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ちょっと新鮮なのかも。誰彼かまわずとはいわないが、フィーリングが合えばベッドインしてしまう現代の意識からするとちょっと考えさせられるというか好きだから、愛してるからベッドインする・・・とはかぎらない。この作品は見ている私の心を掴んだ。素敵な作品だ。金持ちと貧乏人。一見、貧しく日々の暮らしに追われていて、変な子供が二人いて、女手一人で育てて、ロマンス小説を読むことが慰めの女性が、とても明るく知的でないものの素敵であるという事実。愛読書の作家に恋心を寄せる乙女チック。南の海に想いをはせる乙女チック。フェミニンな装いをする乙女チック。夫婦問題、親子問題、家族問題を垣間見せながら、人生を立て直す素敵な作品。子を持つ大人のラブ・コメディ。幸せな幸せな、とても幸せな作品。”Odette Taulemond”「オデット・トゥールモンド」は主人公女性のフルネーム。2006年/フランス・ベルギー/100分/監督:エリック=エマニュエル・シュミット出演:カトリーヌ・フロ、アルベール・デユポンテル、ジャック・ウェベール、ファブリス・ミュルジア、アラン・ドゥテー、カミューユ・ジャビ、ニナ・ドレック、ロランス・ダムリア、ジャクリーヌ・ビール原題:Odette Taulemondお薦め度 「地上5センチの恋心」★★★★☆(90%)
2018.12.30
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どうしてこの作品を作ろうと思ったのか。19世紀末期のフランスの高級娼館の日常を描いて、ちょっとした事件もあったりして、そして、・・・。金持ちたちを相手として、夜な夜な酒を飲み、睦合い、・・・。ラストが現代のフランスにとんでしまうので、なにゆえに描きたかったのか・・・。2011年/フランス/125分/監督:ベルトラン・ボネロ出演:ノエミ・ルボフスキー、アフシア・エルジ、セリーヌ・サレット、ジャスミン・トリンカ、アデル・エネル原題:House of Toleranceお薦め度 「メゾン ある娼館の記憶」★★★☆(70%)
2018.12.29
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「老人と海」の小説は学生の頃、読んで感動を覚えた。この作品の映画があり、スペンサー・トレイシーが主演していたことは知っていたが、名画座でかかるわけでもなく、テレビで放映されるわけでもなく見る機会のないまま歳月が過ぎた。ビデオが発売され、レンタルビデオが始まり、DVDが出来て、ネット配信で映画、映像が見られるようになった今、あらゆる作品が陽の目を見るようになってきた。権利関係やマスターテープがなくDVD化されないものも数多いだろうけれど、こうして過去の作品を見ることができるのは、その点では幸運といえよう。さて、小説の内容はおぼろげながら感銘感動を受けたところは覚えていて、カジキをとらえて、カジキの血のにおいを嗅ぎ取り襲いくるサメと対峙し帰港を目指す老人。サメ、サメ、サメ・・・サメ。サメの餌食となってしまったカジキを船横に括り付けたまま帰る来る老人。ネタバレは書いてはいけないが、著名な作品で誰もが読んでいるであろう作品であるので、少し記した。老人の目から見た獲物、カジキの海を飛び上る姿。サメの背びれ。そして、海中から撮影され獲物を食いちぎるサメ、サメの姿。当時の撮影技術からするとすごいことだと思える。また、見てわかる合成の部分はなかなか工夫して作られていると思う。ブルーバックの合成を使った初めての作品らしいが。映画作品としての完成度、感動度はいうに及ばないけれど、名作小説を名優が演じた作品を見ることができたことに感謝する。1958年/アメリカ/86分/監督:ジョン・スタージェス出演:スペンサー・トレイシー、フェルペ・パゾス原題:The Old Man and the Seaお薦め度 「老人と海」★★★☆(70%)
2018.12.24
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「今日、キミに会えたら」なんと内容にそぐわない話か。題名をつけたのは男性か?そもそも女性目線の作品だと思えるのに。だとすれば、”今日、アナタに会えたら”となったかも。それにしても内容にはそぐわない。”LIKE CRAZY”は”とっても好き”と解釈していたが、”狂気のように”ということ、つまり”ぞっこん恋(LOVE)”ということではないかと、思う。手持ちカメラでとってそうながたつくカメラアングル。近すぎるショット。接する二人のシーンが多く、ちゃちな撮影かと思ったが、後半はそんなこともなく、きちんと撮影できていたので、あれは何だったのだろう、何かを表現したかったのか?と疑問の域をでない。イギリス人がアメリカに留学することってあるの?と疑問がわいたが、卒業を控えて恋に落ち、恋仲になり、無軌道な行動がイギリスとアメリカに恋人二人を離れ離れにする。2人の気持ちは高まっても渡航規定に阻まれて、距離を縮めることはできない。離れているとかげに別の人の存在が見えてくる。どうなってしまうのか、二人は。終幕、これでよかったのか?何の作品だったのか、とさえ思えてくるが、これはこれで、ある種の青春映画なんだろう。2011年/アメリカ/90分/監督:ドレイク・ドレマス出演:アントン・イェルチン、フェリシティ・ジョーンズ、ジェニファー・ローレンス原題:Like Crazyお薦め度 「今日、キミに会えたら」★★★(60%)
2018.12.23
