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さて、ミラノといえばドゥオモ広場とこちらのガッレリア。鉄骨とガラス屋根でできたアーケードで、ミラノの流行の発信地的な場所となっています。十字型のアーケードを形作る建物もとても美しいのですが、世界中から人が集まるガッレリアの中心こそが、ミラノのチェントロ、といってもよいのではないかと思います。十字路の四つ角をなす建物の最上階のアーチ部分には、それぞれ四大陸を現すフレスコ画が飾られています。プラダの店の上は、ヨーロッパを表す絵 ガッレリアにくるとつい、上をみて歩いてしまうのだけど、足元だってこんなに華やか天井を見上げたり、床のモザイクを見たり、お店のウィンドゥをのぞいたり。ガッレリアは何度行っても飽きない場所ですネ。 立ち話だって、ガッレリアの真ん中だと、結構絵になったりして
March 31, 2009
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・・・忙しそうに行き交う人々、そしてジグザグに空間を横切るエスカレーター。ミラノへやってきたらやっぱり、都会だなぁと感心してしまうわけですが、ここは一体どこでしょう?デパート?美術館?・・・イエイエ、もっとなじみの深い場所です。 ピカピカの大理石がまぶしい、チケット売り場FS,イタリア国鉄の頭文字が見えますネ。そう、ココが新生ミラノ中央駅数年前から工事をしていたのですが、とうとう新しいチケットオフィスとエスカレーターが完成したというわけです!エスカレーターは、以前からあったものは階段に平行した狭いものから、上の写真のように、空港などでおなじみの段差のない、動く歩道をナナメに設置したものへ。これなら大きなスーツケースを転がしながらでも、楽に移動できるというコトなんですね♪それにしても、あまりにもハイカラになってしまってちょっとびっくり。以前のどっしりとした重厚なたたずまいもちょっと懐かしい気がしてしまいます。。。 え~、ちなみにコチラが2007年9月の切符売り場付近の様子。売店の奥のほうに見えるのが切符売り場デス。このころもう、工事してたんですネ。 そして今でも、電車の発着するホームはというと、相変わらずのこの風景。ちょっとノスタルジックな駅の風景と、イタリアモダン全開のチケットオフィス。これもまた、ミラノの面白いところなんですネ
March 31, 2009
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さて、パドヴァからはユーロスターに乗ってミラノへと向かいます♪平日の午前中ということで、車内は空いていて快適☆約2時間半ほどの電車の旅。車窓からの眺めを楽しんでみたいと思います 曇ってはいたものの、空は高くて、遠くドロミティの山々がよく見えました♪手前には、電車と平行して通る高速道路、A4号線(ミラノーヴェネツィア線)が見えています。この道路は結構懐かしくて、パドヴァからミラノへ、ミラノからヴェローナ経由でトレンティーノへと行ったりしたものです。。 雪山は電車が進むにつれて形がかわったり、近くなったり遠くなったり。車窓からの景色は飽きることがありません♪やがて、減速して駅に到着。アナウンスが流れて、電車がヴェローナ駅に着いたことを知らせます。 ヴェローナといえば、ロメオとジュリエッタの舞台となった美しい街。ばら色の屋根が続く中世の町並みの中に今でもジュリエッタの家やお墓があってロマンティックな観光都市として有名です。駅からは街の入り口であるポルタ・ヌォーヴァ(ヌォーヴァ門)しか見ることができません。あの門からさらに500メートルくらい行かないと、ヴェローナの中心街にはたどり着けません。ヴェローナにも、かれこれもう、5年以上行ってないなぁ。以前は春爛漫の4月に訪ねたヴェローナ。また近いうちにゆっくりと来てみたいトコロです♪ 春爛漫のヴェネトの思い出に酔いしれて(?)いるうちに、いつしか車窓からは美しい湖の景色がイタリア最大の湖、ガルダ湖です。私は水辺が大好きなので、イタリアの湖水地方も時間があるとぶらりと行くことが多いのですが、このガルダ湖も本当にステキなところ湖畔には雰囲気のある古城があり、白鳥が泳ぐ優雅な湖ですが、東側はヴェネト、西側はロンバルディア、そして北側はトレンティーノ・アルト・アディジェという3つの州にまたがる大きな湖。むか~し、仕事で一日だけオフがあったときに、こっそりとガルダ湖へと遊びに行ったことなどを思い出してまたしてもにんまりヴェネトからミラノへのこの路線は、私にとっては一番なじみがある風景のヒトツなんですネ。さて、電車のほうはガルダ湖を境に、いよいよヴェネトとお別れ。・・・懐かしいロンバルディアの大地に抱かれて、一路ミラノへと進んでゆくのでした
March 30, 2009
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パドヴァの駅構内に、立派なチョコレート専門店がありましたスイスの名門、有名なリンツ社です電車を待つ間、ちょっとのぞいてみようと思います♪今は、世界のチョコレートがその気になれば手に入る世の中ですが、私がまだ小さいころは、外国のチョコレートなんて、とても珍しい存在。たまにお土産とかでいただいたアメリカのチョコなどは、味が濃厚すぎてあんまり好きになれなかったのですが、最近ではいわゆる洋モノのチョコのまったり、こってりとした甘さが大好きになってしまいました北イタリアでは、お隣の国であるスイスやオーストリアなどのチョコレートも人気があって、このリンツ社もそのヒトツ。私も大好きなブランドです♪ いろんな銘柄で、いろんな種類のチョコレートがあるのですが、私が行ったときはヴァレンタインデーに向けて、かわいらしいチョコがたくさん♪でも、こんなウサギさんのチョコなんて、復活祭用としても良さそうですよね それに、さすが専門店、いろんなバリエーションがあるのも魅力♪寒い冬に欠かせないホットチョコレートとか、パーティにも使えそうなケーキやパンナコッタの素もあります右上のチョコムースの素は、ジャンドゥイオッティ味・・・おいしそう~~~~っっでも、なんといってもリンツ社のチョコで最も有名で最も人気があるのは、リンドール。写真のように、大きなハート型のモノもいいけど。。。 わんこのぬいぐるみつきの、この巨大リンドールが気になっちゃう・・コレはやっぱり、自分で買うより、誰かに買ってもらいたいわよね
March 30, 2009
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さて、パドヴァのお話はまたそのうちにすることにして、そろそろ電車に乗って、懐かしいミラノへと戻りたいと思います♪やってきたのはパドヴァ駅。どっしりとした石の柱が立ち並ぶ駅舎はミラノの中央駅と同じ、ファシズムのニオイがプンプンするつくり。 駅も、数年の間にいろいろ進化しているわけで、たとえばこの切符売り場は、数年前までは窓口で切符を買うのがアタリマエでしたが、今では自動券売機がたくさん出ていたり。 駅構内の売店がものすごく増えたなぁ、というのが正直な感想。雑誌やおみやげ物を売るキオスク系の店のほかに、本屋さんがあったり。。。。 さすが靴の町、パドヴァだけに、駅構内に靴屋さんがありましたそのほかにもバールがあったり、チョコレートショップがあったり。あと何年かしたら、立派な駅ビルになっているかもしれないですネイタリア国鉄の駅には「改札」がなくて、電車に乗る前に自分で刻印機に切符を入れて乗車日と時刻を打刻するのですが、それだけに、いわゆるエキナカの売店を利用するためにわざわざ入場券を買う必要もなく、自由に利用できます。「エキナカ」というショッピングスペースも、そういう意味ではこれからどんどん発展していってもおかしくないですよね。この後到着するミラノ中央駅も、実はびっくりするほど様変わりしていたんですヨ。 運行案内看板も電光式になってましたが、肝心の運行状況というと、やっぱりヴェネツィア行きに遅れが目立ちますネ。10分から、最大60分の遅れですって・・・ヴェネツィアに行くなら、電車はやめて、ここからバスに乗ったほうが早そうですね(笑)私が乗る電車は、ミラノ行き。出発までまだ時間があるから、新しくできた、チョコレート屋さんに行ってみよう~っと♪
March 29, 2009
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カフェ・ペドロッキでおいしいコーヒーを飲んで再び町へ出ると、すっかり夜の顔☆空の色はまだ少し明るさをとどめているものの、町の景色はもう金色にライトアップされていました。チェントロにはいつのまにか、大勢の人が繰り出してきています 午前中、ほとんど人気がなかった広場にも、地元の人たちが少しずつ集まってきて、立ち話をしたり、連れ立って食事にいったり。・・・もしかして、パドヴァの人たちって、夜型人間?? ・・・でも、たしかに昼間よりはこうして金色に染まった夜の街のほうがカナリ魅力的パドヴァの人たちは、そんなとっておきの時間帯を知り尽くしているのでしょうネ。 ミラノなどの大きな町や観光地では昼も夜も人が多いものだけど、パドヴァでは圧倒的に、夜の方がにぎやか☆でも、こんな素敵なトコロなんだもん、夜型大賛成ですよね♪
March 28, 2009
