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近所のジャズバーで最近知り合った人に無理やり出さされたコンサートに出て来た。音大出の恐ろしく上手い人達の中でやるほぼいじめのような環境だった。だが、ホールの反響の良さにまず驚いた。そして、リハで聴き、巧さに圧倒されたものの、私と同じ楽器であるフルートの演奏が大変勉強になった。本番まではどえらく緊張したが、不思議と本番はそれほど上がらなかった。粗削りなオリジナルフュージョンである私の演奏も箸休めにはなったのではないだろうか。ともあれ、もう二度とないだろうが良い経験になった。
2018/04/30
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ネットのお友達が「好きなキャラ」のお題で質問していた。洋画からは「シベールの日曜日」「バベットの晩餐会」「2001年宇宙の旅」「木靴の樹」「ミツバチのささやき」を挙げ、マンガからは永島慎二の「遭難」つげ義春の「海辺の叙景」を取り上げた。次は映画「わが谷は緑なりき」を予定していたが締め切られた。忙しい身で50以上に及ぶ回答に丁寧なお礼を書いていた人に決して文句を言えないが、せっかく、文面を考えていたのでここに書いておこう。イギリスの炭鉱に近い村に住む一家の話だ。父親と、末っ子の男の子を除く息子たちは全員炭鉱で働いている。残りは、その妻と長女という構成だ。末っ子が町の学校に行くと、炭鉱夫の息子という理由でいじめられて帰って来る。そこで、兄たちがボクシングを教える。後、村に赴任して来た牧師と長女の恋愛話や、炭鉱のストを巡る親子の対立等が描かれる。その後、母親が凍った川に転落し、助けに入った末っ子共々、重い凍傷になり長い療養生活を送る。一階に寝ていた母親が二階で寝る末っ子に、長い棒で天井を叩いて合図を送るエピソードが微笑ましかった。そして、何か月にも亘る療養の末、歩けるようになった二人が抱き合うシーンは感動的だった。ラストは炭鉱の落盤事故だった。末っ子が狭い穴に入り、岩に挟まれた父親に辿り着いた時、父親はまだ生きていた。だが、父親は末っ子に抱き抱えられたまま事切れた。トロッコに乗り父親の亡骸を抱き抱えながら地上に上がって来た末っ子が虚空を毅然と睨む表情が忘れられない。誠実さと家族の愛情の大切さ、そして、それを維持することが生易しいことではないことを描いた傑作だと思う。
2018/04/29
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前半、ヴィッセルはほとんど良い所がなかった。そして、セットプレーからこぼれた浮き球を宮がクリアする直前、フロンターレの谷口に押し込まれ先制された。しかし、後半はヴィッセルも押し返しだし、ティーラトンからの良いクロスからのこぼれ球を三田がボレーで左上隅に突き刺さるスーパーシュートを決めた。だが、前半からラフプレーが続いていたチョン・ウヨンが2枚目のイエローを貰い退場してから苦しい展開になった。そして、大島から良いパスを貰った小林悠が巧い反転シュートを決めた。結局、2-1でフロンターレが勝利をもぎ取り、前期優勝チームの貫禄を見せた。
2018/04/28
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ヒトラーは新聞の絶大な威力を認めつつ読者層をみっつのグループに分けた。ひとつ目はすべての記事を鵜呑みにするグループ。これが1番多い。ふたつ目は、散々騙され一切信じなくなったグループ。少ないが、積極的活動には役に立たない人間。みっつ目は知性を持ち批判的に読める人間。これが1番少ない。だから、愚鈍なグループによって政治が決められる不幸な時代だとした。概ね正しいようにも感じる。だが、当然、自分もみっつ目のグループに入っていると思っていたであろうヒトラーによって率いられたドイツの未曾有の災難を思うと、途方もない自惚れではなかったかとも思う。丁度、現在のトランプのように。
2018/04/28
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子供の作品が雑誌に載った。業界では有名らしく、表紙は私でも知っているイラストレーターだった。特集で組まれた61人の一人として載っていた。親の贔屓目かもしれないが他の作品に全く引けを取ってなかった。彼らはプロなのだから私の子供もプロレヴェルということになる。私はアマチュアミュージシャンだ。普通、出世というと職階が上がることをいうが、字義通り世に出るという意味では、子供の方が出世したわけだから嬉しい。 http://halueno0819.wixsite.com/hal-illustration https://minne.com/@hal0819/profile
2018/04/27
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前夜のセッションで興奮してしまい楽譜を忘れたので取りに行った。前の楽譜がボロボロになったので最近結構時間を掛け書き写した所だったから、無いことに気付いた時、結構、焦った。行ったとたん、マスターが「楽譜ですね」と笑顔で迎えてくれた。ついでに、マイケル・フランクスの「Sleeping Gypsy」を掛けて貰った。昼のJazzcafeにピッタリだった。ライヴ前の準備で生憎B&Wのスピーカーは撤去されていたが予備のBOSEでも十分鳴っていた。
2018/04/26
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今日はコルトレーンがハードバップをゴリゴリ吹き倒す秀作「Blue Trane」を掛けて貰った。しかし、そんなことより、プロのピアニストに「In A Silent Way」のバックを付けて貰ったのが事件だった。いきなり、思い描いた音の8割は表現出来た。今まで、最高に満足出来た演奏は9年間在籍したフュージョンバンドを除けば、ヤマハの先生たちが組んだバンドにゲスト出演させて貰った時だったが、あれを余裕で越えた。ついでに、「Footprints」の譜面の間違いも分かった。
2018/04/25
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ソシュールは言葉の価値は関係によって決まるという。雪は雨とは違うから意味が確定する。そして、フランスでは海に注ぐ川とそうでない川では呼び名が違うらしい。これは生活習慣がものを言っている気がする。フッサールなら至向性というかもしれない。世界の切り取り方が違うのだ。そして、連辞と連合を分ける。連合の例に、animus,anima,animalが挙げられていたので集合論の要素と集合に付けられた名の関係を連想する。その集合には「生」というラベルが貼られるだろうか。一方、連辞の例は、maganimasで、magnにもanimusにも「偉大なる魂」の意味は見付からないとあった。これは、別々の集合に属する要素をくっつけて別の意味を作ったという感じだろうか。
2018/04/24
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ヴィトゲンシュタインは「いちど、実際の場面で、他人の不安や痛みを疑ってほしい!」と問う。ここにも、ヴィトゲンシュタインの核心があるように思う。ヘタクソな演技ならともかく、私には全く無理だ。しかし、ヴィトゲンシュタインには可能なのではあるまいか。人間の共感性には様々なレヴェルが存在するのだろう。たまに、殺人を犯した人間が「一度人を殺してみたかった」などと言うことがあるが、彼らの共感性が高いとは到底思えない。勿論、極めて恐ろしいとは思うが、彼らを取り立てて責める気も起らない。そんな人間が社会で遅かれ早かれ破綻するのは見えているのだから。
2018/04/23
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今回は、ニーチェの認識における傾向についてだった。ハイデッガーの引用によると「私の哲学は逆転したプラトニズム。真実な存在者から遠く離れているほど、いよいよ純粋に、いよいよ美しく、いよいよ善く。目標は仮象における生」とあった。これは究極の駄々っ子の態度と言えるだろう。ニーチェは生涯反抗期だったのだ。ニーチェは人生を掛けて真面目なものに逆らったのだろう。そして、仮象の自由を味わったのだ。やがて発狂し生を閉じたのも大いに頷ける。一般にも真面目さを軽蔑し嫌悪する人間は珍しくない。少なくとも、積極的に浮気する人間はそうだろうし、トランプ、ビートたけし、ホリエモン等もそうだろう。彼らには「人生一度きりだから楽しまなくては損」という言葉が似合う。確かにそうではあるが、そこに倫理的な匂いはあまりしない。「一期は夢よ。ただ狂え」などもそうだろう。彼らにとって真実などどうでもよく、ただ、己の力によって現実をねじふせようとする強い意志が感じらる。それこそ、ニーチェの言う「力への意志」なのではあるまいか。「勝手にやってくれ。但し、自己責任で」と言うしかない。彼らは即座に「お前ごときにわざわざ言われんでも勝手にやっているわ」と返すだろう。ことほど左様に、考え方の違う人間同士は決して分かり合えないものなのだろう。