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テレビを録画で見るようになって、どれくらいたつのだろう?昨日の「ミュージックステーション スーパーライブ2018」もしっかり録画して、見たいところだけ見た。もともとAKB48くらいしか興味がないから、そこは見るとして、あと比較対象として乃木坂46、欅坂46、E-girlsを見た。興味があった菅田将暉、May J.、ついでにAAAを見た。あとは早送り(笑)May J.の歌は英語版を聴きなれた耳にはなぜ日本語なのかと今さらながら気になった。ただ、歌いなれてかテンポをずらして聴かせる歌い方をしているなと思ったし、ロングトーンではここぞと力を入れていたと思う。菅田将暉は歌声は、と注意、いや、注視して聴いたが、プロ歌手としては技量はどうなのだろうと思わざるをえなかった。AAAは上手かったね、歌もダンスも。さて、指原莉乃が卒業発表をしたAKB48。この先、どうなっていくのか?AKB48ファンクラブ二本柱の会をやめてしまってからは注目しなくなり、見る機会も減ったAKB48。さっしーが卒業発表をしたということで、振り返った。AKB48はご存じのとおり、歌手や女優やタレントを目指す10代の女の子たちが会えるアイドルとして劇場公演を行いながら切磋琢磨し、成長していくグループとして発足した。そこで、誕生したセンター、前田敦子。総選挙で大島優子、じゃんけん大会で内田眞由美、篠田麻里子、島崎晴香などがセンターを務めたこともあるがポストあっちゃんを射止めたのは渡辺麻友でも大島優子でもなく指原莉乃だと思う。松井珠理奈や宮脇咲良や向井地美音や岡田奈々などがセンターを務めたけれども、あっちゃんの後のAKB48の顔はさっしーであった(と思う)。さて、そのさっしーが卒業をしてしまう。あとを担う、担える人材がいるのか。宮脇咲良は韓国へ行ってしまったようだし、松井珠理奈にセンターは辛いと思えるし、小栗有似や岡田奈々にポストセンターを担えるとは思えない。成長過程を見せるAKB48を具現化体現化しているNGT48の荻野由佳は逸材と思えるがAKBオーディションを何度も落ちている彼女をセンターにするとは思えない。大変な人気でコアなファンもいるようであるが、総選挙で知名度をあげても全国区に拡大を見せないところや新潟県の後押しがないと思えるところなど運営が押すとは思えない。となると耳にタコができるほど聞いた”次世代”の台頭が待たれるが、今はセンターになれるほどの人材がいるかどうかは知らない。「ミュージックステーション スーパーライブ2018」を見て思ったが、AKB48は人数が多すぎる。人数が多いのはいいのだけれど、多すぎると映っていないメンバーもいるし、誰が誰だかわからない。カメラで抜かれるセンターもしくはフロントメンバーだけしかわからず、その他大勢となったメンバーは絵としては存在しても出演する意味はあまりないと思える。ジャニーズがジャニーズJr.を、EXILEがファミリーを引き連れて出ていないところをみるとAKB48だけAKB48メンバーを引き連れて出演するのは異様に思える。そして、見ていて思ったのが、野球に例えるとAKB48は高校野球でないかと。プロ野球選手に比べると技術も経験も少ないけれど甲子園を目指して一生懸命にプレイする姿が美しいと清々しいと思える高校球児ではないかと。であるからこそ、全国区になった当初、絶大なる人気があり、ブームを誇った。しかし、いまはどうだろうか。歌唱陣とダンサーを振り分け、プロ級の歌が歌える人にしか歌唱を許さないE-girlsはプロ野球選手と思える。歌も踊りも秀逸でスタイリッシュでかっこいい。乃木坂46は大学野球か。プロ級に上手い人もいないわけではないが、グループとしては可憐さ女性らしさを売りにして選抜として選び抜かれた者だけが舞台に立っている。その点、欅坂46も同じである。選び抜かれた者だけが舞台に立っている。そう思うとAKB48はどうだろうか。確かに、選ばれた者が舞台に立ってはいるが歌はプロ級に上手いわけではなく、ダンスもプロ級に躍れるわけでもない。だからこそ、ひたむきに一生懸命にやるしかないわけだけれども、10代の少女たちが一生懸命にやってきたころと違って20代の大人が多くいる。経験だけは積んできて、年齢差は広がり、年功序列が悪影響もあるのではないかと想像する。新人の頃は誰しもひたむきに一生懸命にやる。しかし、数年すると熟練度とともに、どんなにやってもこれ以上のびない、成長しないと思える時が来る。また、この仕事はこれだけやれば大丈夫という経験則が出来てくる。それだと、将来を夢見てがんばるAKB48にはならないのではないだろうか。東京ドーム公演が夢だったAKB48。2代目総監督・横山由依が東京ドーム公演をふたたびゴールとして宣言している(この宣言は続いているのだろうか)。高校野球の優勝チームがふたたび優勝を目指すように。東京ドームを満席にするだけの人気が今のAKB48にはあるだろうか。神7メンバーが卒業を飾ったドーム公演。出来るなら横山由依にもその花道を用意してあげたい。話は逸れたが、AKB48はE-girlや乃木坂46や欅坂48とは違い、明日の女優や歌手を夢見てひたむきにグループ活動に勤しむ女の子たちとして汗をかいてもらいたい。ポストさっしー、AKB48のセンターには誰がなるのであろうか。
2018.12.22