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週末の、パドヴァの夜☆昼間よりもにぎやかな夜の町は、ただなんとなく歩いていても楽しいものです♪さて、石畳の路地を歩いていたら、前方に見慣れた旗が ・・・あ、やっぱりハネウマだ~旗の出ているところは煌々と明かりがついていて、若者たちが集まっているから、何かのイベントがあるのかな?それとも、フェラーリショップがここ、パドヴァにもできたの??・・・なんて近づいて見たら、ジュエリー&ウォッチのお店でしたフェラーリ関連の商品があるわけでもなく、別にイベントでもなし。でもね、よく見たら、お店の看板に「FERRARI」という名前。そっか、フェラーリさんのお店ってコトなんだ。フェラーリといえばイタリアを代表する高級車いよいよ今年のF1グランプリも開幕しましたが、スポーツカーというよりもレーシングカーのイメージが強かったりします。でも、イタリアでは結構よくある苗字のヒトツ芸能人にもフェラーリさんというヒトがいますし、実際に私の知人にも、フェラーリさんがいます。・・・日本でもホンダさんとかスズキさんとかがいるのと同じってことですネ実際にイタリアでスズキ、とかホンダ、と名乗るとほとんどのリアクションが「あ~、MOTO(バイク)のスズキね!」なんて言われます。 でも、やっぱりフェラーリっていう名前にはものすごいカリスマ性を感じてしまいますヨネ。お店を持っているならやはり、ハネウマの旗を掲げたくなる気持ち、わかります♪・・・ちなみに、以前仕事でミラノに行くと、よく取引先の会社でホテルから展示会会場や取引先の会社へと送迎してくれるクルマを手配してもらっていましたその運転手さんの名前も「フェラーリ」さん。最初は社長が電話で「フェラーリを呼んでくれ」なんて言っているのをきいて「まっ、まさかフェッラーリでお仕事~~~!?」とドキドキしてしまったものですが、実際にお迎えにやってきたのはメルセデス、そしてメルセデスのドアを開けてくれたのがミスター・フェラーリだったというオチ(笑)以来、毎回クルマを頼むとやってくるフェラーリさん。社長はいつも「フェラーリなのにメルセデスなんだな」といって彼をからかうのですが、涼しい顔をして受け流す様子はきっと、毎回言われているんだろうなぁ。。。いつもビシッとスーツを着ていて、映画「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムにちょっと似ていて、カッコよかったなぁ~ロマンティックなパドヴァの夜にハネウマの旗をみて、そんなコトを思い出していた私なのであります・・・フェラーリといえばいよいよ!今週末から2009年のグランプリが始まりました!今日フリー走行とか見ていたんですけど、毎年毎年、よくもこう、コロコロとレギュレーションが変わるんだ!と、勉強不足な私にとってはアイタタ。。な開幕戦。でもね、やっぱりフェラーリは特別☆今年もがんばって応援するぞ~~~~♪
March 27, 2009
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前回に引き続き、カフェ・ペドロッキ2階のピアノ・ノービレから。ここで見学できるお部屋は3部屋。そのほかに、お部屋とお部屋の間にある「次の間」的な部屋があるので、見ごたえは十分あります。上の写真は一番大きな広間で、白い壁に黄金の装飾がいかにも華やかな雰囲気。現在でもコンベンションや結婚式の披露宴などで使われるそうです こちらは、南側に面した談話室。グリーンを基調としたインテリアに、やはりゴールドをたくさん使った天井装飾が目を引きます。 先ほどの大広間から比べると、イタリアのお屋敷にしてはちょっと天井が低く感じてしまいますネ。 そんな天井にはこれまた絢爛豪華な極彩色の世界~天井低い分、迫力満点です。 さっきから天井が低いと文句をつけていますが、お許しください(笑)私の部屋なんて、この「次の間」の3分の1くらいだもん、ちょっとひがんじゃう。 窓の向こうにはそろそろ暗くなってきたパドヴァのチェントロの様子が。ピアノ・ノービレには、このほかに年代別に分かれた歴史資料室があって、そちらも見ごたえタップリ。特に、2つの大戦時のイタリアの様子、パドヴァの様子が写真や当時の人の手紙、衣服などとともに展示されているのがとっても印象的でした。第2次大戦時の資料としては当時軍需の町として栄えたパドヴァにムッソリーニがやってきたときの様子などが映像として残っていて、ファシズムを支持する若者たちと、戦争で大切なわが子を失った母親たちの哀愁のまなざしという対照的な世界観を見て、改めて平和の大切さを実感してしまいました。お屋敷探検も楽しかったし、資料室では本当に勉強になりました♪サラっと見学するつもりが、気づいたら閉館時間までタップリとすごしてしまったのでした
March 27, 2009
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話が前後しますが、カフェ・ペドロッキでお茶を飲む前に、2階にある歴史資料館へ行ってきました。 ナポレオンの時代から現代に至るまでのパドヴァの歴史を、書簡や遺品、写真で展示している資料館で、パドヴァ市民の目線でとらえた歴史の背景などをわかりやすく見ることができます。入り口は、カフェ・ペドロッキの北側の入り口横にある階段を上ったところ。なんだか高級感のあるレッド・カーペットを踏みしめて上がっていくと。。。 ピアノ・ノービレ、貴族の館という意味のフロアが出迎えてくれます歴史資料館というから、もっとシンプルなオフィスみたいなトコロを予想していましたが、意外にも豪華な空間。といってもここはいわゆる玄関ホールみたいなところなんですけど(笑) 貴族のお屋敷の中でも主要な客間や広間のあるフロアを、ピアノ・ノービレといいますが、そんなノービレな雰囲気を十分に味わえるお屋敷エリアと、近代史を凝縮して展示してある資料館エリアとに分かれていて、最初に見ることができるのがこのお屋敷エリア。アンティークな雰囲気がなんともいえない天井の装飾と、年季を感じる漆喰塗りの壁。ヴェネトの貴族たちの上品で優雅な感性を垣間見ることのできるピアノ・ノービレ。探訪は、始まったばかりデス♪(つづく☆)
March 26, 2009
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一日歩き回ったあとは、ホッと一息、おいしいコーヒーが飲みたくなります♪せっかくパドヴァに来たのですから、老舗カフェであるペドロッキへと行ってみたいと思います 創業1831年というカフェ・ペドロッキは、パドヴァの町の中心にあって、町とともに歴史を刻んできた由緒ある老舗。まるで神殿のような入り口と、通りに面したガラス張りのカフェテリアはどことなくスノッブな雰囲気で、以前から気になっていたものの、いまだに中に入ることができずにいました。今回は意を決して、中でお茶をいただいてきます! カフェ・ペドロッキ、という名前ですが、レストランとしても営業しているお店は細長く奥行きのあるつくり。部屋ごとに色の異なるクロスがかけられたテーブル席は、夕暮れのこの時間帯はなんと満席でしたピアノの生演奏を聴きながらの優雅なひとときう~ん、やっぱり席が空くのを待っていたほうがいいのかしら?? と、思ったらテーブル席を見渡せる場所に、カウンター式のバールがありましたテーブル席は優雅な別世界ですが、この時間帯なら、こうしてカウンター席でカフェをいただくのも悪くないかも実際、テーブルが開くのを待つ間のアペリティーヴォとして利用しているヒトも多く、カフェだけではなくてカクテルやワインなども出してくれます。私も、一人きりで食事をするのはちょっとさびしかったので、ここではお店の名前と同じ、「カフェ・ペドロッキ」なるコーヒーを注文~。 エスプレッソに、ミントクリームを少々乗せて、ココアパウダーを振りかけただけのシンプルなコーヒーですが、ミントの色と香り、そしてココアの香ばしさとエスプレッソのほろ苦さが絶妙なバランス地元のヒトに混じってカウンターで立ち飲みをしながら、次回こそはテーブル席で、優雅な食事をいただきたいと思った私なのであります♪
March 26, 2009
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パドヴァの聖アントニオ大聖堂の扉の上には、聖人の像が立っていて、来訪者たちを出迎えてくれます。もともとはポルトガルの貴族の出身でしたが早くから修道の道に入り、その熱意から異教徒への伝道をするために祖国を離れ、アフリカへと向かいましたが、嵐にあって気づいたらイタリアへ到着。その後パドヴァに住んで、数々の奇跡を起こしたヒトです。彼の名前を有名にしたのは、その頭の良さと、聞くものすべてを感動させたと言われる説教です。ポルトガルから、いわば移民のような形でパドヴァへやってきたアントニオは隠者のような生活をしていたのですが、ある修道士の集まりのときに、誰も説教の準備をしていなかったときに指名されて即興で語った説教が大変すばらしかったので、その後はどこへ行っても大変な人気になったのだとか。「万が一聖書がなくなるということがあっても、彼がいれば一語も間違えずに書き直すことができるだろう」とまでいわれた明晰な頭脳と聞くものを感動させずにいられない説教によって、時には熱狂的なファン(?)に囲まれて祭服の一部を切り取ろうなんていうマニアまで出る始末 聖アントニオの像やご絵は、麗しい美青年の姿実際、人並みはずれた精神力はあったものの、体が弱かった聖アントニオは35歳という若さで亡くなってしまいます。パドヴァの人々がこぞって彼の死を悼み、ここに聖堂が建てられたというわけなのですが、実はこの大聖堂の中には、大理石の棺のほかに、サンタントニオの聖遺物が大切に保管されています。その聖遺物というのが、なんと、聖人の『舌』ブレンタ川の魚たちにも説教をしたといわれる聖人の舌ですが、お墓も同じ聖堂内にあるのに、わざわざ舌だけ別に保管しなくてもいいのにネ。・・・あ、舌だけに、サンタントニオ。。。だったりして さて、そんなサンタントニオのご利益は、紛失物の発見や良縁、子宝絵や像ではたいてい、片手に純潔のシンボルである白百合を、もう片方の手には幼子イエスを抱いた姿で描かれています。また、ポルトガルからアフリカへ向かう途中で嵐にあいつつもパドヴァへ無事に着いたということから、旅行の守護、魚に向かって説教したということから漁師や動物たちの守護ということでもご利益があるようです。サンタントニオの祝日は6月13日。実は私の誕生日が6月12日なので、とっても身近な聖人様なんです♪・・・なにか探しものがあったときには、ためしにサンタントニオ様に取次ぎを願ってみてはいかがでしょうか。。。?
