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2004年11月28日
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先日、ヨン様来日の時のファンの熱狂ぶりを見た時、「これは何だ!?」と心底驚いた。
私はあまりドラマを見ない方なので、「冬のソナタ」も見ていない。
ものすごいブームになっていることは知っていたので、話についていくためにもちょっと見てみようかとレンタルビデオ屋に何度か足を運んだが、いつも貸し出し中だったので、まだチラとも見ていない。
しかし、私の知人たちの中にも、すっかり「冬のソナタ」にはまっている人が何人もいるので、いつか見ようとは思っていた。

そんな矢先、知人との話の流れの中で「冬のソナタ」の話題となり、彼女からその原作本を借りることになってしまった。
実は、ビデオは少し見てみたいとは思っていたが、本まで読みたいとは思っていなかったのだが、「いいよー! 本当にいいから読んでご覧!」と、ほぼ押し付けられてしまったのだ。
気の弱い(?)私は、それを拒否することが出来ず、上下二巻のその本を読むことになったのだ。

借りてしまった以上、やはり一応は目を通さなくてはならない。
現在、やっと上巻を読み終えたのだが、予想通り私は少しばかり後悔している。

そして、これが映像になったらあのようなフィーバーを巻き起こすのであろうかと、俳優のヨン様の演技力や監督の演出力に期待している次第である。
上巻を読んだ時点で、何となく先が見えるような気がするので、これからはそれの検証となっていくのかな?
プラトニックなメロドラマ小説を、このように読んでいる私は、実に面白みのない女だと自分でも思う。

さて、そんな私には、やはり「ヨン様フィーバー」は摩訶不思議な世界であった。
しかし、社会の不思議現象を見ると「なぜか?」と考える方に面白さを感じる性質(たち)の私は、ずっとこの現象について考えていた。
そして、自分なりの考えがまとまってきていたのだが、今朝 sweetrendez-vousさんの「中年女性が熱狂するヨン様ブーム」 を読んで、私の気持ちとピッタリだと膝をたたいてしまった。
以下は、その一部である。


それまで、育児に追われて忙しかったのが、子どもの成長と共に自分の時間が増えていく。
しかし、それまで自分の事よりも家族のために一生懸命に生きてきてしまったため、自分の時間を自分のために使う事を知らない女性が、心の空洞を抱えて苦しんでいる状態だ。
ふと気付いてみると、子どもは自分の元から離れて行き、夫ともたいした会話がない…、ああ私は何のために生きているんだろう…、っていう感じかな。

自覚はしていないまでも、子育てが終わった女性の心の中には少なからず、空洞ができているのではないだろうか。
その空洞が大き過ぎると精神状態もおかしくなるかもしれないが、ちょっとだけの空洞なら普通に生活できてしまえる程度だ。
しかし、空洞はそれを埋めてくれる何かを求めている…。
それが不倫願望だったりするが、多くの主婦は不倫などというリスクを犯してまで自分の空洞を埋めるための行動は起こさない。
何だかんだ言っても、日本の主婦は家庭を大事に考えているのだ。
そして彼女達は、家庭を壊さず、自分の心の空洞(寂しさ)を上手に埋めてくれるものを見つけた!
それがヨン様だ!!!!


私と同世代あるいはもっと年配の人たちがヨン様に熱狂する背景には、上記のようなことが間違いなくあると思う。
しかし私は、そのように理解は出来ても共感することが困難である。
なぜかというと、私は今までの人生の中で、芸能人であれスポーツ選手であれ、誰かのファンになって熱中したという体験がないのだ。

タイガースのジュリーに夢中になっている友人との話についていけなくて、とても困惑していた記憶がある。
しかし、みんなの話には付いていきたかったから、お勉強のように音楽番組を見たり、ラジオでフォークソングを聞いたりもしていた。
どちらかというとフォークソングのほうが肌に合って好きだったけれど、それでも誰かの熱烈なファンになっていた時期はない。
青春時代でさえそのような心境になれなかった私が、この年になって誰かにフィーバーできるなんて、ちょっと考えにくい。
そんなことを思うと、私の人生には少しばかり熱いものが不足していると、寂しく思うくらいだ。


私は、最初からあまり夫や子どもには期待しない性質だったし、自分自身にもあまり期待していないところがある。
失望したりして落ち込むこともあるけれど、「やっぱりね」という感じがどこかにある。
虚しい心を抱えていてもちゃんと生きることができるし、どんな絶望的な状況でも、人間は些細な喜びで生きることができるということも知っているつもりだ。
それは、手に届かぬ何かに憧れる気持ちではなく、自分と直接関わっている人たちや社会との関係性、または「五感」で感じることができる喜びなのだ。
そう考えると、ヨン様は確かに美しい男性だと思うので、見ているだけで幸せになるという効果もあるのかもしれないな。

それにしても「冬のソナタ」の下巻、早く読んで返さなきゃ。
気持ちが入ればあっという間に読み終えることができるのだけど、どうも乗り切れない。
このドラマは、読むものではなく見るもののようだ。





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最終更新日  2004年11月29日 09時50分53秒
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