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なかなかの意欲作である。「スター誕生」という映画のリメイクで4作目とのことで、1937年の「スタア誕生」は未見で1954年の「スタア誕生」は俳優(女優)としての人生ドラマが描かれていて秀逸であるし、1976年のバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンでの「スター誕生」は音楽におけるスター誕生のドラマを描いていた。その流れを受けての「アリー スター誕生」は音楽にかける才能ある男女の恋と生涯を描いている。邦題にわざわざ女性の名”アリー”を入れる必要があったのかどうか、よけいなことをしたと思えるが、過去の作品との区別を明白につけておきたかったのだろう。映画初主演のレディ・ガガが良く演じている。才能ある女性シンガーとしての片鱗や格別の歌のうまさを歌い出しからサビへのギアチェンジ、ただの歌うまからプロ歌手の技量の高さを聴かせる素晴らしさはさすがとしかいいようがない。当初、ビヨンセが想定されていた主役女性であるが、超プロ級の歌い手でないとこなせない役だと感じた。映画初監督のブラッドリー・クーパーは主役をこなしながらも、みごとな編集作業をやってのけたと思える。クライマックスでの突然のカット。終幕は作品のドラマ性を高める。早い段階でのクライマックスは観客に大いなる感動を与えるが、あまりの感動の大きさに中盤はおもしろくない展開が続く。物語は息苦しい内容となり、すれ違う二人と男の自堕落さが辛辣を極める。そして終幕。この終幕の事件は納得できない。そうする必要があったのか。アリーの歌声とともに映る映像に映画的映画をみた。映画のドラマがそこにはあった。突然の幕切れは、とてもとてもドラマを増幅していると思う。感涙は二度のクライマックスに、二度。魂のこもった作品であると思う。2018年/アメリカ/136分/PG12監督:ブラッドリー・クーパー出演:レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・チャペル、サム・エリオット、アンソニー・ラモス、ラフィ・ガブロン、ルーカス・ネルソン原題:A Star Is Bornお薦め度 「アリー スター誕生」★★★★☆(90%) 字幕翻訳: 石田泰子
2018.12.22
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「黄昏流星群」が終わってしまった。この手のドラマではよくあることだが、衝撃的なオープニングで始まり、逸脱した行動がいくつも重なり、「これって、常識的にどうなの?」と思える内容が、最終的にとどのつまり、何事もなく終わる。いわゆる尻すぼみ。この作品も、その尻すぼみに思えるドラマであった。秘め事であるべき不倫が周知され誰もが知りうることとなったとき、破局に終わる。それはありきたりのなりゆきではあるが、現実的にはこの形だ。それが、現実ではかなえられないことをドラマで描くという絵空事の高揚感なるものがドラマなどにあっていいと思えるが、そのような高揚感もないまま、ありえない男女の恋愛がどの組み合わせも成就するというのは、まったくおもしろくない。原作をしらないので、この終わり方が原作通りだとするとまったく時代性を考慮しないプロデューサーの感覚が衰えていると言わざるをえないし、もし、原作と違えてこの結末にしたのなら陳腐極まりない。芝居のできるいい役者を揃えて、いい感じのドラマにしておきながら、最後はズタボロの終わり方。足早に、年月を飛ばし、三年後に主役二人は仲良く退職金で店を開いた、なんて、ありえない。都内に一軒家の豪邸に住んでいるサラリーマンが定年までに家のローンを払い終わっているとは思えないし、離婚した時点で慰謝料、もしくは財産分与があったと思われるし、退職金総てを男が手にしたとは思えないから。話はかわるが、娘の美咲がロンドンに旅立ってから登場しなくなっていたが、母への電話メッセージで一瞬、顔見世をするだけなら、出ない方が良かった。ロンドンにいった美咲はどうなったのだろうと思いをはせる楽しみがあるから。ちなみに、美咲役を演じた石川恋はなかなかいい若娘を演じていたと思う。憎まれ役になった礼二もよく演じたと思う。銀行一筋で務めてきた人間が出向の憂き目にあい、出向先の課長に背中を押されて銀行に戻った時に、執行役員という席を与えられて、その職をなげうつというのは、あまりに現実的でない。たとえ辞めるとしても不正で軋んだ銀行を立て直してからとなるのではないだろうか。3年、5年後の辞職がリアリティあると思う。リアリティばかりではドラマは出来ないので、劇的な展開はいいにしても、すべてのカップルがよりを戻し、添い遂げるというのは陳腐だと考える。つかず離れずの関係があったり、別れてしまう関係があったり、夫婦がもとさやにおさまる関係があったりでこそ、いろいろな人生があるんだなということでドラマになる。ちなみに大学教授には妻に対する秘めた思いがあり、それを感じ取った美咲が耐えられず別れるというのがいいかもしれない。あるいはロンドンで日本人の若者に心を痛みを聴いてもらって恋に落ちて教授と別れるというのもおもしろい。完治(佐々木蔵之介)の元を去った栞(黒木瞳)がまったく存在感を示さなかったのがつまらない。冴(麻生祐未)の死を描かなかったのも手落ちに思える。最後に真璃子(中山美穂)と春輝(藤井流星)の関係は話す気もならない。尻すぼみで残念であった。
2018.12.21
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最終話は何が何だか・・・。甲斐(織田裕二)の正義感につき合わされて、再審請求のために手段を選ばないという展開をみせた。それって、いいの?って。今回も女優陣が素晴らしい。中村アンは予想以上のいい芝居を見せるし、鈴木保奈美のコートの着こなしは魅力たっぷりだし、新木優子の美しさ、今田美桜の可憐さ。誰をとってもいい。男優は重厚さを売りにしている気がするが・・・。おっと、最終話に出てきた検事役の上白石萌音もいい芝居をした。主要キャストがいい人ばかりというのが気になるけれど、これにて大団円。良しとしようか。
2018.12.17