March 25, 2009
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パドヴァのサンタントニオ大聖堂。聖堂の前の広場は、ピアッツァ デル サント、聖人の広場と呼ばれています。 ・・・いかにも聖地なんだな、って思うのはこういう屋台があることおみやげ物の屋台なんだけど、扱っているのはほとんどが教会グッズ。サンタントニオはもちろん、マリア様やジェズ様のご絵や像、お祈りの言葉を刻んだ壁掛けやロザリオなどなど。 聖人のイラスト入りのろうそくは1ユーロから各種そろえてあります ロザリオは、首から下げることのできるネックレスタイプのほかに、ブレスレットや指輪のように小さいものもあります アクセサリーショップで売られているものよりも格安で、きれいなものが手に入るのも教会ならでは☆場所柄、ヴェネツィアングラスを使ったものなどもあって、見ているだけでも楽しいのでした♪
March 25, 2009
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いよいよ、パドヴァの聖地、サンタントニオ大聖堂へとやってきました♪ヴェネツィア風のアーチや尖塔と、東洋風の丸いドーム屋根が見せる、ちょっとふしぎな建物です正面から見ると平面的ですが、 ・・・実はこんなに奥行きがありました教会の中は聖地ですので、これだけ大きな大聖堂とはいえ静寂に包まれています。 聖堂内は撮影禁止なので、中庭の様子を。緑多いさわやかな空間です♪大聖堂の中の一角には聖人サンタントニオのお墓があります。アッシジの聖フランチェスコ聖堂には、サンフランチェスコのお墓があり、地下のクリプタに石棺があって、その周りは金網で囲んであったものですが、ここパドヴァのサンタントニオの棺は、誰でも触れることができるようになっていました。 聖堂内は、中央の祭壇を取り囲むように小さな礼拝堂がたくさんあるのですが、そのひとつで、Benedizione(授福式)をしていました。1日数回、神父様によって、来訪者たちに祝福を授けてくださるというトコロ。・・・私も祝福してほしいなぁ。。と、入り口でモジモジしてたら、神父さまがニコニコしながら手招きしてくださいました神父様と一緒に十字架のしるしをして、聖水を振り掛けていただき、祈りと祝福の按手を頭の上に授かります。短いお祈りの後、「Faccia Bene!(善を行いなさい)」といいながら送り出してくださった神父様の笑顔は、どんな高価なものにも勝る今回の旅のお土産デス
March 24, 2009
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パドヴァの町は、北イタリアらしく、歩道には柱廊がついていて、雨や雪を避けることができるようになっています。パドヴァで有名なトコロといえば、聖アントニオ聖堂「サンタントニオ」という呼び名で親しまれ、アッシジの聖フランチェスコと共に大変有名な聖人様です。サンタントニオの遺体が安置されているのが聖アントニオ聖堂で、ココはキリスト教の巡礼地として年間を通してたくさんの人々がやってきます。私も、今回パドヴァに来たのはこの教会へ行くのが目的。ポルティチ、と呼ばれる柱廊を歩いて聖堂へと向かいますが、日曜日の昼間はやっぱり人が少ないのですね~。 Via del Santo、聖人の道という名前の通りはひっそりと静まり返っていてちょっとさびしいくらい。なんだか心配になってきたころ、前方に聖堂のファザードが見えてきました♪ さっきまで周囲には人気がなくって不安だったことも忘れて、両側の建物の向こうに見えるサンタントニオ聖堂のファザードに思わず急ぎ足♪ レンガを積み重ねて造られたサンタントニオ聖堂は、思っていたより質素なたたずまい。実際にはものすごく奥行きがあって、非常に大きな教会です念願の聖地に来ることができて、ちょっとうれしくて深呼吸しちゃいました
March 23, 2009
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ダンテさんの話が出たので、イタリアで2番目に歴史のあるパドヴァ大学の写真を。・・・といっても、実は土日にパドヴァに滞在したものですから、学校はお休みだったんですねぇ。夜になって、ライトアップしていたキャンパスの一部を外から撮った写真です。地動説を唱えたコペルニクスは、この大学で勉強をしていたんだそうですヨ卒業生が立派なのは、先生たちも立派だったから??ダンテさんはもちろん、天文学の父と呼ばれるガリレオ・ガリレイや詩人のペトラルカといったそうそうたる顔ぶれの講師陣イタリアでは、パドヴァの人のことを「グラン・ドットーレ」、偉大な学士さんと呼ぶそうですが、昔も今も、パドヴァといえばまず、パドヴァ大学を思い出すほど歴史と名声を持つ学び舎なんですね~。・・・でもね、夜のガッコウって、ちょっと不気味な感じ 滲んだようなフレスコ画や古くていかめしい銘板とかが並んでいるんだけど、やっぱりココは、昼間行ったほうがよさそう。。。。大学内には1594年に作られた世界で最も古い解剖学教室 テアトロ・アナトミコ(Teatro Anatomico = 解剖学劇場)があることでも有名ですが、そんなコトを思い出したら、ますますゾゾっとしちゃったのでした
March 22, 2009
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前回の、アンテーノレさんのお墓のちょうどお向かいに建っている家。黄色い壁に描かれた模様といい、窓枠の装飾などといい、ヴェネツィアな雰囲気がたっぷりな、ちょっと重厚な建物です。この建物、実はあのダンテ・アリギエーリさんのおうちだったところなんです 建物の窓のそばにはこんな説明書きが。。。中世イタリアではローマ教皇を支持する教皇派と、神聖ローマ帝国を支持する皇帝派に分かれた政治論争や、血なまぐさい戦争が起こっていたそうで、当時皇帝派に属していたダンテ・アリギエーリさんは故郷のフィレンツェを追われて、パドヴァなど、北イタリアの町で亡命生活を送っていたようです。この看板にも、1306年、カッラーラ家(当時のパドヴァ領主)の保護によって、ここでダンテが亡命生活を送っていた、というようなコトが書かれていますこの家のすぐ裏手にあるのが、イタリアではボローニャに次いで2番目に歴史のあるパドヴァ大学ですが、ダンテさんもこの大学でしばらく教鞭をとりながら執筆生活を送っていたようです。今こうしてこの家を見上げているワケなのですが、時代が時代なら、どこかですれ違っていてもおかしくないんですよね、ダンテさん♪
March 21, 2009
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パドヴァの町の中に、堂々と建っているこの古いレンガ造りの建物は、Tomba di Antenore、アンテーノレさんのお墓アンテーノレさんは、古代ギリシャの時代の伝説のヒト。木馬の伝説で有名なトロイの出身で、トロイ戦争を生き延びたアンテーノレさんはエーゲ海からアドリア海を渡ってヴェネツィア近郊の町に漂着後、川をさかのぼってたどり着いた土地を「パドヴァ」と呼んで住み着いたのだとか。いうなれば、パドヴァの父。・・・しかし、古代ギリシャ、トロイ戦争の時代にエーゲ海から地中海、そしてアドリア海へと海を渡ったなんて、筋金入りのサバイバーですそんなパドヴァの父の墓、ということで、お墓の向こうに見える建物はパドヴァ県庁パドヴァの人々にとっては、アンテーノレさんはきっと、歴史上のヒーローなんでしょうね~。・・・・3000年の歴史ロマンが、さりげな~く町の中心にあるんだから、なんだかスゴイですよね。。。。お墓が作られたのは4-5世紀ごろ、ということなんですが。。。(笑)
March 21, 2009
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サローネの柱廊を後にする前に、少しだけ周りの景色を見ようと、手すりから下をのぞいて見ることにしました。 ちょうど広場の片隅では、石畳の舗道の補修工事が行われているところでした。日曜日にお仕事、ご苦労様デス☆それにしても、道路工事といえば、私たちの身の回りでもこの時期はアスファルトを剥がしたり、舗装をきれいにしたりと、いろんな工事をしていたりするのですが、昔ながらの石畳の補修は、やっぱり昔ながらの手作業なんですね~~~ 模様を描く石畳ですから、微妙な大きさや色の石をうまく組み合わせて、砂を敷いた上に石を並べて金槌でたたきながら埋め込んで行きます。日曜日の午前中ですから人通りも少ない広場に、石を埋め込む金槌の音が響きます。 石を並べて、たたいて、また新しい石を置いてコツコツ。。。。これがホントの『地道』な作業ですネ。道を作るのに地面にむかって、コツコツと。それにしても、技術も機械も進歩した現代に、石畳の舗道だけは、こうして昔ながらの作業でしかできないのかしら、とちょっと不思議。きっと、すばやく美しく、敷石模様の道ができる機械とかロボットとかがいそうだけど、それだとやっぱり、この独特の表情は生まれないのでしょうね。これからは、石畳を歩くたびに、こうして一つ一つ、石を埋め込んで作った道なんだな、って思い出しながら敷石を踏みしめてみたいと思ったのであります。地道な作業に励むパドヴァの人を見ていたら、「人間らしい」仕事、人の手でなくては出せない暖かい風合いの大切さを守り続ける、そんなこだわりが生み出す『Made in Italy』 の魅力を改めて感じてしまったのでした♪
March 21, 2009
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小宇宙のようなサローネを出て、再び美しい柱廊へ。真冬の空はどんより曇っていますが、雲は高くて、遠くにドロミティの山並みを見ることができました。 建物の中のフレスコ画もスゴイけど、この柱廊部分の天井も、生い茂る植物のフレスコ画で覆われています。まるで果樹園の中にいるような、さわやかな絵です。 実際に、果物が描かれているのね柘榴かしら、それともイチジク。。。??どちらでもいいか、おいしそうだから
March 20, 2009
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さて、第一印象が『体育館』だったサローネですが(笑)、こうしてみると本当に広々としています。 大きな木馬が安置されていますが、私たち人間の大人はというと、あの馬の載っている台座くらいなんです・・・巨大でしょ?半分から上の、ドーム上の屋根はこうして内側から見ると木組みなんですね~。 内部には照明もあるのですが、屋根や壁につけられた明り取りの窓から差し込む光がまた、不思議な感覚に陥らせます。周囲にはお約束(?)の聖書の物語が描かれているのですが、コマ割りされた絵と、明り取りの窓を見ていると、まるでノアの箱舟に乗り込んだような気がしてきます。。。 一つ一つ、ゆっくりと時間をかけて見ようと思ったら数時間は必要かも。スクロヴェーニ礼拝堂のジョットの傑作もそうでしたが、パドヴァは別名「フレスコ画の町」。教会やヴィッラ見学に行くと、こうしたすばらしいフレスコ画に出会うことになります。・・・オペラグラスを持っていけばよかった~~~ 教会やお屋敷の、豪華な調度に囲まれたフレスコ画とは一味違った雰囲気が楽しめるサローネ。 お出かけの際は、オペラグラスをお忘れなく
March 20, 2009
