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桜の季節も過ぎ
もう初夏へとむかう空気が気持ちよいです。
雨が降ったり少し寒くなったりもあるけれど、季節の移ろいを感じますね。
シャクナゲと同じくらいの時期には家には大きな牡丹の花が咲き
父と眺めては『今年も大きな牡丹が咲いたなぁ!』と眺めておりました。
ただ、そんな綺麗な花もあっという間に見ごろが過ぎ散って行きました。
4月29日、母が亡くなりました。
もう4年近く前に胃がんの手術をし全摘出をしてから
食事を家で摂ることが難しくなり
介護施設でお世話になっていたのですが
胆のうの炎症からくる敗血症と臓器不全で
すごく頑張ってくれたのですが、夜になって力尽きてしまいました。
ここ1週間は、家族で毎日数回面会に行って応援しましたが叶いませんでした。
入院手続きして母にあった瞬間から
しゃべることはできないけれど
表情から聞こえてくる母の言葉。
『しょういちくん、あんたにはいつも迷惑かけるね、ごめんね』
『でもね、息するんがきついんよ、ごめんね』
って。
介護施設に入所してからも、手術や検診の時に毎回付き添っていましたが
いつもそう私に話してくれました。
そのたびに
『迷惑やないよ~~。たくさんこうして居られることが嬉しいんよ~』
と返す。
だから,話せなくても、その苦しそうな表情と泣きそうな目を見れば
何を言いたいのかわかっていました。
『だめだよ、今から良くなるんやからね。』
最期の日の夕方、そう言って家に帰ったのに。
夜22時過ぎに病院から連絡を受け、急いで病院へ向かったのですが
あと少しで、最期を看取ることはできませんでした。
葬儀が終わるまで
絶対泣かないようにしようって、思っていました。
悲しいのは父。父が泣かない限り泣くわけにはいかないって。
父は母をずっと労った言葉を口にします。
『苦労をかけた』『苦をみたなぁ』って。
もう心が苦しくってね。
私は小さいころからの記憶がほとんど残っているので
母が家の為に頑張って苦労していた様々なこと
周囲の人の為に、ってやったことに
母が一時期、周りの人から悪く言われていたこと
すべて忘れてない、覚えています。
だから父の気持ちが痛いほどわかる。
自分に力があったら守ってあげられるのにって、何回思ったことだろう。
ごめんね。おかあさん。ほんとごめん。
ペースメーカーを入れるとき
『にいちゃんが言うことならそうしないとね』
って迷いなく手術することに同意してくれました。
胃がんが見つかって、手術を勧められた時にも
『うん、そうしたほうがあんたが良いっていうんならそうしないと』
って手術を選択してくれました。
手術後に食事をうまく摂ることができなくて
介護老人施設へ入ることを勧められた時も
『そうしたほうがいいんやったらそうせんと』
って入ることに同意してくれました。
でも、
そうして私の選択に同意してくれていたことに
私が甘えていたのも知ってる
手術なんか昔から好きじゃなかったし
お家が一番好きなお母さんだったから
介護施設に入ることが本望のはずない。
そんなことが分かっているのに、私はほかの選択肢は見つけきれなかった。
施設に面会に行って、だんだん痩せていく母を見ては
私の選択は間違っていたんじゃないのか、って
もうその場で泣きそうになるのに、
一緒に来ている父、そして母に見せないように
面白い話をして笑顔で終わらせる。辛すぎました・・・・・・。
『ごめんね、本当は謝っても謝り切れないんよ、お母さん』
その場で泣くことが出来たんなら、どれだけ楽だったことでしょうね。
今度5月の半ばには、また病院で検診うけることになってたのに行くことなくなっちゃったね。
2か月前、先生に『また5月に来てね』って言われたときに笑顔で
『それは困る!』って言い返していたのが懐かしい。
1か月前の介護施設での面会が終わって、廊下を歩いていく私と父に
見えなくなるまで細い手を振ってくれていたのを
思い出すたびに心が引き裂かれる。
あの時、何か様子が違っていたことを感じていたのに、なんで何もできなかったんだろう。
ダメやな、俺本当に。
おかあさん
いつも俺を信じてくれてありがとう。
小さいころから
俺が何か欲しいっていえば
『必要ならそりゃ買わないとね』って必ずいってくれたお母さん。それはお父さんもだけどね
学校の選択も、結婚を決めた時も
すべて何も言わずに見守ってくれたよね。
お姉ちゃん、妹ちゃんが生まれて
同じことを俺、やったんだよ。
お母さんがいつも言ってた
『人は人、自分は自分』っていうのも
同じことを二人にやってきた。
お母さんの葬儀、二人がいなかったら俺、倒れていたかもしれないんよ。
自分で判断して、動いて対応してくれた。
お姉ちゃん、もうすぐ結婚するんよ。
二人とも立派になった。お母さんのおかげよ、ありがとう。
でも
何回も,
怖い大きな手術させてしまったね。
そのたびに辛い、恥ずかしい思いをさせすぎてしまった。
ごめんね。
お父さんから離れて、
一人で施設に入ってもらって寂しすぎる思いをさせてしまって
ごめんなさい。
本当はお家に帰りたいのに、帰りたいって言わなかったよね
それに俺は甘えてたんだよ、ほんとごめん
1000万回感謝してもし切れない
1000万回謝っても足りない
でもそろそろ1000万回の感謝は残して
1000万回謝るのは数を減らしていってもいいかな・・・・?
87歳。
大往生?だれが決めたん?
まだまだ本当は居てほしかった。
大好きやったよお母さん。
お父さんが28日に、90歳になったのを祝ってから次の日に旅立ったね。
お母さんらしいよね。
お父さんも高齢なのにお母さんに付き添ってくれてたね。
尊い夫婦の愛が間近で見られて
俺、本当に尊い人たちなんだってずっと思ってた。
だから、お父さんが90歳になるのを見届けたんやろ?
じいちゃんは、まだ頑張りなさいって。
告別式、浄福寺のけんちゃんとあっこちゃんに送ってもらえて
ほんと幸せやったね。
あっこちゃんは、ねちよまちよやなくて、ちゃんとお経読んでくれたやろ?![]()
二人ともお経読みながら泣いてくれてたんよ。
ありがたいね。良かったね。
俺もいい歳。いつそっちに行っちゃうかもしれんけど
また、お母さんの息子にしてもらっていいかな?
次はもっと大切にできると思うから。
たまには夢に出てきて話してよ。そんで欲しいもの教えてくれる?
ちゃんと届けにいくよ。
好きだった三ツ矢サイダーは言わなくても持っていくわ。
お父さんは任せておいて。
今までと同じように、弱音を吐いたら頑張るように言っとく。
お母さんが大好きだった牡丹の花、
一緒に牡丹の花を眺めたのが懐かしいね。
今年はもう終わったから、来年はすぐに届けるよ。
だからお母さん。
行っておいで。
ありがとう。
そしてごめん。
またね。![]()
追伸。
おかあさん、やっぱ一人になると今でも泣いちゃって仕方ないわ。
泣き虫は俺、変わんないわ。![]()
さよならが続く 2025.03.02
なにもかもが悲しい・・ 2023.12.06
ごめんと心で言い続けて 2022.12.04