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bunakishike

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2019年01月24日
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カテゴリ: クラシック音楽

ピアニストの小菅優が最近続けているFour Elementsのシリーズの愛書の要素である「水」の録音がリリースされた。
CDを買おうとしたが、eclassicalでハイレゾがリリースされていたので$21.6でゲットした。
いつも購入するダウンロード音源は10ドル台が殆どだが、今回はソニー・ミュージックからのリリースと勘違いして買ってしまった。
その結果、高い買い物にならなかったのは不幸中の幸い。
このCDは最近はやりのコンセプト・アルバムで、テーマに沿った曲が並んでいるというもの。
こういうアルバムは聴き手にとってもなかなかハードルが高い。
普段なら何も考えないで聴けばいいだけだが、演奏はもちろん選曲がコンセプトにあっているかも考えなければならない。

演奏者も大変だ。
演奏する前にコンセプトにあった選曲をするというのもなかなか難儀なことだろう。
以前、その大変さを産経
個性的な選曲で、藤倉大や武満の「雨の素描」を取り上げているセンスも光る。
「水の戯れ」は水がしたたり落ちるような情景が見えるようだ。
太陽にあたって煌めいている様子も見えるようだ。
ショパンの舟歌やリストのバラード第2番などの大曲はスケールが大きく、名盤に伍して、存在感を見せてくれる。
バラード第2番が選曲されている理由を知るために調べてみたら、 こちら に興味深いことが書かれていた
クラウディオ・アラウが『アラウとの対話』の中で、この“バラード第2番”に、 へーローとレアンドロスの神話 を重ねていると語っている。

レアンドロスは、毎夜ヘレスポント海峡を泳ぎ渡ってへーローの許に通い、翌朝また泳いで帰りました。
その往復が毎回困難になっていく様子を、この曲のなかで現実に聴くことができます。4日目の夜に彼は溺れ死にます。そして、最後の数ページは変容です。』

因みに舟歌の演奏では真っ先に取り上げられることの多いツィメルマンの演奏を聴いてみたが、全く遜色のない出来だった。
録音は低音はさほど量感はないものの、水の流動感や輝きが美しく捉えられている。

Four Elements,vol.1:Water

1.メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.30-6 嬰ヘ短調「ヴェネツィアのゴンドラの歌 第2番」

3.メンデルスゾーン:無言歌 Op.62-5 イ短調「ヴェネツィアのゴンドラの歌 第3番」
4.フォーレ:舟歌 第10番 イ短調 Op.104-2
5.メンデルスゾーン:無言歌 Op.19-6 ト短調「ヴェネツィアのゴンドラの歌 第1番」
6.フォーレ:舟歌 第11番 ト短調 Op.105
7.ラヴェル(1875-1937):水の戯れ
8.藤倉大(1977-):Waves
9.ショパン(1810-1849):舟歌 嬰へ長調 Op.60
10.武満徹(1930-1996):雨の樹素描 I
11.武満徹:雨の樹素描 II オリヴィエ・メシアンの追憶に
12.リスト(1811-1886):巡礼の年 第3年より「エステ荘の噴水」S163-4
13.リスト:バラード 第2番 ロ短調 S171
14.ワーグナー(1811-1883)=リスト:楽劇《トリスタンとイゾルデ》-イゾルデの愛の死

小菅優(ピアノ)

録音 2018年5月8-10日 ドイツ ベルリン、b-sharpスタジオ





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Last updated  2019年01月24日 10時39分41秒コメント(0) | コメントを書く
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