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まったくの再放送だった。権利的なことがあるのかどうかわからないけれど、11月の次週予告までそのままとは。終わってしまった次週予告はいただけない。その点だけでも編集すればよいのに、再放送番組を告知するテロップが流れるだけ。注意して見ている視聴者にはわかるだろうけれど、ながら見る視聴者にはわからないだろうし、なんか落胆した。ただ、番組としては「ボヘミアン・ラプソディ」に興味を持ったものとしては、十分楽しめる内容であった。できればNHKにフレディ・マーキュリーの生い立ちを綴る特番を作ってほしいなぁ。彼がどこで生まれ、どのように育ち、クィーンとなったか。ウィキペディアの内容より深く、そして彼の存在意義を見いだせる番組を見てみたいと思った。なかばフレディに心酔している私はたぶんCDかDVDを買うと思う。
2018.12.17
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続編ということで、見てみた。一作目はおもしろかった気がするが、二作目はちょっと小難しく作ってあるので、軽妙で楽しめるのがいいと思うのだが。黒幕がいるのは子供にはなじまない気がするけれど、大人社会を垣間見るということではいいのかもしれない。超人的能力を持ったジャックジャックやその他のスーパーパワーたちも集結して盛り上げているのはいいかも。2018年/アメリカ/118分/G監督:ブラッド・バード 声の出演:クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、サラ・ボーウェル 、ハック・ミルナー、キャサリン・キーナー 、イーライ・フシール 、ボブ・オデンカーク 、サミュエル・L・ジャクソン 、マイケル・バード 、ソフィア・ブッシュ、ブラッド・バード、フィル・ラマール、イザベラ・ロッセリーニ、アダム・ゲイツ 原題:Incredibles 2 お薦め度 「インクレディブル・ファミリー」★★★☆(70%)
2018.12.16
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この最終話では一番気になったのは、ゲストの田中律子。次に土門刑事(内藤剛志)の去就だ。田中律子のイメージからはスナックのホステスは程遠いと思うけれど・・・。土門刑事は異動になるんだろうなぁ・・・。後任は誰かと、気になる。私の家族は土門刑事がいなくなれば「科捜研の女」はおしまい、と言っているが、どうなるのだろうか?お正月スペシャルが土門刑事の最後の姿となるのであろうか。今季の18のオープニングスペシャルでは大活躍した土門刑事なんだけどなぁ。今回のドラマ、動脈硬化がある被害者に衝撃を与えて脳梗塞を誘発させたという設定は事件にするにはどうかと思える。脳梗塞が起きるまで殴ったとかいうものではないし、そもそも動脈硬化から脳梗塞の危険性は指摘されていたし、脳梗塞を予防するために薬なども処方されていたと思うし・・・。と、まぁ、事件にはまずならないけれど、そこを追及するとドラマを作れなくなってしまうので、まぁ、こういうのもあるんだな、と。しかし、これで罪を問うとなると殺人罪ではなくて、最悪でも傷害致死罪くらいなんだろうなぁ。ただ、それさえもあやしい。2018年1月3日(木)よる9:00~ の 正月スペシャル に期待しよう。
2018.12.16
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第7話では整形、偽名でマネージャーとなった正体を幾人にも明かしてしまう、という物語が終わってしまう内容を見せたが、それでは終わらずに衝撃的な展開を見せて終わる。純矢(安藤政信)と唯菜(松井玲奈)が婚約というニュース!それを受けての第8話である。この第8話で松井玲奈はアイドルらしからぬというか、超絶怒涛の演技を見せる。主役である山口紗弥加を前にしての二人芝居。二人芝居といっても、一方的に唯菜(松井玲奈)がまくしたてるだけ、矢神亜梨沙(山口紗弥加)はただ、ただ聴くだけ。一言も発せない。唯菜は亜梨沙を罵倒し、恨みつらみ妬み嫉みをぶちまけ、あざ笑い貶めて、これほどと思うほどに罵った挙句、土下座する。己の行状を悔い改めるように泣いて謝罪する。本当はこのようにしおらしくやさしい心を持ち、やむにやまれぬ純矢への恋慕から道を誤ったと思わせる。唯菜への憐憫の気持ちを亜梨沙も見ている私も持った。と、その刹那、亜梨沙をあざわらい侮蔑し、完膚なきまでに打ちのめす。一瞬、改悛の情を見せた後だけに、亜梨沙への攻撃度は倍増する。見ている私も相当、打ちのめされた。圧巻であった。圧倒的な演技であった。松井玲奈の芝居はAKBグループの卒業生のどの芝居をも超越したと思えた。名女優たちに比肩する名演技だったと思う。この衝撃度がはんぱないシーンの後、再度、唯菜と亜梨沙の取っ組み合いがあり、唯菜がとび出し車にはねられてしまう。重体である唯菜は包帯でぐるぐる巻きであるのに、記者会見場に車いすで乗り込み、雄叫びをあげ、ひっくり返りながらも、亜梨沙にせまろうとする。包帯で顔を覆われているけれども、鬼気迫るシーンだ。松井玲奈、あっぱれ!女優としての真骨頂を見せ、私を感嘆させた。松井玲奈、あっぱれ!! である。
2018.12.16
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本日、深夜、NHK SONGS で 第477回「クィーン」を再放送!SONGS クィーン
2018.12.16
