2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全13件 (13件中 1-13件目)
1

今年2008年は65回のコンサートを聴く機会を得ました。年々回数は少なくなってきましたが今年もどれもが印象深い心に残るコンサートでした。そんな訳で演奏の優劣を付ける順位ではなく私なりに感動深い思いを感じたコンサートを選んでみました。以下 ↓**************************************・ムーティ指揮ウィーン国立歌劇場他 モーツァルト歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 (10月21日東京文化会館)ムーティとウィーン・シュターツオーパーとの円熟した繋がりが醸し出す音楽にフリットリ他の素晴らしい歌手たちが繰り広げた見事なモーツァルトの世界。・小澤征爾指揮東京のオペラの森管弦楽団他 チャイコフスキー「エグゲニー・オネーギン」 (4月15日東京文化会館)マターエワ他の歌手たちを叙情的な音楽で見事に小澤が支え、またリヒターの演出が登場人物の心理を巧みに表現。心に残る上演。・スダーン指揮東京交響楽団のシューベルト:交響曲シリーズ (5月17日、9月27日、11月1日のサントリー定期公演)ノン・ビブラートでの奏法で実に緻密な表現を見せたスダーン&東響オケに感嘆、今や国内最強のオケが奏でる全世界に紹介したいほどの日本のオケが世界に誇るシューベルト演奏。・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトへボー管弦楽団演奏会 (11月12日NHKホール)ブラームス交響曲第3番の優美な音色の弦楽群に支えられいぶし銀のような金管楽器の響きが重なり重厚且つ爽やかさをも感じさせる演奏、そして圧巻の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」でヤンソンスの非常に描写力豊かな表現と楽員の個々の技量の高さを実感。・尾高忠明指揮札幌交響楽団&NHK交響楽団とのエルガー交響曲 (11月18日オペラシティ&5月17日NHKホール)日本でのエルガー・メダル唯一受賞者の尾高の札響との交響曲第3番のスケール豊かな演奏とN響定期での交響曲第1番の密度の濃い完成度の高い演奏は緊張感が途切れることなく、しかもオケ全員が渾身的ともいえる熱演。尾高のエルガー作品に対する満ち溢れる気品さ気高さを見事に示してくれた2つの演奏会。・ミョンフン指揮NHK交響楽団 マーラー:交響曲第9番 (2月16日NHKホール)8年ぶりにN響定期に登場のミョンフンのマーラーはいささかの寂寥感を伴いながら人生への潔い決別をあらわすかのよう、終楽章でのチョンさんの敢えてストイックとも言える厳しい姿勢に堀コンマス以下楽員が必死に演奏する姿に感動。・インバル指揮東京都交響楽団 マーラー:交響曲第8番「一千人の交響曲」 (4月29日ミューザ川崎シンフォニーホール)都響のプリンシパル就任記念の演奏会。往年の情熱の時代と一線を画した違う一面を垣間見せた今の インバルの一段のスケールを感じさせる解釈で昔以上にスコアを読み込んだ理知的なマーラー演奏・二期会公演:ワイケルト指揮東京交響楽団 R・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」 (6月26日東京文化会館)ワイケルト&東響の見事な演奏に日本人だけのキャストによる見応えのある歌唱演技で昨今の出来不出来が著しい海外のプロダクション・オペラに充分に対抗出来る高水準の上演。・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団 シベリウス:交響曲第2番ほか (1月19日NHKホール)オール・シベリウスの定期演奏会で「タピオラ」も素晴らしかったが交響曲第2番の特に第2楽章のドラマティックな仕上げ方とそれに続く第3楽章、終楽章へとなだれ込むブロムシュテット&N響楽員の気迫と集中力にBRAVO!