ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2010.03.17
XML
カテゴリ: その他
このブログのトップからリンクしてあった私の2つのホームページが「サービス終了」ってことで両方とも削除されていたことに気がついた。

がびーん。

そういえば、ずいぶん前に「サービス終了しますよ」という警告メールが来ていたような気もするんだけど、そんなの私の クソ 忙しい生活における優先順位からすると最下位レベルで、あーなんとかしなきゃって言ううちにきれいさっぱり忘れてしまっていたんだよなあ。

幸い、ソースはすべて手元にあるのでまたアップロード先を探せばいいんだけど、今さらホームページを丸ごとアップロード出来るところなんてないだろうし、そうなると無料ブログを選んで少しずつアップロードして行くしかないかな。

ボストン暮らしを綴り始めた"spice of life"の方は2001年から始めたもの。
当時はブログなんてものは存在せず、ホームページを持っている人はホームページビルダーといったソフトウェアや、私のように作成マニュアル片手に地道にHTMLコードをプログラミングなぞしてそれぞれのホームページを作っていた。
各記事にコメントを書くなんて機能もなかったから、コメントを受け付けるにはまた別個、無料レンタルの掲示板サーバーに登録して、それを自分のホームページからリンクして・・・なんてことをやっていた。

デジカメだって最初は持っていなかったから、普通のカメラで撮った写真を


でも、今みたいに誰でも手軽に記事と美しい写真をブログに載せることが出来る時代から比べると、そんなにシチメンドクサイことをしてでも何かを発信したい、と思っていた当時の「ホームページ(とそこに群がっていた 笑)仲間たち」は、媒体がブログに変わった今でも、何らかの形で情報を発信することを続けているように思う。この私のように(笑)。

今でも、海外暮らしをきっかけに、ボストンでの生活を日本にいる自分の親や
友人に発信する目的でブログを始めた・・・という人も多いと思うが、私もそうだった。その頃は花屋の仕事もまだ始めていなかったので、ホームページ作成マニュアルと首っ引きで、ほぼ一日中ホームページ作りに専念しており、開設するまでに結構ネタもたまっていたので(そりゃもうハプニング続きのアメリカだからねー 笑)開設時にはそれなりの充実した内容になっており、それを読んだ日本の両親が「よっぽどヒマだったのね」と言ったほど(笑)。でも、そのおかげで、このボストンでの最初の憂鬱な冬を何とか乗り切れたような気がする。

その当時は子供もいなくて気持ち的にも時間的にも余裕があったので、その後、デザインにこだわって何度かリニューアルをしたのも良い思い出。今は皆さまご存知のとおり、内容重視以外の何物でもなくなっちゃいましたけどねっ。

また、しばらく経ってから読み返してみると、もう今はすっかり忘れてしまった、ボストン暮らしを始めた頃の新鮮な驚きが蘇って来て、我ながら興味深い。
そして、あの時、同じぐらいの時期にボストンにやって来て、同じような驚きを共有した友人達との絆は格別だ。
今はもう、新しくボストンにいらした方達のお話をお聞ききすると、それが身に覚えのあることでも、「ボストンの母」どころか「隠居ばあさん」のような老境(笑)から聞いているような自分に気付いてちょっぴり寂しい。

一方、糖尿病関連の"suzuran club"は、今は日本の糖尿病業界でも知られる存在となった「カーボカウンティング」にこちらに来て初めて出会い、そのあまりに画期的な食事療法の考えに「本当にこれまでの私の糖尿病人生を返してくれ!」と思ったほどの衝撃を受けたのがきっかけで始めたものだった。
糖尿病になってからちょうど20年目を迎えた頃でもあり、糖尿病に対する自分の思いやそれまでの関わり方を振り返りたくなっていた時期と重なってもいた。それまでは、誰にも自分が糖尿病であることを話したくなかったし、同病の人と関わることは「傷を舐めあう」だけのような気がして避けていたのだが、ネットを改めてさすらってみると、同病の人達がそれぞれ同じように大変な思いをしながら
頑張っていることが分かり、それを知ることによって自分も救われたようなように、自分の書いたことが誰かの気持ちを助けることができれば・・・という思いもあった。

その結果、良い出会いもあったし、嫌な思いもあった。特に、同じ病気でも病態はさまざまで、そこから来るトラブルや、また、その当時は自分も「使命感」みたいなものがあって必要以上に他人の領域に首を突っ込んでしまったりしたことによるトラブルなどいろいろあった。でも、今でも、1年に1~2回ではあるが、あなたのホームページを読んで自分と同じような考えでいることが分かって嬉しかったとメールを頂いたり、カーボカウンティングが日本で普及する前は、日本で関心を持たれたお医者さまから問い合わせがあったりと、個人のウェブサイトというのは基本的には自己満足に終始していればそれで良いとおもっているけれど、そういう反応をいただくと本当に嬉しい。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.10.16 08:18:08
[その他] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: