この滝もその一つです。山岳信仰が盛んになった江戸時代の中頃からは、地元の人たちが富士山や大山(現神奈川県伊勢原市)などの霊山に詣でる際に、身を浄める「みそぎ」場として使われていました。
昔は、滝つぼの前に垢離堂(みそぎをする施設)が設けられていたそうです。
また、この滝の上には、あたかも守護神のように不動明王の石像が二体まつられています。
この滝水は、いかなる時でも涸れることはないと伝えられていますが、周辺の宅地開発に伴い水量は減少しています。それでも、自然の豊かだった時代をほうふつとさせる遺構として、いまも地元の人たちによって守られています。
平成十四年度に東京都の名湧水57選に選定されました。
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