の演奏会。 ・フロトー歌劇「マルタ」 ウィーン・フォルクスオーパー来日公演 (6月6日東京文化会館)指揮:アンドレアス・シューラー&演出:マイケル・マッカフェリーのコンビにメルバ・ラモスほかの芸達者な歌手たち、そして特筆はオーケストラのウィーンの香りに満ちた演奏に触れた楽しいオペレッタの一夜。*******************************************以上 10撰でしたが他にも沢山ありすぎて選ぶことが大変なほどの充実した一年でした。他にも指揮者ではハーディングのマーラー:交響曲第6番(東フィル)、ゾルマンのフランク:交響曲(東フィル)、キタエンコのチャイコフスキー:交響曲第5番(東響)、飯森範親のペトルーシュカ(東響)、金聖響のマーラー:「復活」(東響)、秋山和慶のR・シュトラウス「家庭交響曲」(東響)などソリストでは諏訪内晶子(アシュケナージ&フィルハーモニア)&ヒラリー・ハーン(ノセダ&BBCフィル)のシベリウス:協奏曲、庄司紗矢香(テミルカーノフ&サンクトペテルブルク)のチャイコフスキー:協奏曲、アラベラ美歩・シュタインバッハー(スダーン&東響)のベルク:協奏曲など女流ヴァイオリン奏者の名演奏が特に印象的。来年も素晴らしいコンサートに出会えることを祈りつつ本年最後のブログといたします。皆さんにとって良き一年でありますよう、良い年をお迎えください。♪今年一年、ご覧いただきありがとうございました。
2008年12月31日
コメント(0)

毎年暮れの恒例番組NHK-FMでのバイロイト音楽祭の実況放送少し前まではMD-W レコーダーで苦心しながらの録音でしたがなにしろ これから紹介する「トリスタン&イゾルデ」の演奏時間が全3幕で4時間を超えるのですから。。。HDDオーディオを購入してからは完全に留守録音にセットしてゆっくり後日に鑑賞できます。さて29日21:10からの放送は********************************************************「楽劇“トリスタンとイゾルデ”」 ワーグナー作曲 (第1幕:1時間21分28秒) (第2幕:1時間21分48秒) (第3幕:1時間20分03秒) トリスタン(マルケ王のおい)… (テノール)ロバート・ディーン・スミス イゾルデ(アイルランドの王女)… (ソプラノ)イレーネ・テオリン 国王マルケ… (バス)ローベルト・ホル クルヴェナール(トリスタンの従者)… (バス)ユッカ・ラシライネン メロート(マルケ王の臣)… (テノール)ラルフ・ルーカス ブランゲーネ(イゾルデの侍女)… (メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート 牧童…(テノール)アルノルト・ベゾイエン かじとり…(バリトン)マーティン・スネル 若い水夫…(テノール)クレメンス・ビーバー (合唱)バイロイト祝祭合唱団 (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団 (指揮)ペーター・シュナイダー ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~ <2008/7/26> (バイエルン放送協会提供)***************************************************************昨年までイゾルデを歌ったニーナ・シュテンメに替わって今年はシュテンメと同じスゥエーデン出身の新鋭ソプラノ歌手、イレーネ・テオリンが登場、バイロイト初舞台にしてはやや硬い音質ながら堂々の歌いっぷリ、特に終幕の「愛の死」のシーンでは感動を誘います。トリスタン役のディーン・スミスは終始安定した歌唱で ここ何年も同役で登場している本領を発揮、素晴らしい出来。指揮のシュナイダー ベテランらしい どっしりとした運びでバイロイトのオケも輝かしい響きで見事に応えています。シュナイダーさん、この1月に東フィル定期に登場、ワーグナー作品集を振ります。大いに期待です。
