全46件 (46件中 1-46件目)
1
ニーチェは言う、「真理とは、それなくしては特定の種類の生物が生きることができないような、一種の誤謬である」と。いや。違う。そうなら「誤謬」という言葉は存在し得ない。人間は決してそんな高い地点には立てない。ニーチェの高慢極まりない自我が生んだ幻想だ。確かに、真理と思われたことが後になって誤謬だと分かることはある。だが、信じた時点では厳然とした真理であったことに変わりない。なるほど、「三角形の内角の和は2直角である」も非ユークリッド幾何学では成り立たない。しかし、ユークリッド幾何学の範囲内では常に真理である。真理にはそれに相応しい射程はあるが、決して、誤謬ではない。「人間には、それなくしては生きることができないような判断基準がある」と言うべきだ。どうやら、ニーチェやハイデッガーは、途方なく自惚れの強い独善的人物であったようだ。
2018/12/31
コメント(0)
天声人語で、今年の暴言大賞の候補として、麻生財務相の「セクハラ罪って罪はない」と杉田水脈議員の同性カップルについての「生産性がない」発言を挙げていた。麻生財務相の発言は分かり易い。要するに男性優位社会の防衛だろう。人は既得権益を守るものだ。弱者が力を持つことを邪魔する。「出る杭は打たれる」というやつだ。一方、杉田議員の方は少し分り難い。私は同性カップルがいても何ら問題ない。私の生活になんの影響もないからだ。しかし、杉田議員は違う。同性カップルの法整備に掛かる税金など防衛費に比べれば微々たるものだろう。おそらく、生理的嫌悪がベースにあるのだろう。思うに、彼女は社会に対する帰属意識が強く、かつ、社会通念が変化することを強く嫌悪しているのだろう。そして、それが保守の本質ではないか。だが、かつて、女性は参政権も与えられなかった。同性婚もおいおい認められるだろう。それを、女性議員が反対するのも皮肉な話だ。
2018/12/30
コメント(0)
浅田彰は言う。「そもそも、あなたは目的そのものにシラケているはずだ。かといって、知を目的として偶像化するほど熱くなることもない」と読者に語りかける。私にはシラケない目的がある。そして、知を目的としている。なるほど。私は、そもそも、浅田彰の読者ではなかったのだ。恐らく彼はそんな私を軽蔑もしくは無視するだろう。それは構わない。ともあれ、私は部外者として読んで行くしかない。
2018/12/30
コメント(0)
今回の記事は目から鱗だった。三谷幸喜が麻酔をかけられ大腸の検査をされた時、「やめろ~!」「嫌だ~!」と尻をふりながら暴れまくったそうだ。業界ではそれを「虎になる」と呼ぶ。そう、三谷幸喜は虎だったのだ。以前からどこかしら高慢だとは思っていた。偽善者とも思っていた。やっぱり。私は自分の中に虎が居ることはよく分かっている。本気で切れたら怖いものなどない。少なくとも偽善者ではない。
2018/12/29
コメント(0)

久々、梅田へ夜散歩に出掛けた。阪急古書街でフェルメール本を見付けた。友達にあげたのか貸したのか忘れたが、手元になかった本だ。その後、馴染みのジャズバーに寄るとマスターの前の席が先に座られていた。話を聞いてると、時期が少し違ったが、私も常連だった店の常連だった。後で来た知り合いを交え話に花が咲いた。その客はブルースのギタリストなので好きなブルースのミュージシャンを教えて貰った。
2018/12/28
コメント(0)
実存主義、構造主義、ポストモダン等について明快に説明した後彼の、相対主義を乗り越える新実在論の根拠のひとつとして「子供を拷問してはいけない」を挙げていた。確かに、これは一般的には認められるだろう。しかし、ユダヤ人のホロコースト、広島、長崎への原爆、シリア政府軍、フツ族、IS等の残虐行為には当てはまらない。いや。幼児虐待もほぼ拷問だ。人間は敵や見下す相手、あるいは、弱い相手にはしばしば残酷になる。在特会も在日コリアンに拡声器で「ホロコーストを行う」と言ったそうだ。ホロコーストを肯定する者を肯定する訳にはいかない。つまり、彼らとは和解出来ないのだ。相対主義であろうが新実在論であろうが人間は己の信念に従うしかない。ただ、その根底にある絶対譲れない公理のような考えが何であるかが重要だ。
2018/12/28
コメント(0)
「非処女を嫁に娶る事は即ち精神的な自殺」というタイトルで質問している男がいた。私は、「完全な人間はいないので恋愛で失敗する人もいます。重要なのは価値観の一致と性格の相性です」と書いた。何回か熱いやり取りが続いたが彼は頑として受け付けなかった。最後に、結婚する前に付き合っていた男がいた私の妻と私が現在、いかに幸せに暮らしているか具体的書くと「つか隙あれば自分語りwww」と嘲った。やはりというか、どこまで行っても平行線のようだ。そこで、少しネットを調べた。Yahoo知恵袋だと賛否両論のようだった。どちらかというと、処女性にこだわる男の方が多い印象だった。次に九州大学の学術調査を見付けた。78年と90年では90年の方が男女とも「こだわらない」の方が増えていた。恐らく、現在はもっと増えているだろう。しかし、「こだわる」人間も相当いそうだ。タバコもまだ3人に1人が吸っているらしい。どうやら、原発、改憲、沖縄の基地問題、死刑同様、この話題は鋭く対立するようだ。
2018/12/28
コメント(0)

「モチーフで読む美術史2」に岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生」という絵が出て来た。何の変哲もない坂の絵だ。しかし、剥き出しの土の坂道にどこか強烈な力強さを感じる。大袈裟に言えば人生に伴う苦難を表す坂だろうか。私が40代の頃、鬼のように忙しい時期があった。しょっちゅう現場に泊まっていた。休みの朝、逃げるように家へ帰っていた。しかし、ある朝、何を思ったのか、いつも気に成っていた駅への反対側にあった坂道を登ってみたくなかった。多分、仕事が一段落した頃だったのだろう。予想通り、坂を上って見下ろした景色は別段感動するようなものではなかった。それでもまぁ、気が済んで家路に着いた。この絵は、あの坂に似ている。
2018/12/28
コメント(0)
北海道で酪農を営む人の俳句が載っていた。「牛死せり片目は蒲公英に触れて」なんと哀切な俳句だろう。しかし、原発事故で飼い主を失い、成牛が倒れた横で僅かに残ったエサを食む子牛の写真は悲惨だった。優しい飼い主に見守られながらこの世を去ったのは、せめてもの幸福だったのではないだろうか。
2018/12/27
コメント(0)
ヒトラーは「世界史は少数のものによって作られる」と前置きし「ある民族から最高のエネルギーと実行力をもった一定数のものが、一つの目標のために団結して現れ、したがって大衆の怠惰さから決定的に抜け出したならば、このわずかのパーセントのものは全体の支配者に高まったのである」と続ける。この高慢な思想はニーチェの超人思想を連想させる。ナチスのその後を思うと笑えない冗談でしかない。だが、この高慢さを持った人間は古今東西絶えない。確かに社会は少数の天才によって変えられる。だが、社会の維持と変革は無数の一般人の献身と承認あってのことだ。
2018/12/27
コメント(0)
Q&Aサイトで以前から知っていた人がチップを送る時に付いているメッセージ機能でメッセージをくれた。「いつかサックスを聴きたい」ということなのでYouTubeのURLを貼り付けた。思えばかなり前、花見の話題の時、2次会に私がジャズバーで演奏する妄想話になったことがあった。間接的とはいえ今実現した。
2018/12/26
コメント(0)
先日、「結婚のメリット」について質問していた男がまた、「男や稼げる女性の結婚って何のメリットがあるのですか」という質問をしていた。書き出しは「古い人(昭和の人)の思考を無理やり押し付けられてる感じがします」だった。これが私のことならなにも押し付けてはいない。単に質問に答えただけだ。しかし、気にはしているのだろう。それは彼の自信のなさを表している。その後、ずらずらと昭和と平成の違いを述べまた、「昭和の流れをいつまでも押し付けないでほしい」と締めくくっていた。いやいや。こんな高齢化社会のネットで質問しておいてそれは無理だろう。せめて、2ちゃんにでも行くべきだ。ともあれ、古代ギリシャでも「今時の若者は」という言葉があったらしい、当然、若者にも老人への不満はあっただろう。老若の齟齬は延々と現代まで続いているのだ。これは、男女、貧富、地域等にも言える。ことほど左様に、人間は身贔屓な考えをするものだ。ともあれ、自分の欠点を修正し相手の良さを吸収するのが正解であるのはいつも変わらない。
