inti-solのブログ

inti-solのブログ

2024.03.11
XML
テーマ: ニュース(100303)
漫画、アニメ界から立て続けに訃報が舞い込んできました。「Drスランプ」「ドラゴンボール」などの漫画家鳥山明氏と、「ちびまる子ちゃん」の声優TARAKO氏です。

TARAKO氏は死因が非公開ですが、今年に入って闘病していたことが明らかにされており、亡くなる数日前にSNSに上げられていた写真で、収録現場で車いすを使用していた様子がうかがえます。収録の仕事はできていた、進行性、しかも今年に入ってからの急激な進行と考えると、どういう種類の病気かはなんとなく想像はできます。
ただ、ここでは病名の推察がテーマではないので、それ以上は立ち入りません。

TARAKO氏は、ちびまる子ちゃんのまる子役を32年近く務め(34年とも報じられていますが、1992年9月に一度放送終了して95年1月から第2シリーズが始まっているので、実期間は32年弱)、そのイメージが強いですが、私は中学生の頃に見た「戦闘メカ・ザブングル」のチル約が印象に残っています。



それ以前の「うる星やつら」がデビュー作だったようですが、初レギュラーを掴んだのがこの作品です。そして、それ以降、まる子役までに、いくつもの作品でレギュラーを務めており、少なくともアニメ界では十分に知名度のある声優さんでした。
ところが・・・・・


死去を報じるニュース番組より、2018年に亡くなった原作者さくらももこさんの葬儀でのスピーチが少し流れています。
「声優デビューしても、まる子が売れるまでずっとバイトしていたし、貧乏はお得意で」~


アニメ界が、アニメーターも声優もどちらも収入が低く、かつ不安定であることは周知ではありますが、まる子以前からある程度のレギュラー番組を抱えていたTARAKO氏でも、「まる子」という超が付く大ヒット作に出会うまでは、声優だけでは食えていなかった、というのはなかなか驚きの事実ではありました。
厳しい世界、というより厳しすぎる世界ですし、このままでは将来性も厳しいかもしれません。アニメーターの大きな才能は、どんどん海外に流れていくかもしれませんが、「日本語」という言語と切り離すことができない声優さんは、そうもいかないでしょう。どうなっていくのでしょうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.03.11 21:47:59
コメント(7) | コメントを書く
[経済問題・貧困問題] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: