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数日後、子明はふらふらと歩きながら考えていた。「なぜ文官たちはあんなにも反対するのか? それにしてもあの張昭殿が降伏を進めるのが解せない・・・」「ほう、そこを疑問に持つとはさすがだな」子明の独り言に別の声が混じってくる。後ろを振り返ると、「しゅ、周瑜様!」「その答えを導くには孫権様の性格が関わっている」「性格、ですか?」「お前は知らないだろうが、孫権様はその若さゆえに 決断力が鈍るところがある」「決断力・・・」「議論が白熱すれば、勢いをもって決戦に挑むことができる」「でも、降伏論の勢いが増したら・・・?」その疑問の答えも周瑜は用意していた。「孫権様と張昭殿の関係は知ってるな?」「それは主従関係ですよね・・・?あ、もう一つあった。教育係か」子明は昔を思い出し、「孫権様は苦手だと言っていた」「今や、苦手どころか嫌いになってるがな。 だから、張昭殿の意見とは反対する思考が働く」「まさか、そんな子供みたいな・・・」「張昭殿の説教は年季が増してるからな」「あれよりも・・・」周瑜は本来の目的に話を進める。「諸葛亮はどんな奴だった?」「どんな?・・・諸葛瑾殿にあまり似てなかったですね。 でも、妙な説得力があったような気がします」「そうか、お前は同盟についてどう思う?」そう聞かれた子明は、必要なら仕方がない、と答えると、周瑜は同調した上で、この同盟の利点と欠点を述べていく。民から人気がある劉備と同盟を組むことで、民の信頼は集まるかもしれないが、今後、劉備が力を持てば邪魔になる可能性がある。「それなら、同盟をしなければよいのでは?」「そうは言っても、同盟は魯粛の意向だからな」「魯粛・・・」「お前は知らないだろうが、魯粛は曹操と天下を二分しようと提言した男だ。 これからは前線が激しくなる、私一人で立ち回れる範囲ではないからな。 魯粛には任せられる能力がある」周瑜は向きを変え、「これから孫権様のところに行く。お前も来るか? どうせ召集かかるんだし」「周瑜、戻ってきたか。呂蒙、お前も来たか」子明が一礼すると、孫権は「悪いんだが、明日もまた来てくれるか?」「明日、ですか」「あぁ、それで甘寧と凌統、あと蒋欽を連れて来てくれ」「甘寧と凌統、ですか」「頼むぞ」その後、一同が集まり、周瑜と諸葛亮が対面する。「お初にお目にかかります、諸葛亮です」「どうも、周瑜です」挨拶はそこそこに議論に入る。「兵力差など恐れるに足りません。策を用いれば勝つことは可能です」「では、その策とは?」「ここで不用意に話すわけにはいきません」「話せぬ、とは・・・。それでは、賛成できません」そこへ諸葛亮が話を変える。「では、曹操を退かせる策を教えましょう」その言葉に孫権が声をあげる。「まさか、そのような策があるというのか?」「えぇ、いたって簡単な方法です」その場の空気は一気に静まり返った。
2013/12/29
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今年はちょっと気分が乱高下してましたね2~3月はだいぶ落ちてましたとっとと病院行ってりゃここまで引きずることはなかったんですけどねそのあとは上がって、今は落ち着いてる?感じです来年はどうなるかわかりませんが、当面は柴咲コウファンクラブイベント!ですとりあえず行けるときの算段は付けてます昼公演なら日帰りで行けそうとか思ってたら、ファンクラブから封筒がなんだろ?更新のお知らせかな?・・・・グリーティングカードじゃないですか!何のお知らせもなく送ってきてくれるなんてなんとまぁオツなことを来年もよろしくお願いいたします
2013/12/26