2018/12/26
コメント(0)
「月下の一群」に載っているアルベエル・サマンの「夕暮れ」の一節に「何処にてか優しき乙女の死すべき夕なり」とあった。どこか、リチャード・ウィドマークが西部劇で吐いたセリフ「死ぬには好い日だ」を連想する。減ったとはいえ、現在も、日本では年間5千人ほどが交通事故で亡くなり2万人ほどが自死している。前者は、現代社会の便利さと豊かさの犠牲者である。後者は、本人の生得的気質、あるいは、社会における残酷さの結果だろう。いずれにせよ、凄惨さがつきまとう。しかし、「何処にてか優しき乙女の死すべき夕なり」の一節にはどこか肯定的なものを感じる。無垢の子供もそうだが、優しき乙女も死ななければならないことがある。いつか、ネットで知り合ったクリスチャンが「神は象のようなもので、我々人間はその象に踏みつぶされる蟻のようなものである」と言っていた。確かに、人間は運命に翻弄される。ビッグバンによって宇宙が始まった時点でそこまでプログラムされていたとは思えない。だが、ある種のランダムさはあっただろう。神はサイコロを振るのだ。幸不幸を完全に呼び寄せる、あるいは、避けることは出来ない。
2018/12/26
コメント(0)
公園で楽器の練習をしていると人の気配がした。振り向くと感じの良い美人がトランペットのおもちゃを持った子供を抱えていた。遠くから私のサックスの音が聴こえたらしい。「最高に楽しいので是非お子さんにもやらせてあげてください」と言っておいた。そういえば、私の楽器を始めた原因の一つが、子供の頃、公園で生で聴いたラテン・ミュージックだった。丁度、一巡した格好だ。こういう経験はなんとも嬉しいものだ。私はクリスチャンではないが神からのクリスマス・プレゼントだった。
2018/12/25
コメント(0)
「結婚のメリットってなんですか?」という質問に答えた。私にとってのそれは、「お帰り」と言ってくれる人が家にいること。一緒に食事したりDVDを見る楽しさ。この世に血を分けた子供がいる幸福だ。質問者は「昭和そのものですね」と切りだした。これには恐らく軽蔑感情が含まれているだろう。そして、自分は職場で色んな人と会っているので家にまでいてほしくない。DVDも姉貴なんかくだらない恋愛物を見てるので一緒に観たくないということだった。しかし、これは趣味の合う妻を得れば解消される。恐らく、趣味の合う人間が少ない人間関係に疲れた男なのだろう。それより、自分と考えが違う人間を「昭和そのもの」と暗にバカにする態度が頂けない。多分、傲慢さもあるのだろう。
2018/12/25
コメント(0)
浅田彰が言うことを要約すると、「構造主義が見出した象徴秩序は、未だそれに包摂されざる部分が常に残っている」と言えるだろう。これは全く正しい。そして、これは、キリスト教やイスラム教等の一神教、あるいは、社会主義、権威的国粋主義=ファシズム等、単一の理念で支配された社会への違和感、居心地の悪さを言い当てているように感じる。
2018/12/25
コメント(0)
ニューヨーク・タイムズの内側を取材していた。トランプ支持者は、ABC,NBC,CBS,ワンシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズを敵と呼んだ。トランプ自身も大会で支持者に向かい「メディアはフェイクニュースばかり流す国民の敵だ」と断じた。自分を非難する者を嘘つき呼ばわりすることほど安易な自己防衛はない。これは現在、日本の政権にも見られる光景だ。そもそも、トランプは富裕層でありながら、エリート層には冷遇されていたようだ。あの下品さでは当然かもしれない。そして、知識人も毛嫌いしているのだろう。これは、ヒトラーに似ている。おそらく、トランプ支持者も知識人を嫌っているのだろう。明確には分からないが、仮に、知識人を上位10%とするなら下位の90%の半分である45%が反知性主義になりトランプ支持に回ったとしても不思議ではない。
2018/12/24
コメント(0)
芦沢 央さんが、高校生の頃、山田詠美さんの「ベッドタイムアイズ」を読むと、ウイスキーをセブンアップで割る「セブン・アンド・セブン」が登場したので、せめて、セブンアップだけでも飲みたかった。そして、数年後、旅先でふらっと入ったコンビニで見付けた。あまりの嬉しさに「あった!!」と叫んだ。早速飲んでみた。「どうだった?そんなに美味しいの?」と聞いた友人に、陶然としながら渡した。友人はがっかりしたように、「何だ、ただのサイダーじゃん」と言った。もう一口飲むと、また、全身にわくわくするよう喜びが満ちた。それを、「私が味わったのは物語だったのだろう」と表現した。全く以って正しい。人生の味わいは物語なのだ。
2018/12/24
コメント(0)
リバープレートは7人の若い選手を入れてピチピチだった。良い縦パスもよく出たし、プレスも速く、交わすのも上手かった。だが、長いパスの精度は欠けた。前半中盤、裏へ抜け出した相手FWとクォン・スンテが接触して負傷し曽ケ端と替わった。交代直後のCKを頭で決められた。そのまま、0-1で前半を折り返した。アントラーズは左サイドの安西と安部が効いていた。ペナルティエリアにドリブルで侵入した安部が放ったシュートのこぼれ球を安西が蹴ったボールがバーに弾かれる惜しいシーンもあった。土居と内田のプレーは落ち着いていた。昌子と替わって入った犬飼はイマイチだった。後半、リバープレートは2枚替えて来た。キンテロが上手かったが決め切れなかった。そして、後半中盤に入った10番ゴンサロ・マルティネスに右からの崩しで決められた。その後、終了間際、犬飼が与えたPKを決められ0-3とされた。そして、アディショナルタイム、またしてもペナルティエリアに侵入したゴンサロ・マルティネスに見事なループシュートを決められ0-4で終わった。しかし、1-3で終えたレアル戦より内容は良かった。何度もバーやポストに嫌われる惜しいシュートもあった。安部や安西も良い経験になっただろう。
2018/12/23
コメント(0)
浅田彰は「象徴秩序とカオスの相互作用」の章をこう締める。「外部の侵入に他ならない生産によって、構造はダイナミックに変動する可能性をもつのである。これこそ、我々がクリステヴァの論述から抽出することのできる理論的核心である」と。浅田彰はベイトソンのことを「ロマンティックな夢想」とあざ笑ったそうだが、この理論こそロマンティックな夢想に感じる。実際、世界の構造は何も変わっていない。いや。むしろ、保守化している。日本の若者は安倍政権を支持し、世界では極右政党が伸びている。人間は今も昔も排外的なのだ。特権階級の名前が変わっただけで、中世では2%の貴族が90%の富を所有し、現在は1%の超富裕層が世界の50%の富を所有している。ほんの僅か、大衆の職業と配偶者選択の自由が増え、選挙権が得られただけだ。
2018/12/23
コメント(0)
2ちゃんでは非常中傷、罵詈雑言は日常茶飯事だ。その点、私が使っているQ&Aサイトは比較的モラルが高い。しかし、時々、失礼な投稿がある。今回は「能力より人格ですよね?」という質問に対し「その判断は人によって大きく分かれるでしょう。教養溢れる穏当な発言をする知識人もいれば、下卑た発言をする芸能人、実業家、あるいは、政治家も存在しますから。最上なのは能力のある人格者でしょう」と書いた。すると、質問者からのお礼が「軽いなぁ」の一言だったので驚いた。私の文章を「軽い」と感じるのは勝手だが、能力より人格を重視する人物にしてはあまりに失礼である。調べてみると「人は愛を思う時も、これは市場的な持つ形式のそれではないかと問えるべきでは?」などという意味不明の質問をしている人物だった。実際、回答者にもそう指摘されていた。こういう人物を称するネットスラングがあったように思うがかなりおかしな人物なのは確かなようだ。
2018/12/22
コメント(0)
以前、銀座の小学校でアルマーニの制服を採用したと聞いた時も大概驚いた。今度は南青山で、「町のブランドイメージが落ちるから」という理由で児童相談所の建設が反対されたそうだ。町のブランドイメージさえ守られれば虐待される児童など知ったことではないということか。これまでも、人の良識をあまり期待して来なかった。これからは、裕福な人間の優しさもあまり期待しないでおこう。
2018/12/21
コメント(0)
