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淡々ととは言わないが、さりげなくというかしみじみと深く感じ入る内容なのかもしれない。ラストは女性の決意を独白しているけれど、そのようになったかどうかは観客の判断にゆだねるといったものになっていると思う。インドにおける弁当配達システムの誤配送から起こった若く美しい人妻と妻を亡くした初老の早期退職制度にて退職すべく男性の弁当に忍ばせた往復書簡。感じ入る内容であったと思う。2013年第66回カンヌ国際映画祭監督週間観客賞受賞作とは、当然なのかもしれない。2013年/インド・フランス・ドイツ/105分/G監督:リテーシュ・バトラ出演:イルファ・カーン、ニムラト・カウル、ナワーズッディーン・シッディーキー原題:Dabbaお薦め度 「めぐり逢わせのお弁当」★★★★(80%)
2018.05.28
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これはこれは大層な映画である。一般の映画作品にてこれほどまでに執拗にベッドシーンを描いたのはなかなかないのではないだろうか。いま、ふと思い出し邦画の「愛の流刑地」などもあったけれど、それこそ、ベッドシーンをあからさまに描いているだけで、この作品「ラスト、コーション」の衝撃は接合時の毛を惜しげもなくはっきりと見せつけていることだろう。それも長いと思われるくらいの時間、接合で開脚した女性の毛を目の当たりにして驚くしかなかった。さて、本題であるが、反日抗日運動を標榜する学生運動家諸君が近隣に来た日本軍傀儡政権の重要人物を暗殺しようと試みる。という話である。女優タン・ウェイのわき毛と接合部の毛に驚かされ、情愛のこもった屈折した感情を十二分に表現していたことに感嘆する。この作品を見ながら、同じような作品があるなと思い出し、忘れていた記憶を呼び覚ませず、鑑賞記録を遡った。見つけ出したのは「ブラックブック」。ポール・バーホベン監督で2006年製作のオランダ映画。レジスタンス女性がスパイとなってドイツ将校の愛人になる話である。こちらの方が、焦点が絞られていて、その心情に圧倒されダメージを受けると思う。2007年/アメリカ・台湾・中国・香港/158分/R18監督:アン・リー出演:トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン、ジョアン・チェン原題:色,戒 お薦め度 「ラスト、コーション」★★★★(80%)
2018.05.27
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波留がお気に入りなので、このドラマを見ている。このドラマは、演技のできるキャスティングをしているな、と思っているが、ゲストも端役も芸歴がしっかりある人をキャスティングしている。さすがに、昨今の若手はわからないが、今回、入山法子と西原亜希が出演しているのにはびっくりした。西原は時々、見ないこともないが、入山法子にいたっては久々にテレビドラマで見たきがした。車のCMで評判を読んだ時には、CMから主演女優へ羽ばたいていくかと思いきや、線が細すぎるのか、中性的なのか、話題ほどブレイクせず、そのうち見なくなった。でも引退もせず続けているのは嬉しい限り。しかし、ドラマの設定からすると高校を卒業して6年、20代の同級生の中に30代の彼女が入るのは、彼女を知っているだけに違和感があった。まぁ、見た目では違和感がないからキャスティングされたとは思うけれど。余談だが、殺され役にともちんとは。押しメンともちんだっただけに、出演は嬉しいが、なんだかなぁ。
2018.05.25
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SNSをめぐる、今どきの作品である。近頃、全米を騒がせたFACEBOOKの情報漏えい問題が記憶に新しいが、匿名性を排除した、個人情報を公開して白日の下にさらし続けることは問題があるということを問題としている。しかし、ここではその解決方法を示すことはなく、作品が終わってしまっている。それゆえ作品のもつ力強さというものが感じられない。着眼点はいい、しかし、それをうまく整理できていないのではないだろうか。2017年/アメリカ/110分/G 監督:ジェームズ・ボンソルト出演:エマ・ワトソン、トム・ハンクス、ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン、エラー・コルトレーン、パットン・オズワルド、グレン・ヘドリー、ビル・パクストン、ベック 原題:The Circleお薦め度 「ザ・サークル」★★★(60%)