2018/04/22
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チームのクオリティはセレッソの方がやや高いように感じたが先制したのはガンバだった。それはファン・ウィジョのペナルティエリア内での果敢なプレーから生まれたPKだった。やや微妙な判定だったのでファールを取られたヨニッチは気の毒だった。それにしても、今日のヤットは若々しく切れがあった。やはり、大阪ダービーだと気合が入るのだろうか。後半、両者に決定機が訪れたが決め切れず1-0でガンバが大阪ダービーを制した。方や、最下位、方や2位になろうかというチームでもダービーは分からないものだ。セレッソは曜一朗のプレーが相変わらず華麗だった。ガンバの初先発高江のプレーはさすがにまだ青かった。マテウスはやや粗さはあるものの巧さが光った。
2018/04/21
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一貫してオーストラリアに押されていた。しかし、後半途中出場した横山の伝家の宝刀右足が一閃し試合を決定付けた。左サイド長谷川がロングフィードを巧く相手DFの背後に落としてからドリブルで駆け上がり出したパスを横山が反転しながら受けた後、DFをかわして放ったシュートだった。オーストラリアはFWのカーを中心とした6番と7番の連携が良かった。なでしこは、神出鬼没だった澤穂希の超人的プレーと宮間の正確なロングボールを除けば、W杯優勝メンバーのレヴェルに近付いたように感じる。不安定だったDF市瀬のプレーも無駄がなくなって来た。特に、この試合前半における、GK山下のPKを防いだプレーを含むファインセーヴの連発には度肝を抜かれた。このメンバーならW杯でも良い所まで行けそうだ。
2018/04/21
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今日は以前一緒に働いていた人と嫁さんの三人で行った。恐らく、ストレスからだろうが赤信号に気付かず横断歩道を歩いていて転びケガをした話にぞっとした。現在も二親同時に介護しているそうだ。しかも、90歳になる父親は、子供は親の言う通りにするのが当たり前という考えの上、価値観もまるで違うからさぞや大変だろう。CDを何枚か持って行ったが、話が盛り上がり過ぎて、ジョー・コッカーの「Luxury You Can Afford」しか掛けて貰うヒマがなかった。
2018/04/21
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ヴィトゲンシュタインは「他人の痛みを自分の痛みをモデルにして想像しなくてはならない場合、それは、そんなに簡単なことではない」と述べる。ひょっとして、これがヴィトゲンシュタインが持つ問題の核心かもしれない。普通はそんな風に考えないだろう。単に、本人ほどの痛みではないにせよ、多少似た痛みを感じ同情するだろう。物理学者は原子核を陽子、中性子、更にクオークへと分けるように、知性とは物事を細かく分けてゆく。だから、痛みの感覚を分けてゆくヴィトゲンシュタインもより知性的と言えるだろう。だが、ヴィトゲンシュタインは嗜虐性のないサイコパスとも言えるかもしれない。
2018/04/20
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さすがにヒトラーも盲目的君主崇拝者ではなかった。それどころか、「君主達はごくまれにしか、より抜きの優秀な知恵と理性あるいは性格をもたぬからである」と述べた。一方、ヒトラーの激しい憎悪はもっぱら左翼の君主退任要求に右往左往する軟弱な追従者に向けられた。なるほど。こういう経緯でヒトラー自身が後に新たな時代の君主になったわけか。その後のドイツを訪れる目も当てられない無残な崩壊を思えば誠に恐ろしい。だが、そういった独裁的傾向は、トランプは勿論、金正恩、アサド、ドゥテルテ、プーチン、習近平等、世界中至る所で見られる。つまり、独裁者を望む人間は決して少なくないのだ。
2018/04/19