2008年12月30日
コメント(0)

秋山和慶指揮(指揮&チェンバロ)東京交響楽団コンサート・マスター:大谷康子1・ヴィヴァルディ 協奏曲集「四季」より 「春」・「冬」 ネマニャ・ラドゥロヴィッチ(ヴァイオリン)*************** intermission *****************2・ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」ソプラノ:アンナ・クオ→松本美和子メゾ・ソプラノ:竹本節子テノール:クリスティアン・エルスナーバス:アッテラ・ユン合唱:東響コーラス合唱指揮:安藤常光 2008.12.28.14:00 サントリーホール 1-16-29私にとっては毎年暮れの恒例になっている東響の第九コンサートこの2,3年残念ながらソリストにあまり恵まれず些か物足りない思いもあったが 今年のソプラノに以前にNHKの番組の「蝶々夫人」に出演していたアンナ・クオがソリストに名を連ねているので楽しみにしていたが残念ながら本人の急病のため代役として何とお母さんの松本美和子さんが登場ということに。往年の名歌手ではありますが。。。今年も残念ながら低調なソリスト陣で唯一韓国出身でヨーロッパで活躍中のA・ユンの朗々とした歌いっぷりが、わずかな救いとなった。他の歌手はあまりにも声量に乏しくオケや合唱に埋もれてしまい残念。若手の日本人歌手や現役音大生に門戸を開いたほうが溌剌とした演奏が聴けるのではないだろうか。一方、秋山率いる東響オケの演奏は緻密を極める演奏で重量感もたっぷりのスケール豊かな演奏で男声陣を中央に左右を女声コーラスで固めた東響コーラスも見事な力強いハーモニーでいつもながら素晴らしい演奏。最後はお決まりの「蛍の光」の全員合唱とペンライトによる光のページェントでフィナーレ、いつもながら感動的なシーン。前半に奏されたラドゥロヴィッチのヴァイオリン・ソロによるヴィヴァルディ彼のヴァイオリンがオケを主導する形で演奏されたが緊張感を湛えた非常に抑揚と精緻に満ちた立派な演奏で毎年のプログラムながら今回の演奏は近年稀に見る見事な演奏をソリストとオケが繰り広げた。今年2008年の のり2最後のコンサート鑑賞でした。
2008年12月28日
コメント(2)

NHK ハイビジョンの番組 まるごとプッチーニ今回は歌劇「ラ・ボエーム」の映画版ヴェルディ「椿姫」の初共演以来 アンナ・ナトレプコ&ロランド・ビリャソンのゴールデン・コンビがミミ&ロドルフォを演じた。息もぴったりの恋人同士を熱く演じている。劇場での公演は来年の2月からですから NHKさんのおかげで一足早く観ることが出来ました。バックはウィーン放送響のシェフベルトラン・ド・ビリーの指揮&バイエルン放送交響楽団&合唱団という珍しい組み合わせ。いずれにしろ映画版だけあって背景もゴージャスな造りだし劇場版と違い幕間の拍手で集中力が殺がれることもなくじっくり楽しめるのも魅力。
2008年12月26日
コメント(2)
暫らくのご無沙汰をしております。平日は年末のお客様挨拶に出かけたり、忘年会やそれぞれの飲み会などブログ更新がなかなか出来ない状況でした。21日から北海道の実家への様子伺いで帰省、流石にこの季節ですから日中も零下の温度で厳しい寒さの到来で まさに今の日本というか全世界の厳しい経済状況を著しているかのよう。本日帰宅したら NHK-BSハイビジョン まるごとプッチーニの番組で以前にBS-2で一度放映された木下美穂子の「蝶々夫人」が放送されていました。 