2018.05.20
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「細うで繁盛記」に星さんが出演しているとばかり思っていたが、「新・細うで繁盛記」にだけ、出演していたようである。甘く凛々しい二枚目の本郷功次郎の相手役だったような記憶があるのだが、ただ、本郷功次郎は”新”には出ていないようなので、子供の頃の記憶とはあてにならないというか、それとも何か他の番組で共演していたのだろうか。とはいえ甘く清らかな感じのする星由里子はとてもとても素敵で後年見た”若大将シリーズ”の彼女は、彼女にしたいナンバー1の女優だった気がする。あこがれの女性であった星由里子は再婚によって、花登筺と幸せな家庭を持ったと思ったけれど、花登筺の訃報に愕然となった記憶がある。その後の再再婚においては、知らなかったけれど、看取ってくれる旦那がいたことはよかったと思える。彼女の死によって、”科捜研の女シリーズ”で沢口靖子の母が出なくなると思うと悲しいかぎりである。西城秀樹に続き、幼少期のアイドルが亡くなってしまって、驚き、かなしみが増した。ご冥福を祈ります。
2018.05.20
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私が小学校5年生の時、おませだったのか、月刊の明星、平凡を買って、ふろくの歌詞ブックを手に歌謡曲を熱唱していた。男性アイドルは郷ひろみ、女性アイドルはアクネス・チャンが筆頭だったように思う。しかし、私は女性は桜田淳子、男性は西城秀樹だった。西城秀樹の熱唱する姿に私自身も熱唱し、ホームルームかなにかでクラスみんなの前で歌い、翌年には「薔薇の鎖」のスタンドマイクパフォーマンスを取り入れて披露した覚えがある。続く「激しい恋」「傷だらけのローラ」「この愛のときめき」と私の中での絶頂期をきわめ、次に聞き覚えがあるのは「ブーメランストリート」「ブーツをねいで朝食を」「ブルースカイブルー」となる。そして、いま追悼番組やニュースで流れる「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」である。まさしく、秀樹、感激!である。「ギャランドゥ」あたりまでが第一線で活躍されていたのではないかと思う。その後も新曲は出されていたようだ。私が一時期、ディナーショー通いしていた頃に、一度、秀樹のディナーショーを高輪に見に行ったことがある。ファンとの距離を近くもち、ステージから降りて握手をしてくださった、その手の温かさと柔らかさがとても印象に残っている。人柄そのもの、とてもやさしく素敵な方だった。テレビ番組では「寺内貫太郎一家」はかかさず見ていたが、後年のNHK朝ドラ「つばさ」に出演されたときは驚き、感嘆した。病とリハビリの中、日々生きていっていると思っていたので、突然の訃報にショックを受けた。私がデビューをリアルタイムで知っているスターであり、アイドルの初めての訃報であると思う。とてもとてもショックであった。ご冥福を祈ります。
2018.05.20
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んー、なんてぐちゃぐちゃな作品なんだ。導入部も、悲惨な戦いで、なぜ今、このようになってしまったのか理解しついていくのが大変で、菊地凜子や芦田愛菜が出演しているので、日本びいきな作品だなと思った。まあ、”KAIJU”(怪獣)を巨大生物の呼び名として使っているので、日本びいきは間違いない。太平洋の海底のシーンを見ていると昔の東宝怪獣映画を思い出したけれど、ストーリーは横においといて映像としてはなかなかの出来である。2013年/アメリカ/131分/G 監督:ギレルモ・デル・トロ出演:チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、菊地凜子、チャーリー・デイ、ロブ・カジンスキー、マックス・マーティーニ、ロン・パールマン、クルフトン・コリンズ・Jr.・バーン・ゴーマン、ディエゴ・クラテンホフ、芦田愛菜原題:Pacific Rimお薦め度 「パシフィック・リム」★★★☆(70%)
2018.05.13