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今日はドナルド・フェイゲンの「KAMAKIRIAD」を掛けて貰った。評判はそれほど良くなかったらしいが全体的なサウンドが気に入っていて、かなり好きなアルバムだ。マスターによるとPA屋さんがよくサウンドチェックに使っていたらしい。だが、あまりにもバランスが良過ぎ、却って悪い所を見逃すうらみもあったらしい。そういえば、ヴォーカルがあまり前に出なくて、ファンキーで気の利いたブラスが前面に出たアレンジの曲ばかりなので一般受けはしないかもしれない。後、いつもの常連さん達の次にマスターの友人が来た。えらく多彩な経歴の上、話好きな人だったので2時間ほど聞き役に徹した。何度かピークがあり、久しぶりに人の話を堪能した。物腰は柔らかだが頭が物凄く切れる弁護士の話やメカ好きらしく、写真や電車、果ては戦闘機の話が面白かった。
2018/04/18
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軌道に関して、太陽と地球だけを対象にする二体問題ならかなりの精度で計算出来るらしい。ところが、そこに月を混ぜた三体問題となると、定規とコンパスによる角の三等分のように、たちまち、不可能になるらしい。これは、振り子の軌道が、支点ひとつなら正確に計算出来るが、振り子の先にもうひとつ振り子を付けるとその軌道にカオスが出現することに似ている。後、地球の軌道は火星にも影響されていて、本来の楕円軌道から50kmほどずれるらしい。そのずれを「摂動」というらしい。言葉は知っていたが意味を初めて知った。引力による影響は、当然、微弱ながら他の惑星からも受けている。太陽系も銀河から受ける。その銀河も他の銀河から。星々の軌道にもカオスが存在したか。
2018/04/17
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ヴィトゲンシュタインは「自分で自分の感覚をさしながら、「大切なことはこれなんだ」と言うのが私たちは大好きだ。このことからわかるように、私たちは、情報ではないことを言いたがる傾向が強い」と述べる。これは、禅の悟りは言葉で表せないとする「不立文字」を連想する。そう言われても、その人がそう思ってることはわかっても、その中身は決してわからない。だが、その片鱗を芸術が直接表しているとすれば、それはそれで大したことと言えるだろう。
2018/04/16
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対数の問題で、1/2log2 25 - log2 10 の値を求めよとあった。1/2log2 25が1/2log2 5^2になり log2 5になるのは良い。だが、-log2 10を -log2(2x5)にし -(log2 2 + log2 5)となりlog2 5/( 1+log2 5)にして行き詰った。所が、何度か問題を眺めている内、なんのことはないlog2 5 - log2 2 - log2 5 だから答えが簡単に -1 になることにやっと気付いた。なまじ、log a M - log a N=log a M/N が頭にこびりついていたからだ。知っている解法に飛び付き袋小路に入ってしまう悪癖は未だ健在である。
2018/04/15
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対数の底の変換公式としてみっつ載っていた。① log a b・log b M=log a M② log b M=log a M/log a b③ log b a=1/log a b(a,b,M>0、a≠1、b≠1)まず、①の証明はこうだ。log a b=u、log b M=vとおけばb=a^u、M=b^vしたがってM=b^v=(a^u)^v=a^uvゆえにlog a M=uv=log a b・log b M②は、①の両辺をlog a bで割れば良いし③は、②でM=aとおけば良い。なるほど。ひとつひとつ追えば納得する。だが、いつもながら手品を見せられているような気分になる。
2018/04/14