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「趙雲!お前、一体何を?」趙雲は懐を広げながら、「阿斗様をお救いしてきた」その様子を見た張飛は後ろの橋を指さし、「この先に兄者はいる。あとは任せろ」それから張飛は迫り来る大軍に一喝を浴びせる。「てめぇらの相手はこの張飛様だぁ!さぁ、かかってきやがれ」後ろから来た曹操も張飛を確認すると、「あれが張飛か、ん?あれの後ろにある草陰は何だ?」曹操が気になった草陰は吹いている風よりもわずかに大きく揺れている。「橋の上に張飛、その後ろに草陰・・・。伏兵あり、か」「いずれにしても寡兵です、一気に叩き潰しましょう」「まぁよい、後軍と合流しよう。兵を休ませよ」「では先に孫権から片付けましょう」曹操は孫権に降伏を促す書状を送った。その書状に孫権陣営は議論に議論を重ねるが結論は出ず、ひとまず曹操と戦っている劉備の様子を知るため、魯粛が調査してから、ということに至った。何とか危機を脱した劉備たちは関羽がいる、江夏へ向かった。そこへ魯粛が使者としてやってくる。魯粛は曹操に対抗するため、劉備軍の力を推し量ったうえで、与するべき相手か考えようとしていた。「劉備殿、このままやられるつもりですか?」「このままやられるつもりはない、いずれ追い払ってやる」「どうやってやるつもりです?」魯粛の問いに諸葛亮が応える。「それは、私たちと孫権軍が組めば簡単に成せるでしょう」「ほう、してその策とは?」「曹操軍は南船北馬と云われるようにここの風土に慣れていません。 戦場での戦いが勝利を導くでしょう」「なるほど、そうですか・・・」「魯粛殿、私を江東に連れて行ってくださいませぬか?」「・・・わかりました、ともに参りましょう」「魯粛が諸葛亮を連れてくるらしい。皆、失礼のないようにな」「諸葛亮?弟が、来るのですか?」「ではやはり、そなたの弟なのか」「劉備に仕えたと手紙では聞いていましたが・・・」その数日後、魯粛が帰ってきた。「孫権様、ただいま戻りました」「早速で悪いが、話を聞かせてくれ」まず諸葛亮は魯粛に話したように船上での戦いを示す。だがそれには重鎮たちが異を唱える。「先だって劉表の軍が曹操に降ったではないか、 これでは有利になったとは言えぬ」「とはいえ、忠誠心は低く、相手にはならないでしょう」また別の質問が飛ぶ。「劉備殿と同盟を組むにしても兵力差が違いすぎる。 力ずくで押し込まれれば、いずれ飲み込まれてしまうのではないか? 今の劉備軍はまさに風雲の灯ではないか」「確かに今の状況は厳しいですが、私たちが組めば、 一気に押し返すことができます。 その理由に曹操軍本隊は南の風土に慣れておらず、 士気は下がっていく一方です。 現に、私たち劉備軍を追撃してこなかったこと、 さらに曹操が降伏の書状を送ってきたことこそ、その証!」諸葛亮の論説に降伏派の文官たちは口を開くことはなく、「今日のところはこれで終わりとしよう。 続きは周瑜が戻ってきてからでいいだろう。 諸葛亮殿もそれでよいか?」「はっ」「諸葛瑾の任務は外しておいた。兄弟でゆっくりと語り合うがいい」「お気遣い感謝します」
2013/12/21
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タイトル通りですが、パワプロ2013のサクセスをコツコツやってましたが、さすがにちょっとダレてきましたとはいっても、スーパーエースはもっての外オールAも作ってない天才一人じゃ試合に勝てないですからね(言い訳野手はともかく投手がきつい・・・原因がなんとなく見えてきたSR野球マン1号のコツがしょぼいからだ・・・ん~、少し光が見えたような今のところ、投手デッキの中心はR青葉だなキレ確実だしちょろちょろとやっていきますちなみにイベントコンボについてはこんな感じです猪狩守+猪狩進+友沢亮+神童裕二郎矢部昭雄+矢部徳子+紺野美崎+矢部部和雄+?木崎彰+佐久間博紺野美崎+矢部昭雄佐久間博+木崎彰太田新平+早川あおい青葉春人+館西勉嵐丸士郎+大西=ハリソン=筋金猪狩進+猪狩守+加藤理香大西=ハリソン=筋金+嵐丸士郎阿畑やすし+九十九宇宙加藤京子+ゲドー+加藤理香+ダイジョーブ博士加藤理香+ゲドー+加藤京子+ダイジョーブ博士ゲドー+加藤京子+加藤理香+ダイジョーブ博士香本富久雄+松倉宗光魚屋+肉屋+八百屋+本屋鈴本大輔+?ダイジョーブ博士+ゲドー+加藤京子+加藤理香滝本太郎+鉢柳力橘みずき+六道聖半田小鉄+番堂長児松倉宗光+香本富久雄+駒坂瞬矢部徳子+矢部昭雄田中まさる+ザンス+鮫島粂太郎+村雨駒坂瞬+松倉宗光佐々木小次郎+宮本武蔵鮫島粂太郎+田中まさる猿飛佐助+服部半蔵ザンス+田中まさる朱雀南赤+樽本有太服部半蔵+猿飛佐助番堂長児+半田小鉄館西勉+青葉春人樽本有太+朱雀南赤九十九宇宙+阿畑やすし神楽坂光彦+蛇島桐人小豪月剛+大塔俊二大塔俊二+小豪月剛友沢亮+猪狩守+木村美香+鶴屋勝+蛇島桐人鶴屋勝+友沢亮矢部部和雄+矢部昭雄鉢柳力+滝本太郎宮本武蔵+佐々木小次郎野球仙人+?村雨+田中まさる渋谷秀喜+中之島幸宏中之島幸宏+渋谷秀喜蛇島桐人+友沢亮+神楽坂幸宏木村美香+友沢亮六道聖+橘みずき有村佐治+牟良咲凛子神童裕二郎+猪狩守光来聖子+天来翔牟良咲凛子+有村佐治猛田慶次+?天来翔+光来聖子早川あおい+太田新平野球マン1号+2号+3号 二人タッグ選択or三人タッグ(ランダム)フリーページにも貼り付けたんでその気になったら追記していこうかな
2013/12/17
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黄祖軍を蹴散らしていく甘寧の視界に蘇飛の姿が入る。「蘇飛殿」「甘寧か、お前に攻められてはどうにもできぬな」「蘇飛殿、今度は俺が助けます」そしてその時は訪れる。「黄祖、討ち取ったり!」ついに長年にわたる恨みをここで果たした。孫権はこの功績は子明によるものだとして、報酬を与えた。「よし、一気に荊州を落とすぞ!」しかし、この想いは一つの情報で勢いをそがれてしまう。曹操が荊州へと狙いを定めてきたのである。「曹操・・・南下するのはもう少し後だと思っていたが」「孫権様、皆を戻し軍議を開きましょう」すぐさま前線へと通達が飛び、「なんでだ!?ここで帰らなきゃならねぇ」「張昭殿をはじめ文官たちは心配性が多いだろうからな」「周瑜殿、すぐ戻り説き伏せましょう」皆の視線が周瑜に集まる。「劉表と潰し合ってくれれば好都合。策を変えよう」周瑜の策とは、曹操が荊州を攻めて戦力がそがれた後、曹操から奪ってしまおうというものだ。「私はここに残る、そっちは魯粛に任せる」一人残った周瑜に男が近づいてくる。「いよいよ来ますか、周瑜殿」「お前の力、惜しみなく使わせてもらうぞ。龐統」曹操南進は劉備の元にも届いている。「曹操め、叩き潰してやるっ」「とはいえ、戦うなら堅牢な襄陽城で迎え撃つべきです」しかし、その目論見は大きく外れる。このときすでに劉表は病死、世継ぎは側近たちの陰謀により、次男に託されたが、曹操の進攻に恐れおののき戦う以前に降伏。拠るべき城を失った劉備軍は南下することを余儀なくされる。さらには戦の知らせを聞いた民たちが劉備の元に続々と集まっていた。「劉備様、このままでは曹操軍の騎兵に追いつかれます」「・・・それでも私に慕って来る者たちをないがしろにはできぬ」諸葛亮は全滅を避けるため、関羽に劉表の長男・劉埼へ援軍の要請に行かせる。そして、曹操の切っ先が劉備軍を捉える。劉備軍は混乱に陥り、戦場は赤く染まる。その中を一人、逆走する武将がいた。その武は目を見張るものがあり、曹操軍を蹴散らしていく。その姿は曹操の目にも留まり、「あの者は誰だ?」「あれは趙雲です」「あれが趙雲か、噂通りの豪傑。あやつは生け捕りにせよ」曹操の対象になった趙雲は、劉備の奥方と息子を探すため奔走している。ようやくそれらしき姿を見つけ、「奥方様!」「趙雲、どの」「大丈夫ですか?さぁ、馬にお乗りください」奥方は趙雲の差しのべた手に赤子を差し出す。「私のことよりこの子を頼みます」「奥方様を守ることも私の役目です」「私の役目はここまでです。ご武運を」そう言い残して井戸の中へと身を委ねた。「奥方様っ」趙雲の手は空を切り、ぬくもりは砂とともに消えていく。趙雲は想いを断ち切り、敵陣の中をひたすら駆け抜ける。曹操軍は趙雲の気迫と曹操からの生け捕り命令により、行く手を塞ぎ切ることはできないでいる。そしてついに味方の殿が見えてくる。
2013/12/15
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子明は周瑜に呼ばれていた。「呂蒙、甘寧からの返事が来た。迎えに行ってくれ」「わかりました」子明が前線にたどり着くと、間もなく甘寧はやってくる。「甘寧、こっちだ」「わりぃな、遅れちまって。バレずに逃げるのも大変だな」道中、子明は甘寧に一つだけ注意点を説明していた。「・・・というわけだ。できるだけ接触しないように心掛けるが、 お前も挑発しないように冷静に対処してくれ」「んー、っつってもケンカ売られて黙ってられねぇんだよなぁ」子明は不安を感じつつ城内へ案内する。だが、そこへ運悪く凌統と鉢合わせる。「て、てめぇは!」一気に詰め寄る凌統を寸前のところで押しとどめ、「落ち着けっ」「これが落ち着いていられますか!なんでこいつがここに」「甘寧、このまままっすぐ行けば周瑜殿がいる。先に行ってくれ」その言葉に従って甘寧は先に行く。甘寧が遠ざかるにつれて凌統の気持ちも治まり、「周瑜殿?どうして周瑜殿が」子明は経緯を話してさらに加える。「俺には黙って従え、そういうことですか」「曹操に対抗するためにも人材は必要だ」「俺は納得できません。たとえ、孫権様の意向といえど・・・」凌統の姿を子明は見るに耐えかね、「・・・凌統、誰にも言うなよ。実はこれも策なのだ。 黄祖を倒した後、甘寧を始末する」「!そんなことが、できるのですか?」「それは、お前にしかできぬ役目だと思っている」凌統は驚きを隠せずにいたが、やがて「わかりました、お受けいたします」甘寧と周瑜は子明を待っていた。ようやく追いついた子明に、「どうなった?」「おそらく周瑜殿の予想通りになるでしょう」「そうか、では行こうか」3人は孫権と面会を果たす。「なるほどな、お前たちが推薦するだけのことはあるな」「孫権殿。この甘興覇、戦場にて必ずや功を立てます」孫権は甘寧が降るにあたり、不安を口にする。敵として立ちはだかった甘寧に恨みを持つものは多い、それゆえに風当たりも強くなるだろう。「俺は武人だ、戦場に立つことがすべて。 戦に赴けるならどんな風も気にならねぇ」「全く、その剛毅さは兄上そっくりだな」喜ぶ孫権に甘寧が一計を案じる。「これからは荊州・益州を攻め、天下に覇を唱えるべき!」「ははは、そなたがいればそれも成せるかもな」孫権は曹操より早く荊州へ軍を発する。「呂蒙、お前に先鋒を任せる」「はっ」子明は敵の先鋒部隊長を自ら討ち取り、士気を高める。孫権軍は勢いそのまま黄祖軍に攻撃を仕掛けるが、「先鋒・凌統隊苦戦!」黄祖は二層の船を横に並べ固定し、千人の弓兵を配して防御に徹した。「甘寧、頼むぞ」甘寧は出陣し、凌統の元へ。「この程度で苦戦か、だらしねぇ」「てめっ甘寧!」「そんなんで俺に勝てると思ってるのか?ありえねぇな」先を行った甘寧に、「このやろ、負けていられるかっ」凌統は立ち上がり、後を追った。
2013/12/08
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ほんとは昨日見に行くつもりだったんですけど、忘年会があったんで今日行ってきましたファンタジーとして観れば、満足できると思いますまぁ、妖怪を見てると「ぬらりひょんの孫」にも見えたり?出島がえげつないことになってましたね、まさに無法地帯やっぱりスケールはデカかったですねでかい大仏とか遠目から見た城下町とか、川に架かった橋とかエンドロールが長くてちょっと寝そうになりましたが・・・別の話になりますが、来年早々「トリック」が公開されるようですよし、観に行こう
2013/12/07