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なんと荒唐無稽な作品なんだろう。これこそ、奇想天外というか、常識の逆、いや、あらぬ方向を向いた人物だ。展開の無茶苦茶さ。驚きの発想だけれど、腑に落ちないのかな、常識がじゃまするのかな、ビックリすることだらけであった。驚きながら見たけれど、ある種、楽しめたことは楽しめた?2015年/アメリカ/95分/ 監督:パコ・カベサス出演:アナ・ケンドリック、サム・ロックウェル、ティム・ロス、ジョームズ・ランソン、アンソン・マウント原題:Mr.Rightお薦め度 「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」★★★☆(70%)
2018.05.12
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ハンフリー・ボガートが汚れ役をやるとは。小汚い男たちの一攫千金夢物語、メキシコの最果ての地。些末な人生を感じる。第21回アカデミー賞監督賞(ジョン・ヒューストン)助演男優賞(ウォルター・ヒューストン)脚色賞(ジョン・ヒューストン)1948年/アメリカ/121分/ 監督:ジョン・ヒューストン出演:ハンフリー・ボガート、ウォルター・ヒューストン、ティム・ホルト原題:The Treasure of the Sierra Madreお薦め度「黄金」★★★☆(70%)
2018.05.11
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「ピーター・パン」がディズニーのものでなく、他の多く作品がそうであるように、原作、オリジナルがあった。今回知った。イギリスの劇作家J.M.バリーの戯曲で、1904年に上演された三幕物。この作品はそのオリジナルを基にピーターがパン(勇者?)になるまでの軌跡を描く。このピーター・パンの起源の物語が面白いものになるとは思えなかったが、いくつも作られてくるピーター・パンの実写の作品があり、この作品も見てみようかと思えた。とはいえ、主人公のピーター・パンの見知らぬ顔に作品への期待はそれほどなかったが。しかしながら、見始めてピーターの母親役がアマンダ・サイフリッドであったり、タイガー・リリー役がルーニー・マーラ(「ドラゴン・タトゥーの女」主役)であり、敵役がヒュー・ジャックマンというそうそうたる顔ぶれに感心した。どのように展開し、どのようなクライマックスをむかえるかはまったく知らなかったけれど、見てみたらとても感激したところがあった。見てみて、良かったな。2015年/アメリカ/112分/G 監督:ジョー・ライト出演:リーバイ・ミラー、ヒュー・ジャックマン、ルーニー・マーラ、ギャレット・ヘドランド、アマンダ・セイフライド、アディール・アクタル原題:Panお薦め度 「PAN ネバーランド、夢のはじまり」★★★☆(70%)
2018.05.06
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この作品を見てスーパーマンの登場にショックを受けた「スーパーマンVSバットマン」でこんなことになっていたなんて、驚きだ。スーパーマンの存在にショックを受け、ジャスティス・リーグそのものはなかなか受け入れられなかった。悪の権化に対峙し、世界を救うために集ったジャスティス・リーグ。なかなか理解はしても受けいられなくて、この作品を純粋に楽しむことは出来なかったかも。スーパーマンの来し方、行く末を思うと何ともわだかまりが残る。それゆえ、このクライマックス、結末をむかえても快哉を叫ぶには至らなかった。スーパーマンのあのような姿を観客は望んでいるのだろうか?2017年/アメリカ/120分/G 監督:ザック・スナイダー出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス、ガル・ギャドット、エズラ・ミラー、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー、ジェレミー・アイアンズ、ダイアン・レイン、コニー・ニールセン、J・K・シモンズ、アンバー・ハード、ジョー・モートン、リーサ・ローベン・コングスリ 、デビッド・シューリス 、ビリー・クラダップ、ロビン・ライト、ジェシー・アイゼンバーグ、ジョー・マンガニエロ原題:Justice Leagueお薦め度 「ジャスティス・リーグ」★★★☆(70%)
2018.05.03
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