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ストーリー自体はつまらなかった。ジャズの帝王マイルスが、ミュージック・シーンから、一旦、身を引いた5年間を描いていた。(もっとも、70年代以降のマイルスはジャズと呼ばれるのを嫌ったらしいが)美人ダンサーだった元妻との確執とマイルスの録音テープを巡るレコード会社との争いが主だったが長く感じた。唯一の救いは、命懸けで奪い合ったテープが、なんのことはない、マイルスが弾く拙いオルガンによるラフスケッチだったというオチか。映画の通りなら、マイルスは革新的で卓越した才能を持つミュージシャンであり、かつ、傲慢な性格破綻者だった。だが、ビバップを創造した真の天才、チャーリー・パーカーやモダンジャズピアノの第一人者だったビル・エヴァンス等もステージを降りればボロボロのジャンキーだったらしい。当然だが、ミュージシャンが本当に輝くのはステージ、あるいは、スタジオだけなのだ。マイルス復帰後のステージで、ちらっと共演していた本物のショーターやハンコックがちょっと嬉しかった。
2018/04/13
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ヒトラーは第一次世界大戦前に行われた中途半端な教育を嫌った。それは、ヒトラーに言わせると、臆病であり、喜んで責任を引き受ける気持ちを奨励することはまったく少なく、能力が目標なることも少なかった。結果、強い人間ではなく、従順な物知りが生まれた。それは、「腰を低くすれば、どこでも通って行ける」ということわざに表れていたと。確かに、常に腰を低くしていれば良いというものではない。むしろ、毅然としていた方が良い場合も多々あるだろう。だが、ヒトラーが求めた強いドイツ人がやらかした空恐ろしい結果を見れば偏った考えであることは明らかだ。それは、現代日本における「若者を自衛隊に入れれば良い」と唱える単純な思考にも言えることだろう。
2018/04/12
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今日は倉庫に眠っていたレコードを持って行った。まず、嫁さんが好きなソニー・クラークの小粋なピアノが昔のジャズ喫茶のような音で鳴った。そして、今や廃盤になりプレミアの付いたジョー・コッカーの「Luxury You Can Afford」がゴキゲンに鳴り、フランク・シナトラが一旦引退してからの復帰作「Ol' Blue Eyes Is Back」が渋く優しく、晩年、ボロボロに成り声も枯れたビリー・ホリデイの鬼気迫る名演「Lady in Satin」が凄みのある執念を放っていた。その後、例によって演奏会になった。今日は、偶々、ウクレレとピアノの人達と一緒だった。お互い演奏し終わった後話していると、その人達のコンサートに誘われた。日も近いので断っていたが、しつこく粘られ、1曲だけ吹くことになった。人生、何が起こるか分からない。
2018/04/11
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グラビア業界でセクハラは日常茶飯事らしい。まぁ、予想はしていた。女性の功名心と金銭欲を利用した犯罪と言えるだろう。だが、告発すると業界で終わる。ネットでグチっても「分かって入ったんでしょ」と言われる。そう言う人の中には、とてもグラドルには成れない容姿の女性あるいは、付き合えない男性も居そうだ。いずれにせよ、なんとも醜く残酷で冷たい社会ではある。
2018/04/10
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シリアにおける反アサド政権の中心地アレッポをオランダのクルーが取材していた。主に映されていたのは、政府軍やロシア軍による空爆の被害者の救助や遺体を処理するチームの一員だった。映像にはがれきで生き埋めになり死んだ幼児の姿もあった。彼と彼の仲間たちはアサドを激しく憎んだ。だが、彼らが何故反アサドのなったのかの理由は示されなかった。聞く所によると、イスラム教上の宗派の違いが根底にあるらしい。政府側に捕まった人間は零下の収容所に入れられ拷問を受けた。男は、家族のこともありトルコへ逃げる気もあった。しかし、トルコでの扱いも酷いらしく、生まれ育った街から離れることも辛く、逡巡していた。仲間たちは「オレたちが別れるのは死ぬ時だ」と言った。最後の映像は、救出活動中に命を落とした男の姿だった。そもそも、政府に逆らわなければ死ぬこともなかったのだがその姿に、人間としての尊厳を見ない訳にもゆかなかった。
2018/04/09
