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保険の異端児・オサメさんコメント新着

ほら、
初めて
笑ってくれたね。
「僕の赤血球には君の名前がついている」
そう言ったら
笑ってくれた。
君に逢うと、僕の腕は熱くなる。
君の名前がついた赤血球が
抱き寄せた途端
腕に集まって来るんだよ
ガーネットのイヤリングを小さく揺らしながら
笑っていたね。
<その笑顔が見たかったのさ>
さくらの花びらのように薄く透明の淡い肌は
僕のかたわらで、ふるえるように小さく呼吸をしていた。
細い指で長い髪をかきあげながら
時々、覗き込むように様子をうかがっていた。
天使は僕達の周りをうらやましそうに廻りながら
再会を祝福してくれたね。
気がつかなかっただろうけど
流れ星が君の後ろを通ったんだよ
つかの間、祈ったんだ。
いつまでも、僕を忘れないでいてくれる事を
そして、もしまた離れ離れになったとしたら
この秘密を守ってくれることを
君は深い地層の岩の中に閉じ込められたダイヤのように
長い間
だれにも見つけられずに過ごしてきた。
いま、人々の手に取られて、驚嘆と伴に世に出たのだ。
そう、君は王女のなかの王女
誰も摘む事が出来ない
深い谷間で咲く白百合。
黙っているんだよ
僕の王宮に来たことを。
君は僕とは血筋の違う王女
その笑顔の輝きは、戦争を起こすほどの美しさ
誰もがまわりで君を望んでいる
僕が独り占めしたとしたら、
反感を買うだけでは済まされない。
千年もの長い間、誰も見ることが出来なかった
まばゆいばかりの宝石を盗んだとして、
悪い血筋だと言われて
滅ぼされてしまうだろう
だから黙っているんだよ
僕の王宮に来たことを。