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今年も残すところあと1日。2006年は皆さんにとってどんな1年だったのだろう。嬉しいこと、楽しいこと、苦しいこと、辛いこと。それぞれに色んなことがあっただろう。2007年がどんな年になるのかは知らない。でも皆さんにとって素敵な1年でありますように。ほな、また。
2006.12.30
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シーズンオフに入り移籍が活発化しているJリーグ。ニュースを読んでいると、元代表だったベテラン勢が活発に動いている。C大阪の名波、磐田の服部が東京Vに、清水の森岡、名古屋の秋田が京都に移籍することになった。クラブの若返りなどの事情はあるにせよ、一時代を築いたベテランが、言い方は悪いが都落ちしている姿は応援したい反面、物悲しいものである。それにしても、昨シーズンJ2に降格した東京と京都のJ1へ昇格する気迫はひしひしと感じられる。東京は前身の読売時代からの名門であり、京都は何度もJ1の舞台を経験している。来シーズンこそは是が非でも好成績を残し昇格を決めたいのだろう。そのためにそれぞれ、元代表を獲得したのだろうことは分かる。しかしJ2とは、そんな場所なのだろうか。言い換えれば、ベテランが燃え尽きるまでプレーすることのできる唯一の場所なのだろうか。そうではないと思う。J2や下部のリーグは、海外でいうところの生まれ故郷的な例外を除いて、下から這い上がろうとする若手にプレーチャンスを与える場であってほしい。若手と言うのはもちろん、自クラブで育て上げた選手が理想であり、クラブによってはそれらの選手を柱に、また他クラブに売却しながら強化を図るのがいいのではないか。それを上へ上がるためとはいえ、強化としてベテランを単純に獲得するのはどうなのだろうか。どうしても選手が育たなかった、上へ選手を取られ補強の必要があるならまだしも、今回の場合はそうではない。チームとしての補強というよりは、個としての補強という感じがする。そうなれば今まで先発で使われていた選手は控え、あるいはベンチ外に回されることになる。実力の世界と言ってしまえばそれまでだが、こういったことが続けば、果たして若い選手は育つのだろうか。代表クラスの練習を間近で見れて勉強が出来るとはいえ、それを実践できるプレーの場がなければ意味はない。京都などいい例だ。今回獲得したのは2人ともセンターバックである。守備の建て直しを図るための補強であろうが、京都はラモス、カズなどのベテラン選手を獲得した過去が多々ある。その結果、京都から大きく羽ばたいた選手が何人いるだろう。結局チームを考えての補強ではなく、個として補強しているから選手は育たず、チームの方向性も定まらないまま、上と下を行ったり来たりのエレベータークラブになってしまっているのではないだろうか。今シーズンJ2で優勝した横浜FCもカズ、山口、城などのベテランを補強していた。横浜の場合は、彼らとほぼ同じ時を戦った高木琢也が監督をしていたこともいい方向に働いたといえる。それが東京や京都は分かっているのか、横浜はJ2へ大きな問題を置き土産に、J1へ昇格することになったようだ。ほな、また。
2006.12.28
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今年もあとわずかということで、色々なテレビや雑誌で今年1年を振り返っている。スポーツでもトリノオリンピックにWBC、ワールドカップと世界的イベントが続いた年だった。ワールドカップはドイツで開催されたが、ドイツは見事3位に入った。開催国の面目躍如といったところだったが、それまでの道のりは順調とはいえなかった。1番大きな問題だったのが正GK争いだった。バイエルン所属のカーンと、アーセナル所属のレーマンのどちらが正GKに選ばれるのか、当時監督のクリンスマンは開幕直前の4月まで、どちらを本番に使うかを決めなかった。結局クリンスマンが選んだのはレーマンであり、カーンは控えとなった。これまでの経緯や本人の性格からして批判を口にするのかと思えば、まったく反対の態度で「正直失望したが、たとえ控えでも参加することがドイツのためになるだろうと考えた。 監督の決定を受け入れた以上、チームを、そしてレーマンを支えていく。」と、優等生のコメントを残していた。ここ数年は妊娠中の妻を残し不倫したり、プレーにも精彩を欠き、メディアから批判を受けていたカーンだったが、この一言で、特にドイツのメディアから喝采を受けていた。あれから8ヶ月、インタビューに答えたカーンは当時を振り返って、このようにコメントしている。「レーマンを批判するつもりはないが、 俺が出ていればドイツは優勝していただろう。 俺は94年、カールスルーエでUEFA杯で準決勝進出を果たした。 その後バイエルンに移籍し、99年にはCLで“カンプノウの奇蹟”という屈辱を味わった。 02年のワールドカップでも決勝でブラジルに敗れてしまっている。 