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ドゥルーズは法則についてこう述べる。「一般性は法則のレヴェルに属している。だが、法則は、その法則に従う諸基体と、その法則が指示している(数式の)諸項との、類似と等価を規定しているだけである(中略)差異の空虚な形式、変化の不変の形式である法則は、その諸基体に対して、それら自身の変化を代償にするときだけその法則の例証になるよう強制するのである」と。ここには、数式の美しさを感じられない理系センスの欠如が感じられる。一方、数式で自然のすべて表せると本気で思っている科学者が居れば相当なバカだろう。そして、「新エロイーズ」からの文学的引用の後、「反復が自然のなかに見いだされうるのであれば、法則なるものに反する自己を肯定し、諸法則の下で働き、おそらくは諸法則に優越するような、そうした力=累乗の名においてである」と続け、その段落を「反復とは、侵犯なのである。反復は、法則を疑わしいものとみなし、より深く、より芸術的な現実のために、法則の名目的あるいは一般的な性格を告発するのである」と結ぶ。ここには、法則への強烈な嫌悪と反抗が見てとれる。ドゥルーズが影響されたベルクソンには神秘主義的匂いがプンプンした。ドゥルーズがそうであっても不思議ではない。ひょっとして、この本は壮大なちゃぶ台返し、あるいは、法則への周到な中傷なのかもしれない。いずれにせよ、ドゥルーズには古代ギリシャで詭弁を弄したソフィストの匂いがする。ニーチェもそうだが、彼らは権威的なものへの反逆者ではあるまいか。地動説、進化論、虚数、相対論、量子力学等、当初、大勢の直感に反した理論や概念は数多い。それらを唱えた者達は強い非難に晒されたようだ。それなら、ニーチェが遂には発狂し、ドゥルーズがアル中だったのも頷ける。だからといって、彼らの主張が私にとって有用であるとも思えない。
2018/04/08
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ケプラーはティコ・ブラーエのデータから火星の公転周期が687日であることを知った。そして、二度目の火星の687日後における地球からの角度を測れば地球の位置が分かる。それを繰り返し、地球の公転軌道が離心率0.017の楕円であることが分かった。同時に火星のそれは0.09だった。
2018/04/07
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久しぶりに梅田に出た。まず、阪急の古本屋街に寄った。植物学の泰斗牧野富太郎さんの「植物知識」を見付けた。その後、馴染みのジャズバーに寄った。Denonのアンプで息を吹き返したアルテック・ヴァレンシアでトニー・ウィリアムスの和太鼓のようなドラムと滅茶苦茶硬いリードを使ってそうなスタンレー・タレンタインのテナーサックスが鳴りまくっていた。帰りに、いつもの鯛焼きを買って帰った。
2018/04/06
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ヒトラーはドイツの商業化による拝金主義を嘆いた。それは貴族の精神的堕落をももたらした。ヒトラーはユダヤの金融経済より武力を好んだ。私も金そのものが目的化した行動は嫌悪する。金はあくまで手段に過ぎない。問題はそれを何に使うかだ。トランプの宮殿のような別荘は極めて悪趣味だし、ハワイで愛人とゴルフをする為に金を使う成金など論外である。ただ、現代の日本において、そういった精神的退廃に武士道の美学を持ち出されても困惑を覚える。その先には三島由紀夫が体現していた狂気も顔を覗かせているように思う。
2018/04/05
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冒頭、倍賞美津子のヘタな演技と三谷幸喜を思わせるわざとらしいセリフ回しで心配になった。だが、多部未華子が登場してテンション上がった。彼女には上野樹里や堀北真希などと同等の魅力がある。話は戦後のどさくさを女手ひとつで病弱な娘を育て上げた気丈な女性が老後、子供や孫だけが生きがいであることが災いし、逆に彼らとぶつかったことが切っ掛けで新たな人生に踏み出すというものだった。筋立てはコミカルファンタジーだった。娘とケンカして家を出た倍賞美津子は優しい店主が経営する町の写真館で、昔憧れていたオードリー・ヘップバーンのような写真を撮って貰おうとする。だが、そこは本当に若返ってしまう不思議な写真館だった。若返った倍賞美津子はのど自慢大会で歌唱力を認められ孫のバンドと共にデビュー寸前まで行く。若返った彼女が多部ちゃんだ。だが、イケメンプロデューサーとの恋愛話を挟んだ後、交通事故に遭った孫に輸血をしないといけなくなる。だが、血を抜くと何故か元の年寄りに戻ってしまうという設定だった。元々、孫思いだった倍賞美津子は当然新たな人生を捨て輸血した。お涙頂戴のシーンや無駄な描写がやや長く感じるところもあったが概ねハートウォーミングな映画だった。