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シャロン・ストーンが出ているから見ても間違いないかな・・・と思った。ラブ・コメのはずだが、思ったほど面白くなかった。それはこまめにはさまれるインタビュー・シーンのせいなのかもしれないし、主役シャロンにとってはめでたい話でも、被害をこうむる若い女性の立場に立てば、面白くないかも。というわけで、まぁ、暇なら見てください(笑)還暦をむかえる女優が演じたデザイナーの40代後半から50代初めまでの誕生日を繰り返し繰り返し描いている。運命の人、を待っているピュアな人は結婚せずに、出来ずにいるのだろうか。こだわりを持ちすぎるとうまくいかないという話である。ケイトリン・フィッツジェラルドが若々しかったなぁ。2017年/アメリカ/95分/監督:スーザン・ウォルター出演:シャロン・ストーン、トニー・ゴールドウィン、ファムケ・ヤンセン、エレン・バースティン、ライザ・ラピラ、ケイトリン・フィッツジェラルド原題:ALL I WISH (originaiiy titled: A Little Something for Your Birthday)お薦め度 「シャロン・ストーン 世界でいちばんのハッピー・バースディ」★★★☆(70%)
2018.12.15
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NHK朝ドラ「まんぷく」が好評で好調だとばかり思っていた。しかし、ネットで感想をみると否定的なものが多かった。否定的であれ、見れば視聴率に貢献するので、ドラマの良し悪しと視聴率は正比例はしない(であろう)。さて、今回、ドラマで東京の中華屋の店員で綺麗な子が出てきたなと思った。ちょっと調べようと思ったら、簡単でなく、いろいろと検索してみて、やっとわかった。藤本泉というスターダストプロモーション芸能1部所属の女優さんだ。綺麗な子が登場すると話題にはなるけれど、その後は、どうなんだろう?さて、まんぷくは、安藤サクラが達者な演技で魅せてくれている。しかし、このところ風邪気味なのか声がかさついて、義母が亡くなったこともあり、なにかと大変なんだろうなぁ、なんて思いながら見ている。相手役の長谷川博巳も交際相手との別離をニュースにされたりで大変なんだなぁ、と感じている。この二人、見た目は良くない、評判も良くない、しかし、芝居は上手い。もちろん、見た目は良くて、評判も良くて、芝居もうまいと感じている視聴者もいるだろう。そこは視聴者の主観なのでいろいろな感想、意見があって当然である。ただ、放送前に危惧された不安は一掃されて、意外と好感をもって見られているということは間違いないであろう。さて、時代は昭和23年(かな?)。奨学金に対する所得税法違反で脱税で重労働4年の刑罰を受けるなんて信じがたく、フィクションとはいえ、モデルとなった事実をウィキペディアで見てみたら、確かに、奨学金に対する脱税で刑罰を受けているようである。ありえねぇ~~~、と思ったけれど、当時の法律、状況は分からず、見せしめで逮捕されたようなことも書いてあったので、そのようなこともあったのか、と納得する次第である。そういえば、これに似たというか近い状況が今の日産ゴーン会長の逮捕かもしれない。当初、ニュースを聞くと100%罪だなと確信したけれど、あれこれ捜査されて、いろいろな事実が明るみに出てくると、罪にとえないのではという空気になってきた。これもまた、見せしめで逮捕されたものかどうかわからないが、どういう決着をみせるだろうか。気がかりである。
2018.12.15
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とうとう、このドラマは終わってしまった。資格をはく奪された小鳥遊翔子が弁護士に戻るとか、服役中の受刑者・守屋至(寛一郎)の刑期が短縮されるとか、何かしら目に見える形での結果が示されると思っていたが、そんなことは一切なく、弁護士会会長の天馬(小日向文世)が職を追われるだけで終わってしまった。このことで納得がいった視聴者はいいかもしれないが、私としてはまったく消化不良だし、腑に落ちないこと多し、で第2話の出来映えが相当良かっただけに、この最終話では残念であると思える。今までのドラマからすると父無し子(ててなしご)は母親への恋慕が強く、反面、父親には憎さしか持ち合わせていないものが多かった。子供に憐憫と愛情を感じた父親が懺悔してしまうことに対して、子供のほうは反感で恨みつらみしか表出しないというものであった。そのせいか、このドラマでは逆で、父親に対して恋慕する息子・大峰聡(速水もこみち)と親子の事実を認めず一刀両断する父親・天馬(小日向文世)を見て、しら~~っと感じ、ドラマに乗っていけない気がした。天馬が職を追われる立場になったあと、記者に取り囲まれ、それまでの秘書と対峙するシーン。そこで秘書(宮本茉由)がそれまでの意趣返しとして赤ワインをひっかけるけれど、面白いものではなかった。気休めというか、おもしろいと楽しんだ人はいるのだろうか。少し戻るが、公判では天馬の弁護人である海崎(向井理)が小鳥遊を陥れる証拠と称してドライブレコーダーを再生するが、その中身は大峰と天馬の親子を認定できる密談であり、本来、弁護士としてはあるまじき行為である。現実は知らないけれど、このような弁護人に対する背任行為をしてしまうと、真実はともかくとして弁護士不適格とされてしまうのではないだろうか。弁護士資格は失わなくても弁護士としての業務は行えなくなる気がする。弁護人に対する背任行為をして、代表に対する下剋上とも思える反逆行為をして、事務所を乗っ取るという展開はドラマとしての品格を落とし、また、向井理の役回りとしては似つかわしくない気がした。本来、ドラマとは主人公が自ら奮闘すべきもので、その言動に視聴者は共感などを覚えてカタルシスに陥るものだと思う。その点、脇役というか、弁護士資格を持たないがゆえにまわりの弁護士やパラリーガルに手助けされて活路を見出すという展開で描いてきたドラマではあるが、ことこの一点に関しては小鳥遊自身で証拠提出すべきものであったと思う。そうすることによって見る者は小鳥遊に拍手をおくり、場合によっては紅涙をしぼる傑作になったと思うから。というわけで、最終話としての見どころ、見ごたえは感じないまま、ドラマは終わってしまった。
