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2011.10.29
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カテゴリ: 映画/SF

「何が?」
「(生理が)遅れてるの」
「・・・どれぐらい?」
「分からない。最近、気分が悪くて調べてみたら・・・」

あら探しをしてしまえば、低予算で製作されたことが丸分かりだが、それにしたって充実したSF映画に仕上げられていると思うのだ。
しかし、ストーリーはありがちで、グロテスクなエイリアンが地球人を次々に吸い込んでゆくという展開も、斬新さは感じられない。残念。
主人公ジャロッドとエレインを含めたグループが、マンションからの脱出を試みて、エイリアンからひたすら逃げるシーンが一つの山場となっている。
ここでは、一人ずつエイリアンの手に落ちてゆく模様が描かれているが、この辺りをもっと脚本と演出の力でパニック・ホラー的な要素を取り入れることによって、スリリングな展開に持って行った方が完成度が高くなるような気がした。


テリーはリゾート・マンションの最上階に住んでいて、この日、誕生パーティーを開くことになっていたからだ。
宴もたけなわの中、テリーはジャロッドにロサンゼルスで一緒に仕事をやろうと誘って来る。
だがジャロッドには寝耳に水で、即答を避ける。
一方で、エレインは妊娠の兆しが見え、化粧室でジャロッドに告白する。
早朝、浅い眠りから目覚めたエレインは、ブラインド越しに射し込むまばゆい光に驚きを隠せず、隣で眠るジャロッドを起こすのだった。
20111029c

手前味噌だが、作品としてはまずまずのSF映画だと思う。
では何が物足りないのか、よくよく考えてみたところ、一つ思い当たるのは主人公に対する思い入れだろうか。
つまりこの物語の主人公にさほどの魅力を感じなかった点が、このSFのレベルを下げているような気がしてならない。
むしろ、リゾート・マンションの管理人(?)役に扮したディヴィッド・ザヤスの方が良い味を出しており、最後までおいしいところを持って行ったような感じだ。(だが、あくまでもザヤスの演技という点ではなく、キャラクターだ)
ラストは、SFモノにはお約束なのか、続編がありそうなビミョウな終わり方だった。

とはいえ、次回作が妙に気になるということは、つまり、この作品がそれなりに成功しているという証拠なのだろう(笑)
20111029d


【監督】ストラウス兄弟
【出演】エリック・バルフォー、スコッティ・トンプソン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2011.10.29 08:42:17 コメントを書く
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