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ドゥオモを見学した後は、そのまま歩いてラジョーネ宮へ。13世紀初頭に、パドヴァの行政府によって裁判所として建てられた建物です。なるほど、いわれてみればラジョーネ(Ragione)という言葉は分別や判断力といった意味になります。パドヴァの顔とも言うべき建物のひとつですが、実際に裁判所として使われていたのは写真向かって左手奥、塔が立っている辺り。印象的なカマボコ屋根の大きな建物は「サローネ(大広間)」という名で親しまれています。 サローネの入り口へは、建物の南側にあるエルベ広場に面した脇の階段を上って行きます。建物は北側と南側がそれぞれ広場になっていて、平日にはいろいろなメルカート(市)が出てにぎわうところ。初日の夜に歩いた市場の風景がそうなんですが、面白いのはサローネの北側の広場はピアッツァ・デッラ・フルッタ(フルーツ広場)という名前で、南側がピアッツァ・デッレ・エルベ(ハーブ広場)という名前なんですそういえば、エルベ広場には主に野菜や穀物を売るマーケットが多くて、フルッタ広場では果物屋さんが並んでいたっけ広場の風景は一見同じように見えるのですが、お店を見ればどちらの広場にいるのかがわかるってことなんですネ♪・・・・ハナシがそれました(笑)エルベ広場側の階段を上っていくと、途中でチケット売り場があり、サローネの中に入ることができます。 でも、まずは階段を上りきったところにある柱廊のフレスコ画に注目唐草模様のような、ちょっとオリエンタルな雰囲気です。サローネに入る前に、エレガントな柱廊でしばしうっとりとしてしまいましたが、いよいよあの、カマボコ屋根のサローネへと入ります♪ラジョーネ宮、ということで、「宮殿」と名がつく建物だけに、内部はさぞや絢爛豪華なお屋敷なのかと思ったら。。。。。 ・・・・体育館みたいサローネという言葉自体、「大広間」とかホール、といった意味がありますが、まさかココまでガラ~ンとしているとは、ちょっと想定外(笑)むしろ、バレーボールとか、バスケの試合ができそう。。。ここも、四方を取り巻く壁には極彩色のフレスコ画・・・ソレが返って、観覧席っぽいと思いません。。。??
March 19, 2009
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細い路地をブラブラ歩いているうちに、いつのまにかパドヴァの大聖堂の前にやってきました。シンプルな、レンガを積み上げたファザードと広場。うう~~ん、この景色、どこかで見たような気がする。。。…って、手前のイタリア青年ではないですよ・・・どこかで見たような、というフシギな感覚、誰でも一度は体験として持っていると思います。いわゆるデ・ジャ・ヴ、既視感というヤツですネ。子供のころはそういうのが多くあったんですが、ここ数年はそうした感覚さえ忘れていたような気がします。たまたまパドヴァのドゥオモに来て、この角度でファザードを見たとき、瞬間的に「あっ!この景色、見たことある!」という確信がありました。・・たぶん半年位前なのかなぁ、時期は定かではありませんが、とにかくイタリアに行きたいと思っていた時期に、夢の中でこの広場に立っていました。夢の中の広場は人で埋め尽くされていて、誰かが大きな声で演説みたいなコトをしてたっけ。まぁね、だからナニ?って言われても困るんだけど(笑)、あのフシギな感覚を久しぶりによみがえらせてくれた大聖堂ですから、ちょっと中をのぞいてみたいと思います☆ 白を基調とした大聖堂の内部はちょっと拍子抜けするくらいシンプル。実はここも、戦争で壊されてしまったために、再建されたちょっと新しい建物。正面のファザードだけは16世紀のままなんだそうです。ここでも、ミサが行われていましたせっかくなので、私もここで日曜日のミサに与ることにして、一番後ろの席に座らせていただきました☆カトリックのミサの式次第は全世界ほとんど同じ。そもそも「カトリック」という言葉の意味が「普遍的な」という意味になるのだそうでして、世界中の信徒さんがいつもどこかで同じ祈りをあげているように、ということでミサの進行や式次第が定められているのだそうです。ちなみにココの司祭様、歌がめっちゃ上手でした~ 大聖堂のそばには、空襲の爆撃を奇跡的に免れた洗礼堂があります。こちらもワビサビ感あふれる粗削りな建物ですが。。。 内部の鮮やかなフレスコ画は圧巻右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、聖書の物語が描かれていて、天井クーポラを見上げると、そこには中央にジェズ様、そしてその周りにはすべての天使と聖人たちが、ぐるっと輪になってこっちを見下ろしてる。。。洗礼堂だから、ちょうどこのクーポラの真下に洗礼盤があります。つまり、ジェズ様はじめ、たくさんの聖人サマたちのアツイ視線を浴びながら洗礼を受けるということ。・・・なんだかドキドキしちゃいますまさに、洗礼にふさわしい荘厳なフレスコ画です。これから先、自分が洗礼を受けるときも、誰かの洗礼式に立ち会うときもきっと、私はこの絵を思い出すと思います・・・コレも、デジャヴ。。。??
March 19, 2009
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パドヴァのサン・ニコロ教会。チェントロ地区にありながら、ちょっと路地を入ったところにあるので、ホントに地元の教会、という感じです。地元の教会がこんなにかわいらしい建物だなんて、なんだか素敵だなぁ~。立派な鐘楼があって、歴史のある街の中に歴史あるたたずまい。イタリアっていうところは、コレが普通なんだって思うとなんだかスゴイちょうど日曜日のミサの時間だから、教会の前には人が集まってきていますネ。 ・・・レンガ色の建物に囲まれた広場には、黄色い車がよく似合いますかわいらしいミニと中世の建物、そして石畳の舗道。。。いいね、イタリアらしいネ
March 18, 2009
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スクロヴェーニ礼拝堂は、通常基本的には予約が必要で、見学時間までしっかりと決められています。通年、朝9時から夜7時まで受け付けてくれていますが、コレからパドヴァへ行こうかな♪なんていう方がいましたら、夜の見学というのも素敵かもこの看板に書かれているとおり、2009年は3月1日から、翌2010年1月6日まで、なんと夜10時まで見学することができるとのことちなみに私が行ったのは1月25日。・・・1月中旬から2月末までが夜の見学の対象外なんですね~。・・・ちょっとがっかりでもね、まさにオフシーズンだったからか、見学時間を少しだけ延長してもらっちゃいました♪ホントなら見学できるのはきっかり15分間だけなのですが、礼拝堂脇の小部屋で、ビデオによる説明を見ることになりますので、礼拝堂だけでも30分はかかると思っていただいたほうがよさそうです。私が行ったときは、見学者は私を含めて6人だけでしたので、15分が過ぎた後でも、次のグループがビデオを見ている間なら、ということで10分くらい延ばしてもらえたんです♪でも、やっぱり夜のスクロヴェーニ礼拝堂も、見てみたい~~~♪よく晴れた夏の夕暮れ時、礼拝堂の見学を終えて、外にでたらちょうど、パドヴァの空もコバルトブルー。。。そんな情景にあこがれちゃうナ・・・というわけで、またまたパドヴァに行く口実ができたということデス
March 18, 2009
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エレミターニ教会の周りはちょっとした公園になっています。この教会自体が、中世のパドヴァの町の境界線である城壁のそばに立っているので、城壁に沿った緑地がそのまま、現代の市民の憩いの場になっているのですね~お城の入り口のような門をくぐって、公園に入ってみます☆ ちょっとした遊歩道があり、ベンチがおいてあるほかは、特に何もないトコロなんですけど、昔のお堀のようなくぼみには、古代ローマの遺構がゴロゴロと転がっていました・・・なんとなく、ワビサビを感じます。。。 公園の木立の向こうに、シンプルな礼拝堂が建っています。実は、あの礼拝堂こそがフレスコ画の巨匠、ジョットの傑作で有名なスクロヴェーニ礼拝堂1305年にエンリコ・スクロヴェーニというヒトが作って、自分が死んだらココに埋葬してほしいという遺言を残した礼拝堂は、外から見るといたってシンプルな、小さな礼拝堂ですが、一歩中に入ると、壁面から天井まで、びっしりとジョットによるフレスコ画で埋め尽くされていて、その統一され、凝縮された世界に圧倒されてしまいます。観光シーズンであれば、場合によっては予約を入れないと見学が難しいといわれるほど、パドヴァの見所の要となっているスクロヴェーニ礼拝堂。見学時間はきっかり15分間で、礼拝堂の内部の温度や湿度を保つための設備が整えられています。 フレスコ画は、聖母マリアとキリストの生涯を描いた一連の作品と、入り口の壁一面に描かれた最後の審判。マリア様とイエス様の生涯は38枚の場面に分けられていながら、統一性があってわかりやすく、なによりも登場人物の表情がすばらしかったです。 ジョットのフレスコ画は、そうしたドラマティックな情景はもちろん、あざやかなブルーが多く使われているのも特徴。東方三博士の礼拝のときも。。。。 幼子イエスを連れてエジプトへ逃れるときにも、背後にはこのブルーが使われています。そしてもちろん、壁一面を使った「最後の審判」の絵も、宇宙のような、海のようなこの鮮やかなブルーの上に描かれていました。見ているだけで心が清められそうな美しいブルーと、表情豊かで臨場感たっぷりな絵に、誰もが言葉を失うというか、もう口をあけて見とれてしまったのでした(笑)*礼拝堂内部の写真はすべて、公式サイトからいただきました☆ これからパドヴァへ行かれる方、いつか行こうと思っている方はぜひ、行ってみてくださいネ~♪ 公式サイトはこちら⇒スクロヴェーニ礼拝堂(イタリア語、英語)
March 17, 2009
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エレミターニ教会の中央祭壇。なんといっても、左右の壁に描かれた聖書の物語のフレスコ画が圧巻鮮やかな色彩と生き生きした表情に思わず見とれてしまいます。祭壇の後ろのドーム部分がほとんど爆撃で失われてしまっているのが残念!祭壇の前でしばらくたたずんでいると、どこからともなく美しい歌声が聞こえてきました。ドコから聞こえてくるのか、歌声をたどって行くと。。。 祭壇に向かって左側のドアの向こうから聞こえてくる♪ドアの上には、教会というよりもBARを思わせる看板があります。最初は「さすが観光地パドヴァ、教会の中にBARまであるのかな」なんて思いましたが(笑) CAPPELLA,礼拝堂でした~日曜日の朝でしたから、おミサを捧げていたのですね~。しかし、中世の面影残る教会の中に、こんなネオンサインは要らないと思うんですけど。。。。
March 17, 2009
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パドヴァのチェントロから徒歩で10分足らずでエレミターニ教会へ着きます。教会の隣にはローマ時代の遺構が残る公園と、古代ローマから近代に至るまでの公庫品や美術品を集めた市立博物館があり、ジョットのフレスコ画で有名なスクロヴェーニ礼拝堂もこの公園にあります。もちろん、私の目的はスクロヴェーニ礼拝堂だったのですが、その前にエレミターニ教会へ立ち寄って見ることにしました。 第2次世界大戦で空爆を受けた教会は、戦後に修復されたもの。広々とした内部は、一見キレイですが、部分的に空爆の爪あとが生々しく残っていました。それでも、鮮やかなフレスコ画と、色大理石で作られた教会の中はどこかほっとするような、暖かい雰囲気♪ 飛び出す絵本みたいな、カラフルな彫刻。中央には聖母子、両側には多分ヨハネとヤコブ。二人の聖人サマの頭上にはホタテ貝みたいな飾りがついています。・・・イタリア版の「後光」っていうヤツかしら。。。。??