2018.12.14
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なんか込み入ったというか理解しがたい展開になってきた。検察が証拠隠しをして、それが担当者である検察官も知らなかったことなんてあり得るのだろうか?裁判は結審されているのにである。納得しがたい不可解なことは次週、最終話で明らかになれば良いけれど、私が引っかかる枝葉末節なことがらなんて置き去りになりそうな気がする。はてさて、今回は重厚感ある市川海老蔵を甲斐(織田裕二)の後輩検事にむかえて、それ相応の重量感をみせるけれど、話半ばで次週に持ち越しなの納得できる形での大団円を期待したい。以外にも、適役と思える活躍を見せる中村アンに脱帽。名前や人気だけでキャスティングされて、ぜんぜん芝居が出来なかったり、ドラマにそぐわないモデルやタレントが多い中で、ここまで身に着いた秘書役は絶賛したい気がする。さて、次週は最終話、期待するだけ期待しよう。
2018.12.11
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「情熱大陸」に乃木坂46の齋藤飛鳥が出演とのことで、録画して見た。乃木坂46の一期生とは知らなかったが、一期生の中で最年少だったかもしれない。AKB48の一期生の峯岸みなみと大きく違うと思えたが峯岸は1992年生まれの26歳、乃木坂46の白石麻衣も1992年生まれの26歳。これには驚いた。齋藤も峯岸も158cmと同じ身長。似ているところと違うとろこがあるなぁ、とみた。それにしても、乃木坂46一期生の年長者の陰に隠れていた子供がハイティーンから徐々に頭角を現し20歳をむかえた今、「情熱大陸」にも出るようになってしまった。センターとしての自覚がまだまだのようであるけれども、乃木坂46のアジア進出の旗印となるべくミャンマー人と日本人のハーフである齋藤には期待がかかるようである。小顔で長くびの斎藤は小柄ながらモデルでも活躍する。小さすぎてモデルとは比肩できなかった板野友美(154cm)とは違い、パーツの比率は抜群のようだ。白石麻衣だって高そうに思えるが162cm。女性平均身長が158~159cm、齋藤飛鳥が平均身長と同じで、白石麻衣がわずかに高いくらい。雑踏にいると埋もれてしまうかも。学校に行かなかったという飛鳥の幼少時代を思うと、人前に出ないことはとてもアイドルらしからぬ性格だと思えるが、団体よりも一人を好む最近の若者の傾向からすると今だからこそありえるアイドルなのかもしれない。齋藤飛鳥、さらなる飛躍はどこまで行くか!!乃木坂46齋藤飛鳥
2018.12.10
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今朝、テレビを見ていてCMに綺麗な女性が出ていたので気になって調べてみた。モデルの季葉(きわ)とのこと。季葉 Instagram
2018.12.09
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”世界一安全な戦場”なんて副題をつけるから誤解する。表題「アイ・イン・ザ・スカイ」だけで良かったのでは。アラン・リックマンの遺作なんだね。これほどの米英の緊密な関係、それも戦争における関係を明らかにして良いものだろうか。と思えるくらい、現代的戦争手法に驚く。あでもない、こうでもない、と閣僚などと通信しながらやりとりするのは、とてもとても現代的。緊張感をもって見た。フィービー・フォックスは綺麗だったなぁ。2015年/イギリス/102分/G監督:キャビン・フッド出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、ジェレミー・ノーサム、イアン・グレン、モニカ・ドラン、フィービー・フォックス原題:Eye in the Skyお薦め度 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」★★★☆(70%)
2018.12.09
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「じゃじゃ馬ならし」。シェイクスピアの戯曲で面白いものだと思っていたけれど、映画を見て、はたしてこの内容だったのか?と疑問を持ったけれど、どうもこの内容らしい。勝気で傲慢な長女と従順な次女の対比をしてその性格を揶揄して逆転の現象が起きるきわめて教育的コメディと解釈していたが、この作品を見る限り、見ていて気分が悪くなるほど面白くない。じゃじゃ馬ならしをするところが、このようなものだったのだろうか?もう一度、戯曲を振り返ってみたい。1966年/アメリカ・イタリア/122分/監督:フランコ・ゼフィレッリ出演:エリザベス・テイラー、リチャード・バートン、シリル・キューザック、マイケル・ホーダーン、アルフレッド・リンチ原題:The Taming of the Shrewお薦め度 「じゃじゃ馬ならし」★★★(60%)
2018.12.09
