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十数年前に住んでいた家の近くにあったコンビニの店長はおねえ系だった。「いっらっしゃいませ~」という言葉の端々におねえ独特の甘じょっぱいアクセントを店内にひびかせ、小指を立てレジキーを打ち、男性には甘える子猫のような上目使いをし、お客さんを惑わしていた。(ちなみに風貌はスキー・ラージヒルの選手のような体育会系でした)しかし、おねえ系振る舞い以外はなにも問題がなく、慣れると心地良さまで感じるほどでよく寄っていた。男なのに女性的、この中性的なニュアンスは接客されるほうにとってはとても気が楽だ。レジにとてもきれいな女性がいたらそれだけでド緊張するだろうし、無愛想なあんちゃんなど(深夜に多い)がいたらなんかイラッとしてしまう。その点おねえ系は不思議な安堵感がある。この前初めて行ったラーメン屋さんの店長、おねえ系なのである。(四十後半、国村準似)「いらっしゃいませ~」店長の甘じょっぱい声。お昼の込み合う時間を避けて行ったのだがひっきりなしにお客さんはやってくる。かなりの繁盛店だ。忙しい店内。しかしおねえ店長はイラッとすることもなくおねえスマイルでお客さんをやさしくあしらう。「少々お待ちください~」「ご注文何になさいますか~」「ありがとうございま~す」基本接客用語はおねえ弁、心を安らかにする。なんなんだろ~、この安堵感。ラーメンのうまさだけがこの店の繁盛の理由ではないなと悟り、店を出た。今時代はおねえ系だ。おねえ店長だ、こども店長はもう古い。おねえは世界を救う、景気を救う。ということで今日からおねえキャラ店長で行きます。よろしくお願いします。と思いましたが0.01秒でやめますた。動機が不純過ぎる。ほんまもんのおねえに怒られそうだし。女性大好きだし。えーこんなことを考えている今日この頃です。
2010年02月26日
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それはそれは寒い日が続く今年の冬。当店は先週から寒さ対策のあったかメニューとして牛骨やら野菜やらコトコト煮込みブイヨンを作り、じっくりきつね色に炒めた玉ねぎを入れバケットを入れチーズをのせて焼き、オニオングラタンスープを作りました。アツアツでバケットに浸みたブイヨンがこれまたうまっし!体の芯から温まります。そしたら・・・はーるがきーた♪ はーるがきーた♪やーまにきーたー♪ さーとにきーたー♪ のーにーもーきたー♪春来ちゃいました。春ウララなポカポカ陽気、でもけっこう出てます。
2010年02月24日
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普段小説をあまり読まない僕にとって「小説を読む」という行為はそれだけで一代イベント。しかも自分で買った本ではなくお客さんの忘れていった本を暇な時にパラパラめくりそのまま没頭してしまったのですから、営業中に・・・よほどこの小説と縁があったのでしょう。題名は「青空のルーレット」内容を簡単に説明すると希望を持って生きるすばらしさと男の友情を熱く伝えてくれる昔の少年ジャンプのような熱血さわやかスポコン系、僕のようなひねくれもんには照れくさい内容なのですが主役がビルの窓拭きの男達というコアなところがみごとに照れ臭さを中和してスーっと読めていき営業中に読破してしまいました。(店はかなり暇だった模様)本の帯にも書いてますが「ソーカイ感 持続時間は8時間!」元バンドマン、辻内智貴の書くこの小説、読み終わったあと、気持ちがす~っとして、さわやかでワインで言うとヴァンサン・ピナールのサンセール・ブランのような(協賛 錦本店)爽快感があります。大推薦の一冊!
2010年02月22日
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バンクーバーオリンピック、カーリングが熱い!九ノ一忍者登場、のような投法スタイルから投げられる重量感たっぷりのストーン!レレレのおじさんも真っ青のブラシ揺らし!チーム青森の女の子達のほっこりとした癒される雰囲気!いまだにまったくわからないルール!正直なにがどうなったかわからないけれど解説者が騒いでいるので便乗して一緒に盛り上がっています。がんばれ、チーム青森!☆最近、ねづっちにはまっています
2010年02月22日
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立春を過ぎてもサムサムな日が続きますが確実に春が来ています。山菜きたー!右からふきのとう、タラの芽、行者にんにく。フリット(洋風のてんぷら)で岩塩に付けて召し上がってくださいまし。ソーヴィニヨン・ブラン主体の白ワインなんかと合いまっせ~!
2010年02月16日
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ブルゴーニュ2004 サーブルこちらのワイン、サーブルという名前で出てますが調べてみると、造り手は自然派ワイン界のポール・マッカートニー、フィリップ・パカレでした。こちらがフィリップ・パカレ。サーブルさんの畑を借りてパカレさんが造っているワインだそうです。ほっくりくりくり、天のほっくり、地のほっくり、人のほっくりが詰まっているほっくり不足の現代人にぜひ一杯な自然派ほっくりワイン。
2010年02月13日
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ちょっと前の話ですが「カールじいさんの空飛ぶ家」というディズニー映画が上映されると聞いてえええっ、カ~ルおじさんが遂にディズニー映画に進出!?と、カールおじさんを思い浮かべた人は自分だけではないと思います。 ちなみにこちらが空飛ぶ家のカールじいさんです。話しは変わりますが伊坂幸太郎原作、映画「ゴールデンスランパー」見てきました。この映画、宮城県民の宮城県民による宮城県民がメチャ楽しめる映画です。オール仙台ロケらしく、まあ見覚えのある通りや建物やはたまた人物が出ていてそれをチェックするだけでも十分楽しめる映画です。主人公の青柳が逃走するシーンはあっ、あの道を行ってかどを曲がってこの通りに出て、と、頭の中でおらが町を闊歩できます。原作を読んでなくてもけっこう楽しめるんじゃないかなー、てな感じです。竹内結子がドンピシャはまり役、宅配便の先輩役がいい味出してました。某映画館の平日モーニング(朝9時半から)で見たのですが(ちょっとリーズナブルに1200円)まーこんな早い時間からよくこんなに人が集まったなー、と思うほどお客さんがわんさかでした。さすがおらが町の映画です。たいへんよくできました
2010年02月09日
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金曜日の深夜、当店の閉店時間午前2時から始まる素敵なドラマ、「深夜食堂」どこかの町で深夜の12時から朝7時までやっている、夜行性人間憩いの場。ひと癖もふた癖もある客人のやってくる都会のオアシス。見ていてなんかホっとします。同業者必見! 外はシンシンと粉雪が舞い落ち、冷たいアスファルトの上に薄い雪の層をなしていく。こんな夜は深夜食堂で一杯やって行こう。小腹も心も満たしてくれます。
2010年02月05日
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