March 16, 2009
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パドヴァ、2日目の朝。この日は1日でパドヴァ市内の主な見所を周るつもりで、張り切って早起きしました あいにくの曇り空ではありますが、雨や雪が降らないだけでも良しとしなくてはいけませんネ。一度朝食をとりに隣のバールへ降りていって(バールでいただく焼き立てブリオッシュとカプチーノ。。。おいしかった~)食後に歯磨きや身だしなみを整えて、窓から広場を見下ろすと、昨日の喧騒はドコへやら、誰もいません サンマルコの獅子も、なんだか寂しそう。。。 ホテルを出て、町の中を歩いていても、誰にも会わないって、なんだか不思議です。 右手のピンク色の壁の建物は百貨店のリナシェンテ。昨夜はこの通りもたくさんの人でにぎわっていたのに。。。せめて、通行人のヒトリくらいいてくれてもよさそうですよね・・・この日は日曜日。実はココまできて、リナシェンテが閉まっているということで、アレッって思ったんですが、パドヴァではほとんどの商業施設は日曜日がお休み。なにしろデパートがやっていないんですから、個人の小さいお店が開いているわけもなく。。。 バス通りまで来てようやく、バス停にちらほらと人影が。こんな静かな朝って、何年ぶりだろう。小さいころは、お正月の3が日くらいはいつも、こんな風に静かな朝だった気がしますが、最近では元旦でさえ、こんな静けさはない気がする。。。24時間営業とか、年中無休がまるでアタリマエのように感じられる私たちの毎日とはちょっと違う、イタリアの時間。最初は「ええっ!?」って思ったけど、1週間という7日間のうち、1日くらいは静かな朝というのがあってもいいのかもしれませんよね。。。
March 16, 2009
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夜のシニョーリ広場。お部屋からこんな景色が見られるのってやっぱりウレシイ♪明日はドコに行こうかな、なんてガイドブックを見ながらしばし、くつろぎの時間☆・・・そうそう、今日はお気に入りのスナック菓子もありますヨ スナック菓子の大手メーカー、サンカルロのコーンスナックです♪ポテトチップスやコーンスナックでいろんな種類を出していますが、最近のお気に入りはこの、「イタリア版、とんがりコーン」です最初に見たときは、「おっ、とんがりコーンだ!」って嬉しくて買っちゃったんですが、味は日本の「あっさり塩味」から「あっさり」をとった感じ(笑)。かなりしっかりした味がします。 ・・・ネ、どっからみても、とんがりコーンですよね~
March 15, 2009
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パドヴァ1日目の夜。 夕方パドヴァに着いたのですが、町を歩いているだけで結構楽しめました♪ 明日は本格的に観光する予定~。そろそろお宿に戻って、熱いシャワーを浴びて、テレビを見ようかな。。。 ・・・と、その前に食料を仕入れなきゃラジョーネ宮のお肉屋さんで、ハムとチーズは買ったから、広場の屋台で果物を買って帰ろう♪ と、いうワケでみずみずしいリンゴを3コ、買ってきました果物はどんなものでも大好きだけど、毎日欠かさず食べるほど好きなのがリンゴ。イタリアのリンゴは、パドヴァのあるヴェネト州よりも北のほう、トレンティーノ・アルト・アディジェ州が名産地。いろんなリンゴを食べたけど、やっぱりトレンティーノのリンゴがイタリアのものの中では一番好きです。でもね、今回は私も大好きな「富士」が売っていたんですよ、パドヴァで ウフフフ、うれしいなぁ~♪ この繊細な色つやはまさに富士日本の品種がこうしてイタリアでも売られるようになっているのがなんだかとっても誇らしいですよね☆イタリア生まれの富士リンゴ、実はかたくしまってみずみずしく、甘い香りがなんともいえません リンゴをかじりながら窓の外を見ると、広場の市はいつの間にか撤収していました。先ほどまでの喧騒はドコへやら、静まり返った広場はキレイなんだけど、ちょっぴり寂しく思えたのでした。。。
March 15, 2009
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パドヴァのリナシェンテ。良く知らない町で買い物をする時って、ドコでナニを買えばよいのかがまずわからなかったりしますし、言葉に不安があるとますます消極的になりがちですよね。そんなとき、頼りになるのがこういう百貨店。私も、初めてパドヴァに来たときはお世話になりました♪最上階にはカフェもあって、町を見下ろしながらお茶を飲んだりすることができます。今回はちょうど、冬物のバーゲン開催中。若者の町、パドヴァの土曜日の夜ということで、お店の前の通りもとってもにぎやか。・・・でも、道行く人々よりもニギヤカだったのが、ごらんのとおり、リナシェンテの前に堂々と『店』を広げる人たち路上でいろんなものを売る光景はいまさら珍しくもないけれど、正統派百貨店の目の前で、コレだけ堂々と偽ブランドを売っているのって、どうなんでしょう~~~
March 14, 2009
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パドヴァのチェントロから、ローマ通りを南へ行くことおよそ10分。両側から迫ってくるような独特の町並みが突然途切れて、広々とした公園が目の前に現れます ローマ時代に円形劇場があった場所だったそうで、今でもその名残を感じることのできる堀が周囲にめぐらされています。ゆったりとした楕円形の公園を縁取る堀には80体の彫像が並び、水面に姿を映す情景はなんともロマンティック 堀にかけられた橋を渡って行くと、中央に噴水があります。楕円形の敷地をちょうど十文字に歩道が整備されていて、緑の芝生と真ん中の噴水がとってもキレイなところ♪良く晴れた午後などには、ピクニック気分で訪れてもいいかもしれませんネ☆ 水と光の競演が美しいプラート・デッラ・ヴァッレ。こんな公園にはやっぱり、恋人たちや家族連れで、愛を語り合ってもらいたいもの ロマンティックな公園、プラート・デッラ・ヴァッレですが、イタリアにファシズムの嵐が巻き起こっていたころには、ムッソリーニの演説を聞くために群集で立錐の余地なく埋め尽くされた場所でもあります。ちょうどカフェ・ペドロッキ2階の博物館で、そのときの映像を見てきたのですが、こうして現代の公園を見ていると、ウソのようでもあります。パドヴァの町並みの向こうには聖地サンタントニオ大聖堂や、遠くアルプスの山々を見ることができる美しい公園は、静かに歴史を見守ってきたのですネ。。。
March 14, 2009
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パドヴァの夜。広場の市を冷やかしながら町のメインストリートであるローマ通りに向かいます。アーチの続く、石畳の道を抜けてゆくと。。。 ライトアップされた、パドヴァの市庁舎。市庁舎の正面の道がローマ通り。市内を南北に貫く目抜き通りで、北へ向かえばFSのパドヴァ駅、南へ行くと市民の憩いの場、美しい公園があります。 そして、市庁舎の隣にあるのがエレガントなカフェ、ペドロッキ1831年創業の老舗カフェで、近代のパドヴァの歴史を見つめてきた建物でもありますその名のとおり、現在でもカフェは営業中~。エレガントなサロンのようなたたずまいは以前から憧れの場所で、いつかこのカフェでのんびりとお茶を飲んだり食事をしたいものだと思っていました。もちろん、今回はココで、憧れのカフェ・ペドロッキをいただいてきたのですヨ♪・・・カフェの中の様子は、また別の機会に紹介しますネ☆ちょうど土曜日の夜☆ ローマ通りは大変な賑わいパドヴァには大学もあるので、若者が多くて活気があります。パドヴァに来る前に滞在したヴェネツィアでさえ、夜になるとひっそりと静まってしまっていただけに、この賑わいにはちょっと嬉しいオドロキです♪ にぎやかなローマ通りに並ぶお店を眺めながら歩いていくと、おしゃれなマダムたちの後姿。セピア色の古い町並みに、毛皮のコートがよく似合いますネ。なんだかエレガンテだなぁ、パドヴァの町・・・・もちろん、女性3人ですから、おしゃべりの花は咲き乱れていましたけど
March 13, 2009