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昨日の「安堂ロイド」で、沫嶋七瀬が多重人格であることが判明しましたねあー、やっぱりかそう思ったのも小説「ルームメイト」を読んだからなんですけど。ちなみに映画の設定は違うようですそう考えると、状況もちょっと似てるな兄と比べられる妹兄好き別人格が殺人を犯しているあとは、3人の人格?これは勝手に思っているだけですが、1 主人格2 レイコ(凶暴な性格)3 ヒステリーを起こす女?多重人格とは別に引き出しに詰まってる大量の薬も気になるところですあれ見たときは沙粧妙子を思い出しましたね個人的な予想では、兄・零士はどこかの時点で妹の多重人格に気付いて、その過去を変えるために時空を超える研究を考え始めた?とか、思ってますあと2話?日曜の夜更かし(ネット動画で見てるので)は続きます
2013/12/02
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曹操は袁紹残党を駆逐していたが、一方で劉備の情報も得ていた。「徐庶?誰だそいつは」「徐庶は剣技と知略を兼ねる者です。引き抜きますか?」「できるのか?ならばやってみよ」策は当たり、徐庶は劉備の元を去ることになる。「すみません、劉備様。何をする間もなく去る私をお許しください」「母親を捕らえられては気が気ではないであろう。謝ることではない」「曹操に降ろうとも、献策するつもりはありません。 何としても諸葛亮を招き入れてください」「あぁ、わかっている。来ていただくまで何度でも参ろう」こうして徐庶は去った。そして、三度劉備は行動を起こす。「お前たちは留守番でもしておけ」「兄者を一人にするわけにはいきません。張飛、行くぞ」「へいへい、行きますよ」ついにこの日には諸葛亮がいた。「諸葛亮殿はおられますかな?」しかし、諸葛亮は昼寝中だった。張飛はとくに怒りに満ち満ちていたが、そこで劉備は待つことにする。諸葛亮は起きて事情を聴くと、すぐさま劉備を招き入れ、「二度の不在とこの度の無礼、申し訳ありません」「それは私が勝手に来ただけのこと、 ですが、先生。どうか、私たちをお導きください」頭を下げて懇願する劉備に諸葛亮は慌てて、「頭をあげてください。私にそのような力はありませんが、 ただでお帰りいただくわけにはまいりません」そう言うと、諸葛亮は持論を展開する。「天下の大半は曹操の手に落ちています。 江東には孫権、ですから劉備様は残る土地を押さえれば良いのです」「なるほど、天下三分の計ですか。 先生、私を。いえ、民をお救いください!」再び頭を下げる劉備に諸葛亮は決意を固め、「わかりました、殿。微力ながらお供させていただきます」その言葉に劉備は子供のように喜んだ。二人が出てくると、義兄弟の二人は諸葛亮を睨みつける。(なんだぁ?ただの青二才じゃねーか)(こんな書生ならば、私の知にも及ばぬのではないか?)そんな態度に気付いた劉備は、「お前たち、なんだその顔は!無礼だぞ」「それは仕方ありません、私はまだ何も成していないのですから」それでも劉備は続ける。「よいか、わたしと孔明は水と魚の関係のようなものだ、 どちらが欠けてもならぬ、ということだ」劉備の熱弁も思うほど効果はなく、(やはり言うだけでは納得できぬか)策を弄した曹操の元に徐庶が現れる。「そなたが徐庶か、よく来た」「私ごときを引き抜いたところで無意味です」「無意味、とは?」徐庶はしばらく黙った後、「劉備様には伏龍が参ります」その言葉に曹操の顔が引きつる。「伏龍と言ったか?あの伏龍・鳳雛のことか?」伏龍とは諸葛亮、鳳雛とは龐統、未だどこの勢力にも属さぬ名士である。いずれ曹操にも情報が届く。「諸葛亮、孔明か。どうしたものか」「伏龍とは噂で尾ひれがついたもの、我々と同じ人間です。 恐れるほどではありません」「そう、だな。近いうちに力試ししてやろう」
2013/12/01
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