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「科捜研の女」はそのストーリー展開に慣れてきて、ながら見てしまうことも多いけれど、今回挿入の音楽が違っているか、アレンジがかわったかと思ったけれど気のせいだったのだろうか。さて、今回のドラマは人気ブロガーが銃殺されるという衝撃の始まり。目の付け所、ドラマの展開力はとても良いと思ったけれど、描き方で違和感というか同調しきれない面があり残念だった。中でも一番腑に落ちなかったのは、都落ちしてしまった旧同僚で夫の元カノでブロク順位でも勝っている相手に対し、魅力のない田舎男に体をはってまで足を引っ張ろうとするものだろうか。という点。恋敵で自身が勝ったならば、なにも引け目に感じることはないし、ブログは目障りだったかもしれないけれどいくらでもどうにでもやりようはあったろうに、と思える。魅力ある女性であれば、田舎男をその気にさせて体は売らない、提供しないやり方ができたはずだ。男としては女に情報提供などしていたにもかかわらず、付き合えると思ったのにもかかわらず、手を握ることもはばかられるとなれば復讐に燃えて、今回のドラマにあったように工夫を凝らして殺害するということが、順当な腑に落ちる内容と思えるのだが。セレブブロガーとして小沢真珠のキャスティングは申し分ないが、元恋敵が高橋かおりであるのはちょっと強敵すぎるキャスティングでは・・・。今、ゲストを見て、桜木健一には気がつかなかった。年齢とともに変貌するんだなぁ。
2018.12.08
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5年前の映画か・・・。テレビ番組「映画天国」で放送していたのを録画して見た。「映画天国」では少し前の作品を放送している。時々、見ている。やはり良し悪し、善悪、可否、などなど、いいこととわるいことを表す言葉はいろいろあるけれど、やはりいいことを表す言葉、否定でなく肯定のことばがいいと思えるし、すきだ。「映画天国」でなく「映画地獄」では見る気がするだろうか?余談はさておき・・・東京駅開業100周年を記念して東京駅を背景にドラマを描いたそうだが、それほど東京駅を強調していなくて、東京駅とタイアップの作品には思えなかった。それは、さておき、楽しめる作品かとわくわくしながら見て、本田翼が主役かぁ、と思いきやいくつもの話が並行して描かれていてクリスマスに至るまでの約2週間のドラマである。オムニバスストーリーと解説されているが、オムニバスというほどの区分けがあるわけでもなく、さりとてそれぞれのドラマが絡みがあるわけでもなく、ちょっとずつ進行していく、なかなかどっぷりと物語の世界へはまり込めない気もした。しかし、終盤クリスマスが近づくとそれぞれの思い、願い、が胸を突き、泣いてしまう展開であった。倍賞千恵子の役どころが良かった。玉木宏と高梨臨の組み合わせはそれなりに良く、遠距離恋愛の木村文乃と東出昌大の組み合わせは合わない気がした。また、東出の演ずる男の行動が、彼女を思っている男の行動ではないものであったので終盤のこの展開には不思議感があったなぁ。描き方に問題があるのか?クリスマスを舞台にしているが、クリスマスに見るには少しさびしい内容である、と思った。<監督について>監督・本木克英を監督・本広克行と勘違いしていた。似た名前だった。誤解した私がダメなんだけれど。本広克行は「踊る大捜査線 THE MOVIE」を見て、驚嘆し、「サトラレ satorare TRIBUTE to a DAD GENUS」を見て心酔し、日本映画界に素晴らしい監督が現れたと思ったけれど、「サトラレ ・・・」を超える作品を作っていない気がする。がんばってほしいなぁ。そして、勘違いした本木克英監督には申し訳ない。しかし、監督作「超高速!参勤交代」は面白く、続編「超高速!参勤交代 リターンズ」を作ったほどだから、コメディの腕はあると思う。この映画作品で深田恭子を綺麗に撮っていたのには感心した。いいコメディ作品を期待する。2013年/日本/106分/G監督:本木克英出演:玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、本田翼、市川実和子、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子お薦め度 「すべては君に逢えたから」★★★★(80%)
2018.12.05
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第7話では見せてくれました安達祐実。実にすばらしい、感情のこもった名演技。今回は法廷での彼女のシーンを見るだけで見る価値が十二分にあった。役者勘があるというか、芝居できる人は芝居できるんだよね。子役からやってきた女優としての本領を見た思いである。このドラマ、米倉涼子がさほど活躍せず、まわりが躍動するドラマなのかなぁ・・・。
2018.12.04
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第9話が始まると、甲斐(織田裕二)がシニアパートナーになっていた。今回の込み入った話、全てを理解できたとは思えないが・・・簡単に言ってしまうと、過大請求をして差額で裏金を作り、会社関係各位に袖の下を渡していたことに気づいた25年勤務の社員を不当解雇した、話。で、すったもんだしたあげく、その会社はつぶれた。つぶした?ということになった。無資格の弁護士を使っているという点で、不正なのだが、それ以外は正当にまっとうにやります、やってます、というスタンスのドラマであるようだが、ことここに至っては、大人社会のまだら模様というか、玉虫色というか、善悪ではかたずけられない社会の暗部を浮き彫りにし、立ち向かうという、重量感のある内容になってもいいのでは、とも思えた。不正を働いたものが表舞台から去るという決着でいいと思えるのだが、会社がつぶれたとは、安易というか、無茶苦茶というか。さて、このドラマでの若者の恋愛模様であるが、谷本砂里役の今田美桜はしどころのある、片想い女の子を演じている。その不憫さが好感持てる。しかし、対する聖澤真琴役の新木優子はいただけない。今回はつまらない役回りをさせられてしまった。真琴は鈴木(中島裕翔)が好きで積極的に行ってもいいけれど、直接行動は面白くない。砂里に負けじと女性からのキスなんて!ありえない。告白することもせず、好意を示すために自らキスをするという女性がいるだろうか。居酒屋で酒の勢いでといったご乱心などはあるかもしれないが、仕事場で・・・ありえない。あれだけのスタイルと美貌をもっていれば、男からせまるように仕掛けることもできるだろうに。そうしなかった、そうできなかったところに脚本の弱さと陳腐さを感じる。砂里ならやっていい、やるであろう行動と真琴ならやるであろう行動をはき違えてはいけない。真琴の描き方が違うと思う。とはいえ、次週も乞うご期待。しっかり、見ようと思う。