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スィニョーリ広場から、市場を通ってラジョーネ宮へ。アーチの続く柱廊の天井は鮮やかなフレスコ画で覆われています。建物の内部は明日ゆっくり見てみることにして、私が向かったのは1階の柱廊。ここも、昔からずっとつづく商店街になっているんです。 果たして、1階の商店街は、お肉屋さんだらけどうして、宮殿といわれる建物にお肉屋さんなのかしら?・・・とちょっと不思議な感じです。もっともココは、パラッツォといっても政府の法廷として作られたようなんですが。ちょうど晩御飯の支度をする時間帯。アーケード式の商店街はスィニョーラたちでにぎわっていました。 威勢のいい掛け声と、おいしそうなサラミや生ハムたち。こういうお店なら、自分の食べたい量だけ、量ってもらって買うことができます♪こういう対面式のお肉屋さん、最近めっきり少なくなりましたよね~。 このアーケードの中にあるのはほとんどがお肉屋さんですが、なかにはこうして自家製のアンティパストを売っているお店もあります♪私も、せっかくだから少し買っていこうかな。。。チーズでしょ、前菜でしょ、もちろん生ハムだってあるそして、右端のほうに映っているのが北イタリア名物、とうもろこしのポレンタです とうもろこしの粉を少量の水でなべにかけつつ練り上げてゆくお料理ですが、最近はこうして、できているものもあるのです。。そういえば、マンゾーニの小説「いいなづけ」の中で、飢饉に襲われた湖水地方の人たちが、暖炉にかけた鍋の中のポレンタをかき混ぜる、というシーンがあります。印象的だったのは、貧しいその家でポレンタとして作られていたのが、「蕎麦粉のポレンタ」だったということイタリアにも蕎麦があった、ということにまず「へぇ~~~!」って思い、次に思ったのが「ポレンタ、ってもしかして『そばがき』。。。。??」うちの家族もよく、蕎麦粉を買ってきては鍋でねりねり、そばがきを作るものですから、ちょっと親近感・・・でも、イタリアのポレンタだから、きっと塩味なんだろうなぁ。。。。今度から、「ポレンタ」を説明するときには「とうもろこしの粉で作るそばがきみたいなヤツ」って言えばいいのかもしれませんね
March 13, 2009
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パドヴァの中心、シニョーリ広場の夕暮れ。広場を飾る大きな時計塔は1437年に再建されたものだそうですが、2009年現在も、実は修復工事中でした。黄昏のブルーの空にライトアップされた時計塔、キレイですよね塔の正面に立っている柱は、ヴェネツィア共和国のシンボル、コロンナ・デル・レオーネ(獅子の柱)。翼を持った獅子は、守護聖人サン・マルコの象徴です。パドヴァをはじめヴェローナやベルガモなどでも、この有翼の獅子を見ることができますが、イタリアではこの獅子のことをレオーネ・ディ・サンマルコ、サンマルコの獅子と呼び、中世時代にはこの獅子のある地域、つまりヴェネツィア共和国領のことを「サン・マルコ様の御領地」と呼んだりしていたそうです 時計塔の近くにはこんな優美なロッジア(柱廊)も。ここは昔、総督閣下が住んでいたお屋敷ですが、現在ではギャラリーとして使われているようです。こうした建物はすべて、スィニョーリ広場を取り囲むように建っています。そして、広場ではにぎやかに夕暮れの市が立っていました。 朝市ならぬ、夕市。土曜日の夜だったということもあり、大変な人出でした 土曜日の夜、一人でレストランというのも寂しいので、市場で今夜の食料を調達したいんだけど、ココで売っているのは洋服とか、陶器とかばかり。野菜や果物も売っていたけど、なにかこう、おなかにたまるモノが食べたくて、空腹で夕暮れの市場をさまよってしまった私なのでした
March 12, 2009
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ヴェネツィアから電車でおよそ20分。パドヴァへとやってきました☆歴史と文化、そして信仰と学生の町。靴の仕事をしていなければおそらくなかなか縁のなかった場所かもしれませんが、パドヴァ近郊には靴工場がたくさんあるので、初めてイタリアに来たときから、パドヴァという町には何度も足を運びました。でも、腰をすえて観光、というのは今回が初めて♪仕事なら、駅や展示会会場から近い近代的なシティホテルに泊まって、朝から夕方まで靴屋さんの工場を何軒か訪問。夕方ホテルに帰ってから、ようやくチェントロに行ってなにか食べたりするワケですが、食事の合間にも町の靴屋さんを見に行ったりしてしまうので、行く場所が大体決まってきてしまうんですネ。というわけで、今回はあえて、シティホテルをやめて、町の中心部にある広場に面したタウンハウスに滞在することにしました。町の中心にあるお宿なので、ここを拠点に、ドコへ行くにも徒歩でOK。それに、広場に面したお部屋を予約していたので、窓から見えるのは・・・ 中世の雰囲気たっぷりのシニョーリ広場。ちょうど土曜日の夕方だったので、広場には市が立っていました市場のテントと、広場を取り囲む建物の向こうに印象的なカマボコ型のドームが見えていますが、あちらが有名なラジョーネ宮。 そして、反対側にはイタリア最初の時計塔がそびえています☆パドヴァの宿を検索するにあたって、かなり悩んだのですが、この景色が部屋から見られる、ということでこちらに決定♪ タウンハウス、という名のとおり、広場に面した建物の2階から4階までの部屋を借りる感じ。お宿のお部屋は全部で6室くらいだったと思います。ホテルのようにレセプションもなく、1階の宝石店で部屋の鍵を受け取ったらチェックアウトまで自由に出入りできます。お掃除やシーツ交換は週に2回来てくれる、という本当にプライヴェート感たっぷりなところ。ホテルに滞在、というよりも部屋を借りる、というイメージがぴったりです。インテリアもキレイで、お部屋自体も新しくてとても快適でした☆ゆっくり滞在したいところではありますが、久しぶりのパドヴァの町に、私のココロはもう、そわそわ。早速、荷解きもそこそこに夜のパドヴァ探検へと出かけたのでありました♪☆タウンハウス・ディアンマンティーノ・パドヴァ。今回とまったお宿ですが、HPからも予約ができます♪写真も充実していますので、ぜひ一度ごらんになってみてくださいませ♪⇒Diamantino Town House Padova
March 12, 2009
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今日は、仕事帰りに代官山でお買い物、そしてカレー集会いつもながらおいしいご飯に感動~♪で、日ごろ代官山などというお洒落なエリアにはあまり出没しない私が、ナニを買ったかというと。。。 ・・・そう、覚えてますか? ブライスドールのカプチーノ・チャットです前回集まったときに一目ぼれして、本日ついに手元にやってきたのであります♪お食事中もうれしくて、何度も見つめてしまいました(笑)食事の後、写真を撮るのに照明が足りないとか、レフ版が欲しいよね、なんて話になったところで、それまでじっと、ドール話に耐えていた(?)男性陣が張り切っていろいろ準備してくれて。。。 あっという間に、いつものカウンターが写真館にライティングとか、ちょっとした角度や工夫で、とってもかわいい写真が撮れました~♪ キリン模様のコートと帽子もカワイイんだけど、中にきているワンピースもラヴリーこのほか、「せっかく初めての子供(!)なんだから。。。」と、ブーツを2足、ヘアピンなどを購入。最初にこのコを見せてくれたNさんからはお洒落なワンピースと靴下、それにモコモコの着ぐるみまでいただいちゃったんですよ☆・・・時間があったらきっと、何時間でもいじっていたと思いますが、終電間際にギリギリ帰宅。明日も仕事です!・・・でも、うれしいナ☆
March 11, 2009
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ヴェネツィア、サンタルチア駅。先月から約1ヶ月ほど、ヴェネツィアの風景を綴ってまいりましたが、そろそろ先へ進みたいと思いますまだまだご紹介していない場所や景色はたくさんあるのですが、いい加減ヴェネツィアばかりで飽きてきてしまいました(笑)また、しばらくしたらヴェネツィアに帰って来たいと思いますが、とりあえず今は、電車に乗って次の目的地へと向かいたいと思います♪ さぁて、私の乗る電車は、何番線から出発するのかしら??この行き先案内板を見るといつも、「ドコにでも行けるんだ~」ってワクワクしちゃいます。ヴェネツィア基点だと、ウーディネやバッサーノといった目的地があるのね♪ちなみに、私の乗る電車はペスカーラ行き。7番線からの発車ですネ。ペスカーラ行きといっても、次の目的地は隣町のパドヴァなんですけど 案内板どおり、7番線に行くと、待っていたのは貨物列車みたいなローカル線。落書きはあっても行き先は書いていないのがイタリアの電車。乗る前に行き先を確認して、いざ車内へ。ヴェネツィアからパドヴァまでは通常6駅。およそ3~40分の電車の旅です。今回の電車はインターシティなので、サンタルチア駅を出たらメストレに停車し、その次がもうパドヴァ。近い、近い♪ 電車に乗り込むと、車内はガラガラ。スーツケースがあるから、ホームを遠くまで歩きたくないのでプリマクラッセ(1等車両)にしました☆ 外側に比べると、きれいな車内です♪ ヴェネツィアを定刻どおりに発車した電車は、静かに駅を離れて行きます。窓の外に目をやると、線路と平行して通っている全長4kmにもなるリベルタ橋が見えました。 穏やかなヴェネツィアの潟ならではのエメラルドグリーンの海にひとまず別れを告げ、電車は一路、パドヴァへと向かいます♪
March 11, 2009
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淡い色調の、ビン底みたいなガラスが繋がっているのが、ヴェネツィアの窓。ドゥカーレ宮殿などでも見ることができるガラス窓ですが、ちょっと歴史を感じる、イイ雰囲気があってステキだな、と思います。 私たちの生活の中にアタリマエのようにあるガラスやガラス製品は古代エジプトの時代から作られ、使われてきたそうです。ヴェネツィア共和国時代、イスラム国からたくさんのガラス職人がヴェネツィアへ移住し、ヨーロッパにおけるガラス文化が花開いたのだそうで、いわばヴェネツィアは水の都というだけでなく、ヨーロッパのガラス文化のふるさと、といってもよいのかもしれませんまだ、大きな板ガラスを作るのが難しかったころ、その頃開発された「吹きガラス」の技術を使ってステンドグラスのように丸ガラスをつなげて一枚の窓にしてしまうという方法が考えられたとも言われていますが、よ~く見ると、昔のガラスらしく、表面が波打ったような模様も残っていて、アンティーク好きにはたまらない雰囲気があります♪ ヴェネツィアン・グラスの窓と、シャンデリア。お天気がよかったら、お日様の光を通して、お部屋のなかも七色に色づくのかしら
