キリスト信徒やまひでの心の窓

キリスト信徒やまひでの心の窓

2014年05月01日
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カテゴリ: バッハ
バッハは教会音楽家であり、

礼拝の音楽作りに生涯をささげた人と言えよう。

評伝を読んでいると、バッハが勤めたトマス教会のカントルという仕事が
どんなに多忙だったかをうかがい知る。
その中での毎週の礼拝のためのカンタータ作曲は
過酷を極めたものだっただろう。
転用が多いのは、構想が湧いてこないのに、演奏期日が迫っていたためかもしれない。

バッハはカンタータを教会暦や記念日に合わせ3年分を準備し、その総数は300に及ぶという。


牧師が毎週の説教をいちいち保存しておかないように
(きちんと保存してのちに「説教集」を編集する牧師も中にはある)
バッハもそのカンタータを全部きちんと取っておいたわけではない。
ましてカンタータを出版するなど考えられない。

こんにち200曲の教会カンタータが保存されてきてそれを聴けるというのは
奇跡に近いことではないだろうか。

ライプチヒ時代の晩年、バッハはカンタータを書かなくなり
器楽に心を用いるようになった。
「ゴルドベルク変奏曲」や」音楽の捧げ物」など
その時時の必要に迫られて作られ、それぞれがバッハを代表する作品となった。

カンタータの新作が晩年にないということは、もうそれまでに十分に作ってきたからである。


当時の役所、学校、そして教会さえもバッハを正当に評価し扱ったとは言えない。
それは神から与えられた天分を神のためにささげて妥協せず生きた証となる。






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Last updated  2014年05月01日 14時47分57秒
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