音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2019年01月20日
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カテゴリ: クラシック音楽


この曲はだいぶ昔に二期会の公演で見た記憶があるが、あらすじをそれほど把握しているわけではない。
それで、ベームのDVDかネトレプコのザルツブルクでのライブで学習しようと思っていたが、結局観ることができなかった。
入りは8分ほどでまずまず。
運よく一番廉価なB席が取れたのはラッキーだったが、双眼鏡を持って行かなかったので歌手の顔など細部が確認できなかったのは残念。
寝るかと思っていたが、演出が面白く、結局寝ないで済んだ。
演出は マグダレーナ・シュヴェツォーヴァ (Magdalena Švecová)という女性の演出家で、主にチェコ国内で活躍しているようだ。
第一幕と第二幕、第三幕と第四幕は連続して演奏された。

演出は今はやりの読み替えではなかったのは良かったが、キャストのキャラクターの描写が浅く物足りない。
昔流行った重唱のときに一列に並んで歌うシーンが何回かあり、とても懐かしく思い出された。
またストップモーション的に人物が彫刻のように配置されているのもおもしろかった。
ストーリーには出てこない小間使いが5、6人出ていて、小道具の移動なども行っていて、効率的だった。
2幕と3幕にリモコンで動く孔雀?の雄(3幕のみ)と雌が出ていた。
一羽は羽を広げていたが、あれはどういう意味だったのだろうか。
また、ケルビーノが二人いる演出はどういう意味なのかよく分からなかった。
歌はまずまず。
悪くはないが、これはというアピールポイントが感じられなかった。
その中ではタイトルロールのフィガロを歌ったフランティシュク・ザフラドゥーニチェク (František Zahradníček)の朗々とした歌唱が素晴らしかった。
スザン役の ヤナ・シベラ イージー・ハーエク (Jiří Hájek)はまずまず。
ロジーナの アルジュベータ・ポラーチコヴァー (Alžběta Poláčková)はあまり声がよくない。
ケルビーノ役の ヴァーツラヴァ・クレイチー・ホースコヴァー (Václava Krejčí Housková)のVa-turava は細い声だったが、透明度の高い歌唱で第2幕の「恋とはどんなものかしら」では清楚な感じになってしまっていて、役の性格からしたら、どうだろうか。

アンドレイ・ドゥリークの装置はシンプルで、総すりガラス張りの外壁や仕切りが、洗練されて落ち着いた雰囲気を出していた。
最初は室内を表し、第4幕でガラスの向こう側に照明をつけて、その場が庭になるようにしていたのは、いいアイデアだった。
登場人物がすりガラスの向こう側にいて、シルエットがぼんやり見えるのもいい。
演奏はミスもなく安定した演奏ぶり。
編成は2管編成ではっきりとは確認できなかったが、コントラバスが1プルトでサウンドからして弦はかなり刈り込まれている感じがする。
なので、低音は薄く全体に軽く、管が優勢のサウンドがする。
時折歌をマスクするシーンが見られたのは残念。
とくに古楽を意識した演奏ではなかったが、ティンパニは堅いバチを使っていて、時折強奏されるホルン(ウインナホルン?)共々古楽器の雰囲気を感じさせる程度。
解釈も特に変わったところはなく、最近の演奏の傾向からしたら、微温的で中途半端という感じはする。
この歌劇の生命であるウイットや活き活きとした感じもあまり感じられず、全体の印象を弱くしてしまっている。


プラハ国立歌劇場オペラ モーツァルト:フィガロの結婚

フィガロ:フランティシュク・ザフラドゥーニチェク
スザンナ:ヤナ・シベラ
伯爵:イージー・ハーエク
伯爵夫人:アルジュベータ・ポラーチコーヴァー
ケルビーノ:ヴァーツラヴァ・クレイチー・ホースコヴァー

プラハ国立劇場合唱団・管弦楽団・バレエ団

演出:マグダレーナ・シュヴェツォーヴァ
指揮:ズデネク・ミュラー

2019年1月19日 盛岡市民ホール 大ホール 3階5列10番で鑑賞





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Last updated  2020年10月14日 19時53分46秒
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