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2009.09.01
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カテゴリ: 映画/SF

「証明しろ」
「お前はクソ」
「(フン)いいだろう」

「ギャング・オブ・ニューヨーク」を観ても分かるように、アメリカという国はその成り立ちからして、同じ国土を多数の人種が分かち合うことを余儀なくされた。
その場合、文化も違えば信仰する宗教も違うため、一方の人種が他方の人種を支配することで統一を計ろうとして戦争が起こる。
しかし、そのリスクと犠牲たるや莫大なもので、多くの人命が失われ、差別が生まれた。

そこで現代は、それぞれの人種・文化・宗教を認め、共存していこうとするスタイルに変わりつつある。
なぜ吟遊映人がこんなことを話題にするかと言うと、「X-MEN」はそんなアメリカの多文化主義の象徴ではなかろうかと思うからだ。

マーベル・コミック社から出版された同名マンガである「X-MEN」は、単なるSFマンガとは一線を画す、奥の深い近未来マンガなのだ。

近未来、突然変異のミュータントは、人間から様々な迫害を受けていた。
自分が何者であるか分からないまま、一匹狼として旅を続けているローガンもミュータントで、指と指の間から鋭い超合金の爪が出て来るのだった。
ある時、心に傷を負った少女ローグと出会う。
ローグは触れた相手から生命力を吸い取ってしまうという特殊な能力を備えたミュータントであった。
そんなローグの力を虎視眈々と狙うのは、同種のミュータントでありながら悪の道を進むマグニートーであった。

「X-MEN」は、人間VSミュータントという図式ではない。
ミュータント同士の争いとして捉えた方が良い。
一方は人間との共存を望み、他方が人間を支配しようと企む同種族の抗争だ。
これが一体何を意味するのか?
思うに、共存・共生を唱えることは簡単だが、なかなかキレイゴトでは済まされないという現実を、暗に物語っているような気がする。

一人で観るにはもったいない。
友人やファミリーと共に鑑賞し、作品についてあれこれディスカッションしてみる価値のある一作なのだ。

2000年公開
【監督】ブライアン・シンガー
【出演】ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート


See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.09.01 10:42:08
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