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2009.02.17
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カテゴリ: 映画/SF

「記憶喪失ね。・・・頭を強打されて。」
「そうらしい。ポケットにあったのは風船ガムと映画の切符2枚。ボリス・カーロフの『フランケンシュタイン』だ。」

今やハリウッドのドル箱スターであるウィル・スミスは、グラミー賞受賞歴を持つ列記としたミュージシャンである。
歌も芝居も何でもござれのマルチ・アーティストというわけだ。
「バットマン」や「スーパーマン」と違う今回の「ハンコック」は、もちろん前者と同様に超人的な力を誇るスーパーヒーローのお話なのだが、なんと言うのかヒーローっぽくないのだ。
ある意味、正義の味方とは言いがたく、行き過ぎたバイオレンスやバカ力に市民からブーイングの嵐と言った具合なのだ。
言わばヒーローの落第生みたいな存在だ。
そんな茶目っ気たっぷりのキャラクターを、ウィル・スミスはすっかり我が物にしている。


ロサンゼルスで起こる難事件を次々と片付けていく一方で、街に多大な損害を与える男、ハンコック。
粗野で手荒な性格も災いして、市民からはいつもブーイング。
だがある時、そんなハンコックに助けられたPR会社の落ちこぼれ社員のレイは、命の恩人であるハンコックのイメージ改善計画に乗り出す。
なんと、ハンコックに刑務所で罪を償わせ、正義のヒーローとして社会に貢献させようというイメージアップ作戦であった。

PR会社の社員であるレイが、イメージ戦略として売り出そうとしていたハートのシンボルマークを、月面に描いたハンコックの茶目っ気が可愛いと思った。
また、時を同じくしてレイとハンコックが違う場所から月を仰ぐのだが、それもロマンチックなエンディングとして仕上がっていた。
本音を言ってしまえば大絶賛とまではいかないが、観終わった後、なんとなく心があったかくなるような、そういうSF映画であった。

2008年公開
【監督】ピーター・バーグ
【出演】ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。





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最終更新日  2009.02.17 06:56:39
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