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2023年03月01日
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テーマ: ロシア(99)
カテゴリ: 自動車
 ウクライナに軍事的に侵攻したロシアに対する経済制裁の影響で、ロシアから撤退する自動車メーカーが相次いでいる。
 外国企業が運営していた工場で、自ら「国産車」を製造することとした。こうしてソ連時代の国民車、「モスクヴィッチ」の名が復活された。
 2022年11月に生産が始まったロシアの国産車「モスクビッチ」。
 年内に5万台以上を生産するとされた、2023年1月の販売台数は29台だったと報じられた。
いきなり「失速」 月販わずか29台
2022/2/18 朝日新聞デジタル
 昨年11月に生産開始したロシアの国産自動車ブランド「モスクビッチ」の今年1月の販売台数が29台だったと、ロシアメディアが伝えている。モスクビッチは、ロシアのウクライナ侵攻後に撤退したルノーのモスクワ工場を引き継いだブランドだ。
 ロシアは欧米の制裁や外国企業の撤退といった「逆風」が吹く中、「国産車」生産に力を入れるが、この産業に必ずしも追い風は吹いていないようだ。
 モスクビッチはロシア語で「モスクワっ子」の意味で、ソ連時代の自動車ブランドの復活となる。
 車種は、中国の安徽江淮汽車集団(JAC)の車をベースにしたSUV(スポーツ用多目的車)「モスクビッチ3」。今年は電気自動車(EV)1万台を含めて5万台以上を生産するとしている。
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 生産開始時には、マントゥロフ副首相やソビャニン・モスクワ市長も工場を訪れ、期待の大きさをうかがわせた。モスクワで昨年12月末に販売を開始し、全国に拡大していく計画だ。
 ただ、ロシアメディアによると、昨年12月の販売台数はEV2台を含む6台で、1月までの販売は計35台にとどまった。
 価格はガソリン車で197万ルーブル(約350万円)、EVで350万ルーブル(約630万円)となっており、「国産車としては高すぎる」といった声が出ていた。
  ―  引用終り  ―
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 ロシアの2022年の新車販売は68万台と、前年から58%の大幅減となったことが報じられているが、日本からの中古車のロシアへの輸出は、2022年の秋から急増している。
 酷寒の地が多く、故障が命の危機につながる可能性が高いロシアでは、機械として信頼性が高く、取り扱いが丁寧な日本の中古車の評判が良い。
 高価な上、信頼性に定評がない中国車ベースのモスクビッチが売れないのは、当然のことと思われる。
 「おそロシア人」も命は大切にする、と言うことだろう。
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最終更新日  2023年03月01日 06時00分10秒
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