だからこそ06年で俺は出場すべきだったと今は考えている。 クリンスマンにもこの思いは伝えたが、 彼は俺の話に聞く耳を持たなかったのさ。」せっかくあの時は褒めてもらってたんだから、今更話を蒸し返す必要なんてまったくないのである。カーン自身はこれらの裏返しで、自分が出れば優勝できると考えたのだろうが、こういうことってなぜか続くものである。もしかしたらクリンスマンはそれが分かっていたから、レーマンを選んだのだろうか。そもそも99年のCL決勝と02年のワールドカップでは準優勝に終わっているが、01年のCLではPK戦にもつれ込んだが、自身のセーブで優勝を果たしている。また国内リーグでも数々のトロフィーをクラブにもたらしてもいる。GKという特殊なポジションではあるものの、10年以上も第一線で活躍し、バイエルンの、そしてドイツの守護神であり続けるカーン。不倫が明るみに出たときと同じように、今回も裏の顔はこうだったようだ。性格はやはり、治るものではない。ほな、また。
2006.12.27
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こんなCMをテレビで見かけるが、お金に限らずバランスというものは大切である。プレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッドは、公式サイト上で所属7選手を、1月の移籍市場で放出することを発表した。ワーノック監督は7選手について、「彼らはみんな経験豊富な選手で、需要があることに疑いはない。 みんなシェフィールドの昇格のために貢献してくれた。」とコメントを出している。現在16位のシェフィールドにとって、後半戦の巻き返しは必須であり、そのためには選手補強、それに伴う人員整理が課題となるが、まずは先手を打った形である。しかし放出リストに載せられた選手はたまったものではない。リーグが中断しているならいざしらず、過密日程の真っ最中である。そんな状況でクラブからは「いらない」と言われ、それでも試合には出場する義務もある。おそらく選手はクラブの勝利を考えるのではなく、自分の契約を勝ち取ることを考えてプレーするだろう。そしてそれが残留する選手との間にわずかな溝をうみ、チームとして機能しなくなればあっという間に降格ゾーンへ落ちてしまう可能性もある。そもそも、クラブはなぜ公式サイトで発表したのだろうか。理由として「テコ入れが必要」というのがあるかもしれない。しかし順位を見ればテコ入れが必要なのは明らかであり、発表する理由にはなっていない。別に発表しなくても、内密に他クラブに掛け合うことだって出来るのだから。おそらくはクラブの財政事情と失敗の責任転嫁、少しの親心が理由ではないだろうか。今シーズンからプレミアに昇格したシェフィールドの目標は、残留することである。そのためには1シーズンを乗り切るだけの体力、つまりはそれなりに選手層が厚くなければならない。開幕前にはそれを見据えての補強を行っているはずである。しかし現在16位で、もちろん残留の安全圏とはいえない。巻き返しをすべく補強が必要になってくるのだが、夏の補強によってクラブの財政は決して良いとはいえないのではないだろうか。それを発表することで、他のクラブの食い付きを良くして、より多くの移籍金を得て、少しでもいい選手を補強するための手段にしようとしているのかもしれない。また開幕から4ヶ月が経過して使える選手と使えない選手に分かれてくる。使えない選手を残しておいたところで、クラブには1文の得にもならない。つまりはそれらの選手を発表することで「これらの選手はうちのクラブではいりません」、言い換えれば「クラブの成績が悪いのはこれらの選手です」と批判の矛先をかわすことも出来る。そしてこれは使えない選手にも当てはまるが、「昇格に貢献してくれた」感謝も含めてリストに載せる事で、次の契約先を見つけやすくするクラブの親心も多少あるのではないだろうか。シェフィールドのマーケットやクラブ規模を見れば、補強にしても放出にしても、大きな取引を考えるのは無理がある。何事も、「物事は計画的に」である。ほな、また。
2006.12.26
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プレミアでは今シーズン、既に2人の監督が解任されている。1人目はチャールトンのダーウィー、2人目がウェストハムのパードゥーである。詳細は以前の記事を参照してもらうとして、クリスマスムード一色の昨日、3人目の監督解任があった。チャールトンのレス・リードである。11月中旬にダーウィーの跡を継ぎコーチから昇格したリードだったが、成績を向上させられることが出来ず、クラブ発表によると「双方合意の契約解除」らしいが、事実上の解任といっていいだろう。そして新しく監督に就任したのが、アラン・パードゥーである。今月初めまでウェストハムを率いていた、パードゥーである。昨シーズンまでチャールトンの指揮を執っていたのがカービシュリー。今シーズンからその座に就いたのはダーウィー、そしてリード。ウェストハムではパードゥーが解任され、後釜はカービシュリー。リードを解任したチャールトンはパードゥーを招聘した。文字にすると片仮名ばかりで似たような名前なのでややこしいが、リードにとっては最悪のクリスマスプレゼントである。ほな、また。
2006.12.25
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いよいよ冬休みである。といっても、ぼくは学生でもなければ、今のところ仕事もしておらずロングバケーションの真っ最中なのだから、冬休みもへったくれもないのだが。さてこの時期になるとプレミアリーグで必ず論争になるのが、破滅的な試合スケジュールである。2年ほど前には、年末年始には試合を行わない方向で話が動いていた時期もあったが、今シーズンも通常通りのスケジュールとなっている。プレミアの監督は、この時期になると揃って過密スケジュールへの非難をすると同時に、このスケジュールを勝ち抜く重要性を説いている。ちなみに今シーズンは、今日23日、26日(1試合のみ27日)、30日、そして正月の1日(2試合のみ2日)と約10日間で4試合のスケジュールとなっている。ほぼ2,3日に1試合のペースで試合をこなさなければならないのだから、当然のことながら疲労は蓄積され、それが故障の原因にもなりかねない。また移動による疲労も考慮せねばならず、パフォーマンスの低下を招く恐れもある。これでは選手が壊れるのは当然であり、監督がスケジュールに文句を言うのも当然である。しかし、いくら文句を垂れたところで、最低でも今シーズンはそのスケジュールで戦わなければならない。そこで、この過密スケジュールを勝ち抜く重要性なのだが、その前に今シーズンの現在の順位表を確認したい。1・マンチェスター・ユナイテッド 442・チェルシー 423・リバプール 314・アーセナル 305・ボルトン 306・ポーツマス 297・トットナム 288・レディング 269・アストンビラ 2510・エバートン 2411・フルアム 2312・ウィガン 2213・ニューカッスル 2214・マンチェスター・シティ 2015・シェフィールド・ユナイテッド 2016・ブラックバーン 1917・ミドルスブラ 1718・ウェストハム 1719・チャールトン 1220・ワトフォード 11(ブラックバーンとワトフォードは1試合未消化)これを見ると上位2クラブが独走しているのが分かる。そして3位以降はまさに混戦状態である。3位リバプールと15位シェフィールドの差は11ポイントである。離れているように思うが、ぼくから言わせれば“わずか”である。先にも書いたように、これからは約10日間で4試合をこなさなければならない。移動と試合の繰り返しなのだから、これではまともなチーム練習が出来るはずもない。仮にあるチームが完膚なきまでに敗れたとする。しかしそのチームは戦術の確認や建て直しを図る練習の時間すら取れず、しかも精神、及び肉体の疲労回復の時間すらなく次の試合をこなさなければならない。そしてこういったチームこそ悪循環に陥りやすく、主要選手に故障者が出たりするものなのである。逆に言えば、この日程を好結果で乗り切れば上位戦線に浮上することもでき、下位との差をさらに広げることも可能なのである。だからこそ、監督にとって、またクラブにとってこの期間は重要なのである。ボクシングでは「左を制するものは世界を制す」という言葉がある。これをプレミアに当てはめれば「クリスマスシーズンを制するものはリーグを制す」になるのだろうか。それぐらいこれからの約10日間は各クラブにとって重要であり、挑戦である。上に記した順位やポイント差が約10日でどのように変化しているのか、興味深いところである。ほな、また。
2006.12.23
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日本代表でもある宮本と三都主がオーストリアのザルツブルグへ移籍することが決まった。宮本は1年の完全移籍で半年の契約延長オプション付き、三都主は1年間のローン移籍で、こちらも完全移籍のオプションが付いている。さて、2人が移籍するザルツブルグは正確には「レッドブル・ザルツブルグ」という。ここ1、2年でコンビニや広告で見るようになった栄養ドリンクとでもいうべきか、あの飲み物の会社である。何でも、あの飲み物はタイで開発されたらしく、オーストリア資本の会社が輸出・販売を一手にこなしているらしい。そしてこの種のドリンクとしては世界最大のシェアを誇っている。2004年にはF1のジャガーを買収し、レッドブルとして参戦(継続中)、今年の初めにはミナルディも買収し、レッドブルのジュニアチーム、トロロッソとして参戦している。サッカー界でも、アメリカのNYメトロスターズを買収し、今回2人が移籍する地元オーストリアのオーストリア・ザルツブルグを買収と、スポーツ界、特にモータースポーツとサッカー界に積極的に参入している。こうして見ると、単純に選手として欲しかったのかどうかに疑問符がつく。モータースポーツ、サッカー共に世界規模のスポーツである。