森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.02.18
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カテゴリ: 森田番外編
山本海苔店社長の山本貴大氏のお話です。

山本海苔店は乾海苔及び乾海苔を原料とした加工食品の販売を行っている会社です。現在社員は310名だそうです。
驚くことに創業は1849年で、現在創業177年目を迎えるそうです。
どうしてそんなに長く成長発展できたのか興味は尽きない。

1849年(江戸時代後期)に山本徳治郎氏が日本橋で海苔の商売を始めました。
そして二代目は明治天皇が京都へ還幸される際のお土産として味付けのりを開発しました。これが大好評になりました。二代目は「仕訳」も行いました。
これは海苔の使用用途に応じて8種類に分類して販売したのです。
例えば、お寿司屋さんが使う専用の海苔などを開発販売しました。
続いて3代目は海苔の規格統一を行いました。19cm×21cmにしたのです。

5代目は日本初のドライブスルーを始めました。百貨店が営業していないときでも、車で簡単に買えるということで評判になりました。
その後を継いだ父は、コンビニの販路を開拓しました。
現社長の山本さんは、社員の意思統一ができていない点を重視して、会社を一つにする企業理念を社員全員を巻き込むことに挑戦しました。
「よりおいしい海苔を、より多くのお客様に楽しんでいただく」というのが弊社の企業理念です。

山本社長が177年続いている秘訣を3つほど紹介されています。
1、当社は創業当初から「伝統は革新の連続である」という精神で事業を続けてきました。「老いない」「潰れない」「成長し続ける」という気持ちを持ち続けることがとても重要になります。
特に事業が軌道に乗り順風満帆な時こそ気を引き締めることが欠かせません。

2、お客様、社員さん、仕入先、地元を見据えて、四方よしのウィン・ウィンの関係を築く。
特に美味しい海苔を作ってくれている生産者に対してはできるだけ高く買ってあげることが必要だと考えている。

3、山本社長は事業承継の仕組み作りが大事だと言われる。
山本海苔店は本家と二つの分家で経営する仕組みがあり、さらに各代一人しか入社してはいけないルールがあります。

養子は優秀な人を選べますから、とても活躍します。
(人間学を学ぶ月刊誌 致知 2026年1月号より)

長く続いている会社は、それなりの理由があるというのがよく分かります。
とかく飛ぶ鳥を落とすような勢いのある順風満帆な時には、危機感が薄れて欲望に溺れてしまいますが、そういう時こそ気を引き締める必要があるようです。
精神的に緊張感が薄れて弛緩状態に陥ると、しだいに後退し衰退を招いてしまいます。これは一企業だけの問題ではなく、一人の人間の生き方を考えてみたときも同じことが言えると思います。





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Last updated  2026.02.18 06:40:04
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