2018/04/04
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今日はクリフォード・ブラウンがストリングスをバックに吹いているアルバムを掛けて貰った。学生の頃、ジャズ喫茶でバイトしてた時、店の口開けによく掛けていた。ジャズには珍しく昼が似合う爽やかな演奏だ。今日もB&Wのスピーカーは素晴らしく鳴った。思ったよりトランペットの音が前に出ないミキシングだった。それでもブラウニーのテクニカルで温かいトランペットがとてつもない次元で歌っていた。
2018/04/03
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惑星軌道の流れで楕円が登場した。今まで、x^2/a^2+y^2/b^2=1という式は見たことあった。(a:焦点から円周上の点までの距離、b:短半径)しかし、なんとなく円の方程式に似てるなぁという印象だけだった。ましてや、離心率などなんのこっちゃだった。だが、この際勉強してみるとなんとか理解出来た。なにやら、長半径をx、短半径をyとすれば離心率eは(√x^2-y^2)/xになるらしい。離心率を長半径に掛けると中心から焦点までの距離になる。離心率が0なら真円になるというわけだ。ついでに、F=(a-b)/aが扁平率と呼ばれるのも知った。これは円の潰れ具合といったところか。長年の謎が一気に解けて、なにか拍子抜けした。しかし、なにかを理解する時、入り口のエピソードが大事であることを改めて感じた。
2018/04/02
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今回のなでしこは一味違った。まず、岩淵、増矢、田中美南の連携で先制した。その後、中島のクリアミスをガーナの3番1人に決められた。アフリカ勢は独特のリズムと足の速さがあった。しかし、CKキックのこぼれ球を田中美南上手い切り替えしで蹴り、そのこぼれ球をゴール前に詰めていた岩淵が決め勝ち越した。更に、左サイド鮫島から出たロングフィードを右サイド中島が受けクロスを出した。それを、ゴール前に走り込んだ増矢が決めた。結局、3-1で前半を折り返した。なでしこは前線が特に機能していたがボランチの隅田からも良いパスが再三出ていた。後半、更になでしこが爆発した。まず、CB市瀬からのロングフィードを受けた隅田から出たパスを、右サイド中島が左ポスト内側に当たるシュートを決めた。そして、左サイドのショートコーナーからのこぼれ球を阪口がヘディングシュートし、そのこぼれ球をCB高木が蹴り込んだ。その後、途中出場の清水から出たフィードをこれまた途中出場の菅澤がDFとGKに挟まれながらループシュートを決めた。そして、途中出場の右サイド川澄からに出たクロスをゴール前に走り込んだ鮫島がボレーで決め優勝メンバーの貫禄を見せた。試合はそのまま7-1の快勝で終えた。この調子ならW杯のリーグ戦でも善戦出来そうだ。ガーナは身体能力は高かったがパスがあまりつながらなかった。その分、なでしこの守備も良かったのだろう。
2018/04/01
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ニューヨークのワールドトレードセンターにあったツインタワーを綱渡りした実在の人物を描いていた。一見して狂気すれすれの人物であることはすぐ分かった。異常な目の光を帯び、躁病患者のような早口でまくし立てた。どうやら、厳格な両親の教育が災いしたらしい。彼は高い所へ登る危険にのめり込んだ。それまでも、ノートルダム寺院で綱渡りをするなど前科はあった。最終的に挑んだのは建設中のツインタワーだった。物好きな恋人や仲間と周到に計画を練った。そして、遂に成功させた。本人達はそれを素晴らしいことと自賛した。だが、高所恐怖症の私には、「とてつもなく凄いこと」とは思えても「素晴らしいこと」とは思えない。しかし、彼はそのことによって一躍スターになった。それも分からないではない。考えてみれば、スキーのジャンプにせよ、スノボのハーフパイプにせよ、危険であることにそれほど変わりはない。人は危険に挑む人間を称賛するものだ。そして、最後に本人が語った、「人生はエッジを歩いてこそ価値がある」の言葉には共感する。
2018/04/01
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