企業として世界最大のシェアを誇っているとはいえ、現状に満足することは出来ず、さらに売り上げ、ネームバリューを高めることのできる場所がアジア、そして日本だったのではないだろうか。実際現地の新聞でも、今回の移籍を「日本市場開拓へのクリスマスプレゼント」と紹介されてもいる。ならば今回、レッドブル・ザルツブルグは純粋に選手としての獲得したのではなく、企業の広告塔として2人を獲得したのだろうか。正確にはどちらともいえない。なぜならこのクラブが普通の1クラブではないからだ。名前にも堂々と入っているように、企業のバックアップが目に見える形でついている。イメージとして、ファンに支えられた地元民みんなのクラブというよりは、企業が所有する、広告塔としてのクラブのほうが印象が強い。ならば、日本人選手が海外へ移籍し始めた頃と同じように選手としての評価以上のものをクラブが期待していると感じても不思議ではない。一方で、イタリア人名監督のトラパットーニと共に共同監督を務めている、こちらもドイツ人名選手だったローター・マテウスは宮本について「宮本はトラパットーニと私が強く獲得を望んでいた選手だ。 経験と高い質を備えており、ヨーロッパのどのクラブでも戦力になる。 そんな彼が我々のクラブに来てくれるのだからわくわくしている。」とコメントしている。また、同じ契約期間・オプションでも三都主がローン移籍なのに対し、宮本は完全移籍の契約を結んでいる。つまりは選手として、クラブの戦力になりうるかどうかの、普通のクラブが持ち合わせているシビアな面も垣間見えるのである。ここで宮本と三都主の実力どうこうをいうつもりはなく、クラブが2人を見る目に差があるということは、広告塔ではなく、少なくとも宮本は選手として期待しているといえなくもないのである。オーストリアのリーグは現在、冬季中断中で、2月24日から後半戦が始まる。ということは2人にとってチームに馴染み、戦術を理解するだけの時間が十分にある。Jリーグにとってはあまり良いことではないのかもしれないが、日本サッカーにとっては海外のサッカーを経験する選手が多いほうがより発展する。2人の活躍を期待したい。ほな、また。
2006.12.21
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ぼくが印象に残っている言葉の1つに、「1対0で勝つくらいなら、4対5で負けるほうが良い」というのがある。60~70年代のドイツの名監督、バイスバイラーの言葉だが、やはりガチガチに守備を固めるよりは、常に攻撃的なサッカーの方が楽しいものである。それをある日友人に言ったところ、少し驚いた様子を見せていた。理由を問うと、ウィニングイレブンで勝負にこだわっている様子からは想像できない、ということだった。今日、クラブワールドカップの決勝が行われた。インテルナシオナルが1対0でバルセロナを下して優勝した。下馬評ではバルセロナが有利だったことや、数多くの有名選手、特にロナウジーニョが在籍することもあって、スポーツ雑誌にはバルセロナやロナウジーニョがありふれていたが、そのバルセロナにもバイスバイラー同様の言葉を語っている人物がいる。そう、ヨハン・クライフである。地元オランダのアヤックスからバルセロナへ移籍し活躍、後には監督も務めバルセロナに初のチャンピオンズカップ(当時)優勝をもたらした人物でもある。「美しく勝利せよ」「退屈な1対0で勝つよりは、2対3で負けたほうが良い。 素晴らしいゴールが2回も見れるのだから。」「スペクタクルと勝利は、車の両輪のような関係で追求するべきだ。」等々。今でもこれらのクライフの言葉はクラブの哲学として語り継がれ、昨シーズンはリーグと2度目のチャンピオンズリーグ制覇のダブルに輝いている。ヨーロッパではよくこういう言葉を耳にするらしい。「バルセロナは2番目に好きなクラブだ」もちろん1番はオラが町の地元クラブであり、次に好きなのがバルセロナということだ。自身の鬱憤を、マドリーへの歴史的憎悪として反抗する姿に投影させている面もあるが、それ以上にバルセロナのサッカーがそれだけ愛され、記憶に残っているということである。例えば、誰かとサッカーの話をすると必ず、過去の名勝負や名選手の話題になる。そんなときバルセロナやクラブ所属の選手が登場しないことはなく、それだけクラブ、そしてクラブのメンタリティーまでもが認知されているのである。しかし、そんなバルセロナもプロである。プロである以上、スペクタクル以前に結果が全てである。2対3や4対5の試合が1、2試合だけならまだしも、仮にそれで負けが続き、ヨーロッパの出場権が取れなかったり、下位に沈んだものならファンは怒り、監督のクビも当然危ういものになる。ましてや宿敵マドリーが優勝しようものなら、会長さえも安泰ではない。そこでライカールトが考えたのが、バルセロナにイタリア的発想を持ち込んだことである。ライカールトは現役時代ミランでのプレー経験があり、イタリアの守備(意識)というのものを嫌と言うほど味わっている。現代のサッカーにおいて守備をすることが基本前提であり、これを疎かにすると何も得ることはできない。そして、バルセロナの哲学であるスペクタクルとイタリア的ディフェンスを高いレベルで融合させ、昨シーズンは見事な結果を残すことができたのである。また、ユベントスの降格問題こそあったものの、テュラムとザンブロッタを獲得したのはこのためだと思う。最近よく考える。理想と現実のあいだを。でもバルセロナを見る。どちらかに片寄るでもなく、無難に中間を取るでもなく。どうせやるなら理想(スペクタクル)と現実(勝利)の両方を実現させたほうが楽しいし、バルセロナはそれをものの見事に実行した。ばくもまた、そんな「バルセロナが2番目に好きなクラブだ。」ほな、また。