歌劇「蝶々夫人」 プッチーニ作曲 【出演】木下美穂子:蝶々夫人永井 和子:スズキ 松井美路子:ケート福井 敬:ピンカートン直野 資:シャープレス加茂下 稔:ゴロー藤山 仁志:ヤマドリ島村 武男:僧りょ村林 徹也:神官東嶋 正彦:ヤクシデ星田 裕治:戸籍係浪川 佳代:蝶々夫人の母小林 裕美:蝶々夫人のおば高橋 桂 :蝶々夫人のいとこ永田 優衣:蝶々夫人の子供 (演出)栗山昌良(合唱)二期会合唱団(合唱指揮)佐藤 宏(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団(指揮)ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ ~2006年7月15,17日 東京文化会館大ホールで録画~ 2度目の鑑賞となりましたが スズキ役の永井さんやピンカートン役の福井さんなど脇を固めるキャストにも恵まれ実に完成度の高い作品の演奏でした。木下さん 額に汗を浮かべながらのまさに 迫真の演技と歌唱です。カーテンコールでの独りで登場しての 正座しながらの拍手歓声を受ける姿がとても印象的でした。海外でのオペラ出演も今後予定されているとか 是非、更なる活躍を期待したいと思います。
2008年12月23日
コメント(2)

今日のラッシュアワー・ミュージック先月の日曜日に NHK-FM で放送された番組から今年4月に東京のオペラの森 2008での小澤征爾指揮のオペラ「エフゲニー・オネーギン」を聴く。音声だけです・・・FM放送なので当たり前ですが(笑)幸い実演を鑑賞する機会を得たオペラでしたのであぁ~ あの時の あの場面か、などと思い出しながら充分、楽しめました。歌手達の歌も良く録れており やはり皆さん熱唱です。小澤さんの澱みの無い音楽の運びも素晴らしいです。オケの音のみ硬質な感じに聴こえますが これは生で観劇したときの感想同様、オケの編成の問題と東京文化会館大ホールの音響特性の問題かも知れません。早くBS放送されるといいですね。♪**************************************************************サンデークラシックワイド -特選アラカルト-チャイコフスキー「歌劇“エフゲーニ・オネーギン”作品24」 (2時間24分25秒)タチヤーナ…(ソプラノ)イリーナ・マタエワオネーギン…(バリトン)ダリボール・イェニスオリガ…(メゾ・ソプラノ)エレーナ・カッシアンレンスキー…(テノール)マリウス・ブレンチウグレーミン公爵…(バス)シュテファン・コツァンラーリナ…(メゾ・ソプラノ)ミハエラ・ウングレアヌフィリッピエーヴナ…(メゾ・ソプラノ)マルガレータ・ヒンターマイヤートリケ…(テノール)ヘルムート・ヴィルトハーバー隊長…(バリトン)枡 貴志ザレツキー…(バス・バリトン)北川 辰彦 (管弦楽)東京のオペラの森管弦楽団(合唱)東京のオペラの森合唱団(指揮)小澤 征爾 ~東京文化会館で収録~****************************************************************** 小澤征爾 マターエワ イェニス以下は生で観劇した当時のレビューです。**********************************************************東京のオペラの森2008チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」全3幕オネーギン:ダリボール・イェニスタチヤーナ:ロクサーナ・ブリバン→イリーナ・マタエワに変更レンスキー:マリウス・ブレンチウオリガ:エレーナ・カッシアングルーミン公爵:シュテファン・コツァンラーリナ夫人:ミハエラ・ウングレアヌフィリッピエヴナ:マルガレータ・ヒンターマイヤートリケ:ヘルムート・ヴィルトハーバーザレツキー:北川辰彦隊長:枡 貴志演出:ファルク・リヒター装置:カトリーン・ホフマン衣裳:マルティン・クレーマー照明:カーステン・サンダー振付:ジョアンナ・ダッドリー小澤征爾指揮東京のオペラの森管弦楽団東京のオペラの森合唱団 2008.4.15.18:00 東京文化会館大ホール 4-L1-10プーシキン(1799-1837)の韻文小説を基にチャイコフスキー(1840-1865)がオペラとして作曲、「”オペラ”ではなく”叙情的情景”の連なりである」と作曲家自身が形容しているがウィーン国立歌劇場との共同制作による本公演、ファルク・リヒターの演出は当時のロシア色を払拭して簡素な舞台装置ながら登場人物のそれぞれに焦点を中てて動きも活発、まるで芝居を観ているような新鮮さであった。