March 10, 2009
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このスクオーラの守護聖人、福音書記者ヨハネ様。でも、なんといってもこの大広間の見所は、天井と壁面を飾るダイナミックな絵画。 ヨハネさんの像から、広間の入り口をみたトコロ。高い天井と、壁を飾る絵は、一つ一つが巨大で、中世のヴェネツィアの商人たちの富と権力を改めて思い知らされる気分。 天井画は、金彩に縁取られた極彩色の世界こうした天井画だけでも、数十年の歳月がかかっているそうです。。。 ・・・・あれれ、どっちが上で、どっちが下??天井を見上げながらぐるっと360度回転してみたけど、わかんなかったで~す(笑)
March 10, 2009
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スクオーラ・グランデ・サンジョヴァンニ・エヴァンジェリスタの2階大広間カタカナで書くとほんとに長い名前になるので、日本語に直すと「福音書記者ヨハネの大信者会」。。。やっぱり長い(笑)とにかくこの信者会は、福音書記者ヨハネさんを守護聖人として奉った共同体、ということですね。こちらの豪華な大広間の奥に、ヨハネさんの像が安置されています ・・・ヨハネさんといえばイエス様に洗礼を授けた「洗礼者ヨハネ」と、「使徒ヨハネ」の二人が有名。洗礼者ヨハネはイエス様に洗礼を授けた後捕らえられて死んでしまいます(有名なサロメのお話で、サロメが踊りのご褒美にヨハネの首が欲しいと父王に頼んで殺してしまったのがこの人)一方の使徒ヨハネは、イエス様がガリラヤの湖で漁をしているときにイエス様に選ばれて兄のヤコブといっしょに弟子になった人で、彼がその後に「ヨハネによる福音書」をまとめたのだとされています。この信者会に奉られているのは、後者のヨハネさん。洗礼者ヨハネは、荒れ野に暮らし、イナゴとかを食べつつ、体にはらくだの皮をまとっていたというワイルド系ですが、使徒ヨハネのほうは、ダ・ヴィンチの最期の晩餐で、イエスの胸に寄りかかってたり、「愛する弟子」として十字架の下でマリア様とともに悲しんだりと、どちらかというとやさしい美青年のイメージ ・・・片手には福音書、そしてもう片方の手には黄金の羽ペンをもった福音書記者ヨハネさん。今でも文筆家や本屋さん、出版業界の人の守護聖人として尊敬を集めているのです♪
March 9, 2009
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サンタルチア駅からスカルツィ橋を渡ると、また違ったヴェネツィアに出会います。華やかなサンマルコ地区に対して、地元っ子たちが多いサン・ポーロ地区。このあたりには、ヴェネツィア独特の共同体である、スクオーラと呼ばれる有名な信者会がいくつかあります。キリスト教の聖人さまや聖母マリア様をいただいた信徒さんたちの共同体、その集会所のことをスクオーラと言っているらしいのですが、数あるスクオーラの中から、今日は特に、スクオーラ・グランデ、と呼ばれる「大信者会」のひとつ、スクオーラ・グランデ・サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタをご紹介。・・・なんて、えらそうに書いていますが、実はぶらぶら歩いていたらたまたまココにたどり着いただけなんですけど(笑)入り口のリッパなアーチをくぐると。。 ・・・アレッ普通の抜け道。。。?なんて思ってしまいそうなんですが、この小さな敷地をはさんで右手の建物がスクオーラ(信者会)で、反対側の左手が、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会。ずいぶんと長い名前ですが、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタというのは、「福音書記者ヨハネ」のこと。ヨハネさんは、イタリア語だとジョヴァンニさんになるというコトなんですね☆ 聖書に出てくる人物や土地の名前などは、日本語訳の読み方とは微妙にちがうモノが多いのですが、慣れてしまうと面白く思えます。さて、この信者会、実はいつもオープンなわけじゃありません。普段なら事前に電話で見学を申し込んでの予約が必要。見学料も5ユーロなんですが、私が言ったときはたまたまなにかの記念日だかで、予約なしで、料金も3ユーロで見学できました♪いつもなら専任のガイドさんがついてまわるそうなんですが、この日に限っては自由に見学、そして写真撮影もOK,とのこと。もちろん、いそいそと3ユーロを支払い、中へと入ってきたわけであります♪ スクオーラというヴェネツィア独自の共同体は、共通の出身地や職業別に団結して慈善活動や相互補助をするという、教会を中心とした町内会みたいなモノでしょうか。ただ、この共同体というのがハンパじゃなく豪華なモノだったんですねこうした建物の1階部分はほとんどが入り口ホールというかんじのがらんとした空間。 キレイな色大理石で彩られた大広間から、まるで王様の宮殿のような大きな階段を上がって、2階の大広間へ。白い大理石とシンプルな天井を見ながら階段を上って部屋の入り口に立つと。。。 ・・・入り口のカーテンの間から見えるのは、とんでもなく高い天井と、ダイナミックな幾何学模様を描く床部屋の外の白い大階段がシンプルだっただけに、このギャップにちょっとびっくりさせられます。 華やかな天井画と、床の幾何学模様、そして壁面の押さえた色調の絵。手元のパンフレットを見ると、ティントレット、という名前もあちこちにある・・・さあ、17世紀のヴェネツィアへ、タイムスリップです♪ ・・・つづく♪・・・
March 9, 2009
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前日まではブーツが飾ってあった、FRATELLI ROSSETTI(フラテッリ・ロセッティ)のお店。カワイイブーツだなぁ、と思って翌日行ってみると。。。 すっかり春の装いレディースのサンダルなどは、相変わらずウェッジのハイヒールが根強い人気。わりとトラッドなブランドだけど、いかにも「イタリア靴!」っていう雰囲気が大好きなんです。素材も高級感あるし。まだまだ朝晩は寒いし、最近はお天気も悪いのでブーツが手放せないのが本音だけど、やっぱり春夏の新作を見ると、ほしくてウズウズしちゃいません??早くもサンダルとバレリーナシューズを購入した私ですが、家の中で履いているだけで、出番が待ち遠しい今日この頃 そしてこちらはセルジオ・ロッシの春夏新作ディスプレイ昨年のパープルに引き続き、今年はブルー系のピンクがテーマのようです。どれもカワイイけど、奥にある、ヘビ革のブーツ、最高~~~~~おそろいのクラッチバッグとセットで欲しいわぁ。。。。(ため息)お洒落は足元から、といいますが、皆様の今年の春の足音は、何色で響かせますか
March 8, 2009
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ヴェネツィアのお土産として有名なのが、ヴェネツィアングラス。ガラス工芸品は、持って帰るのが大変で敬遠されそうですが、こうしたアクセサリー類なら、持ち運びも便利だし、喜ばれそう♪このお店は赤やオレンジなどの、暖色系のガラスが多いみたいですネ。 別のお店では、色別に束にしてあるガラスのビーズが。手作りアクセサリーを作るのが好きなひとにはたまりません♪ でも、どうせならこうやって、高級なグラスたちをコレクションできたら最高ですよね。とまったホテルに飾ってあったコレクションです。ヴェネツィアングラスといえば、映画「旅情」で、主人公のアメリカ人女性が一目ぼれしたあの、赤いグラスを思い出してしまいますが、ヴェネツィアの海を思わせるキレイなブルーも素敵♪ 左から2番目の、白い網目模様のはいったグラスもヴェネツィアらしくてとってもキレイです☆ 同じブルーでも、いろんな色があるものですネ。こちらのグラスは、台座の黄色が利いています♪ そして、となりに飾ってあるのはマリアさま。マリア様も、イメージはブルーの衣ですものネ。 抱いているイエス様と、マリア様の体の内側が金色に輝いているのもなんだか神秘的 ・・・そして、このブルーのグラス。 とってもキレイなんだけど、アミアミのスッケスケ ワインも水も飲めませんが、キレイだからいいの。。。かな
March 8, 2009
