音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

2019年08月18日
XML
カテゴリ: ジャズ

いつぞや聴いて以来ぞっこんのカラブリア・フォーティの2年ぶりの新作を聴く。
今回も期待を裏切らないというか、現時点での最高傑作だろう。
ピアノ・トリオのほかにギターやトロンボーンなどが加わる。
ホルンを含む木管、ハープが加わったストリングスまでが入っているという豪華な布陣。
ホルン吹きとしては、ホルンが4本揃えられているのが嬉しい。
フォーティのヴォーカルは今までと同じムーディーなシルキーヴォイス。
それだけでうっとりとしてしまう
ヴォーカルのほかに彼女自身の作品が1曲、アレンジは共作を含め5曲。

フィーチャーされるソロも粒よりで、彼女のヴォーカルを支えている。
最初のエリントンの「Prelude To A Kiss」から実にムーディー。
バックも羽毛のような柔らかいサウンドで、夢心地の気分。
夫君のボブ・マクチェスニーのトロンボーン・ソロも柔らかいサウンドで実に心地よい。
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」からのナンバー「君住む町で」はバックがピアノ・トリオ。
軽快なテンポで、中間部で珍しくスキャットも聴かれる。
このスキャットが実に滑らかで、もっと聴きたくなる。
エヴァンスの「Waltz for Debby」が取り上げられることは珍しい。
早めのテンポで、さらっと歌っている。
「Goodby」はカラブリア自身の作品。
他の重厚な曲とは違って、ラテン・パーカッションが入った、明るく軽快な曲。

マクチェスニーはここでもツボにはまったトロンボーン・ソロを聞かせてくれる。
「It's The Mood That I'm In」はジョン・ピザレリがギターの弾き語りで共演している。
エンディングでハモルところはなかなかしゃれているので、ハモル部分がもっと多かったらと思わずにはいられない。
ロジャー・ケラウェイのピアノはしっとりとして、カラブリアのバックとして誠にふさわしい。
「 Backyard Medley 」はスイング・ナンバーのメドレーを軽快なテンポで歌っている。

エンディングの「I'm Home」は原曲がアーロン・コープランドの「Letter from Home」(1944)
母の死を悼んで書かれた管弦楽曲で、ひなびた田舎の風景も感じられる。
カントリー風のフェイクが入るが、淡々とした歌唱とロジャー・ケラウェイの端正なピアノが静かな感動を呼ぶ。
track1とtrack10でヴァイオリン・ソロが聴けるが、なんとカラブリアが弾いている。
録音するぐらいなので、腕には自信があるのだろうが、ヴォーカルとヴァイオリンの二刀流とは珍しい。
track10はアドリブのようだが、スインギーで余技とは思えないほどだ。

彼女のサイト にPVがアップされているが、今までのジャケ写のイメージよりも老けていて、少しがっかりしてしまった。
化粧濃すぎ。

Calabria Foti:Prelude To A Kiss

1. Duke Ellington(arr. Bob McChesney):Prelude To A Kiss
2. Richard Fote:I Had To Fall In Love With You
3. Alan Jay Lerner/Frederic Low(arr. Calabria Foti):On The Street Where You Live
4. Bill Evans/Gene Lees(arr. Calabria Foti):Waltz For Debby
5. When I Look In Your Eyes
6. Calabria Foti(arr. Bob McChesney):Goodbye
7.Jack Jenney/Bonnie Lake/Edie DE Lange(arr. Jorge Calandelli): The Man With The Horn
8. Backyard Medley(arr. Calabria Foti)
  Al Jolson/Bily Rose/Dave Dreyer:Back In Your Own Blackyard(1928)
  Rube Bloom/Harry Ruby:Give Me The Simple Life(1945)
  Luis Hirsch/Otto Harbach:The Love Nest(1920)
9. Jerome Kern(arr. Jeremy Lubbock)The Folks Who Live On The Hill
10. Aber Silver/Al Sharman:It's The Mood That I'm In
11. Michael Deets(~Letter from Home by Aaron Copland arr. Bob McChesney):I'm Home

Calabria Foti (vocal, violin solos Track 1, 10)
with Strings Orchestra
Roger Kellaway (p)
Trey Henry (b)
Peter Erskin (ds)
Larry Koons (g, Tracks 2,4,10)
Bob McChesney (tb, Tracks 1,5,7)
George Doering (g, Track 6)
Luis Conte (perc, Track 2, 6)
John Pizzarelli (vo, g, Track10)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021年03月26日 20時52分43秒 コメントを書く
[ジャズ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: