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2021年01月21日
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テーマ: 予言(61)
カテゴリ: 経済
 コロナ禍の中、過去の経験、データ等は必ずしもあてにならず、経済・社会の動向予測は困難。
 こんな時期に予測を出す澤田氏は立派な御仁だ。
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 2021年の政治・経済はこう動くかも。
 2021年1月1日付けメルマガの「元証券会社社長・澤田聖陽の5大予想」からの抄録。
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「5大予想」
1.中国経済の成長は止まり、崩壊の危機が始まる
2.世界的な脱CO2の流れは当面は続くが、どこかの時点で軌道修正が入る
4.GAFAの隆盛が終了、巨大IT企業への規制や解体が始まる
5.金融の仕組みが大きく変わる
◆予想その1.中国経済の成長は止まり、崩壊の危機が始まる
 主要メディアでは中国経済はいち早くコロナ禍から回復して、成長軌道になっているという報道が目立ちますが、個人的な見方では中国経済は大変危険な状況であり、経済崩壊への序章にあると考えています。
 私は元々2030年まで現在の共産党統治体制は持たないだろうという予想をしているのですが、当然体制が瓦解するには経済が厳しくなるという前提に立っています。
感想
 ジョージ・オーウェルが描いた『1984年』のようなディストピアを実現した中国共産党は容易に瓦解しないはず。
 習近平が突然死亡し、党内の後継者争いが武力対立に発展すれば、瓦解の目があるだろう。 
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◆予想その2.世界的な脱CO2の流れは当面は続くが、どこかの時点で軌道修正が入る
 世界的な脱CO2の動きですが、日米欧に加えて中国もCO2排出量実質ゼロの目標を正式に打ち出しました。
 また自動車については、ガソリン車からEVへという世界的な規制が動き出しています。
 おそらく2021年はまだ各国が目標に向かって前向きな態度を示す段階にあると思います。
 ただし、現在各国が打ち出しているCO2実質ゼロ目標や、ガソリン車新車販売禁止の目標については、個人的には達成はかなり困難であろうという見方を持っています。
 またEVについては、理念先行で本当にCO2削減にどれだけ貢献できるかという点の議論が殆ど為されていないように感じます。
 中長期的にはこの幻想が弾けて、ある程度現実路線に軌道修正しなければいけないタイミングが出てくると思います。
感想
 まず、そんなに簡単にEV社会に移行することはできない。
 現在は蓄電池、給電方法の技術革新が待たれている状況。
 達成が困難だからこそ、各国があたかも協調しているかのうように取組んでいる。
 「幻想」かどうかは、発電を含む技術革新の実用化の進捗度合いで大きく変わる。
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◆予想その3.バイデン政権は早期に行き詰まりレームダック化する
 まず1月のジョージア州の上院議員選挙で共和党が最低1議席は獲得し、上院は共和党というねじれ状態になることを前提にしています。
 なお、このメルマガを書いている段階では、まだ正式にバイデン氏が大統領になると決まっておらず、以前から言ってきている通り、まだトランプ大統領が再選する可能性も15~20%程度残されています。
 そうはいってもバイデン政権が誕生する可能性が高いので、このような予想を記載しています。
 バイデン政権は「前門の虎、後門の狼」に悩まされて、レームダック化すると考えています。
 彼らのどちらかを立てようと思うと、どちらかの反発を招くという板挟みの状況になるでしょう。
 大統領選挙で左派の力を借り過ぎたバイデン氏はそのツケを払うことになりそうです。
感想
 1月6日、南部ジョージア州から選出される米・上院議員2議席を民主党が獲得したと報じられた。
 予想通り(!)米・上院(定数100)は民主党50、共和党50の同数となった。
 下院(定数435)でも過半数を維持しており、上院も奪還したことで、大統領・議会が一体となって人事や政策を推し進められる。
 ただし米国の国論が分断されている危機は全く去っていない。
 0の年に就任した米・大統領は任期を全うできないというジンクスがある。
 占いでは「米大統領が任期中に死亡する」というものもある。
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◆予想その4.GAFAの隆盛が終了、巨大IT企業への規制や解体が始まる
 これはすでに始まっています。もともとヨーロッパではその動きが強かったのですが、アメリカでも強くなりすぎた巨大IT企業に対しての世論の反発は強まりつつあります。
 また巨大SNS企業は、プラットフォーマーであることの存在を忘れ、大統領選関連で特定の立場になった検閲が問題視されました。
 大手IT企業への規制、解体議論は加速していくものと考えています。
感想
 占星術では「風の時代」に入り形のないものが隆盛するとされている。
 ネット関連の巨大企業が危機を迎えるとすれば、西側社会から排除されつつある中国の巨大IT企業か。
 様々な形で規制は強化されていくと思われる。
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◆予想その5.金融の仕組みが大きく変わる
 端的に言いますと金融のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が一気に進むということです。
 金融的な言い方では、Fintechの拡大と既存のレガシー金融の衰退ということになります。
感想
 金融の仕組みが変わるし、現金(キャッシュ)の概念が大きく変容しつつある。
 資本主義制度下での金融は仕組みが変わるとともに、位置づけが従来の重みを失う。 
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最終更新日  2021年01月21日 16時00分06秒コメント(0) | コメントを書く


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