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カナルグランデを行く船。路線バス的なヴァポレットや観光用のゴンドラ、渡し舟のトラゲットのほかに、水上タクシーや業務用のお船など、さすが大運河、交通量もたくさんあります。 水の都の交通ルールは、車とほとんど同じ。 右側通行で制限速度アリ、入り組んだ運河では一方通行のトコロもたくさんあります。だって、ルールを守らないと、特にこんな霧の日には困ってしまいますものネ。 北イタリアでは冬の風物とさえ言われている霧。「霧」というモノに関して、あまりなじみのない私でしたが、初めてイタリアに来たとき、こうして霧に包まれたのはやっぱりヴェネト州でのことでした。パドヴァ郊外、ヴェネツィア湾にそそぐブレンタ川流域を車で走っているときに、あたりがうっすらと白くなったかと思うと、突然数メートル先も見えないくらいの濃霧に呑み込まれていました。地元の人が運転していたのですが、ドアをあけて、道路わきのラインを見ながらゆっくりと霧の中を進んでいったものです。・・・なにせ、一歩間違えたら、ブレンタ川にドボン、ですものまた、ミラノでもよく、農場脇の用水路にハマってしまった車を見かけたものです。ヴェネツィアでは、霧の中を船で行くときは、いったいどうやって危機回避するんだろう。。??お船だけに、溝や川にハマるということはなさそうだけど、逆に陸に乗り上げちゃったり、なんてことはないのかしら、なんて余計な心配。。。 そんな心配をよそに、ヴェネツィアの人々は霧の中を船で進んでゆきます。でも、こうして特に霧の深いトコロでは、警察のボートが巡回して見回っていました。真っ白な霧の中に、吸い込まれるように消えていった警察のボートを見ながらも、ヴェネツィアという美しい町の幻想的な風景に感動していた私なのであります。。。
March 7, 2009
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大運河に漕ぎ出すゴンドラ。・・・楽しそうに乗っているのは男性フタリ二人ともとっても嬉しそうなんだけど、ゴンドリエーレはつまんなそう。。。(笑)なぁんて、ロマンティックなヴェネツィアにヒトリで遊びに行ってしまう私が言うことではありませんよね私が気になったのは、ゴンドラの向こうにいる、ヴァポレット。大運河を定期運行している路線バスのような船なんですが、とってもニギヤカなカラーリングです よく見たら、トランプ柄のヴァポレットでした。ヴェネツィアのカジノの宣伝として使われているのですね~。カジノ、といえば空港でも荷物用のターンテーブルがルーレット状態でしたが、ヴェネツィア市営カジノ、結構宣伝にも力をいれているようですネ。トランプの柄も、よくよく見ると、王様は目がハートになっちゃってたり、王妃様はイジワルそうな微笑を浮かべていたり、と結構面白いです。カジノなんて縁のない生活をしていますが、自分が楽しむというよりも、その雰囲気だけでも味わってみたいものですよね。なんて思いつつ、ヴァポレットに乗っていたら、ちょうどカジノの前を通りました。ヴェンドラミン・カレルジ宮というお屋敷をカジノにしたという由緒ある建物で、作曲家ワーグナーが最期の日を迎えたのも、このお屋敷だったのだそうです。これだけ宣伝するのだから、きっと豪華な建物に違いない!と、わくわくしながら船に乗ってみてみると、 ・・・残念ながら、工事中~~~でも、全面的に養生がかけられてしまってはいるものの、昔ながらの建物の雰囲気を大切に、養生部分に描いてあるところはさすが。中はどんな感じなんだろう。。。なんて、ちょっと気になってしまった私です♪
March 7, 2009
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ヴェネツィア歩きで見かけた、大型犬と散歩するスィニョーラ。わんこのお散歩でも、お洒落なんだなぁ、ヴェネツィアの人って。それにしても、大きなわんこだぁ~ そうかとおもえば、ぬいぐるみみたいなコも・・・このコは、右側のお店に入りたかったんだけど、ドアがしまっていたんです。たぶん近所のコなんだと思うのですが。それで、ガラスのドアに手をかけたり、店の前をウロウロしてみたりして盛んにアピールしたら、店の中の人たちが気づいたらしく、勢いよくドアが開いて、中からスィニョーラが大声で「チャーオ、アモーレ、さぁいらっしゃい!」ってアモーレと呼ばれたわんこは嬉しそうに、お店の中へ。写真は、ドアが開いた瞬間。動物のいる風景は、癒されますネ☆ちょっとほほえましい、ヴェネツィアのわんこたちなのでした♪
March 6, 2009
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ヴェネツィアは、水の都。誰もが知っているキャッチフレーズですが、世の中には「水の都」と呼ばれる場所がほかにもたくさんあります。たとえば、オランダのアムステルダム。町の中を運河がたくさん流れていて、美しい景観をつくっています。また、同じイタリアのミラノも、実は戦前まではヴェネツィアなみに町の中をたくさんの運河が流れていました。ミラノ市内の幹線道路はほとんどが、運河を埋め立ててできたものなんですヨ。あの、ミラノの大聖堂、あの美しい巨大な大理石を運んだのも、運河をさかのぼる船だったのです また、日本だって、実は大阪市や広島市などは水の都をうたっています。みんなそれぞれ、水の都と呼ぶ情景があって、命にかかせない水と人との深いつながりを感じることができます。でもね、やっぱりヴェネツィアは特別。ヴェネツィア以外の「水の都」は、町の中に運河があって、運河のほかにちゃんと車が通る道路もある。ヴェネツィアが水の都たるゆえんは、この「車道」がないこと。ツマリ。。。 ・・・玄関開けたらハイ、運河。 これぞ、水の都、でしょ
March 6, 2009
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引き続き、カ・ドーロから。中庭にある階段を上ってお屋敷に入るのは、身分の高い人。私たち観光客は再びチケット売り場まで戻ってから、館内のシンプルな階段を使って2階、3階の美術館へ入ります。マンテーニャ最後の作品である「聖セバスティアヌス」など、優美な絵画をはじめ、貴重なフレスコ、陶器、タペストリーなどがとても見やすい配置で飾られていて、なかなか快適な美術館です。 先ほどの中庭からの階段を上ったところにある飾り窓。ヴェネツィアングラスの窓と、装飾はまるでお菓子の家のようですネ☆この美術館は、館内が広すぎず、狭すぎずといった感じで、ゆったりと絵画などを鑑賞できました。そして、2階と3階にある、大運河に面したバルコニー、ココからの眺めもまた、オススメ♪ こちらは2階のバルコニー。お花模様の装飾のついたアーチ窓の間から、カナル・グランデ、大運河が見えます。ここからの景色は、大運河が目の前に迫るような感じ。 もうひとつ、階段を上がって、3階のバルコニーです。彫像が置かれていて、ガランとした空間に、窓の装飾が美しい ここからの大運河の眺めは、高さが出た分遠くまで見渡せて、すばらしいの一言。対岸に、赤い日よけのかかったアーチがつらなる建物、あれが先ほど覗いた魚市場。ゴンドラやヴァポレットが浮かんでいる運河は、前方で右に大きく曲がっているのですが、その先に、建物の屋根の上からサンマルコ広場の鐘楼が見えています。・・・この眺めが、「我が家からの景色」だったなんて、贅沢ですよね~~~ バルコニーの端っこには、こうしてライオンの彫刻が静かに大運河を見下ろしています。ライオンさんからだと、大運河の景色も独り占めできそうだけど。。。 私はやっぱり、アーチ窓を透かして眺める景色の方が好きバルコニーにもたれて、しばしうっとりと、ヴェネツィアの景色を堪能させていただきました☆
March 5, 2009
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麗しの「黄金宮殿」、カ・ドーロ。運河に面した建物のファザードの美しさに張り切って、トラゲットで渡っていったのですが、庶民の入り口は、写真で言いますと右端、建物の脇に人がひとり、やっと通れるくらいの狭い路地があるのですが、あの路地を入ったところにあります。運河に面しては、ゴンドラや自家用船で乗りつけられるようなドックがあるお屋敷なんですが、あまりの地味な入り口に、一瞬気がつかずに通り過ぎてしまいましたよ(笑)そんな入り口を入ると、自動ドアがあって、モダンなロビーに出ます。チケット売り場でチケットを買い、不要な荷物を預けて美術館へと入るのですが、そのまえに1階の中庭を見学。 明るいロビーを通り抜けると、薄暗いがら~んとした空間。奥のほうに格子窓、その向こうは大運河。建物の1階部分を中庭にしているので、周りは壁に囲まれてしまっているので、ちょっと薄暗いのですが、目が慣れてくると。。。 さっすがカ・ドーロ!とため息ものの空間色とりどりの石で描かれたモザイクの床、木組みの美しい天井、そして大理石の像。ヴェネツィアという美しい町の中で、さらに別世界の優美さ。 見てください、この床モザイク最初にチケット売り場に入ったときは、あまりにもモダンでシンプルな空間だったので、やはりお屋敷とはいえ、外観だけで内側は改装してしまっているんだなぁ、とちょっと拍子抜けしたのですが、いやいや、すばらしいです。 こちらは大運河に面したドック。船でお屋敷に出入りするときは、ココから入るのね。床がぬれているのはアクア・アルタのせいかしら? お船から中庭を通って、この井戸のそばにある階段を使って、お屋敷へ。・・・なんだか、昔の優雅な貴族たちのざわめきが聞こえてきそうデス。。。次回は、いよいよお屋敷のバルコニーから、カナルグランデを見下ろします♪
March 5, 2009
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