音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2019年07月01日
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カテゴリ: ジャズ

コンサートでの演奏が気に入って、纐纈歩美のディスクを聴くことがたびたびある。
今のところレンタル専門でCDを買うまでには至っていない。
「O Pat」もレンタル開始直後から狙っていたのだが、以前レンタルの予約直後に何故かレンタルできなくなって、あきらめていた。
ある時ふと思い出してチェックしたら、またリストに載っているのを発見して即予約した。
出来はまあまあだが、期待したほどではなかった。
おそらく小野リサがプロデュースしているので、玄人好みの選曲になったのだろう。
普通ジャズメンが取り上げるボサノヴァとは一味違った選曲で勉強になった。

刺激のない退屈な演奏と言ったら言い過ぎだろうか。
原因は纐纈のアドリブ・ソロが少ないことだ。
1曲目はMPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)の歴史的名盤であるジャヴァ「Luz」の中の一曲。
小野リサのスキャット入りで爽やかな仕上がり。
スキャットはこの一曲だけのようだが、ヴォーカルも含めて、もっとフィーチャーしても良かったような気がする。
纐纈のソロは時折アート・ペッパーのレージングを思い起こさせる。
タイトルチューンの「o pat」がリズミックで最も活きがいい演奏。
ただ、パーカッションがドラムスだけなのが、いかにも貧弱。
纐纈のソロで最も満足できたのはスタンダードの「For Heaven's Sake」だったのは、ボサノヴァ特集のアルバムとしては、何とも皮肉。
ジョビンの曲は雰囲気豊かに演奏されている。
最後の曲はヴィラ=ロボス:のブラジル風バッハ 第2番のトッカータ[カイピラの小さな汽車]。

ドラムスのバス・ドラムとスネアのブラッシュ・ワークが汽車の走る情景をわずかに感じさせる程度。
全体を通して フェビアン・レザ・パネ (1961-)のシンプルなピアノがいい味を出している。
他のメンバーもいい音を出しているが、あまり表に出てこないのが残念。
佐藤慎一 のどっしりとしたベースや 馬場孝喜
プロデュースが小野リサなので、基本シンプルなサウンド志向だろう。
なので、ジャズ・ファンには少し物足りない。
また、パーカッションがドラムスのみなので、いかにも寂しい。
ブラジリアン・パーカッションが入ると大分違った感じになっていたと思うのだが、好みの問題かもしれない。
全体が渡辺貞夫のブラジル音楽の演奏を聞いているような雰囲気だが、ジャズらしいアドリブの面白さを楽しむというよりは、ポップス的な演奏になっているのは物足りない。
ただ、このジャンルでの渡辺貞夫の後継者?として資格充分とみた。


纐纈歩美:O Pat


1.Djavan:Capim
2.A.C.Jobim:Corcovado
3.Garoto/Jose Vasconcellos:Nick Bar
4.Jerome Brainim:The Night Has a Thousand Eyes
5.Marcos Valle:Summer Samba
6.Pixinguinha:Rosa
7.Jayme Silva/Neuza Teixeira:O Pato
8.Don Meyer/Elise Bretton:For Heaven's Sake ()
9.A.C.Jobim:Wave
10.Villa Lobos:O Trenzinho Caipia

纐纈歩美(as)
フェビアン・レザ・パネ(p) 
馬場孝喜(e.g track 1,2,3,4,8,10)
佐藤慎一(b) 
藤井摂(ds)
小野リサ(a.g,scatt 1,5,7,9,10)





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Last updated  2020年09月23日 10時23分06秒コメント(0) | コメントを書く
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