前半中盤までレアルは全くエンジンが掛かっていなかった。だが、左サイド、ベイルの速いドリブルにチョンが再三抜かれていたのと、マルセロの正確で気の利いたロングフィードが脅威だった。アントラーズはレアルのペースに合わせてしまったのか、パス出しも遅かったし、仕掛けも少なかった。そうこうする内、レアルのエンジンが掛かりだし、前半終了間際、マルセロのパスを受けたベイルがクォン・スンテをうまく交わし右ポスト内側に当たるシュートを決めた。前半を0-1で折り返した。仕方のないことだが、個人技ではレアルが圧倒的に上だった。これで、エンジンが掛かり息が合いだしたらアントラーズに勝ち目はないように見えた。だが、若手の安部がひとり気を吐いていた。後半すぐ、立て続けにベイルにやられた。1点目はGKへのパスミスを奪われ、2点目はまたしてもマルセロからのパスを決められた。その後、ベイルとイスコが替わって攻撃力が落ち、漸く、土居が1点返した。しかし、1-3まま終えた。結局、ベイルとマルセロにやられた。アントラーズはゴール前での怖さがなかった。ボランチに入ったレオ・シルバもいつもの精彩を欠いた。途中出場の安西の勢いはあった。安部も勢いは気迫はあったが技術がまだイマイチのようだった。
2018/12/20
コメント(0)
下巻ともなるとさすがに老人あるいは狂人の繰り言のように同じ記述が増えほとほとうんざりして来た。だが、これなどは実にヒトラーらしい言説に感じる。「平和というものは、めそめそした平和論者のような泣き女のシュロの葉によって維持されるのではなく、世界をより高度の文化のために役だたせようとする支配民族の勝利の剣によって樹立されるものだ」と。この尊大かつ勇ましい気分はあらゆるタカ派に共通するものだろう。現在もトランプをはじめ、世界中の極右勢力に見られる。
2018/12/20
コメント(0)
ハイデッガーによるとニーチェは生の本質を自己超出による生の高揚にあるとしたらしい。なるほど。これは共感する。だが、ヒトラーも、ナチスが破竹の勢いで勢力を伸ばした時、あるいは、宅間が池田小で8人の子供を殺した時も、ほんの束の間、生の高揚を感じたかもしれない。それらも許容するなら、何も言ってないに等しい。肝心なのは何によって生の高揚を得るかだ。
2018/12/19
コメント(0)

Facebookでトランペッターの友達へのコメントから「ドレミの歌」のキーを調べた。そこから音楽理論のページに飛ぶとアントニ・タピエスという現代美術の巨匠に触れていた。ざっと観ると、ピカソ、ミロ、カンディンスキー、そして、名前は忘れてしまったが、鋭い線が特徴の画家の影響を受けているようだった。鋭い感性は明らかだった。しかし、いかんせん、タッチが暗過ぎた。
2018/12/18
コメント(0)
「ツイッターとフェイスブックのどちら派ですか?」という質問が立っていたので調べて見ると、ツイッター派2に対してフェイスブック派1というデータに行き着いた。ツイッター派の理由は「匿名性が高いので本音を言える」が圧倒的に多かった。勿論、フェイスブック派でもそうだろうが、本音を隠している人がそれだけ多いということだ。やはり、人が口に出して言うことだけを鵜呑みにしてはいけない。
2018/12/17
コメント(0)
伊藤理佐が「男ってさ~」という書き出しで男が連続ドラマをきちっと見ないと気が済まない性質をバカにしていた。例えば、10秒飛ばしたらきっちり10秒巻き戻して見たり見逃した回は友達にダビングして貰ったりすることをだ。その点、女性は少々見逃しても補正能力があるので筋は追えるそうだ。それを「スバラシイ能力」と自賛していた。いやいや。それは、ただ「好い加減」とも言える。男がきっちりしているお陰で回る仕事もある。そうでないと、小惑星探査機ハヤブサなんか地球に絶対帰って来なかっただろう。まぁ、ほとんどの女性には興味ないだろうが。いや。男もそうか。ともあれ、人間は何か違いがあると、往々にして、自分の方が良いと言いがちである。伊藤理佐もそんな中の嫌なやつだった。
2018/12/15
コメント(0)
英語で「九死に一生を得る」を「I Have A Narrow Escape」というらしい。局アナだった松尾直子さんは留学先のニューヨーク大学でその熟語を習った。「こんな言葉使わないでしょ」と思って街を歩いていたら、いきなり逞しい腕にグイッと引き戻され、次の瞬間、目の前を車が通り過ぎた。イヤホンで英語を聞きながら歩いていたので気付かなかったのだ。所謂、暗合というやつだが、九死に一生を得て覚えた熟語になった。
2018/12/14
コメント(0)
ヒトラーによる、ほとほと、うんざりするようなユダヤ人への長い罵詈雑言が漸く終わった。お次はドイツ人における自己保存本能の欠如への攻撃が始まった。それを、「腰抜けに十丁のピストルを与えても、攻撃されれば一発も撃てないだろう」と表現した。さぁ、ユダヤ人とドイツ国家に途方もない災厄をもたらしたナチスの下準備が始まった。
2018/12/13
コメント(0)

今日はドナルド・バードがファンクテイストを取り入れた軽めのフュージョンアルバム「BLACK BYRD」を掛けて貰った。軽めとはいえベースがチャック・レイニーとウィルトン・フェルダー、タイコがハーヴィー・メイソン、ピアノがジョー・サンプルと豪華なメンバーだ。ブルーノートの割に音が明るいと思ったら録音はL.A.だった。マスターによるとミキシングにも明るい暗いがあるようだ。
2018/12/12
コメント(0)
ニーチェ思想が最もナチスに近付いたと思われる一文が登場した。「獲物と勝利を求めて彷徨する絢爛たる金髪の野獣」だ。ニーチェの意図したのはヒトラーのそれとは違うかもしれない。しかし、この大仰なヒロイズムには物凄く危険な香りがする。「金髪」を「黒髪」に変えれば、そのまま大日本帝国に使えるだろう。
2018/12/12
コメント(0)
宗教学者の山折哲雄さんが、中世の死期を悟った僧が自ら食と断つ「断食往生」なる言葉を引用していた。私も最近同じことを考え付いたので驚いた。そもそも、管やらなんやらに繋がれて延命したくはない。そして、ガンとかによる痛みに長く耐えるのも嫌だった。そこで、思い付いたのが断食だ。それなら、どう転んでも一か月と持たないだろう。どれほどの痛みでも終わりが見えていると耐え易いのではないか。首を括るのはいかにもみっともない。発見者がえらい迷惑だ。
2018/12/11
コメント(0)
facebookにツイッターで反響の大きかった東京人が持つ他県のイメージが書いてあった。なにやら、84%の東京人はそう感じているらしい。それによると、東京は「大都会」、神奈川は「東京の舎弟」、京都は「いちおうリスペクト」、兵庫は「神戸だけオシャレ」、大阪は「別の民族の首都」、北海道は「開拓中」、九州は「やくざと火山の島」と、東京以外は、ほぼ、侮蔑モードだった。青森に至っては「魔境」扱いだ。まぁ、昔から「田舎者」という言葉があるくらいだから地域差別は今に始まったことではない。人間は様々な場面で優位に立つと高慢になる。どれくらいいるか分からないが、差別意識のない人を除き、やっぱり、人間をあまり信じてはならない。
2018/12/10
コメント(6)
前半10分まではベガルタが押していたが、その後レッズが押し返した。そして、ショートコーナーのこぼれ球を宇賀神が落ち着いてミドルシュートを決めた。その後、中盤で野津田の見事なミドルシュートもあったが周作のファインセーヴに阻まれた。レッズはよくパスが繋がっていたし興梠のボールの奪う巧さもさすがだった。一方、ベガルタの左サイド中野はイマイチのようだった。後半すぐ、宇賀神が裏を取りチャンスを作ったが決められなかった。その後、ベガルタはジャーメインを下げ関口と阿部を入れてから攻撃も活性化した。しかし、何度かチャンスがあったものの決め切れずそのまま1-0で終了した。攻撃の多彩さはレッズが遥かに上回った。特に、武藤と興梠はホットラインが出来ていたようだ。柏木の見事なスルーパスも見られた。
2018/12/09
コメント(0)
どの辺りからセクハラに当たるかという質問があった。私は線引きは難しいが、問題は優位にある者、つまり、上司、取引先、ひいては就職を世話する教授、ディレクターや監督等からのタチの良くない性的な冗談やボディタッチを避けにくいことだと答えた。他に、声を上げているのはごく一部なのだから声を上げられずにいる多数に心を寄せなければいけないという意見もあった。だが、質問者が選んだベストアンサーはレイプや猟奇的な性犯罪から目を逸らす為の情報操作だというものだった。元々、質問者がセクハラを軽く考えているのではないかと思ったが当たっていたようだ。
