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バンクーバーでの真央ちゃんとキムヨナの息詰る競演は世界を沸かせましたが、私にとっては勝った負けたより、非常に高度な演技を見せてもらった贅沢なひと時でした。ま、このお二人についての感想は沢山の方々にお任せします。私はバックの音楽についてお話しします。フィギュアスケートでは選曲が重要なポイントになりますが、今回のキムヨナの007は効果を計算され尽くしたうまい選曲だとTVで評論家が言ってました。よく知られたジェームス・ボンドのテーマを後半まで出さずに前半を効果音楽でつなげるという編曲がよかったようです。確かに効果ありました。ところでこの曲の作曲者のジョン・バリーは英国の映画音楽の大家。007で有名ですが、「真夜中のカウボーイ」「コットンクラブ」「ダンス・ウイズ・ウルブス」など数え切れないほどの映画音楽を書いていて「野生のエルザ」の美しいメロディを覚えている人もおられるでしょう。この人の渋くオーソドックスな映画音楽もいいのですが、私はこの人の若い頃のジャズっぽいセンスの音楽時代が好きです。特に「ナック」という小品の映画のタイトルバック曲が大好きです。ムーディなストリングスの後ろでオルガンとベースがいい雰囲気で絡むんです。けど誰も知らないでしょうね、この映画。リンゴスターに似たリタ・トゥシンハム主演のお色気コメディで、監督は「BeatlesのHELP!」のリチャード・レスターでした。ちなみに真央ちゃんとキムヨナとどっちのヒイキ?と聞かれたら私は迷わず安藤美姫と答えますね...って、誰も聞いてないか。THE KNACK/ trailer rita tushingham追記:John Barryさんのお仕事はこんなのです,,,John Barry - Greatest Hits
2010/02/28
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ここは音楽ブログのつもりなので、音楽の話もしなくちゃね。切手整理は未だこのような有様で、湿度計付き防湿ボックスを何個か買い込み、詰め替えようとしてるんですが一向にラチがあきません。和室を早くかたづけろと嫁さんからの苦情は日増しに高まってきてるのであせってるんですが。で、今日も作業中。音なしでは寂しいので最初「小野リサ」をかけてましたが、ちょっと単調なので、フランスのラジオ放送の録音テープを流してみました。これはその昔、新婚旅行で滞在したパリで録音した現地のラジオ放送です。(あれ以降、ドイツや香港などに行く度に現地ラジオを録音してました。)フランス語の天気予報やニュースにまじって新旧のシャンソンが流れてきます。エディット・ピアフの「パダン・パダン」や名も知らない昔のシャンソンの数々。コミカルなおしゃべりのCMのあとは、懐かしい「ミカド」のささやくようなヴォーカル。あのころ日本でも流行ってたテクノ系フレンチポップスです。「冬のノフラージュ」だったかな?このアルバムは細野晴臣のプライベートレーベルから出てたんだってね。知らなかった。YOU-TUBEで探したらちゃんと映像が残ってました。便利な時代ですねMikado - Nauflage En Hiver(PV)それ以降、フレンチ系のポップスに興味をもちましたが情報がほとんどなくて、嫁さんのフランス在住の友人に頼んでテープを何本か送ってもらったことがありました。その中で名前がわかったのはセルジュ・ゲーンズブルくらいで、エティエヌ・ダホ?とかいろいろ読み方もわからない人の歌がいっぱい。サウンド的にはアメリカンポップスと変わらないのに独特の妙な節回しや展開にちょっぴり異文化を感じましたね。そんなフレンチサウンドを聴きながら、障子から透けてくる夕日を浴びて切手をアルバムに並べ変えていると、なんかサン・マルタン運河沿いに出てた切手屋の店先を覗いているような気分になりました。
2010/02/18
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先日、ダンボール箱がまた届きました。父が集めていたコレクションがみつかったと母が送ってくれたのです。切手はもともと父から受け継いだ趣味なんですが、こちらは戦前から昭和期まで。けっこう貴重なものもありそうです。しかしこれらもかなりの痛みよう。シートも封筒にぎっしり詰め込んだものだから、奥のほうは曲がったり皺がよったり。ああ、もっていない。しかし、父のストックブックはなかなかの値打ち品かも。これは切手の発行順に貼り込む図の入りのリーフブックで、明治4年の初代切手から昭和22年あたりまでのコレクションです。手彫り銅版による竜文切手「銭四十八文」こそないが、数年後の桜切手は本物らしき古びた風貌。当然使用済み切手が半分まじってますが、7割から8割は揃えてある。よくがんばったものです。息子としてはあとの欠損を埋めて完成させてあげるのも父の供養になるかなと思いました。そこでプロの意見を聞こうと、昨日銀座ナインにある切手のお店にそれを持参しました。このお店は昨年から時々覗いてアドバイスをもらってました。銀座ナインは銀座9丁目の高架下のショッピングセンターで、銀座で働く女性のドレス専門店がずらりと並ぶ中に、この店はぽつんと異次元のように存在してます。かってはショーケースが並ぶ立派なお店だったようですが、今は店内や床にまでうず高く切手帳やダンボールが積み上げられ、踏み入ることも出来ない倉庫のようなお店です。わずかにタバコ屋の窓口のような狭いカウンター越しにやっとお話ができます。あまりの独特の雰囲気に初めてガラス窓をノックするときは緊張しました。奥のほうから出てきたマニアックの典型のような店主さんは、そのリーフブックを無造作に繰りながら「最近は切手を売りたいと言うお客さんばっかりでねえ」とため息混じり。「いや私はこれを完成させたいんですが」と切り出すと、「お客さんのようにコレクションを続けてくれる人は少ないですね。このコレクションは8割ほど揃ってますが、残りの品種が非常に高価なので、全部揃えるとなるとあと2-3百万はかかるでしょうね。」とあっさりと言う。多少の出費は覚悟したとはいえ、そんな高額では話にならない。がっかりしてると、「ま、このコレクションのレベルの品質か、キズモノなどで我慢するのなら、もっと安くできますよ」との暖かいお言葉。ちなみにこれ1冊の価値はと恐る恐る聞くと「んー、20万くらいかなあ。もう1冊は昭和のものだから10万いくかどうか。」とつぶやいた。切手カタログに掲載された取引価格で計算した価値とはずいぶん落差があって唖然としていると、「切手カタログの価格は最上のコンディションのものの相場なので、素人保存の場合は変色やシミが出てるので一気に価値は下がります。」とのこと。「だから集める切手のグレードを落としさえすればいくらでもできますよ。」と慰めてくれました。ま、こちらは素人だからそれしかできないでしょうね。とりあえず出来るところまでやろうと自分に言い聞かせながら、みぞれ交じりの雨のネオンの町を家路につきました。
2010/02/14
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実家の納屋から懐かしいものが出てきました。切手帳。小学生から高校にかけて熱中しました。モナコの三角切手や沖縄のカラフルな切手、日本の年賀切手。アジア大会、万博、東京オリンピック、見返り美人...。すっかり忘れていた数々の切手が小型アルバムにぎっしり並んでいます。しかし二十歳を超えてからはすっかり興味なくなってダンボール箱に入れてほったらかし。箱からはなつかしい何冊もの小型アルバムや菓子箱にぎっしりつまったバラ切手やシート、ピンセット、虫眼鏡、そして切手カタログ。沢山の切手を机に広げて夜遅くまで分類整理して過ごしたあの日々がよみがえってきました。ところが...。切手は保存のためグラシン紙(パラフィン紙)に包んでましたが、40年という歳月はその紙自身を茶色に変色させ、折り目あたりにはシミまで出て肝心の切手に移ってしまってます。ああ、時価2万3000円と言われる「月に雁」にまでシミや変色が...。長い間、高温多湿の納屋に放置したおかげです。これはいかん、とあわてて100円ショップでビニールファイルを買ってきて入れ替え始めました。まだ救えるものがあるかもしれない。しかし並の量ではない。すぐさま納屋から全部引っ張り出して横浜へ。ダンボール箱3箱はありました。そして、この正月はその整理に追われていたと言うわけです。ほとんど死語になった「切手蒐集」。このネクラで時代遅れの趣味にたまらなく愛着が湧いてきました。よし、やるぞ!切手集め!と言うわけで、切手コレクション再開宣言しま~す。
2010/02/09
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このところ楽しくて仕方ないCMがあります。ビルの谷間に立つ巨大な塊。少年がパソコン(リモコン?)を操作すると動き出すのはあの鉄人28号!これが実にリアルで迫力満点。動くたびに胴体の繋ぎ目が揺れたり肩の付け根から蒸気が噴出す。別に蒸気で動いているわけではないのでしょうし形状も少し違うのだけれど、とても臨場感があって見ごたえのある映像です。昭和の実写版TV、アニメ、実写版映画などで描かれた28号はいまひとつ物足りなかったのですが、最近出来た香港製の試作CG「T-28」は映像を見るとかなりよくできてます。でも私的にはこのDOCOMOの鉄人がレトロチックで最高。正太郎もかっこいいし。これは是非映画にして欲しいなあ。この漫画で常々気になっていたのは鉄人「27号」の件。この鉄人の兄弟機のいきさつは、当初制作した鉄人26号が失敗し、続いて作った27号が暴走してしまったため、28号がそれを倒すために作られたというふうに記憶していました。それを確認するために復刻本を読んだのですが、そんなストーリー展開がなかったのであっけにとられてしまいました。のちほどその真実がわかったのですが、これは初版本が失われたことと、初期のストーリー展開に無理があったため、何度か書き直されたというのです。というのも、最初は少年探偵の物語として書かれ、その中に登場した悪役鉄人に大きな反響があったため、ロボットものとして書き直されたからだというのです。今回、気になって探したらありました。27号と28号の戦い!私の記憶は確かだった!私は年甲斐もなく小躍りしてしまいました。ガキだね。ま、とにかく、三国志で有名になってしまった横山光輝は、やはり巨大ロボットアクションの元祖として漫画史上に名を残しています。敵ロボットもかっこよかったね。特にこのブラックオックス。でも私は「伊賀の影丸」が好きでしたがね。これも敵の忍者が魅力的でした。ドコモCM/鉄人28号/1CM docomo 鉄人28号/2T28-Trailer Oficial
2010/02/07
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人は誰も悪い事を. 覚えすぎたこの世界築き上げたユートピアは. 壊れ去った もろくも誰も見えない廃墟の空. 一羽の鳩が飛んでいる真白い鳩が...こんな歌がありましたね。タイガースの加橋かつみが歌ってました。とても好きな歌でした。廃墟って絵になりますね。アート的には。しかし現実の廃墟に興味を持つのはちょっと勇気がいります。何故かなぁ。私自身、興味がありながら素直に廃墟写真集を手にするのには躊躇するんです。なにか言いようのない抵抗感があるんですね。たぶんそれは人の手を離れて崩壊し始める状態の建築物のうめきというか、苦しみみたいなものを感じるからでしょうね。それがローマのコロッセオだったり、広島の原爆ドームだったりするとそんな思いは感じない。なぜなら、それはすでに終焉を迎えたあとで保存の処置が施された建造物だからでしょう。もう成仏している。それは廃墟でなく遺跡ですね。しかし今、注目されているのは成仏する前の建造物。荒れ果て、崩壊しつつある空間。それはたとえが悪いが、白骨と死体の違いとでもいいましょうか。人が管理を放棄した建物はその時点で死体であり、それからは自然の手で解体され、大自然の一部として還元される。綺麗な骨になるまでの期間こそが廃墟と呼ぶのにふさわしいのではないでしょうか?人の目から見ると廃棄された建物はゴミであり死体であり、だからこそ私たちはその廃墟に不吉なものや無常感を感じるのでしょうね。しかし一方で自然の目から廃墟を見ると、人間が自分勝手に作った邪魔モノを解体するお掃除の状態です。大自然が太陽や雨や動植物の手を借りてその物体を瓦礫や鉄屑やガラスの塊に戻していくわけです。納豆や麹の仕込みの最中とでもいいましょうか?見る影もなく崩れ落ちた壁や天井、モルタルの隙間を木の根が押し広げ、太陽がプラスチックを粉々に崩し、雨が鉄骨をボロボロに侵食する。そうしていつか、その建物は森や山の一部となり、わずかにタイルやコンクリートの塊だけがかろうじて建物の位置を記録するだけになる。自然の目から見ると自動的な営みです。しかし、やはり我々はニンゲン。そこに諸行無常を見てしまうんでしょうね。昨今、廃墟マニアが増えているようですが、廃墟に霊や超常現象を見てとるような物好きな人たちも多い。廃墟をお化け屋敷のような感覚で楽しむのも好き好きでしょうが、私としては自然に帰りつつある廃墟を、手を合わせてからじっくり拝見するような気持ちで見ていきたいと思いますね。とはいえ、本格的な廃墟には怖くてまだ踏み込んだことのない私です。ザ・タイガース/廃墟の鳩/昭和43年
2010/02/05
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