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2008.03.23
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「つまり暗号のこと?」
「ええ。」
「何の?」
「(つまりその・・・)図面です。」
「地図?」
「そうです。」
「何の地図?」
「場所が記されてます。(咳払いして)歴史的にも、それ自体にも価値のある物の隠し場所です。」

「(突然ライリーが二人の会話に割って入り)そこでFBIは降りた。※」

※「そこでFBIは降りた。」→「そこでFVIは僕らを相手にせず追い払った。」の意。

この会話の後さらにゲイツが切々と宣言書の裏に隠された暗号の重要性について訴えるのだが、アビゲイル博士は苦笑して相手にしない。
すると再びライリーが二人の会話に割って入り、「そこで国家安全保障省も降りた」と続く。
このウィットに富んだ会話は、非常にアメリカ的でユーモラスで魅力的だ。

宝探しをテーマにした冒険活劇は過去にもいくつかあり、とりわけ人気を博したのは「インディ・ジョーンズ」シリーズであろう。
しかし、この「ナショナル・トレジャー」もなかなかどうして「インディ・ジョーンズ」に負けてはいない。

考古学者で冒険家のベンジャミン・F・ゲイツは、幼いころ祖父から伝え聞いたテンプル騎士団の秘宝を探すため、様々な謎を一つ一つ解き明かしていく。
やっとの思いで掴んだ手がかりによれば、なんと秘宝の在り処はアメリカ独立宣言書の裏面に暗号化されていることを突き止める。
もともとゲイツと行動を共にしていたイアンは、資金などを提供し、ゲイツの研究を援助しているかに思えたのだが、実は宝を独り占めしようと企む野心家であった。
イアンは秘宝の在り処を突き止めるため手段を選ばず、国立公文書館からアメリカ独立宣言書を強行に盗み出そうとする。


ニコラス・ケイジの出演している作品はいくつか観た。
オスカー俳優ニコラス・ケイジとしての先入観があるせいか、どんな役柄にも自然体に挑むのだと思い込んでいた。
また、役者としての幅を広げるために様々なキャラクター作りに努力しているのだとも。

しかしそれは少し捉え方が違っていたようだ。
ニコラス・ケイジはハリウッド・スターという枠組みに囚われたくないのだ。

彼は与えられた役を、誰よりも楽しんで演じている。
作品のブランド性にこだわらず、自由に伸び伸びと演じている俳優はごくまれだ。
その天性のものとも思える柔軟な演技力は、ニコラス・ケイジの右に出る者はいない。

また、この作品で絶妙なトークと演技を披露してくれた、ニコラス・ケイジの相棒役、天才ハッカーのライリーを演じたジャスティン・バーサだが、今後ますます期待される役者になるであろう。
個性漲るニコラス・ケイジを食ってしまう勢いの存在感があった。
今後のジャスティン・バーサに注目しよう。

2004年(米)、2005年(日)公開
【監督】ジョン・タートルトーブ
【出演】ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.03.23 06:22:20
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