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2006年09月15日
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朝のテレビドラマは、時計代わりにいつも見ている。
「純情きらり」 も、特別のことがない限り見ている。
途中経過の中では「どこが純情?」「誰の純情?」と思うこともあるが、
時代が戦争前後ということで、
私は、かつて出会った「遺族会のおばあちゃんたち」を思い浮かべることも多い。

この展開を、若い人達はどう考えたり感じたりするのだろうかと、
他のブログも結構拝見している。
その中で目に付くのは、桜子が達彦さんの生死がわからない時、冬吾さんに心引かれ、

現代の女性も、思いのほか純情なのだなと感心したりする。

私は、そういうこともあるだろう・・と思いながら見ている。
結婚式をしただけで、あるいは沢山の子どもがいるのに夫が出征し、
自分が生きるために、あるいは子どもを守るために、誰かの世話になったり、
時には、夫の兄弟と結婚したりした女性は多いはずだ。
遺族会の旅行などで、そんな人達の話を聞くたびに、
戦争とは本当にむごいものだと思った。
ある人は、達彦さん同様、夫の戦死の公報もないままに何年か過ぎ、
農家であった家と子どもたちのために、親族の勧めに従って夫の弟と結婚し、
その後に夫が復員したという例。
こればかりは、色々と想像すると今でも胸苦しくなる。

それぞれどんなに苦しかったことだろう。
死んでも地獄、生きても地獄だな・・と思ったものだった。

昨夜、たまたまBSハイビジョン特集「日中戦争~兵士は戦場で何を見たのか~」を見た。
本来は「不拡大方針」だったにも関わらず、
軍部の勝手な判断で宣戦布告もせずになし崩し的に中国を侵略し、政府はこれを追認。

90歳を超えた元兵士は、その時のことをこれまで言うことができなかったという。
「この世の置き土産として、言わなくてはならないと思った」
というようなことをおっしゃっていたが、
何も言えぬままに亡くなっていった元兵士がいかに沢山いらっしゃることだろう。

自分が生きるためには、敵を殺さなくてはならない。
戦闘のなかでならまだしも、抵抗できない民間人(かもしれない)中国人を殺すことは、
いかに戦時中とは言え、釈然とはしていなかったようだ。
公式記録では、南京事件での中国人の死者は7000人くらいとか。
それだけでも十分に虐殺行為と言えるだろう。

多かれ少なかれ、命からがら復員した人達は、
そのような辛い記憶と戦いながら戦後を生きたはずだ。
死ぬまで語ることができなかった人、自分の行為を「正当」と思うことで生きた人。
それぞれの体験や性格などで乗り越え方は違うだろうが、
人によっては乗り越えられずに苦しみ続けた人もいたのではないだろうか。

そのような父親たちに、私たちの世代は育てられた。
達彦と桜子は結婚し子どもを育てるのだろうが、
それがまさに団塊の世代である。





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最終更新日  2006年09月15日 10時31分13秒
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