小澤さんの指揮は精力的で強弱のニュアンスも豊かで澱みのない音楽を作るもオケ・ピットの制約上かオーケストラの響きが痩せておりいささか物足りない思いもあるが個々のオケの技量は立派なもの。歌手達は総じて皆、水準以上の出来映えで特にレンスキー役を歌ったブレンチウ(T)の歌唱が一段、群を抜いた歌唱と感じた。ブリバンの代役で登場のタチヤーナ・マタエワもマリインスキー劇場で同名役(タチヤーナ)を演じているためか安定した演技と歌唱。群集たち(東京のオペラの森合唱団)も高度な演技と歌唱で素晴らしい。懐かしいベテラン歌手のヒンターマイヤーも存在感を見せた。途中幕間に20分の休憩を2回挟んで終演は9時半過ぎであったが見応え聴き応え充分のあっと言う間に時間が過ぎた。予想以上に素晴らしい上演であった。当日会場にNHKのカメラが入っておりいずれ放送(放映)されるとのこと、楽しみです。
2008年12月16日
コメント(0)

ラフマニノフ 歌劇「けちな騎士」アルベルト:リチャード・バークリー・スティール召し使い:マキシム・ミハイロフ金貸し:ヴァチエスラフ・ヴォイナロフスキー公爵:アルベルト・シャギドゥリン男爵:セルゲイ・レイフェルクス貪欲の精:マチルダ・ライサー演出:アナベル・アーデン指揮:ウラディーミル・ユロフスキ管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (2004年7月グライドボーン音楽祭歌劇場)珍しい ラフマニノフの歌劇を観た。1時間強の作品なので プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」が後半に上演されている。(NHK-BS-hi)2作品に共通の「貪欲」金で手にする権力 貪婪は破滅の香り・・・という具合で 現在の社会にも通じるテーマです。第一幕三場で構成され男性のみ5名の出演者で合唱もなし。貪欲の精(ダンサー/曲芸師)のみ女性だが狂言回し的な役割でもちろん歌わない。非常にユニークな舞台設定で後半に上演された「ジャンニ・」のように登場人物も多い賑やかな舞台と対照的。音楽はラフマニノフ特有の甘く暗いメロディが満載でドラマティックな曲の運び。「けちな騎士」すなわち男爵役のレイフェルクスの凄みのある演技と歌唱に尽きる舞台か。 最後は貪欲の精に導かれるように男爵の死を迎えて舞台の幕となります。プーシキンの原作でもちろんロシア語上演。ユロフスキ指揮のロンドン・フィルも重心の低い重々しい響きを紡いで素晴らしい。ユロフスキ この頃からパンチの効いた説得力のある解釈で頑張っています。今や、世界で売れっ子の指揮者になりました。後半に上演された「ジャンニ・スキッキ」はまたの機会に。
2008年12月14日
コメント(2)

日曜日のNHK-FM 放送から昨日、今日と通勤時に聴いた。 サンデークラシックワイド -海外コンサート- ▽アバドとムーティの芸術「夜想曲」 ドビュッシー作曲 (24分25秒) (合唱)バイエルン放送合唱団「幻想交響曲」 ベルリオーズ作曲 (54分38秒)(管弦楽)ルツェルン祝祭管弦楽団(指揮)クラウディオ・アバド ~スイス・ルツェルン 文化会議センターで収録~ <2008/8/13> (スイス放送協会提供)アバドさん、お元気でなにより。バイエルンの合唱団はいまいちの出来。