2006.12.17
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前回、チャンピオンズリーグの組み合わせを予想した。そして先日、実際の組み合わせが決定した。上はぼくの予想、そして下が実際に決まった組み合わせ。マンチェスター・ユナイテッド 対 レアル・マドリーアーセナル 対 バルセロナチェルシー 対 ポルトミラン 対 PSVバレンシア 対 インテルリバプール 対 セルティックリヨン 対 ローマバイエルン 対 リールチェルシー 対 ポルトミラン 対 セルティックアーセナル 対 PSVマンチェスター・ユナイテッド 対 リールリヨン 対 ローマリバプール 対 バルセロナレアル・マドリー 対 バイエルンバレンシア 対 インテル予想の結果は8カード中、3カード正解。一番恐れていた中途半端な結果となってしまったわけ。別に予想が外れたからといって悪いことはしていないのだが、1つだけいい訳を。前回も書いたように、今回の決勝トーナメントに進んだクラブを見ると「順当」という言葉がピッタリと当てはまる顔ぶれだった。つまり常連クラブが期待を裏切らずトーナメントに進んできたのである。ということは、それだけ何度か(何度も)戦っているクラブが揃っているわけだ。ならば、それだけ記憶に残る戦いを演じたクラブ同士の対戦も数々あるわけで、そのなかで一番ぼくが見てみたいカードを予想したのである。さて決定した組み合わせであるが、どれも見所があり面白そうなカードが揃った。まあこれだけの強豪・常連クラブが揃えば、どんな組み合わせでも面白そうに思えるのだが、改めて感じることが1つある。「やっぱり裏工作が行われているのか?」モウリーニョのチェルシーに元監督だったポルト、生まれ変わりつつあるレアルにバイエルン、昨シーズンのチャンピオンであるバルセロナに一昨シーズンのチャンピオン・リバプール、我がユナイテッドは昨シーズンの予選リーグで苦杯を舐めたリール、以前は移籍関係や監督関係で繋がっていた感もあるインテルとバレンシア等々。実際に裏工作が行われていないことを祈るばかりだが、これだけのカードが揃うと、そう捉われてもおかしくない組み合わせになっている。でもこれだけのカードが揃ったのなら、裏工作があってもちょっと見逃してやろうかなと感じている、今日この頃である。ほな、また。
2006.12.16
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いよいよチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの抽選会が行われる。32のクラブが8組に分かれて、3ヶ月に及ぶリーグを戦い16クラブに絞られたわけだが、今シーズンは特に波乱はなく、あえて言えばベンフィカとブレーメンが落ちたぐらいだが、しかし日本人からすると俊輔のセルティックが残ったのだから問題ないわけで、ブレーメンもバルセロナ、チェルシーと同組だったことを考えると、順当なクラブが勝ちあがったといえるだろう。チェルシー バルセロナバイエルン インテルリバプール PSVバレンシア ローマリヨン レアル・マドリーマンチェスター・ユナイテッド セルティックアーセナル ポルトミラン リールさて決勝トーナメントに進んだ16クラブを国別に分類すると、次のようになる。イングランド 4スペイン 3イタリア 3フランス 2ドイツ 1ポルトガル 1スコットランド 1オランダ 1順当なクラブが勝ちあがってこの結果である。ということは、これがこのままヨーロッパにおけるクラブレベルでのランキングであり、3大リーグといわれるイングランド、スペイン、イタリアのクラブが全16クラブ中10を占めている。またブレーメンの件があるものの、バイエルンしか残れなかったドイツの停滞と、リヨンの上昇もあって躍進するフランスなど、まさにクラブレベルにおけるヨーロッパの現状を表した今回の結果である。いよいよ予想に入るわけだが、抽選の前に、組み合わせの前提となる条件がある。・予選リーグで同組だったクラブは戦わない・同じ国同士は戦わない・予選リーグ1位同士は戦わない・予選リーグ2位同士も戦わない以上の条件を踏まえて、独断と偏見で予想したカードがこちら。マンチェスター・ユナイテッド 対 レアル・マドリーアーセナル 対 バルセロナチェルシー 対 ポルトミラン 対 PSVバレンシア 対 インテルリバプール 対 セルティックリヨン 対 ローマバイエルン 対 リール昨シーズンの決勝の再現やベッカムに絡む対決など、実際こうなったらかなりいい感じのカードになっていると思う。でも逆にこれに近いカードになったらなったで、裏工作が行われているとも取られかねない。あくまでも予想なので的中カードが多いほど変に嬉しく思うだろうし、外れれば何か切ない気持ちになるかもしれない。とりあえず中途半端な的中率だけは勘弁してほしいところである。さて、結果は?ほな、また。