2018.12.03
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「ボブという名の猫」の映画。製作会社は見慣れない名も知らない会社。どうして、この作品を見ようかと思ったのか?本当の話、の一文に見ることを納得する。フィクションだと、同じような内容が繰り返されることもあったりするわけだけれど、事実の話であれば、唯一無二、聞いたことも見たこともない話であれば、オリジナリティが際立つ。で、見てみると・・・薬物依存のストリートシンガー、いや浮浪者が主人公。親とは絶縁状態で見放されている。薬物の仕様で意識不明にて病院に担ぎ込まれて、更正担当に援助してもらいながら薬からの脱却をめざす。そして、迷い込んできたオス野良猫。隣人女性にボブと呼ばれた猫との共生が始まる。おもしろくもおかしくもない日々の食費に事欠く生活は見ていて楽しいものではない。しかし、猫と出会い、猫を通じて社会とのつながりができて、注目され、有名になっていく実話は結果、胸を打つドラマとなっている。ベストセラーとなり、映画化もされる、良い出来事であったと思える。2016年/イギリス/103分/G監督:ロジャー・スポティスウッド出演:ルーク・トレッダウェイ、ルタ・ゲドミンタス、ジョアンヌ・フロガット、アンソニー・ヘッド、キャロライン・グッドオール、ダレン・エバンス原題:A Street Cat Named Bob お薦め度 「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」★★★☆(70%)
2018.12.02
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録画がたまっていて、なかなか追いつけない。今日は久々に見た。第6話である。第6話でソフィアの罪をかぶったマネージャー・水谷が名演技を見せる。接見の場だ。かなしみに似た感情に打ちひしがれ、打ち震えながら涙がこみ上げるシーンは名演技といえよう。若葉竜也とい俳優。これほどの名演技をしても主役になることはないんだろうなぁ、と、巷で知られない俳優の境遇を思いやりながら、ネット検索すると・・・。!!失礼しました!立派な俳優さんだったのですね!大衆演劇のチビ玉三兄弟として知られる1歳3ヵ月で初舞台を踏んだベテランなんですね。芸歴28年?すごい!!深夜枠なのでハチャメチャな展開があったりするけれど、思いの外、奥深い骨子のあるドラマですね。
2018.12.01
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終わってみれば、これは再現フィルムなのか。テレビの事件簿でよくある再現フィルムのように、それぞれそっくりさんが演じている。いや、そっくりさんでなくても寄せていき、当人に見えるようにしている。主役のトーニャはそれほどでもないが、トーニャの母や旦那の友人のおたく無職男とか、そっくりさんと思えるほど。そのほかの出演者も軒並み似ていると思われる。この作品を見始めた時、「あ、嫌だな。(面白くない)」という予感がした。乱暴すぎるのか、勝気すぎるのか、とにかく、負の印象を受けて、ストップしようとした。しかし、事実に基づく話だし、少し話題になった映画だし、見るだけ見るか、といった義務感のようなもので見続けた。真実がこの作品どおりなのかどうか、わからないが、犯罪の意思、脅迫の意図もなく、まわりの人間が良かれと思ってやったことが、犯罪に結びつき、何も知らないはずのトーニャが罪に問われ、フィギュアスケート界から追放された。あまりに、ひどい仕打ちだ。判決後のトーニャの涙の訴えを見て思うに、それまでの彼女の軌跡を思うに、あまりにむごい仕打ちだ。ネタバレを書いてしまったけれど、事実報道はされているから、いいかな。結婚離婚を繰り返す母のもとに生まれた女の子はシングルマザーでパートのウエイトレスで稼ぐ貧乏な境遇の中、スケートに打ち込む。4歳にして母が仕向けた取り柄だ。以来、スケート一筋で学校にも行かず、行けず、オリンピックを目指す。近所のちょっといかれた男と結婚してオリンピックを目指すなんて、アメリカだなぁ、って感じ。その夫が狂気だった。で、その知り合いが変人だった。そして、その変人の策略で、事件に巻き込まれて、スケートを台無しにしてしまうトーニャであった。あまりに不憫、あまりに不幸。これほど、強烈な個性の女性は願い下げだが、なるべくしてなった不幸な生い立ちと環境である。その中で、オリンピック選手になれたのは不屈の精神といえよう。馬鹿な男たちに人生をないがしろにされた物語であった。2017年/アメリカ/120分/PG12監督:クレイグ・ギレスビー出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、ジュリアンヌ・ニコルソン、ポール・ウォルター・ハウザー、マッケンナ・グレイス、ボビー・カナベイル、ケイトリン・カーバー、ボヤナ・ノバコビッチ、アンソニー・レイノルズ原題:I, Tonyaお薦め度 「アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル」★★★☆(70%)
2018.12.01
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