******************************************************************「ミサ曲 第6番 変ホ長調」シューベルト作曲 (59分41秒)(ソプラノ)ゲニア・キューマイア(アルト)エリーナ・ガランチャ(テノール)トピ・レヘティプー 〃 ヘルベルト・リッペルト(バス)ルカ・ピサローニ(合唱)フランス放送合唱団(管弦楽)フランス国立管弦楽団(指揮)リッカルド・ムーティ ~フランス・パリ サン・ドミ・バジリカ大聖堂で収録~ <2008/5/29> (フランス放送協会提供)*****************************************************************「レクイエム]」 ヴェルディ作曲 (1時間24分15秒)(ソプラノ)バルバラ・フリットリ(アルト)ルチアーナ・ディンティーノ(テノール)ラモン・ヴァルガス(バス)トーマス・クヴァストホフ(合唱)ウィーン楽友協会合唱団(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮)リッカルド・ムーティ ~オーストリア・ウィーン 楽友協会で収録~ <2008/6/8> (オーストリア放送協会提供) こちらはムーティさんが宗教曲の大作を二つ。どちらも合唱団は良い出来です。パリとウィーンのオーケストラの特徴が良く出ていて面白い。ヴェルレクでのフリットリさん、今回も暗譜で歌われたのでしょうか、相変わらず素晴らしい歌唱です。珍しくクヴァストホフも参加しています。
2008年12月11日
コメント(2)

NHK音楽祭2008シリーズの最終回を聴いてきました。(NHKホール)************************************************************************ウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団1・シベリウス 交響詩「フィンランディア」2・シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調 諏訪内晶子(ヴァイオリン)アンコール曲 バッハ:無伴奏パルティータ第3番からラールゴ**************** intermission ************3・シベリウス 交響曲第2番ニ長調アンコール曲 シベリウス:クオレマから「悲しいワルツ」 2008.12.8.19:00 NHKホール 3-L5列NHK音楽祭 魅惑のバイオリン 魂のコンチェルトと題した4回シリーズの最終回、諏訪内晶子を迎えてのシベリウスが やはり聴きものであった。ヴァイオリンの技巧をひけらかす訳でもなく むしろ淡々とした表情ながら なかなか陰影に富む表現を見せた。エンジ系のロングドレスでの登場。アシュケナージ指揮のフィルハーモニア管は生では初めて接するオーケストラだが春に聴いたBBCフィル(ノセダ指揮)と似た感じの音色でカラヤン時代のLPで知る頃に比べてオケの精度は並クラスか。NHKホールの巨大なステージ一杯にオケ楽員を配置したため響きに密度が不足したのも原因かも知れません。逆に前回聴いたコンセルトヘボー管はステージ前面のみに配置して分厚い音楽を奏でていたのと対照的。アシュケナージさんとフィルハーモニア管は永年のお付き合いやや癖のある彼の指揮棒にぴったり合わせていたのは流石と感じた。
2008年12月09日
コメント(0)

東京交響楽団第562回定期演奏会を聴いた。(サントリーホール)ジョン・アダムズ作曲 オペラ「フラワーリング・ツリー*花咲く木」以下 写真と案内文は東響ホームページから引用。= あらすじ・概要 =インドのある町に貧しい二人の娘と年老いた母が住んでいた。ある日、美しい妹クムダが、自身の持つ不思議な力で花が咲く木に姿を変え、姉がその花輪を売ってお金を得ることを思いつく。ある日、クムダが“花咲く木”に変わるのを、王子が見ていて妻にしたいと見初める。まもなく王子とクムダは結婚し、王子は目の前でクムダが花の木に変身するところを見て喜ぶが、二人の生活は愛のないものであった。ある日、王子の姉はクムダの美しさに嫉妬し、クムダを王宮裏で木に変身させ、枝を折って置き去りにしてしまう。人の姿に戻れず苦しむクムダと妻を失い、悲しみにくれる王子。長い時が過ぎたある日、クムダの歌声を聞いた王子は妻を見つけて救い出し、人の姿に戻す。王子はそれまでの自分を改め、二人はその後、愛に満ちた幸せな生活をおくった。= 「フラワリング・ツリー*花咲く木」~オペラを彩るダンサー達 =「フラワリング・ツリー*花咲く木」では3人のダンサーによる舞踊も、このオペラの見どころの一つ。 語り部、主役クムダ、王子の3人の歌手にはつねにこのインドネシア舞踊の3人が寄り添います。57年もの経歴を誇るルシニ・シディ、マドンナのツアーにも出演するエコ・スプリヤント、世界中の舞踊シーンで活躍するアストリ・クスマ・ワルダニ。その鍛え抜かれた身体による巧みな心理表現にもご注目ください。さてコンサート・レビューです アダムズ セラーズ 大友大友直人指揮東京交響楽団第562回定期コンサートマスター:大谷康子1・ジョン・アダムズ 「フラワリング・ツリー * 花咲く木」 (全2幕、日本初演、セミ・ステージ形式)演出:ピーター・セラーズクムダ:ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)王子:ラッセル・トーマス(テノール)語り部:ジョナサン・レマル(バス・バリトン)舞踊:ルシニ・シディ エコ・スプリヤント アストリ・クスマ・ワルダニ合唱:東響コーラス合唱指揮:有村祐輔 2008.12.6.18:00 サントリーホール 1階18列J・アダムズ&セラーズの共同コラボ、前回2003年「エル・ニーニョ」に続く東響による日本初演「フラワリング・ツリー*花咲く木」は2006年ウィーンでの初演以来、ラトル&ベルリン・フィルでもコンサート形式で演奏されている。本日のソリスト、舞踊メンバーなども殆ど初演以来のスタッフでの再演。ステージ後方に高台のステージが設けられて登場人物たちが出入りしながらの演出、東響楽員、東響コーラスは全員黒尽くめの衣装であくまで黒子役の意味か、ピーター・セラーズの演出は特段の舞台装置の用意はないが3人の舞踊家が歌手たち(登場人物)の動きや心理状態をジャワ舞踊で表現するのとホール2階P席に陣取る東響コーラスがやはり物語のアクセント役になり、ややもすると平板になりがちな音楽を見事に引き締める役割を果たした。アダムズの音楽も現代音楽にありがちな難解なものではなく親しみやすい旋律も随所に現れており それらを大友率いる東響オケが毅然とした演奏で紡いでゆくさまが実に素晴らしい。初演以来世界中で何度も再演されているのも肯かせる作品。ホール聴衆からは惜しみない拍手がいつまでも続いた。演出のセラーズさんが舞台上で一番の満面に笑みを浮かべた表情が印象的、尚アダムズさんの上演立会いはなかった模様。
2008年12月08日
コメント(0)

藤原由紀乃 ピアノ・リサイタル<マックス・レーガーとラフマニノフの夕べ>~1873年生まれの2人の世界~1. M.レーガー 7つのキャラクター・ピース作品32 第1巻2. S.ラフマニノフ 6つの練習曲集「音の絵」作品333. S.ラフマニノフ 9つの練習曲集「音の絵」作品39 上記のプログラムが当初の予定でしたが当日に出演者の都合により全く別のプログラムに変更となりました。以下↓1・J・S・バッハ 半音階的幻想曲とフーガ 二短調BWV9882・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」OP53************* intermission **************3・ブラームス パガニーニの主題による変奏曲 イ短調OP35 第1巻&第2巻 一部のプログラムの変更はよくある話だが当初予定のすべてのプログラムを変更するのは珍しいことで よほどの事情があったのか、藤原さん 予定の曲を終えてアンコールを曲目の紹介をしながら3曲演奏されたが 最後までプログラム変更の説明はなかったのが不可解。ラフマノノフ「音の絵」を楽しみに来たので かなり気落ちして臨んだコンサートではあったが さすがに藤原さんの楷書的というか正確なピアノ・タッチとffでも濁りの無い強靭な響きとpppでの揺れ動くようなニュアンス豊かな表現など 特に後半に演奏されたブラームスでそれを感じた。アンコールにドビュッシーの「水の戯れ」&「水の精」そしてバッハのゴルドベルクから「アリア」が奏された。どれも宝石の如くキラキラと輝いた素晴らしい演奏。後半は最後尾に近いP列51番に移動、音量的に遠くなるもののバランスの良い響きを感じた。ヴァイオリンはともかくピアノ演奏は中央通路から後ろの席で聴くほうがベストのようです。 2008.12.5.19:00 東京文化会館小ホール D列28番&P列51番