2006.12.15
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浦和の優勝で幕を閉じた今年のJリーグ。その浦和が千葉の阿部にオファーを出していることが数日前から報じられている。阿部は現代表監督で前千葉監督であるオシムの「挑戦し続けろ」という教えどおり、自分が成長する上で残留が正しいのか、それとも海外も含めて移籍が正しいのか見極めている最中で、千葉にオファーを出した、浦和も含めた3クラブとの直接交渉を望んでいるようだ。この件で気になるのは、浦和というクラブである。今日の夕刊フジの記事には「巨人手法」だと書いていたが、ここ数年の浦和は他クラブの実力ある選手を獲得し続けている。そうすれば下から上がってきた選手や生え抜きの選手の出番は少なくならざるを得ず、「おもしろくない」「自分も磨いていかないと試合に出られなくなる」等、クラブの方針に違和感を覚えている選手もいるようだ。その前に、浦和はブッフバルト監督の後任がまだ決まっていない。一部報道ではオジェックの名前が挙げられているが、まだ正式監督にはなっていない。つまりは新監督が阿部を欲しているのではなく、浦和というクラブが阿部を欲しているのだ。クラブ上層部が描くビジョンがあって阿部にオファーを出したのだろうが、新監督の意向と離れている場合も無きにしも非ずである。また新監督の意向であっても、戦術にあまりフィットしていなかった場合、国内最高の推定4億円と言う移籍金が仇となり、選手間の火種にも繋がりかねない。浦和が描くビジョンがどんなものなのかは知らない。ただ、成功を収める、つまりは勝利を追及すると言う点に間違いはないはずである。そして、そのために阿部の獲得を目指していることも分かる。しかし成功を収めるためには勝利だけが必要条件ではない。よく耳にする地域密着も必要条件の1つである。そのためには浦和というクラブを酸いも甘いも知っている生え抜きの選手や、小さい頃から地元で育った選手が多いほど良い。最近でこそ減りつつあるが、日本人は地元意識がそれほど高くない傾向にある。有名選手を数多く獲得してファン層の拡大を狙っているのかもしれないが、そうやって取り込んだファンは、その選手がクラブを去ると大抵離れていく。それより下部組織の選手をもっと育成するほうがクラブとして成功を収める道に繋がっていくと思う。ただでさえ熱狂的なファンがいつもスタジアムに足を運んでくれるのだ。クラブとして、次のステップへ挑戦するにはいい頃だと思うのだが。ほな、また。
2006.12.13
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ウェストハムのパーデュー監督が解任された。なお、新監督が決定するまでは暫定的にコーチのキーン氏が指揮をとることになった。新会長にマグヌソン氏が就任したのは先月の21日。その時のことはブログにも書いたので省略するとして、個人的な感想としては「先に監督か」ということ。なぜかは分からないが、監督を代えると成績は上がるか下がるかの2通りに分かれるが、会長等が代わると成績は大体上がるものであり、悪くても平行線を辿るものである。しかしマグヌソン会長就任後の初試合こそシェフィールド戦に勝利したものの、その後3試合は無得点8失点の3連敗を喫していた。もちろんこの時期に会長が代わったところで戦術に変化があるわけでもなく、また新加入選手がいるわけでもない。しかしメンタル面での変化は間違いなくあるはずである。MSIとの買収問題がなくなり、心機一転、ピッチの上に集中できる体勢は整ったのはずだった。問題が起こったのは勝利したシェフィールド戦だった。後半、先発出場していたテベスは交代を言い渡されると、そのままスタジアムを後に帰ってしまったのだ。前回も書いた小さな確執がタイミング悪くこの時期に爆発してしまったようだ。そして一応パーデュー監督に謝罪をしたテベスだったが、チームメイトからブラジル代表のシャツを着て練習しなければならないという罰も受けた。アルゼンチン出身のテベスにとって、いくら自分が犯した罪の代償としても、ブラジル代表のシャツを着ることは屈辱的であり、これでチームメイトとの溝はさらに広まったことだろう。その後のアルゼンチンのラジオのインタビューに「新天地で必ず結果を出す」と、冬の移籍宣言とも取れかねない心境をコメントしていた。【参考記事には『(ブラジル代表のシャツを着させられたことに対して)「新天地で必ず結果を出す」と優等生発言をするなど、究極の刑が早くも効いたようだ。』とあった。】「先に監督か」と思った理由として、結果は芳しくないものの、問題を起こしたテベスの方が先にクラブを去るものと考えたからだ。そしてあと1ヶ月もしないうちに市場が開き選手の補強や放出が可能になることも理由の1つであった。しかしそこはUEFAの理事を務め、アイスランド協会の会長も務めるだけであって動きは迅速だった。プロである以上、結果は絶対条件であり、選手をコントロールできていないから確執が起こり、爆発を抑え切れなかったと考えることもできる。シーズンはまだ半分も終わっていないが、マグヌソン氏は言葉通り「サポーターの利益のために全力を尽くそう」としているようだ。ほな、また。
2006.12.12
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昨日はウイングスタジアムへ入れ替え戦を見に行ってきた。結果は知ってのとおりスコアレスの引き分けに終わり、土曜日の博多の森で昇降格が決まる。試合の印象としては、神戸はホームということもあり勝って博多へ行きたかった。だから序盤から主導権を握り、何度もゴール前でチャンスを作っていた。福岡のほうはその逆で、まず守備ありきの戦術でとにかくゴールを割らせないようにしていた。そしてあわよくばカウンターで点を取りにいこう、そんな感じだった。つまり、どちらも第1戦という1試合でありながら、ホーム&アウェイの入れ替え戦の前半を戦っている感じだった。さて、昨日のウイングの入場者数は12,009人だった。シーズン開幕間もない春先の土曜日、デーゲームでは3,000人ちょっとだった。夏の土曜日、夏休みのサッカー少年団も数多く見られたデーゲームは7,000人弱だった。もちろん相手の知名度や入れ替え戦という重要さもある。それでもこれだけの数が集まるとは思っていなかった。試合中も、特に後半は、神戸が攻めるたびに歓声が起こり、選手が倒されればブーイングを出し、相手がチャンスをミスすれば、また歓声が起こっていた。ゴール裏ではなくメインスタンドで、である。声を出してる人数が多いからより聞こえたのかも知れない。しかし言い換えれば、応援はしているがスタジアムには足を運ばないファンがそれだけいるということだ。ではそういったファンをスタジアムへ呼ぶにはどうすればいいか。単純に勝てばいいのである。人はより強いほうに興味を寄せる。強い、つまり勝てばメディアに取り上げられ、ファンはスタジアムに足を運ぶものだ。もちろんイベントや観客へのサポート、周囲の環境などもファン獲得の1つの手段ではあるが、やはりスポーツクラブである以上、勝つことが絶対なのである。第2戦は土曜日、博多の森で行われる。諸事情により博多まで行くことはできないのでテレビで観戦させてもらうが、ともに行こう、J1へ関係ないけど、「遠目から狙っていけ」っていう福岡の横断幕、面白かったな。ほな、また。
2006.12.07
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浦和の優勝で幕を閉じたJリーグもシーズンオフに入り、各クラブは来シーズンに向けて戦力の見直し・整理に入っている。現在までに横浜が中西、奥、平野、C大阪が山田卓、名古屋が秋田など、過去に代表の常連であった選手が続々とクラブから戦力外通告を受けている。選手である以上いつかは引退するものだし、どこかで世代交代の時期が必ずやってくる。もちろん今回戦力外を受けた選手も、次のクラブが見つかるかもしれない。だがほとんどの場合、悔いを残したまま引退を余儀なくされる選手がほとんどである。ミラン一筋20年のマルディーニが、自身の引退時期についてコメントしていた。「サッカー選手として全てが上手くいっている。 ミランでの生活も幸せに感じている。 しかし、今シーズン終了後、ミランと契約延長を交わす考えは正直ない。 来年の6月で私は39歳になるんだ。 私は最高水準のパフォーマンスのまま引退したいと思っているんだ。」しかしこれは3週間前のコメントであり、現在は少し心境が変化しているようだ。「引退をまだ決めてはいない。50パーセントといったところだ。 僕の年齢では、引退も可能性のひとつとして考えなければいけない。 でも、十分なモチベーションがあって、痛みがそれほどひどくなければ、 このまま前に進むこともあるかもしれない。 引退する時には、もう一つの生き方もあるということを考えなければならない。」年齢からくる影響もあり、最近は怪我の多いマルディーニ。もちろん選手である以上、どこかに怪我を抱えながらプレーを続けている。39歳でまだまだ自分を最高水準だと思える気持ちもさることながら、現在では珍しく、1つの現役を終えようとしていることに対しても敬意を表する。しかし、たとえマルディーニでも引退の日はやってくる。コメントにもあるように怪我の様子を見ながら、また今後の人生設計を考えながら引退の時期を考えているようだ。ただ裏を返せば、どこかに現役の未練がまだあるように思う。現に50%は気持ちが現役の方向に向いている。ならばやれるところまで現役で進んでほしい。ミランにこういう考えは絶対ないだろうが、クラブからいらないと言われるまで自分に自信があるかぎりは続けてほしい。何事にも、特に好きなことに対しては悔いは残したくないなら。ほな、また。
2006.12.05
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ユナイテッドがラーションを獲得した。1月1日から3月12日までのローン移籍で、金額面については公表されていない。最初にこの記事を見たときの感想は2つ。1つは「マジでっ!」。もう1つは「何で今頃?」だった。昨シーズンまではバルセロナに所属しチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献したラーションは、故郷でサッカー人生を終わらせるためにスウェーデンのヘルシンボリに移籍した。だからこそ何故ユナイテッドに来るのかが分からなかったし、まだ冬の移籍市場が開いていないこともあったのでこの時期の発表が分からなかったが、スウェーデン・リーグが始まる4月までの契約ということで納得できた。さて、ラーションがユナイテッドに、たとえ3ヶ月でも加入することでどうなるかを考える。ここ最近のユナイテッドのスタメンを見るとほぼ固定されている。そしてサブメンバーを見ても守備的選手ばかりで、攻撃的選手の名はほとんどない。スールシャール、スミス、パクの長期離脱もあるのだが、逆に言えば攻撃陣の選手層の薄さ、つまりはオプションの少なさに言い換えることができる。しかもこれから1月にかけてはプレミア特有の超過密日程が待ち受けている。そこでラーションが加入することで選手層は厚くなり、オプションも増える。特にラーションはセルティック時代は不動の先発で、クラブ史上最高のレジェンドと今でもファンに崇拝されているほどのゴールゲッターだった。バルセロナに移ってからは途中出場が多くなったが、言葉に偽りがないほどに活躍し結果を残してきた。それはアーセナルとのチャンピオンズリーグの決勝を見ても分かるのだが、つまり先発でも途中出場でも、舞台の大小関係なく、どんなタイプの選手とも共存できつつ、これまで結果を残してきたのだ。ジョーカーのように使えるラーションが加入するのだから攻撃に関して言えば、疲労面、戦術面などにおいてユナイテッドの戦力があがるのは間違いない。ただし、ラーション中心の戦術になってはならない。先にも書いたように3月までの期間限定である。ラーションが抜けた後も5月まではシーズンが続くわけであり、以後はラーション抜きで戦わなければならない。基本的に現在の先発のサハとルーニーが中心で、ラーションはスーパーサブや中心2人が休暇を取るときの先発という起用法が今後のユナイテッドにとってはベストなのである。ここまでは良いように書いてきたが、ラーションが入ることが必ずしもいい方向に進むとも限らない。ラーションが加入するということは、その分ポジションが1つ減るということである。さらに冬の移籍市場でユナイテッドの獲得候補に挙がっているのがチャールトンのベント、スパーズのデフォー、AマドリーのトーレスとFWばかりである。全員獲得することは金額的にも選手的にも間違いなく有り得ない。しかし噂が挙がるだけで不信感を募らせるのも仕方ないことで、特にスミスあたりがクラブを去りそうな予感がする。別にスミスがお気に入りだからということではなく、ユナイテッドの戦術を知っている選手が他のクラブへ去ってしまうことに危機感を覚えるのだ。冬の移籍市場でそれほど人数が動かないのは、シーズン途中からクラブに加入する難しさが1つある。完成されつつあるクラブの戦術に1人、何も知らない選手を入れるだけでチームは混乱し、選手同士の動揺を招く。今年1月に加入したエブラとビディッチも今でこそ先発の座を掴んでいるが、加入当初は自身の能力を疑われるほど機能せず、獲得は失敗だったと言われていた。それほどサッカーと言うスポーツがデリケートだからこそ、冬に動くクラブは少ない。ここでベントかデフォーかは分からないが、補強に成功したとする。現存FWは自身の出場機会や将来を考え、移籍を決断する選手もいるかもしれない。その代わりの補強選手がどれくらいで戦術にフィットするかは誰にも分からない。3月まではラーションが穴を埋めるにしても、ラーションもフィットするまでの時間は未知数である。そしてラーションが抜ける3月以降は、もし市場で現存選手が抜ければ頭数は現在と変わらず、戦術面で言えば落ちている可能性も否定できない。だからこそ(おそらくスミス)冬の市場での放出は避けなければならず、補強にしても色んな意味での即戦力タイプの選手を見極める必要がある。おそらく今の流れで行くと、ユナイテッドとチェルシーの差はそれほどつかず、拮抗したまま終盤を迎えることになると思う。その頃には怪我人も戻っているだろうし、テンションも上がっているはずである。年末年始の過密日程も1つの山ではあるが、勝負は4月である。ほな、また。
2006.12.02
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