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2014.02.02
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カテゴリ: 映画/ラブ
【オーストラリア】
20130131

「今年も雨期がやってくる」

「美しいよ。(雨期には)鳥が群れ飛び、小川が河になり、砂漠は湖に変わる。ファラウェイ・ダウンズは島になる。緑と花、生命が息づく」
「砂漠の中の孤島に?」
「サラ、乾期が来たら俺は牛を追う」
「・・・でも今は雨期よ」


ハリウッド界のドル箱女優と言えば、ニコール・キッドマンである。
容姿端麗で知性的、申し分のない大スターなのだ。
この女優さんを育て上げたのは、かのキューブリック監督に他ならないと言われているが、それにしても元々光る素材を持ち得ていたのは彼女自身なのだ。
映画界の巨匠と出会い、その千載一遇のチャンスを逃さず、彼女はしっかりとその教えを手中に収めたのだ。
本作「オーストラリア」においても、ニコール・キッドマンの存在感たるや見事なものである。
正に、砂漠に咲く一輪の薔薇の如し、なのだ。

イングランド貴族のサラ・アシュレイ夫人は、単身でオーストラリアに出向いている夫のことが気になって仕方がない。
夫は仕事にかまけて1年もロンドンに帰って来ないからだ。
痺れを切らしたサラは、思い切ってオーストラリアへ出向く。

ドローヴァーの案内で夫の経営するフェラウェイ・ダウンズに向かったところ、屋敷は荒れ果て、夫は何者かに殺害されベッドに寝かされていた。

本作「オーストラリア」の舞台となるのは、オーストラリアそのもので、時代的には第二次世界大戦が勃発するか否かの混沌とした時期である。
人種差別はもちろんのこと、まだまだ女性が虐げられて来た背景も重なって、内容的には本来重く感じるはずのものである。
ところが一人一人のキャラクターが、明るく魅力的で、ストーリーをギトギトさせない効果を発揮している。
ヒュー・ジャックマンの演じたドローヴァーは、アボリジニの女性と結婚していたという経歴の持ち主で、同じ白人たちから蔑視される。
また、不思議な力を持つ少年ナラは、白人とアボリジニとのハーフで、実父から命を狙われるという残酷な境遇にいる。
このようなドラマチックなキャラクターセッティングにより、歴史的で膨らみのあるストーリーへと完成されている。
何はともあれ、雄大なオーストラリアの自然を舞台に展開するヒューマン・ラブストーリーを、全編通してご堪能いただきたい。

2008年(豪)、2009年(日)公開
【監督】バズ・ラーマン
【出演】ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン

20130124aisatsu





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最終更新日  2014.02.02 06:00:26
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