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山田の凱旋門を出発した我がラパンは、続いて加治木地区の「龍門滝」へ向かう。イメージでは、とんでもない秘境かと思っていたが、日豊本線加治木駅から普通に走って5分くらいの、普通に住宅が点在するところなのである。見学者用の駐車場もあって、民家の横を通りながら展望台へ向かって歩いた。続いて、そこから少し山を登ったところに「金山橋」なるものがある。実は、滝の上流に架かっている橋で、なんでこんな標高の高い所に立派な橋があるのか不思議だったが、姶良市の説明によると「島津家が金山経営のため、明治12年ころ架設される。 金鉱石や物資を加治木港に運搬する金山道路に架けられた橋。」とのこと。当初は、鉱山専用の道路だったのだが、奥に映る小さな滝とのコントラストが美しいと評判になった。まるで古代ローマの遺跡みたいな雰囲気だ。山を降りて、重富海岸で休憩だ。日は次第に傾いて来た。とにかく1日中快晴なのである。桜島が少しだけ煙を吐いているのが見え、鹿児島らしさを改めて堪能。そして鹿児島市内へ向かう国道10号線を走ると、左手の車窓に、桜島がまるで手が届きそうな位置に見えて来る。海岸線の道を日豊本線と並走し、たまに列車とすれ違うこともあり、さらに楽しさが増す。夕日に照らされる海王丸全ての行程を終えて無事鹿児島市へ到着。鹿児島港に海の貴婦人海王丸が停泊していた。最後の最後まで晴天に恵まれて感謝だ。ラパンを一旦駐車場に入れる必要があったので、ひとまず自宅へ。本日のゲストS氏は、自宅カフェ「プロイセン鹿児島」のお客様第1号となった。夕食は天文館「無邪気」へ行く予定だったので、時間の関係でコーヒーのみだったが、貴重なお客様第1号である。
2020.02.16
北海道開拓時代からお世話になっているS氏が鹿児島に来た!ということで、去る2月●日は、ラパンで鹿児島巡りをすることになった。その前に!多摩ナンバーを鹿児島ナンバーに替える大仕事がある。谷山港にある軽自動車検査協会に行って、諸々の手続きをやって来た。どうせなら東京オリ・パラのナンバープレートに決める!費用はかかるけどね。ドライブ当日は雲一つ無い晴天だった。鹿児島中央駅で集合し、アミュプラザの駐車場を出発した我がラパン「天気の子号」は、一路姶良市の蒲生へ。蒲生=カモウと読む。なんでか九州は名前や地名に濁点を付けたがらない。日本一の巨樹~蒲生の大クス、がある蒲生八幡神社などを見学する。大クスの樹齢は1500年だという。1500年という時間の長さを考えると、西南戦争などと、それほど昔でもないって次元なのだ。蒲生には、江戸時代の武家屋敷の街並みが残されている。全然有名じゃないから、観光客もほとんどいない。屋敷内部は普通の民家である。普通に暮らしながら江戸時代の景観を残すことは、タワマンなんか建てるより、よっぽど文明的で崇高な営みだと思う。 続いて訪ねたのは、山田の凱旋門。今どき凱旋という用語が使われるのは、スポーツ選手が生まれ故郷に帰省した時ぐらいなもので、まぁ平和と言えば平和なんだけど、戦前の日本は兵隊になって外地へ赴くのが当たり前のようにあったから、各地にこうした建造物が建ってたようだ。さて、この凱旋門は、日露戦争に山田村から従軍した兵士の無事帰還を記念して作ったというけど、まるで秘境と言っていい山村である。凱旋門を潜ったのは一人か二人ぐらいのように思えるのだが、昔はもっと若い人が住んでいたのだろうか。対露戦勝を祝して、我がラパンも門を潜らせてもらいましたよ。 旧山田村を出発した我がラパンは、龍門滝を目指す(→続きはまた次回)
2020.02.11
鹿児島生活も少し落ち着いて来たところで、少し甘いものでも食べたくなった。気分転換を兼ねて「モンブラン」の試作をやってみる。これを書いているのは11月も下旬のことで、季節的にモンブランのような気分だったのだ。マルヤガーデンズで見つけた口金を買い、甘栗やボンヌママンのマロンクリームは、イオンに行った時に調達した。森永モントンで普通のスポンジを作り、一層目と二層目の間に、普通の生クリームと甘栗の刻んだものを挟み込んだ。スポンジ全体に生クリームを塗って、余った生クリームは、マロンクリームと混ぜて硬さを出す。そして口金から絞って、何とかモンブランらしい形にしようという訳である。口金から絞りだすコツがよく分かっていないので、とても褒められたものでは無いけど、味は美味いんだよね。生クリームとマロンクリームとの相性は最高と言っていい。どうしたらもっと格好いいデコレーションが出来るかな、という課題は次回ということで。年末の仕事関係も終わり、嫁さんと二人で年末ご苦労さん会をやる。嫁さんが東京時代にいただいたシャンパンを開けた。普段、酒など飲まないから、久しぶりにアルコールが入ると、たちまちフラフラになってしまう。おつまみは、少し上等なソーセージにポーランド製のチーズ、サンドイッチと、なんとも質素なものだが、ケーキが食べられなくなるから丁度いいのである。作ったのは、イチゴの至って平凡なケーキ。普通のケーキもやっぱり美味いもんだ。余ったコーヒー豆を挽いて、年内最後の一杯。令和元年も残り僅かとなり、続いてお節料理の製作である。年始は相模原市に帰省予定だから、なるべく元旦で食べ切れるようにする。慣れない土地に来て困るのは、お正月の食材が、何処に何が売っているのか、よく分からないこと。頼みのローソン100とか、何処にもないし(笑)。黒豆はニシムタ、海老は山形屋、ロールケーキみたいに甘い伊達巻はイオンで。とにかく材料集めだけで手探りだった。なので凝った物は出来ない!と言いつつ、案外綺麗に仕上がったかも知れない。やっと年末年始のことを書き終えた。 ちなみに「山形屋」とは、鹿児島市唯一の百貨店。ヤマカタヤと読みます(笑)。
2020.02.08
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