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現在発売中の「ワールドサッカーダイジェスト」の企画の1つに「知られざるブラジル候補生」というのがあった。先のワールドカップで期待を裏切ったブラジルは、世代交代の推進と代表としての誇りを再構築するべく代表監督にドゥンガを招聘した。就任会見でも「スーパースターであっても過去の実績があっても特別扱いはしない。 代表でプレーしたければ、いま持っている力を見せなければならない。 そうすればチャンスを与え、そのチャンスを活かせば次のチャンスを与える。 サバイバルを勝ち抜くには能力だけでは不十分だ。 セレソンの魂を理解し、全身全霊でプレーしなければならない。」と述べ、代表再建に強い意欲を見せていた。ドゥンガ発足後の親善試合のメンバーを見てもそれは明らかで、ワールドカップを最後に代表引退したRカルロスやジュニーニョはもちろん、調子の上がらないロナウドやアドリアーノは一度も召集されておらず、代わりに実力はあるもののクラブの関係もあって、あまり世界的に名前の知られていない選手を積極的に招集している。そんな中、1人未だドゥンガ監督になって召集されたことのない選手がいる。ブレーメン所属のヂエゴである。ミクーの後継者としてクラブを引っ張りシャーフ監督もヂエゴを絶賛し、代表入りを後押ししている。しかしながらヂエゴの代表入りに対するドゥンガの評価はこうだ。「私が重要とするのはコーチの意見だ。 今ヂエゴは良い監督とクラブとともに良いプレーしているようだ。 しかしブラジルの中盤にはロナウジーニョやカカといった選手がいる。」確かにロナウジーニョやカカといった選手の間に割って入るのは並大抵のことではない。しかしながら良いプレーを見せているのならばなぜ代表に召集しないのだろうか。ヂエゴのプレーは知っているから試す必要はないと考えたのだろうか。例えば9月の3日と5日に行われた対アルゼンチン、ウェールズとの親善試合。体調不良ながらカカとロナウジーニョは召集された。しかしアルゼンチン戦カカはベンチスタート、ロナウジーニョに至ってはスタンド観戦だった。ウェールズ戦こそ先発メンバーに入ったがどちらも途中交代している。親善試合という性質上、90分フル出場するのは考えづらいことではあるが、ここで1つの疑問が生じる。調子の良くプレースタイルを知っているヂエゴを召集せず、なぜ調子の悪い2人を召集したのか。プレースタイルがより知られているのは2人のほうであり、無理して召集する必要などなかったはずである。そしておそらくたどり着くであろう1つの答えが、2人と新しく召集したメンバーとの連携面や相性を見たかったのだろうということ。そうなると新たな疑問が生じてくる。就任会見でのコメントを額面通りに受け取れば、特別扱いの選手はいないはず。またヂエゴを評したコメントから見ても、もし連携や相性を見たいが為に2人を招集したのなら、彼らは既にレギュラー(候補)ということになる。別に誰のことも嫌いなわけではない。ロナウジーニョもカカも良い選手であり、ドゥンガにはドゥンガの考えがある。単にヂエゴのことが気になっただけの話である。ほな、また。
2006.10.31
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引越しをしたのは昨日書いたとおりだが、それによって不具合が1つ、しかも重大な不具合が1つ発生した。スカパーが見れなくなったのだ。とはいえ全く見れなくなったわけではなく、正確に言うと半分しか見れなくなってしまったのだ。説明すると、スカパーは略称であり本来は「SKY PerfecTV」である。「SKY TV」と「PerfecTV」が合併したことでこうなったのだが、これらの局が合併したことで、1つのアンテナで2つのCS放送を見ることができるわけだ。しかし当然ながら元は、そして現在も別の衛星なのだから地上からの角度は同じではない。そして残念ながら、引っ越してきたマンションの構成上「SKY TV」の電波を受信することが出来ないのである。2つの衛星はほんの数度の差しかないのだが、その数度によって「SKY TV」を見ることが出来なくなってしまった。前置きは長くなってしまったが、これだけはどうしても言いたかった。これによってルーニーのハットトリックを生で見ることが出来なかったのだから。ということでミラノダービーを見た感想を。結果的には合計7点が入る乱打戦になったわけだが、内容的には決して良い試合だったとは思えない。例えば2シーズン前のノースロンドン・ダービーを思い出すと、トットナムのホームで行われたのだがアーセナルが5対4で勝利した。今回のミラノダービー同様の乱打戦になったわけだが、ダービーらしく闘志と闘志、意地と意地のぶつかり合いが局面ごとに見られ、計9得点全てが個人や組織で相手を崩したブリリアントなゴールばかりだった。乱打戦の試合は得てして大味な印象しか残らないものだが、それは点を取られるということが守備が破綻やミスをしていることとイコールに取られてしまい、それが大味に映る要因になっているのである。今回のミラノダービーにおいてそれが当たるかといえば、これはこれで微妙である。確かにインテルの4点中2点はセットプレーからのゴールだった。しかも同じような右からのFKをヘディング1発で、しかもノーマークで決めている。逆に言えばミランのセットプレー時のディフェンスに問題があるわけであり、そういう意味では守備の破綻と採られても仕方ないだろう。ではミランの3得点、つまりインテルの3失点はどうだったのだろう。3得点全てが後半に生まれており、セードルフのシュートがディフェンスに当たってコースが変わったゴール、クロスをジラルディーノがヘッドで決めたゴール、そしてカカの絶妙なループシュートで決めたわけだ。マテラッティが退場したことで10人での戦いを余儀なくされたこと、また2人の選手交代のあとでイブラヒモビッチとビエラが相次いで負傷しどちらを交代させるか迷っていたことも踏まえればディフェンスに難があったと断言することもできない。ならばなぜ今回の試合が内容的に良い印象を与えなかったのか。それは昨シーズンの中心選手の退団の穴を埋めきれていないからだろう。ミランで言えばシェフチェンコである。得点源であったシェフチェンコがチェルシーに移籍したことでFWの補強が急務のミランだったが、例のスキャンダルもあり獲得できたのは期限間際のオリベイラだけだった。ベティスでも活躍しブラジル代表にも名を連ねそうな能力は持っているものの、国外リーグへの対応や移籍の時期の遅さもありフィットするまでには時間が必要だと思う。そのためにジラルディーノとインザギの2トップしか選択はないのだが、2人のプレーエリアやスタイルが似通っているために互いが互いを消しあっているのがこれまでだった。そのためにアンチェロッティは2トップではなく1トップを採用し、その下にカカとセードルフなどを置くフォーメーションに変更した。すると今度はカカのスタイルに変動が生じ、これが自分達のペースを作れない、得点力不足の要因になっていたのである。一方でインテルで言えばヴェロンである。マンチーニの構想ではヴェロンこそがチームの攻撃の中心であった。彼から繰り出される正確な長短のパスからフィニッシュまで持っていくのがマンチーニの理想であり、昨シーズンまでのインテルだった。今シーズンは大型補強やライバルのスキャンダルもあって優勝候補に挙げられているが、ヴェロンの不在を思った以上にインテルの攻撃を単調にしている感がある。個々の選手の能力が高い分それなりに見れるのだが、組織としての意外性がなくなったように感じてしまう。インテルの4点中2点は先に書いたセットプレーから。あとの2点はスタンコビッチの意表を突いたタイミングのシュートと、カウンターからのイブラヒモビッチのゴールである。1トップでスタートしたミランは必然ペースをつかめず、課題のセットプレーとスタンコビッチ(個人技といってもいい)のゴールで2失点。後半スタートから一気に3人の選手交代を行い2(3?)トップに変更したミランだったが、カウンターから3点目を奪われてしまう。しかし選手交代でペースを取り戻したミランが1点を返すも、セットプレーからまたも失点し差は再び3点に。その後はマテラッティの退場や(インテルにとっての)一悶着もありミランが1点差まで詰め寄るも追いつくことはできなかった。決して大味な試合ではなかったが、かといって得点以外で興奮できるかといえばそうではなかった。その理由はそれぞれのチームの中心選手であったシェフチェンコとヴェロンがいなくなり未だその穴を埋めきれていないこと、そしてそれによりチームの戦術が定まっていない、浸透していないことによるものだ。サッカーは野球以上に、1人選手が入れ替わるだけで極端なまでに流れが変わることが多々あり、それがチームの中心選手であればなおさらである。それをリカバーするには戦術そのものを変えなければならない。そういえば「SKY TV」が見れなくなったことでch182、183、184、185が見れなくなってしまった。つまりはチャンピオンズリーグの生放送も見れなくなってしまった。たかだか数度の差でここまで変わってしまうとは・・・ほな、また。
2006.10.30
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前回の更新から約20日が経っていました。単に更新するのが面倒臭かったわけではなく、ちゃんとした理由があって滞っていたのです。まず順を追って説明すると、9月末をもって仕事を辞めました。そして大阪で夢に向かっての第1歩を踏み出すことにしたのです。そして新しい部屋は「光」があるのですが、これまでのプロバイダでは接続できないので一度解約し、新たなプロバイダと契約を結んだのです。その間ネットを繋ぐことが出来なかったのでこれだけの日数が開いてしまったわけなのです。ぼくも今年で28歳。「このままでいいのかな?」と将来のことを色々と考えていました。前の仕事に大きな不満があったわけではなく(小さな不満はあったけど)、自分で言うのもなんですが、上からの信頼も受けつつポジションもアップしていきました。それでもぼくには学生時代からの夢があります。夢を追うか、現実を見るか、その狭間で揺れ動いていたときに見たのがドラマ「ロングバケーション」でした。実際問題として、今の自分の力量を考えたとき、その夢を掴める可能性は極めて低いです。でも、前の仕事っていうのはある程度の将来は見えていて希望も少なかった。ならば先は暗くても夢を追おうと決めたのです。それに夢を追った結果として失敗しようとも追わなかった後悔だけはしたくなかったのです。てなわけで、今日無事にネットも繋がったことだしこれからは夢を追いつつブログも更新していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします、というわけで。ほな、また。
2006.10.29
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2008年のヨーロッパ選手権(ユーロ)の予選が行われたが、イングランドはホームでマケドニアと対戦した。前回は苦しみながらもアウェイで1対0と勝利しており、今回も楽とは行かないものの確実な勝ち点3が予想されたが、蓋を開ければスコアレスドローに終わり勝ち点1しか挙げることが出来なかった。「前途多難」試合終了後にテレビ解説が発したコメントが現在のイングランドを表している。いや、正確に言えばかなり前から見通しは決して良くはなかった。守備的と批判を受けながらも結果だけを残すことで長期政権を築いたエリクソン。後任の第1希望だったフェリペに振られ、その次のヒディングの首も縦に振らすことが出来ず、結局エリクソンのアシスタントだったマクラーレンが監督に就任した。いくらアシスタントの傍クラブで監督をしていたといってもイングランドである。さらに5年もアシスタントをしていれば、戦術の比較は大同小異である。とはいえ、ワールドカップでの敗北感を払拭するため、エリクソンの幻影を振り払うには独自色なるものを見せなければならない。しかも誰の目から見ても分かりやすい方法で。それがベッカム外しである。代表キャップ94、代表キャプテン50以上を誇るベッカムを召集しないことで、過去との、エリクソンとの決別、さらにはマクラーレン色を明確に意思表示できる。幸い、ベッカムのポジションである右サイドにはレノンやライト・フィリップスといった若手も頭角を現しつつあり人材面での問題は大きくない。また代表で必ず問題になるランパードとジェラードの同時起用の問題も少なからず解消される。プレースタイルが似通っている2人が同時にセンターにいることで、片方の、あるいは両方の能力が最大限発揮できない点が言われ続けていた。しかしジェラードを右サイドに配置することでその問題も解決できるというわけだ。マクラーレン独自の色を打ち出し、大きな問題も解決できるというのに、なぜ前途多難なのか。なぜマケドニア相手にスコアレスドローだったのか。簡単に言えば、いくら素材が良くても作る人間の腕が悪ければ料理も美味しくないのだ。おそらく現在、イングランド史上最高の選手層と質が揃っている。1人1人の能力を他の強豪国と比較しても遜色ないレベルの選手達である。しかしサッカーとはチームスポーツである。いくら1人1人の能力が高くてもチームとして機能しなければ勝利は得られない。そして勝利を得るためにチームを機能させなければならないのが監督である。マケドニア戦のスタメンは次の通りだった。ロビンソンGネビル、キング、テリー、Aコールジェラード、キャリック、ランパード、ダウニングルーニー、クラウチリオは背中を痛めているらしく、ワールドカップから評価を上げたハーグリーブスは骨折、Jコールも足を痛めているということで、これが現状でのベストメンバーと言ってもいいだろう。試合のほうは圧倒的に攻めるもののパスミスが多く、クロスの精度も大きく欠いていた。そのため攻撃のリズムは全く作ることができず、ターゲットマンのクラウチに合わせるロングボールという単調な攻めしかできなかった。しかもそのボールも精度が悪いのだからどうしようもない。こんな時こそドリブラーが必要なのだがJコールはいないし、ロングボールのおかげでルーニーにはボールが全く回らず、そのまま前半が終了してしまった。良い監督なら後半の頭から動くだろうが、そこはマクラーレンである。エリクソンの悪い部分を踏襲してしまったらしく動いたのは60分を越えてから。全く精彩を欠いたダウニングに代えてドリブラーのライト・フィリップスを投入した。しかしポジションはダウニングと同じ左サイドのままだった。中への切込みを得意とする選手ならまだ分かるのだが、ライト・フィリップスは縦への突破を得意とする選手である。何度か中へドリブルすることでチャンスは増えたが、それは意図したものではなく「災い転じて福となす」的な偶然である。その後ルーニーに代えてこちらもドリブル突破が出来るデフォーを入れたが、デフォーも前にスペースがあって初めて能力を発揮する選手である。クラウチがいる以上スペースは限られ、しかもロングボールが減ってない状況では仕事が出来るはずもない。もっと言えば、ホームで格下相手に点が取れなければディフェンスを削ってでも前線の選手を投入するべきではなかったか。マケドニアのカウンターを恐れて守備を削ることが出来なかったかもしれないが、今回の出来ならキャリックを外して前線に厚みを増やしてもよかったはずである。今回のセンターバックはテリーと、リオではなくキングだった。キングは守備的中盤も出来るため攻撃時は3バックの前にキングを置き、守備時はフラットな4バックで対処も出来たのではないだろうか。マクラーレンは試合後このように語っている。「この結果には失望した。 今日は特に思うように機能していなかった。 普通なら局面を打開し、運を引き込むようなプレーをする選手が現れるのだが、 今日の試合では現われなかった。」自分の料理の不味さを素材のせいにする監督の前途に明るい未来は期待できない。ほな、また。
2006.10.08
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ミランに所属するリカルド・オリベイラの家族が誘拐された。ブラジル・サンパウロ市当局によると、4日早朝に2人組の武装した男がオリベイラの姉夫婦宅に侵入し、姉とその夫と8歳の子供の3人を誘拐したとのこと。今のところ犯人からの連絡はないようだが、当局は息子でもある姉の14歳の息子が事件に関与しているものとみて捜査しているようだ。オリベイラが所属するミランでいえば、グルジア代表のカラーゼの弟が誘拐される事件があった。また一昨シーズンだったか、オリベイラと同じブラジル人のロビーニョの母親が誘拐される事件もあったのは記憶に新しい。最近のニュースで地価の二極化が進んでいるというのを見た。それでもここ日本では極端な貧富の差はなく、あまり不自由のない生活を送ることができている。しかしまだまだ途上国では貧富の差が激しく、両極端である。ブラジルのリオにはコルコバードの丘がある。そこにはバカでかいマリア像が建っており一度でいいから生で見てみたい場所なのだが、そのマリア像の眼下にはブラジル一の凶悪さを誇るスラムが連なっており、地元の一般人も立ち入ることを恐れるほどの場所でもある。凶悪さの程度はともかく、こういったスラムはブラジル各地にあるはずであり、これらの場所に住んでいる人達の多くは、何かの理由があって仕方なくこれらの場所に住んでいる。しかし、いつかここから抜け出し良い生活を送りたいと思っているのも確かである。おそらく若者男子にとって、そこから抜け出す唯一の方法がサッカーである。自らの才能や運に恵まれた者のみがスラムを抜け出し、ある者は国内強豪クラブへ、またある者は欧州へと旅立ち大金を手にすることが出来る。しかし大金を手に入れることができるのはほんの一握りで、ほとんどは競争に敗れスラムに逆戻りとなり、無様に朽ち果てるか、裏の道へ進むかしかない。「人類皆平等」とはよく言うが、彼らにとって勝ち組への羨望や嫉妬心や半端じゃないだろう。神は困難を乗り越えられる人にだけ与えるらしい。だからこそ自分の道は自分で切り開かなければならない。誘拐などといった犯罪に手を染めることなく。ほな、また。
2006.10.06
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