2018/12/09
コメント(0)
ドゥルーズはキルケゴールの「信仰の騎士は晴れ着を着た市民と見違えるほど似ている」という言説に続き、物語「アグネーテと水の精」のヴァリアントを思い描く様式を受け、「その様式は、紛う方なく、シナリオの様式なのである。アブラハムのなかにまで、ヨブのなかにまで、モーツァルトの音楽が反響している。そして肝心なのは、この調べにのって、「跳躍する」ことである」と述べる。ヘーゲルの偉そうで重々しい言説にも大概うんざりするが、ドゥルーズの熱に浮かされたような軽薄な文章にも辟易とする。そして、なるほど、浅田彰の文章もよく似ている。誰か、重々しくもなく軽々しくもなく、地に足付いた、かつ、モダンな哲学者は居ないものか。
2018/12/08
コメント(0)
スウェーデンにいるソマリア難民たちがバンディと呼ばれるアイスホッケーに似たスポーツに挑戦する話だった。欧州のどこでもそのようだが、彼らも歓迎されていない。スウェーデン人には「彼らは全く働かない」とか言われている。そこで、難民に同情的なスウェーデン人が彼らにバンディをやらせることを思い付いた。当然ながら当初ボロボロだった。しかし、スウェーデンで成功している中国人実業家が支援を買って出た。彼の要求はシンプルだった。「移民にも能力があることを全力で示してほしい」だった。そこで、彼らに火が付いた。何とか、ロシア大会出場の許可も下りた。結果は、対ウクライナ、0-13、対日本、0-12と散々だった。しかし、中国人支援者は彼らに、「君たちのプレーに胸が詰まった」と語った。そして、ドイツとの試合では、22点取られたが、なんと、1点返した。バンディでソマリア人が初めて取った1点だった。ラスト、選手の一人が母国ソマリアにいた母親との再会シーンに流れたColdplayの「Fix You」も感動的だった。
2018/12/07
コメント(0)
ヒトラーは売春による性病蔓延の恐ろしさと愚鈍な芸術による文化の退廃を糾弾する。そして、「もし、自己の健康のために闘争する力がもはや存在していないとするならば、この闘争の世界において生きる権利は消滅する」「この世界は力に満ちた完全な人のものであり、弱々しい中途半端に人のものではない」とぶちあげる。私も別に売春を擁護するわけではない。しかし、人類最古の職業と呼ばれるものが、そう易々と無くなるとは思えない。嫌悪感が少なければ最も簡単な労働だろう。そして、約4割の人間が浮気を肯定している所から見ても、婚外性交渉が無くなるとも思えない。人間、食べ物であれなんであれ浮気な生き物なのだ。愚鈍な芸術を排除することも不可能だろう。人間、取り分け、芸術において色んなことをやりたがるものだ。ともあれ、ヒトラーの苛烈な強者信奉がドイツにもたらしたものを噛みしめなければならない。強者が社会を支配するのは、まぁ、ある程度仕方ないだろう。だが、大勢の弱者が居ないと社会そのものが成り立たない。弱者全員が奴隷根性とも限らない。
2018/12/06
コメント(0)
ヘーゲルは共同体としての国家をえらく称揚する。曰く、「国家は、神の理念が地上にすがたをあらわしたものです」と。確かに、国家なくして人は文化的な生活を享受出来ない。しかし、その国家が愚劣な戦争を繰り返して来た。そして、国内では不当な差別が存在する。そんな、ヘーゲルのように手放しで称揚する訳にはいかない。人間は国家の有用さを享受しつつ、個人としての賢明さを保たなければならない。
2018/12/05
コメント(0)
浅田彰は京大前総長の「ジャングルでは学問なんてできませんから」に「ジャングルでしか学問はできませんから」とケンカを売る。そう。浅田彰は常にケンカ腰なのだ。そして、主と奴が同位対立するトゥリー状のハイアラーキーに包摂されることの危険を警告する。これは、まぁ良いだろう。そして、「常に動き回っていなければならない」と述べる。しかし、これは浅田彰が推薦文を書いた千葉雅也の「動きすぎてはいけない」が警告したことではなかったか。ともあれ、「速く、そして、あくまでスマートであること!」と煽る。これに対する私の違和感はどこから来るのだろう。まぁ、村上春樹ほどではないにしても、知識人特有の気取りから来るのだろう。いずれにせよ、浅田彰から「ぼくたち」あるいは「あなた」と呼び掛けられるのは相当に気持ち悪い。元より、私なぞお呼びではないだろうが。
