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2008年03月10日
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カテゴリ: 思い出すこと


祝ってもらえるというのは幸せなことなのだと、ふと思ったのです。

高校受験の時は自分で決めて自分で最後までやりましたが、合格しても祝ってもらったことがない。父も母も「ふーん」という感じでした。

最近までこういうことに気がつかなかったのだけれど、祝ってくれる人がいるというのは幸せなことなのだとつくづく感じました。

合格するということはやはりその実力を認められることになるわけだから、近親者に祝ってもらうというのが何よりも嬉しいことなのだ。

今更、 あらためて気がつくというのもいかにも面白い。

今、父も母も普通に会話が出来なくなっているので、高校受験を控えた
ママさんたちが躍起になっていると何となくうらやましくなってくる。

僕の母親はそういうママさんとは違っていた。



僕が高校に入学したとき、自転車置き場に子猫が三匹いたのを思い出します。
もちろん野良猫です。

桜が散るのを眺めながら、その三匹の子猫にミルクをあげていたのを
今でもくっきりと思い出すことができます。

自転車通学でしたから、僕が登校するとサァーと寄ってくるようになりました。登校してからの初仕事はミルクを与えることでした。
何でも「育てる」というのは自分が楽しくなる。

それが卒業するころになると子猫たちは思い思いの活動(笑)をするようになって行きました。

なぜ、こんなに猫が好きなのかというと家に誰もいない期間があって
猫を抱いて夜まで家人の誰かが帰ってくるのを待っていたからだと思う。その頃は孤独だとは思わなかったけれど、やはり頼りなく不安だった。

今でも猫を抱きよせると、春の夜の記憶がよみがえってくる。その記憶を嫌だとは思わないのだから呑気なのかもしれない。


愛されずして沖遠く泳ぐなり(藤田湘子)



愛されて祝福される人は幸せだ。

白梅が縁で芽生える恋ひとつ(近作





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最終更新日  2008年03月10日 20時48分31秒
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