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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト秋の味覚を黄瀬戸皿にのせて患者さんの御家族に頂いた秋の味覚を瀬戸市赤津の作助窯で焼いた黄瀬戸皿(御題の絵を添えた正月皿)にのせてみた。1枚目が手作りの干し柿(三重県員弁郡)および2枚目が手作りの栗蒸し羊羹(岐阜県下呂市)である。私の母方の祖父(4代目加藤作助、愛知県無形文化財)は愛知県瀬戸市で一番古い窯元の当主であり、叔父が5代目加藤作助を継承、従弟の加藤圭史が跡継ぎである。黄瀬戸以外に織部の釉薬の色が美しい。症例報告インターネット検索で来院された。物忘れ、幻視(人や動物が居る、壁が迫ってくる)、薬物過敏(トラムセットで幻視)からレビースコア:4.5 ピックスコア:0。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA2包を勧めた。幻視に抑肝散2.5gおよびシチコリン1000mg静注を開始した。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(-4)、近時記憶2/6(+-)と悪化していたが、周辺症状は幻視が偶に見える程度に改善していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgから9mgに増量、脳血管性認知症にプロルベインDR4Capを勧めた。4ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+8)、近時記憶6/6(+4)と著明改善、周辺症状は幻視が偶に見える程度まで改善した(家具が迫ってくる/人は見なくなった)。知り合いからの紹介である。物忘れ、易興奮、物とられ妄想からレビースコア:1、ピックスコア:1。認知機能低下にフェルガード100M2包、脳血管性認知症にプロルベインDR4Capを勧めた。1ヶ月後、中核症状が改訂長谷川式:21/30(-3)、近時記憶2/6(-4)と悪化していたが、周辺症状は易興奮は偶になり、物とられ妄想は消失していた。プロルベインDRは希望されなかった。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを追加した。8ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式: 25/30(+4)、近時記憶4/6(+2) と改善して、周辺症状は変化なかった。インターネット検索で来院された。物忘れ、アパシー、語義失語から。 レビースコア:1.5 ピックスコア:4。中核症状は時計描写テスト:8.5/9および改訂長谷川式:24/30、近時記憶3/6と軽度であった。認知機能低下に認知機能低下にレミニールOD4mg/ナウゼリンOD10mgを開始 、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+3)、近時記憶5/6(+2)と改善、アパシーは消失した。語義失語は改善してFTLD検出セットはすべて正解だった。語義失語は改善するのである。インターネット検索で来院された。物忘れ、寝言、嚥下困難、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮からレビースコア:11 ピックスコア:1。中核症状は時計描写テスト:8.5/9および改訂長谷川式: 26/30、近時記憶6/6と極軽度だった。認知機能低下にフェルガード100M2包、寝言にはシチコリン1000mg静注、振戦/小刻み歩行/歯車様固縮にはグルタチオン2000mg点滴/ドパコール100mg分2を開始した。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+4)、近時記憶6/6(+-)と治癒、周辺症状はすべて消失した。振戦/小刻み歩行/歯車様固縮はすべて消失した。一発改善である。シチコリン入りグルタチオン点滴は不要となった。知り合いのクリニックからの紹介である。物忘れ、語義失語、甘い物好きからレビースコア:0 ピックスコア:4。認知機能低下は時計描写テスト: 8.5/9 および改訂長谷川式: 26/30、近時記憶5/6と極軽度でも、語義失語(右手で左肩を叩く○、猿も木から落ちる△、犬も歩けば棒に当たる○、弘法も筆の誤り×、利き手○)は明らかだった。簡易知能検査に加えてFTLD検出セット(語義失語テスト)も全例に行うべきである。認知機能低下にレミニールOD4mg/ナウゼリンOD10mgを開始 、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+1)、近時記憶6/6(+1)とやや改善したものの、語義失語は変わらなかった。4ヶ月後、語義失語は改善してFTLD検出セットはすべて正解だった。やはり、語義失語は改善するのである。毎年恒例のドクターコウノ講演会 at 長久手南クリニック●11月26日(水)長久手南クリニック認知症勉強会 18:30-20:00難病に劇的効果を示すFG(フェルガード+グルタチオン)療法についてケアマネージャー、看護師、介護士、コウノメソッド実践医3名を含めた医師など多職種70名が参加された。ドクターコウノに11/24(月)点滴治療研究会日韓合同特別セミナーで発表された内容に準じた講演をして頂いた。今年のトピックスはなんと言ってもグルタチオン点滴療法。グルタチオン点滴療法はパーキンソン病、あらゆる認知症、神経難病、自閉症スペクトラム症、健常者の倦怠感などに効果がある。認知症を呈する神経難病に対してはリバスタッチパッチ、Newフェルガードおよびグルタチオンの併用療法である変性疾患セットが適応となる。認知症でない神経難病および自閉症スペクトラム症に対するフェルガード(神経難病にはNewフェルガード、自閉症スペクトラムにはフェルガード100M)およびグルタチオンの併用療法であるFG療法が適応となる。ドクターコウノは認知症関連疾患を超えて、多系統萎縮症、線維性筋痛症、自閉症までも治療範囲に入れておられるのである。コウノメソッド2015にはそのエッセンスが詰まっている。是非、熟読してほしい。
Nov 30, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト京都の紅葉久しぶりに京都に紅葉を見に行った。ぼけ封じ観音(一番上)にはしっかりとお参りしておいた。東福寺(上から2番目および3番目)は早朝から混み合っていた。清水寺(上から4番目)は初詣のような混雑ぶりだった。中国人や韓国人が観光客の半分を占めていた。五条烏丸(上から5番目)の街路樹も捨てがたい。症例報告ケアマネからの紹介である。物忘れ、悪夢、夜間大声、暴言、易興奮、昼間傾眠、易転倒、食欲低下、病識欠如。振戦、小刻み歩行、歯車様固縮からレビースコア:8 ピックスコア:4。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始して、フェルガード100M2包を勧めた。悪夢/夜間大声に対して抑肝散2.5g、暴言/易興奮に対してウインタミン4mgを開始した。脳血管性認知症に対してプロルベインDR4Capを勧めた。1ヶ月後には上記周辺症状はすべて消失して、中核症状も改訂長谷川式:26/30(+1)、近時記憶6/6(+1)とやや改善した。10ヶ月後、同様の処方で改訂長谷川式:24/30(-2)、近時記憶5/6(-1)とほぼ維持できている。。 知り合いからの紹介である。物忘れ、幻視(発熱時のみ)、幻聴(発熱時のみ) 、夜間不眠、食欲低下、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、甘い物好き、収集癖からレビースコア:9 ピックスコア:4。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始して、フェルガード100M2包を勧めた。1ヶ月後、フェルガード100M2包のみで上記周辺症状はすべて消失して、中核症状も改訂長谷川式:28/30(+2)、近時記憶6/6(+3)と著明改善していた。家族の判断でリバスタッチパッチ4.5mgは保留されており、プロルベインDRは希望されなかった。4ヶ月後、周辺症状は全くなく、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶5/6(-1)と維持されていた。インターネット検索され来院された。物忘れ、アパシー(無気力、無関心)、収集癖からレビースコア:1 ピックスコア:4。前医からのアリセプト3mgは無効であり中止、8日目からレミニール4mg/ナウゼリン10mg NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。アパシーが前面に出る前頭側頭葉変性症であった。1ヶ月後、上記周辺症状すべて消失しており、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+7)、近時記憶3/6(+1)と著明改善していた。いわゆる一発改善である。 知り合いからの紹介である。物忘れ、幻視、物とられ妄想、易興奮からレビースコア:3 ピックスコア:4。認知機能低下にフェルガード100M2を勧めた。脳血管性認知症にプロルベインDR4Capを勧めた。1ヶ月後、内服は不規則であったが、周辺症状はやや緩和していた。中核症状は改訂長谷川式: 21/30(-3)、近時記憶2/6(-4)と著明に悪化していたため、リバスタッチパッチ4.5mgを開始した。3ヶ月後、改訂長谷川式:23/30(+2)、近時記憶3/6(+1)と持ち直したが、5ヶ月後、改訂長谷川式:15/30(-8)、近時記憶1/6(-2)と著明に悪化した。8ヶ月後、改訂長谷川式:25/30(+10)、近時記憶4/6(+-)と著明に改善していた。認知機能の乱高下があるのがレビーらしい部分である。知り合いからの紹介である。物忘れ、易興奮、甘い物好き、収集癖、腕組みからレビースコア:0.5 ピックスコア:4。認知機能および前頭葉機能回復のためフェルガード100M朝2包夕1包を勧めた。1ヶ月後は周辺症状および中核症状は不変だった。易興奮に対してウインタミン4mg夕を追加処方した。4ヶ月後、上記周辺症状はほぼ消失しており、改訂長谷川式:23/30(+5)、近時記憶6/6(+6)と著明改善した。御家族の判断でウインタミンは内服していなかった。点滴療法研究会実践セミナーおよび高濃度ビタミンC点滴療法認定医講習会/認定医試験グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴(IVC)、マイヤーズカクテルを日本に導入された柳澤厚生先生のことを知らない方はコウノメソッド実践医の中にはおられないだろう。グルタチオン点滴の威力に魅了された私は、高濃度ビタミンC点滴療法、マイヤーズカクテルも治療に取り入れるために下記のセミナー/講習会/認定医試験に参加した。特に高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法は癌標準治療(手術/化学/放射線療法)の補完療法として科学的にも実証された非常に安全な方法である。アメリカ(カンザス大学/ジェファーソン大学/アイオワ大学)、日本(東海大学/点滴治療研究会))、カナダ(マギル大学)、デンマーク(コペンハーゲン大学)で治療研究が行われ、多数の報告がされている。2010年に柳澤厚生先生等がIVC療法は安全かつ効果的にガン患者のQOLを改善すると報告している。2014年カンザス大学が卵巣癌に対するIVC療法は化学療法の効果を増強してかつ化学療法の副作用を減弱するという論文を発表している。IVC療法は代替療法のような科学的根拠のない治療法ではなく、科学的根拠に基づき行われ治療効果が実証されている補完治療である。まずはIVC療法を私自身や両親に試してみて、適応となる患者さんがおられたら積極的に治療を行っていくつもりだ。第55回点滴治療研究会 Newベーシックセミナー講師:点滴治療研究会マスターズクラブ 会長 柳澤厚生先生開催日時:11/22(土) 13:00-17:00 開催場所:ベルサール三田[1] 点滴治療のABC、グルタチオン療法とマイヤーズカクテルの実際[2] 高濃度ビタミンC点滴療法の実際(基本編)第6回高濃度ビタミンC点滴療法 認定医講習会/第9回高濃度ビタミンC点滴療法認定医試験 開催日時:11/23(日) 9:00-17:00 開催場所:ベルサール三田[1] ビタミンCの基礎知識(東京都健康長寿医療センタ研究所 研究部長 石上昭人先生)[2] がん薬物療法の基礎地域とIVC療法(三番町ごきげんクリニック 澤登 雅一先生) [3] 最新癌化学療法と分子標的療法(健康増進クリニック 院長 水上 治先生)[4] IVCプロトコールの解説(点滴治療研究会マスターズクラブ 会長 柳澤厚生先生)[5] 免疫細胞療法とIVC療法(アベ・腫瘍内科クリニック 院長 阿部 博幸先生)[6] オゾン療法と血液クレンジング療法(赤坂腫瘍内科クリニック 院長 森 吉臣先生)
Nov 22, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイトタカノフルーツパーラー2ヶ月前に名古屋高島屋4階にあるタカノフルーツパーラーでの写真である。ダイエットしていたが、偶には良いかと。美味しかった。症例報告妻が通院中であり、夫も受診された。物忘れ、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、昼間傾眠からレビースコア:4 ピックスコア:0。認知機能低下に対してリバスタッチパッチ4.5mgを開始、Newフェルガード2包を勧めた。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+1)、近時記憶3/6(+-)とやや改善、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮に対してドパコール100mgを開始した。8ヶ月後、改訂長谷川式:20/30(-2)、近時記憶3/6(+-)とやや悪化、GDS-5 Score 4/5、GDS-15 11/15と鬱状態を認めたためジェイゾロフト25mgを開始した。10ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+5)、近時記憶6/6(+3)と改善、16ヶ月後、改訂長谷川式:26/30(+1)、近時記憶5/6(-1)と維持されていた。、ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、悪夢、妄想、暴言、易興奮、せん妄、小刻み歩行からレビースコア:6 ピックスコア:3。認知機能低下に対してリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M2包を勧めた。幻視に抑肝散5gおよびアスパラK1.2g(抑肝散2.5gに対してアスパラK0.6gを補充)、妄想に対してセレネース0.2mg、せん妄に対してシチコリン1000mg静注とした。 1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:20.5/30(+3)、近時記憶2/6(+1) と改善、周辺症状は幻視偶に、被害妄想以外消失していた。被害妄想にセレネース0.2mg→0.4mg、シチコリン静注は一旦中止した。3ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+1.5)、近時記憶4/6(+2)と改善して、周辺症状はすべて消失した。9ヶ月後、中核症状が改訂長谷川式:13/30(-9)、近時記憶1/6(-3)と著明に悪化したため、悪化したときの藁であるメマリー5mg開始、シチコリン静注を再開した。10ヶ月後、改訂長谷川式:20/30(+7)、近時記憶2/6(+1)と著明改善した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、昼間傾眠、易転倒、小刻み歩行、歯車様固縮からレビースコア:4.5 ピックスコア:2。独居のため1日1回処方とする必要があった。認知機能低下に対してリバスタッチパッチ4.5mgを開始、Newフェルガード1包を勧めた。脳梗塞に対してプラビックス25mg/サアミオン5mgを開始、小刻み歩行/歯車様固縮に対してペルマックス50μg、昼間傾眠に対してシチコリン1000mgとした。1ヶ月後、認知機能低下に対して改訂長谷川式:24/30(+8)、近時記憶6/6(+3)、昼間傾眠、歩行安定した。改善したら中核薬は維持すべきであるが、当時は分からず、リバスタッチパッチ4.5mg→9mgに増量した。3ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(-5)、近時記憶6/6(+-) 、5ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:14/30(-5)、近時記憶0/6(-6)、8ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+11)、近時記憶5/6(+5)まで改善した。このケースでは運良く再度改善したが、一般的には改善したら中核薬を維持すべきである。ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、夜間不眠、易転倒、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、尿便失禁、嚥下困難、食欲低下からレビースコア:6、ピックスコア:0。認知機能低下に対してドネペジル1mgを開始、フェルガード100M1包を勧めた。悪夢および夜間大声に対して抑肝散2.5g、鬱状態に対してジェイゾロフト25mg、易転倒に対してペルマックス50μgとした。8ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:10.5/30(-2)、近時記憶3/6(+1)と更に悪化した。家族の判断でフェルガード100M2包から漸増して6包に増量したところ、なんと改訂長谷川式:30/30(+19.5)、近時記憶6/6(+3)まで著明改善したのである。諦めずに頑張れば奇跡は起こるのである。 ケアマネからの紹介である。物忘れ、妄想、易興奮、うつ状態からレビースコア:4.5、ピックスコア:2。前医からドネペジル5mgが処方され、周辺症状が出現していた。当時はリバスタッチパッチはなく、認知機能低下に対してドネペジル5mgを維持、フェルガード100M2包の調節作用で周辺症状を改善する道を選んだ。脳梗塞にはプラビックス75mgを開始した。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:18/30(+5)、近時記憶2/6(+-)まで改善したが、周辺症状は妄想から興奮する状態は続いていた。今ならアリセプト5mgを2.5mgに減量する方法を第一選択とするが、当時はセレネース0.375mgを追加した。3ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(-1)、近時記憶2/6(+-)とほぼ維持出来ていたが、アリセプト5mgに加えてセレネース0.375mgを追加したため小刻み歩行が出現した。ここでアリセプト5mgを2.5mgに減量、セレネース0.375mgを中止した。加えてドパコール100mgおよびペルマックス50μgを追加した。3年半後、改訂長谷川式:12/30(-3)、近時記憶3/6(+1)とほぼ維持されていたが、アリセプト2.5mgからリバスタッチ4.5mgへ変更、妄想にプロルベインDR3Capを開始した。4年半後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+9)、近時記憶6/6(+3)まで改善して、妄想は全くなくなり穏やかに過ごせるようになった。第1回認知症治療研究会海援隊(コウノメソッド医療者)の旗揚げである。海援隊隊長 坂本龍馬(ドクターコウノ)を支える陸援隊 中岡慎太郎(ドクターイワタ)としては全力を尽くたいと思う。徳川幕府(大学認知症医療者)からの大政奉還を求めて立ち向かうのみである。新政府綱領八策(コウノメソッド)を新憲法(認知症診断基準)に制定して新しい国作り(コウノメソッドによる認知症医療)を始めよう。第 1回認知症治療研究会 2015年(平成 27年)3月 1日(日)プログラム THE GRAND HALL(東京都港区)座長:河野 和彦(名古屋フォレストクリニック)1. 医師が見た認知症医療の問題点 岩田 明 長久手南クリニック2. 介護福祉士が見た認知症医療の問題点 三俣 喜儀 特別養護老人ホール松和園3. ケアマネジャーが見た認知症医療の問題点 小板 美代子 ミヤビサポートありがとう居宅介護支援事業所ランチョンセミナー 「 フェルガードの作用」座長:木村 武実 国立病院機構菊池病院演者:金谷 潔史 東京医科大八王子医療センター会長講演 「脳神経外科学における認知症」座長:吉井 與志彦 筑波記念病院演者:堀 智勝 新百合ヶ丘病院基調講演 「認知症薬物療法のシステム化」座長:若林 友 荘記念病院演者:河野 和彦 名古屋フォレストクリニック座長:城間 清剛 城間クリニック1. 施設における薬物療法の試み 萩原 秀男 萩原医院2. リバスチグミンパッチの上手な使用法 平川 亘 池袋病院
Nov 15, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト秋めいた山小屋風クリニック外観長久手南クリニックは大久手工房の大井幸次設計士の作品である。日本杉と松だけで出来た純木造の日本家屋である。7年経って植樹された木々も大きくなり、秋には居ながらなにして紅葉が楽しめる。症例報告知り合いからの紹介である。物忘れ、易興奮、腕組み、真面目、着衣失行からレビースコア:2.5 ピックスコア:5。認知機能低下にアリセプト1mg、フェルガード100M2包を勧めた。3週間後、いらいら酷く、アリセプト1mg自己中止、1ヶ月後、フェルガード100M2包のみで中核症状は改訂長谷川式:20/30(+4)、近時記憶2/6(-1)とやや改善していた。リバスタッチパッチ4.5mgにウインタミン朝4mg夕6mgを併用とした。2ヶ月後、いらいらが続き、ウインタミン朝4mg昼4mg夕8mgへ増量、フェルガード100M3包へ増量した。3ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+7)、近時記憶6/6(+4)と著明改善、周辺症状もいらいら偶に程度に改善した。諦めずに治療すれば必ず良くなるのである。ケアマネージャーからの紹介である。物忘れ、易興奮、夢の続き、物とられ妄想、嫉妬妄想、せん妄、昼間傾眠、夜間不眠、難聴からレビースコア:3.5 ピックスコア:4。前医から処方されていたドネペジル3mgが多すぎることは明らかだった。右基底核にほんの僅かではあるが石灰化があり、プチLPC(レビー・ピック複合)を呈するDNTC(石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病)と診断した。ドネペジル3mgを3日間中止後、4日目から1.67mgに減量して再開することとし、フェルガード100M2包を勧めた。妄想にはセレネース0.2mg、脳梗塞にはプレタール50mgおよびサアミオン6mgを加えた。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+7)、近時記憶6/6(+6) と著明改善、周辺症状は消失していた。一発改善である。ただ、2回ほど転倒していたのが気になった。今だったら、妄想に対するセレネース0.2mgを中止して、プロルベインDR4Capを勧めていただろう。6ヶ月後、転倒もなくなり、中核症状は改訂長谷川式:25.5/30(+0.5)、近時記憶6/6(+-)と更に改善していた。1年後、ほぼ同じレベルを維持できていた。インターネット検索で来院された。物忘れ、幻視、幻聴、薬物過敏からレビースコア:4.5 ピックスコア:0。前医はレビー小体型認知症と診断したにも関わらず、セロクエル5mgだけ投与、抑肝散は下痢で中止してしまっていた。認知機能低下にドネペジル1mgを開始、フェルガード100M2包を勧めた。幻視/幻聴には抑肝散に陳皮と半夏(両方共に胃薬)を加えた抑肝散陳皮半夏(ビオフェルミンも併用)、シチコリン1000mg静注を開始した。3ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+2)、近時記憶6/6(+-) と正常化、周辺症状も改善傾向にあった。抑肝散に胃薬を加えたことで下痢ではなく軟便となった。6ヶ月後、妄想が出てきたためセレネース0.2mgを開始、1年後、中核症状はやや低下したものの、妄想は消失した。知り合いからの紹介である。物忘れ、昼間傾眠、地理的混乱からレビースコア:3.5 ピックスコア:0。 56歳で物忘れ、60歳でレム睡眠症候群と診断され、睡眠科からドネペジル3mgとリボトリール0.5mgが処方されていた。パーキンソニズムはなく、穏やかでありドネペジル3mgから5mgに増量して、NewフェルガードLA2包を勧めた。レム睡眠行動障害はなくリボトリールは中止とした。1ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:25.5/30(+5.5)、近時記憶5/6(+1)と著明改善、周辺症状も悪夢はあるものの、昼間傾眠および地理的混乱は消失した。悪夢に対して抑肝散2.5g眠前を追加した。6ヶ月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(-3.5)、近時記憶5/6(-1)とやや悪化、周辺症状は悪夢が消失した。認知機能低下した時がメマリーの試し時であり、メマリー5mgを開始、メマリー10mgで夜間多動となり、メマリー5mgで維持とした。4年半後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+3)、近時記憶6/6(+1)と改善して、周辺症状は消失したままだった。知り合いからの紹介である。3年前から認知症と診断されていたが、未治療だった。物忘れのみで周辺症状はなかった。頭部CTから海馬タイプのアルツハイマー型認知症と診断して治療を開始した。ドネペジル1.5mgから開始して3mgとしたときに、中核症状が改訂長谷川式:22/30(+6)、近時記憶3/6(+1)と著明改善した。ドネペジル3mgから5mgに増量したが、6ヶ月後、改訂長谷川式:21/30(-1)、近時記憶2/6(-1)と軽度悪化した。以後、ドネペジル7.5mgから10mgに増量したが、4年半後、改訂長谷川式:14/30(-7)、近時記憶2/6(+-)と治療開始時と同じ状態になっていた。海馬タイプであるから生活力があるのは当然かも知れないが、何とか4年半独居生活を送ることが出来ている。往診専門医は自分の不得意分野を認め 謙虚に学ぶ姿勢が必要である私がペンシルベニア大学へ研究留学して過ごした6年半、そこでは医師でもなく、ただのアジア人研究者だった。日本に帰ってきてすべてを失いゼロになった。だからこそ乾いたスポンジの如くあらゆることを吸収することが出来た。胃瘻交換は最初に勤務した外科医から学んだ。褥瘡治療は悪性腫瘍切除リンパ郭清が出来る親友の皮膚科医から学んだ。開業前の10ヵ月間、内科研修医として年下の優秀な内科医から積極的に学んだ。脳神経外科の時の後輩が当時緩和ケア病棟に勤務しており、往診中に患者の家のトイレから電話をして治療法を聞いたこともあった。薬で分からないことは知り合いの薬剤師に電話して教えを請うた。往診医は認知症を学ぶべきだと痛感し、ドクターコウノに会って弟子入り志願した。そして、今、日々の診療で患者さんから学んでいる。先日、私は悔しい思いをした。ある往診専門で開業した医師は大学病院と繋がりがあって、たくさんの患者を紹介して貰っている。その往診専門医の患者の家族が「当クリニックを受診させたい」と相談したにも関わらず、拒否したというのである。結局、その患者は当クリニックを受診することなく亡くなられた。その往診専門医は「コウノメソッドは学会発表されていないので信用できない」と言ったというのである。医療の常識は日進月歩で日々塗り替えられている。医師ともあろう者が科学的根拠もなく、治療法に対する知識もないのに学会発表されていないからという理由だけで治療を受ける機会を奪ったのである。往診専門医として開業してしまい、検査機器もなく、他の医師から学ばなくてどこから学ぶというのであろう。他の医師から学ぶ姿勢がなければ、医師としての成長は止まってしまうのだ。往診専門医は日々謙虚に自分を高めていく努力が必要である。専門分野の医師の意見を聞き入れて学ぶ姿勢が必要である。看取りだからと言って自分の考えだけで患者を診ていてはならないと私は思うのである。
Nov 7, 2014
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