2008年12月06日
コメント(0)

今日は久しぶりに藤原由紀乃さんのピアノを聴く。20歳でロン・ティボー国際コンクールで優勝を遂げたがその後、恩師であるドイツに住むシュタードゥラーさんの看病を長い事努められて一時は第一線の舞台から離れていた。今は日本で結婚もされて本格的な演奏活動を続けている。藤原さん、ベーゼン弾きとしても有名ですが今や恩師亡き後のツイーグラーの教えの第一人者としても知られるところ。 いわゆる ”魂の耳で奏でる自然なピアノ奏法”のこと。藤原さんは几帳面な挨拶のステージ・マナーに加え、まさしく力みの無い素直なピアノの響きが深い感動を与えてくれる数少ないピアニスト。今夜のプログラムは凝ったもので1973年生まれの二人の作曲家にスポットを中てたものでマックス・レーガー 7つのキャラクター・ピースセルゲイ・ラフマニノフ 「音の絵」の作品33、と作品39の両方が演奏される。 (東京文化会館小ホール)
2008年12月05日
コメント(0)

ユリア・フィッシャー『フランクフルト・コンサート』 クラシカ・ジャパンの放送番組から 英国グラモフォン誌で「2007年アーティスト・オブ・ジ・イヤー」に選ばれた若き美人ヴァイオリニストがヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲のソロを一晩で弾いた。ヴァイオリンもピアノも一流の腕を持つ彼女の魅力が満載。指揮のピンチャーは1971年生まれのドイツの若手作曲家。管弦楽はドイツの国家的プロジェクトとして国内の音大生を中心に構成されるユンゲ・ドイツ・フィルところでユリア・フィッシャーは1983年ドイツ生まれ。4歳からヴァイオリンとピアノを始め、レオポルド・モーツァルト音楽院、ミュンヘン音楽アカデミーでヴァイオリンを学ぶ。95年ユーディ・メニューイン国際コンクール、96年第8回ユーロヴィジョン若手演奏家コンクールなど数々の国際音楽コンクールを、ヴァイオリン部門とピアノ部門で優勝している。さて当日に演奏された曲目は1・R・シュトラウス:交響詩『ドン・フアン』2・サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調3・グリ-グ:ピアノ協奏曲イ短調4・R・シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』演奏会用組曲[ヴァイオリン&ピアノ]ユリア・フィッシャー[指揮]マティアス・ピンチャー[演奏]ユンゲ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団[収録]2008年1月1日アルテ・オーパー・フランクフルト (約1時間50分) 。。。フィッシャーのヴァイオリンについては むろん異論のないどころかサン=サーンスの協奏曲を艶やかにたっぷりの音色で奏でて文句なし。ヴァイオリンからピアノへ変えてのグリーグの協奏曲、序奏も堂々とした出だしで危なげなしであったが曲が進むにつれややオケとの呼吸が合わない場面もみられ、それと若干細かいパッセージを弾き飛ばした箇所も散見されたが然しながらピアニストとしてもコンサートの場数を踏めば問題はないでしょう。凄い才女が現れたもんだ。!ピンチャー指揮するユンゲ・ドイツ・フィルも学生オケながら名手ぞろいで勢いに任せるばかりではなく繊細な表現も見られた特に「ばらの騎士」組曲において。
2008年12月01日
コメント(4)
全13件 (13件中 1-13件目)
1

