館もお客が減って、 売店や喫茶室の売り上げも落ちる」・・・ それでも、私がなんとかやっているのは、S先生のおかげだ。 「私も、完売、目指します」
2007年06月09日
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昨夜、ケータイをアラームに設定して眠ったら、ケータイが意志を持った機械になった夢を見た。色とりどりの電飾と電子音で自分の意志を表現する。私が電話したいなと思っている人に勝手に電話してつないだり、電話しようとしてもつなげてくれなかったりする気紛れで嫉妬深い生き物だ。もちもん会話の内容を盗聴するし、メールだってかくれて読んでいる。目覚めると枕元で、ケータイのアラーム音がなりつづいていた。
2007年06月08日
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「マメな人と細かい人」「 繊細な人と神経質な人」 「気づかってくれる人と干渉する人」 そんなに違わないのに似て非なる人になる。 「マメで、繊細で、気づかってくれる人」 「細かくて、神経質で、干渉する人」 よい人は「思いやる人、やさしい人、がんばる人、がまんする人」 あんまり真面目に考えすぎると調子がくるってくる。 よい人の逆でやってみよう。 「思いやらない人、やさしくしない人、がんばらない人、がまんできない人」
2007年06月06日
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このところ、ちょっとだけ「無欲に暮らす」ように努力している。他力が働かなけ れば、超えられない壁というものがあるような気がする。アトリエの仕事を早めに切 り上げて帰宅し、録画しないでK1を見た。
2007年06月04日
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私は司会者。アドリブでいろんな人にマイクをまわして、その人らしいひとことを引き出す。そして、最後の歌唱指導の手遊びに導く役回り。はじめてしっかりその人の出し物を見た。その人の笑顔が輝いて見えた。幼児の歌っていいなと思った。来客も童心にかえって表情が明るい。私は、たまたま、となりにいたストレイトパーマの人と「あくしゅでこんにちわ」を歌って、動いた。その人の手が肩にやわらかく触れた。隣の人は途中から、多ベ放題大好きのお姉さんにかわった。多ベ放題大好きのお姉さんのとなりで、いっしょに「とんとんとんとんひげじいさん」を歌った。「ケンカのあとは」という歌の指導があった。「ケンカのあとはかなしいな」という最初のフレーズで胸をうたれた。「なみだがいっぱいこぼれちゃう」「ほんとはとってもすきなのにきらいだなんていっちゃって」そして、「ほっぺにチュ」「ほんとうはすきだから、ほっぺにチュ、でも、ちょっとはずかしい」恋するすべての人に捧げたい。
2007年06月03日
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遅くに眠ったが、いつもの時間に目覚めた。窓の外は、よい天気。いよいよ、会期が明日までになった相国寺承天閣美術館の若冲展。もう一度、みたくなって人込みの中に飛び込む覚悟で出かけることにした。ジャケットのポケットに文庫本をねじこんで、自転車で鴨川沿いを北上。相国寺につくと、予想以上の長蛇の列。境内を折曲がりながら列がつづき、門の方にまで届く勢いだ。チケット売り場まででも4時間くらいはかかりそう。前回、見に行ったときの感動を思い出しながら、今日は潔く諦めることにした。出町の商店街の所に自転車をおいて、お昼前の商店街をひとりで目的もなく歩いた。プチトマトがいっぱい盛られたパックが驚くほどに安い店、なんとなく昭和の薫りのする洋服屋さん、少しおしゃれな100円ショップもあった。場所にはそれぞれ、普段は行かない時間帯というものがある。
2007年06月02日
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