2018/12/04
コメント(0)

今月はアルストロメリアを買った。なにやら、リンネが南米で見掛け親友の名前を冠したらしい。
2018/12/03
コメント(0)
良い映画だった。かつて中国のロケット技師だった初老の男がアメリカで働いている娘を訪ねて来る。仲は良くない。男は仕事一筋で家庭の会話が無かった。現在はガンで妻を亡くしている。徐々に明らかになるが、娘はロシア人の妻帯者と不倫をしていた。離婚した夫は自ら捨てていた。娘の幸福を願う余り、しつこく娘に説教する父親に、遂に、娘が切れる。そして、父親のタブーに触れる。それは、実は、父親がロケット技師ではなく、その上、職場で不倫をしていたという話だ。父親はそれを釈明する。ロケット技師だったのは事実だが助手の女性と仲良く話す様子で不倫を疑われ降格になり、その後、事務員として働いていたのだった。その話を聞いた後、頑なだった娘の顔に漸く微かな笑みが浮かぶ。娘は父を少し許したのだろう。橋爪功似の父親も良い味を出していたが頑なな娘を演じたフェイ・ユーが圧倒的だった。
2018/12/03
コメント(0)
珍しくモロに共感する言説があった。「言葉は、叫び声のようにしぼり出されることがある。言葉を発することがむずかしいことがある。たとえば、なにかを断念するときとか、弱みを認めるときだ。(言葉は行為でもある)」だ。正しく、言葉は行為だ。そもそも、嫌いな相手に言葉を発するのはむずかしい。これは、言葉に真摯であればあるほどそうだ。ヘタな役者のセリフに感情はこもっていない。その言葉は死んでいる。
2018/12/02
コメント(0)

久しぶりに近所のお好み焼き屋さんへ行った。私はいつもの豚玉、嫁さんはイカ焼きそばだった。出来るまで、ビールのアテにわけぎのぬた和えとセセリの鉄板焼きを取った。以前からお好み焼きは美味しかったものの、改装する前は暗い店だった。しかし、明るくオシャレになってからオツなものも出すようになった。セセリは柔らかくてジューシーだった。ぬた和えも期待以上に美味しかった。きっと店主の腕が良いのだろう。ひとつ旨い人は、大概、全部旨い。改装出来るほど繁盛するはずだ。そういえば、4時半に行ったのにみっつのテーブルが予約されていてその他に、4、5人の客が入っていた。ヘタするともう少しで座れない所だった。
2018/12/01
コメント(0)
良い映画だった。ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンががっぷり四つに組んでいたが、エマ・トンプソンの方がやや巧かった。娘の結婚式に出る為アメリカからやって来たハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)がヒースロー空港で働くケイト(エマ・トンプソン)と偶然出会い数日の内に結婚を真剣に考えるという有り得ない話だが、脚本と演技の巧さで持って行けた。(どう見てもプロポーズすると分かっている約束の時間にハーヴェイが心臓発作で行けなかったエピソードはベタ過ぎたが)ハーヴェイは本当はジャズピアニストに成りたかったがCMのBGMという面白くもない仕事をやっていた。おまけに、それも結婚式の直前スポンサーの不評でクビになった。そして、家族向きの人間でもなかった為離婚しており、元妻は再婚相手と幸せな家族を築いていた。娘とヴァージンロードを歩くのも継父だ。やけになって空港のバーで飲んでいたハーヴェイは、これまたトホホなデートで落ち込んでいたケイトに絡む。最初はトゲのある会話に終始していた二人も徐々に打ち解ける。空港で働きながら小説家を目指していたケイトとどうやら気が合ったようだ。ケイトの強い勧めで一旦辞退しようとしていた披露宴に出ることにする。継父のスピーチを無理やり横取りしたハーヴェイのスピーチは感動的だった。ジャック・ニコルソンが「アバウト・シュミット」でやったスピーチと良い勝負だった。気の合う相手さえ見つかれば人生はいつでもやり直せるのだ。
2018/12/01
コメント(0)
全46件 (46件中 1-46件目)
1